デジタル遺産とは、スマホ内の写真、ツイッターやフェイスブックなどのインターネット上財産の事です。しかし、デジタル遺産の放置によって時に遺族に迷惑がかかる事も。デジタル遺産の問題や管理ポイントをお伝えします。
- 【動画で解説!】デジタル遺産とは?整理と管理の方法をご紹介 まとめ
- デジタル遺産とは
- デジタル遺産がトラブルになる理由
- デジタル遺産の生前整理は「リスト」を活用しよう
- デジタル遺産を遺族が整理する方法とコツ
- どうしようもないときは専門の業者に依頼する
- デジタル遺産対応の業者 サービスと料金相場
- 安くて評判の良い業者を探す方法
- 終わりに
【動画で解説!】デジタル遺産とは?整理と管理の方法をご紹介 まとめ
デジタル遺産とは
デジタル遺産とは、インターネットの中にある自分だけの財産のことです。スマホ内の写真、ブログ、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどのパソコン内の情報、ドロップボックス、アップしたYouTube動画などすべてがデジタル遺産になります。日常生活における日記や手紙のようなものですね。
お金や貯金通帳や有価証券に替わるデジタル遺産ではインターネット証券の口座の株式やFX口座があります。これからの時代は、遺産整理と言った時には部屋の中のアイテムだけではなく、スマホ、タブレットやパソコンの中身もチェックしなければいけないようです。
デジタル遺産がトラブルになる理由
最近の遺品整理問題では、デジタル遺産が相続におけるトラブルメーカーとなっています。その理由をいくつかあげてみましょう。
1.有料サイトの会員
一つ目は、有料会員になっているサイトが退会せずに放置されてしまうことです。死後数か月経過後、遺族が故人の郵便物を整理し始めた時に発見されることが多いようです。放置すればするほど、月額利用料がかさみます。
2.ネット証券やFX口座
二つ目は、株式やFXなどの金融取引です。株式での普通取引なら元金を超える損失はありませんが、遺族としてはせっかく大金があったのに生前に株取引をしていることを知らされていなかったために永遠放置ということも。
さらにFXなら大変です。FXのレバレッジ取引では、証拠金という元金の25倍まで掛金を引き上げることが出来ます。その結果、損失を出せば相続財産だけでは不足してしまい、借金をしたりしなければいけないことも。「たかがデジタル遺産、されどデジタル遺産」のようです。
3.〇〇ペイなどスマホ決済
最近特に問題になっているのが、〇〇ペイなどのスマホ決済サービスです。スマホを財布の代わりに使う人が増加しており、それに伴い個人のスマホ内にある財産を相続するためにしたいという需要の増加が予想されます。
〇〇ペイを相続するには、まずスマホのロックを解除した上で、それぞれのサービス会社に問い合わせをすることが必要になります。きちんとこのようなデジタル遺産も整理しないと、気づかないで初期化してしまい、スマホの中の財産を失ってしまうというケースもあります。
4.暗号資産(仮想通貨)
故人が暗号資産(仮想通貨)を国内の取引所に保管している場合、取引所に相談すれば、遺族は換金した暗号資産を手にすることができます。
しかし、個人で管理している場合、パスワードがわからない状態では遺族が暗号資産を手にすることはできなくなってしまいます。さらに、パスワードはわからないが所有していることはわかるという状態の場合、相続対象に含まれ、相続税が発生する可能性もあります。
デジタル遺産の生前整理は「リスト」を活用しよう
デジタル遺産を生前に整理するポイントは、利用サービスのアカウントのID・パスワードリストを作っておくことです。そうすることで、自分の死後に遺族がひと目で分かるからです。
【デジタル遺産リストに載せる情報】
- PC,スマホなどのパスワード
- ネット証券やFXなどのアカウント
- 有料サービスのアカウント
- インターネットバンキング口座
- 仮想通貨やスマホ決済サービスの情報
エンディングノートなどの財産の欄に上記のような情報を記載しておきましょう。
リスト作成はかなり面倒だと思われた方もいらっしゃるかも知れません。しかし、遺族に余剰財産を与えることが出来ますし、迷惑防止にもなります。もし、毎日インターネットを使っていたのにユーザー名やパスワードをまったく記録していない場合でも安心です。
デジタル遺産を遺族が整理する方法とコツ
先ほど紹介したように、デジタル遺産は、整理しておかないと後々大きなトラブルになることがあります。では、デジタル遺産をどのように整理すればよいのでしょうか。いくつか整理をする上での方法とコツをご紹介します。
・パスワードの解除
デジタル遺産にアクセスするためには、まず故人のスマホやパソコンのパスワード解除をする必要があります。このスマホ・パソコンのパスワードがわからずに困ってしまうケースも多いです。
まずは、パスワードやアカウント、IDのリストが他の遺品の中に紛れていないかを探しましょう。ウェブ上のサービスのパスワードの場合は、メールアドレスがわかればパスワードを初期化することもできます。
スマホやパソコンのパスワードがわからない場合、故人や家族の名前や誕生日、好きだった有名人やキャラクターなどを試すことも有効ですが、一定回数パスワードを間違えると端末自体がロックされてしまいます。
・サービスの解約
デジタル遺産によるトラブルを避けるため、故人の加入していたサービスの中でも、有料のサービスや、定期的に料金が発生するものを確認し、必ず解約するようにしましょう。
まずは、HDDの中身やメール、ブックマークなどを確認しましょう。また、銀行口座の引き落としの履歴やクレジットカードの記録などを確認することで、入会した有料サービスが分かります
【確認すべきサービス】
- FX・株などのアカウント
- クックパッドやYouTubeなど趣味のサービス
- 食品・食材の定期宅配
- NetflixやHulu、Amazon primeなどの動画配信サービス
- 車の定額利用サービス
どうしようもないときは専門の業者に依頼する
今は、デジタル遺産における遺品整理のスペシャリストがいる時代です。スマホやパソコンを預けることで、デジタル遺産にかかわるユーザー名やパスワードの調査や解除に対応しています。
デジタル遺産の対応ができる安心業者の料金やサービスを見てみる
デジタル遺産対応の業者 サービスと料金相場
遺品整理業者の中には、デジタル遺産のパスワード解除やアカウント解約などの手続きを代行サービスも行っている業者もいます。
具体的にはどのようなサービスを行ってくれるのでしょうか。まずは対応できるサービスをご紹介します。
デジタル遺産に関する遺品整理業者のサービス
【PCに関するサービス】 |
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【アカウント整理のサービス】 |
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【スマホに関するサービス】 |
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他にも、写真の整理・スマホの廃棄などデジタル遺産にかかわる様々なサービスを受け入れています。
一般的なデジタル遺品 整理サービス | |
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パソコンのパスワード解除 | 18,000~35,000円 |
写真データ取り出し | 約8,000円 |
動画データ取り出し | 12,000~15,000円 |
アドレス帳データの取り出し | 約5,000円 |
ネット上のID,パスワード一覧 | 15,000~28,000円 |
PCに関するその他のサービス | |
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動かなくなったパソコン復旧 | 15,000~20,000円 |
パソコンの強制初期化 | 約20,000円 |
パソコンの廃棄 | 5,000~8,000円 |
スマホに関するサービス | |
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スマホのパスワード解除 | 20,000~50,000円 |
スマホの初期化 | 約10,000円 |
スマホ内のデータの取り出し | 20,000~28,000円 |
アカウント整理サービス | |
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SNS退会、アカウント削除 | 約18,000円 |
証券・FXなど電子資産の確認 | 18,000~20,000円 |
ブログ等の閉鎖、バックアップ | 約10,000円 |
業者ごとにオプションサービスや料金が異なるため、見積もりをしっかり出してもらうようにしましょう。費用を抑えるためにも最低3社に相見積もりを依頼することがおすすめです。
安くて評判の良い業者を探す方法
遺品整理を業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な人の遺品を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいというご要望もあるでしょう。私たちみんなの遺品整理は「安心×低価格×高品質」なサービスを多くのユーザー様に届けたいと考え、以下のサービスを提供しています。
「みんなの遺品整理」では、全国に10,000社以上いるといわれる遺品整理業者の中から、【回収した遺品を法律にそって処分しているか・過去のクレームや追加料金の請求をしたりしていないか・電話対応や接客レベルが一定を超えているか】などを審査し、厳選して掲載しています。ご安心ください。
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遺品整理業者の審査基準について
また当サイト「みんなの遺品整理」は、遺品整理士認定協会と提携しており、遺品整理士が在籍する業者のみをご紹介しています。またご紹介する業者はすべて厳しい加盟審査をおこなっております。
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など気軽にご相談くださいませ。業界歴9年以上の業界知識の豊富なスタッフが回答いたします。
終わりに
ポイントは、サイトユーザーになったその日にサイト名、ユーザー名、パスワードをリスト化しておくことです。リストが見つからない遺族は、デジタル遺産業者にお願いすれば新しい遺品が発見されるかも知れません。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案をいたします。