特殊清掃の現場に虫が発生する理由や害虫の種類について解説します。

孤独死が起きた部屋やゴミ屋敷など、様々な種類の害虫が発生する特殊清掃現場。害虫を放置すると、多くの弊害に繋がります。

特殊清掃時の害虫駆除の必要性やメリットについても触れているので、ぜひ参考にしてください。

【虫画像ナシ】 特殊清掃現場に発生する害虫の種類や弊害、対策方法

ご実家のお片付けにお困りですか?

みんなの遺品整理では、全国887社優良遺品整理業者から
複数業者の相見積もり・全国即日対応可能

あなたの地域の業者はいくら?希望に合う業者を探す

みんなの遺品整理 お客様相談窓口

相談無料

  • 複数見積もり可(最大3社)
  • 買取対応などの相談も◎
  • 即日・最速対応業者をご案内

特殊清掃の現場に虫が発生する理由

特殊清掃の現場に虫が発生する理由はケースごとに異なります。原因が異なれば対策も変わるため、それぞれのケースをチェックしてみましょう。

孤独死が起きた部屋

孤独死が起きた部屋では遺体の発見までに時間がかかることがあります。

一定以上の時間が経過することでハエなどの害虫が遺体に卵を産み付け、虫が大量発生します。特に夏季や温度の高い部屋では、発生量も増加します。

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷に虫が発生する理由は、害虫のエサとなる生ゴミや汚れが豊富にあるためです。

また、物が溢れた環境は虫の隠れ家にも最適。床一面が物で覆われていたり、古いゴミが放置されたりしているゴミ屋敷は害虫が発生しやすい環境です。

腐敗した生ゴミの臭いを嗅ぎ付け、害虫が発生するケースもあるでしょう。

空き家

空き家は長年清掃や換気をしていない場合が多く、ホコリやカビを餌とする害虫が発生しやすい環境です。

また、長期間水道利用がないと、水道管が持つ害虫の侵入を防ぐ役割が機能しません。結果、外部から害虫が侵入してくることも。

第三者が不法投棄した生ゴミに引き寄せられて虫が湧くケースも多いようです。
 

特殊清掃の現場に発生する害虫の種類

ウジ虫・ハエ

ウジ虫とはハエの幼虫時期を指しています。ウジ虫が大量発生している場合、状況はかなり深刻です。

ハエが食べ物などにたかるのに対して、ウジ虫は排せつ泄物や腐乱肉などに湧きます。トイレに残った排せつ泄物にウジ虫が湧くことも。

また、発見までに時間を要した遺体にウジ虫が大繁殖することもあります。

チャタテムシ

チャタテムシは、主にゴミ屋敷や空き屋で見られる害虫です。体長は1~2mmほどで、主にカビを食べて増殖するのが特徴。

そのため、カビが発生しやすいジメジメとした場所に好んで生息します。段ボールに住み着いているチャタテムシが屋内に入ることもあるようです。

特殊清掃の現場では、畳のある和室や古い本を収納している本棚などにビッシリ付着していることも。

ヒメマルカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシは、ゴミ屋敷の特殊清掃の際に頻繁に見られる害虫。成虫は茶色で幼虫はピンク色の見た目をしています。

かつおぶしや穀物類、羊毛やシルク素材の衣類や絨毯などを好むのが特徴。屋内では、タンスやクローゼット内の衣類に多く住み付いています。

ゴキブリ

害虫の代表格とも言えるゴキブリ。ジメジメとした通気性の悪い場所を好み、雑食性かつ生命力が非常に高いです。

食べかすや段ボールなど何でも食べてしまうため、場所を問わずにどこでも繁殖します。

また、玄関や窓など日常的に開閉する場所はもちろん、室外機や排水溝などのわずかなすき間からも侵入します。

死出虫(シデムシ)

死出虫は甲虫目の虫で、成虫・幼虫ともにウジ虫や死肉などを食べています。死肉を好み、死体があると出現する生体から、死出虫という名前が付けられました。

日本では北海道から九州まで広く分布しています。

害虫が引き起こす弊害

害虫が発生する理由や種類について解説しましたが、放置しておくと様々な弊害を引き起こします。害虫に起因して起こり得るトラブルをご紹介します。

健康被害

害虫を放置すると、健康被害を受けることがあります。

種類にもよりますが、基本的に排水溝や生ゴミなど不衛生な場所に住み着いているため、様々な病原菌を持っている可能性があります。

中には、重篤な健康被害を及ぼす大腸菌やサルモネラ菌のような病原菌を持っているものも。

また、害虫の死骸やフンにより、喘息や気管支炎、皮膚のかゆみや湿疹などの症状に見舞われる可能性もあります。

近隣トラブル

害虫を放置して繁殖が進むと、近隣にも被害を及ぼします。近隣の住宅にも害虫が発生し、トラブルに発展するケースも少なくありません。

不衛生なゴミ屋敷に隣接する住宅には、高い確率で大量のゴキブリが生息してしまうとも言われているほど。

マンションやアパートのような集合住宅においては、排水管を経路として害虫が移動し、全戸に影響が及ぶ可能性もあるでしょう。

建物への被害

害虫を放置することで、虫の死骸やフンも増えます。死骸やフンが原因で建物を汚したり、悪臭がこびりついたりと建物に被害が及ぶ可能性もあるでしょう。

通常のハウスクリーニングでは汚れや臭いを落としきれず、フローリングやクロスの張り替えなどが必要となるケースも。

一軒家の場合は、シロアリによって梁や柱が食い荒らされ、家屋に重大なダメージを与えることもあります。

虫の増殖

害虫を放置すると、繁殖して虫の数がさらに増えます。単に虫の数が増えることはもちろん、種類も増えてしまいます。

例えば、ハエが飛来し産卵後にウジ虫が発生します。その後、ウジ虫をエサにする害虫が発生するといった具合です。

ゴキブリが増えて、それをエサにするネズミが寄ってきてしまうことも。家屋という狭い空間の中でも食物連鎖が起き、害虫がどんどん増えてしまうのです。
 

害虫駆除をプロに依頼するメリット

特殊清掃の場面で発生する害虫は、個人の方が対応できる範囲を超えているケースがほとんです。ただ、費用や手間などから足踏みをされる方もいらっしゃいます。

ただちに業者依頼をすべき魅力をご紹介します。

スピーディーな対応

害虫駆除のプロは仕事が非常に早く、スピーディーに害虫を駆除~清掃まで完了してくれます。

一方、市販の殺虫剤や洗剤など用いて自ら対応する場合、膨大な時間を費やしてしまいます。多くの現場を経験し、技術を持つ専門家はやはりスピードが違います。

適切な害虫駆除ができる

専門家は、害虫駆除に関する専門知識とノウハウ、技術を持ち合わせています。害虫の種類別に適した方法を用いて、確実に駆除することが可能。

自身で駆除をした場合、適切な対処ができず、再度害虫が発生してしまうこともあるでしょう。また、害虫駆除の過程で健康被害を受ける可能性もあります。

知識と経験豊富な専門家に任せることで、適切かつ安心・安全な害虫駆除ができるでしょう。
 

特殊清掃業者を選ぶ際のポイント

害虫によって被害を受けた家屋の清掃に特化している特殊清掃業者。実に多くの業者があるため、どこに依頼するべきか迷う方も少なくないでしょう。

数多くの特殊清掃業者野中から、安心して依頼できる業者を選ぶためのポイントをご紹介します。

実績や評判

実績や評判をチェックすることで、より良い特殊清掃会社を選ぶことができます。

実績をチェックするには、まず会社の公式ホームページを見てみましょう。実績のある会社であれば、施工例が豊富に掲載されています。

また、実際に依頼したユーザーからの評判や口コミをチェックすることもおすすめ。

特殊清掃業者の口コミは「みんなの遺品整理」でも検索できます。実際に依頼した方の口コミを多数掲載しているので参考にしてください。

 

口コミをもとに
特殊清掃業者を探す
 

金額

金額は業者選びを左右する重要なポイント。詳細な見積もりや料金表の有無も考慮して業者を選びましょう。

特殊清掃業者への依頼は何度も経験するものではありません。そのため、費用感が分からないという方がほとんど。

料金表があったり、細かく見積もりを出してくれたりする業者を選ぶのがおすすめです。

技術力

しっかりとした技術力を備えているかもチェックすべきポイントです。

特殊清掃の場合、汚れや強烈な腐敗臭を完全に除去する必要があります。技術力に乏しい業者に依頼してしまうと、清掃後に再度害虫が発生してしまうことも。

不測の事態を防ぐためにも、業者の技術力はしっかりと見極めましょう。

近隣への配慮

なるべく目立たないようにスピーディーに作業するなど、近隣住民にも配慮ができる業者かどうかも重要です。

特殊清掃の依頼者には、親族の孤独死やゴミ屋敷の清掃など、他人に知られたくない背景がある場合がほとんど。

そのため、依頼者の気持ちに寄り添ってくれる、配慮の行き届いた業者は高い人気を誇っています。

不動産会社への対応有無

賃貸物件の場合には、不動産会社や大家との交渉を代行してくれる業者を選ぶのもポイントです。

不動産会社に対しては、原状回復費用などの交渉はもちろん、大前提として特殊清掃を行う必要が発生した旨も報告しなければいけません。

交渉を代行してくれる特殊清掃業者を選べば、労力や精神的な負担の軽減にもなるでしょう。

リフォーム対応の可否

特殊清掃〜リフォームまで一貫して行える会社を選ぶのも重要です。

家屋の損傷がひどかったり、強い臭いが染み付いてしまったりしているケースではリフォームが必要になることもあります。特殊清掃後に改めてリフォーム会社を見つけるとなると、心身ともに負担になるでしょう。

リフォームまで対応できる特殊清掃業者は下記からも探せるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

リフォーム対応ができる
特殊清掃会社を探す



 

まとめ

特殊清掃の現場に虫が発生する理由や害虫の種類、弊害について解説しました。

多くの場合、特殊清掃の対象となるお家には、虫のエサや隠れ家となる場所が豊富にあります。

虫の種類も様々なので、ウジ虫やゴキブリなど、あらゆる害虫が発生するでしょう。放置すると健康被害をはじめとする様々な弊害を引き起こすので、早い段階で特殊清掃業者へ依頼することをおすすめします。

「みんなの遺品整理」では、エリアや希望条件別に特殊清掃業者を検索可能。実際に依頼した方の口コミや評価も確認できるので、心強い判断材料にもなるでしょう。

特殊清掃を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

「みんなの遺品整理」で
特殊清掃業者を探す

 

【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案をいたします。

ご実家のお片付けにお困りですか?

みんなの遺品整理では、全国887社優良遺品整理業者から
複数業者の相見積もり・全国即日対応可能

あなたの地域の業者はいくら?希望に合う業者を探す

みんなの遺品整理 お客様相談窓口

相談無料

  • 複数見積もり可(最大3社)
  • 買取対応などの相談も◎
  • 即日・最速対応業者をご案内