いつか片付けようと思いつつ、家の中が不用品だらけのまま放置している人は多いのではないでしょうか。気がつけば高齢になり、片付けるのも一苦労という事態もよくあります。そうなる前に書籍などで話題の整理法、「老前整理」をすることが効果的です。この記事では、老前整理のやり方や費用について解説します。

老前整理のやり方と費用を解説!

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老前整理とは

老前整理とは、株式会社くらしかるの代表・坂岡洋子さんが提唱した活動のことです。坂岡さんは在宅介護の現場に関わったことで、高齢者の自宅には物が非常に多いことに気づきました。そこで、高齢になる前に持ち物を整理する老前整理を考えたのです。坂岡さんは老前整理についての本を書かれています。

老前整理のメリットは、まだ体が元気なので無理なく整理ができることです。記憶がはっきりしているため、どこに何がしまってあるかを思い出しやすい点も重要でしょう。老前整理を行えば、老後の負担を減らせるだけでなく、気持ちをスッキリさせて第2の人生を歩みやすくなります。老前整理は、働き盛りの40代ごろに始めるのがおすすめです。

老前整理と生前整理の違い

老前整理と似た言葉に生前整理があります。こちらも少子高齢化社会の到来によって注目されている活動ですが、老前整理とは何が違うのでしょうか。

生前整理の目的は、自分の死後に備えて持ち物や財産を整理しておくことで、家族の負担を減らすことにあります。そうすることで、相続などでのトラブルを回避したり、経済的な負担も軽くなったりするのです。つまり自分自身というよりは、家族の生活に重点を置いた整理が生前整理なのです。それに対して老前整理は、自分自身の老後の生活を視野に入れて整理をしますから、さらに一歩進んだ整理だと言えます。

老前整理のやり方 ~3つのコツ~

老前整理のポイントは、老後に使うものを中心に残し、他のものを処分することです。また、老後は体力が落ち、体が不自由になっている可能性を考慮しなくてはなりません。家の中を動きやすくするために、ものを保管する場所や家具の配置なども見直しましょう。行うべきことはたくさんありますから、以下に老前整理を行うにあたっての3つのステップを簡潔にまとめます。

コツ①:見るだけではダメ!一度収納から出してみよう

収納の中身を見直していないと、どこに何があったかが曖昧になり、それがいわゆるタンスの肥やしとなってしまいます。まずは一度出してみて、今実際に何を持っていて、何が必要で、何が必要でないのかを実際に手にとって考えましょう。

日の目を見ないものの中には壊れてしまっているものもあるかもしれません。取っておいても場所をとるだけなので、すぐに捨てましょう。また「いつか使うかもしれない」という程度の理由でものを残しておくと、整理はなかなか進みません。「なぜ」「いつ」「誰が」「どのように」使うものなのかをよく考えてください。まだ十分使えるものであっても、使う機会がなさそうなら処分しましょう。

コツ②:場所・時間を明確に決めあまり無理しない

実際に整理を始める前に、整理する場所と時間を決めておきましょう。家の簡単な間取り図があるとやりやすいでしょう。老前整理はあくまで必須の作業ではないため、ほかの日常生活に影響を与えずにやるのが鉄則です。

また、働き盛りの時期は多忙な方が多く、老前整理に対して多くの時間はそんなに取れないと思います。「一日一つの引き出し」「CDラック一列分」といったように、本当に少しづつで構いません。無理のない計画を立て、それを長く継続できるように心がけましょう。

コツ③:収納場所は最初に決め、迷ったものは「保留ボックス」へ

「捨てる」「なくす」ことだけが老前整理ではありません。最初の定義でもあったように、老前整理はその後の自分の生活を身軽にするために行うものですから、その後の生活がしやすいように整理するのが基本です。その後自分が老いても使いやすいか、ということを意識した上で、大方のものの収納場所は始める前に決めておきましょう。その際家具の配置(特に手に届く高さかどうか、など)や、電源の配線なども見直しておきましょう。ホコリが被っていて、火事の原因になる可能性もあります。

また、作業している上でどこに収納するか迷うもの、そもそも取っておくか迷うものも当然出てくるでしょう。それらは一旦「保留ボックス」なるものに保管し、一週間後、改めてそのボックスを整理しましょう。その場で決めようとしてダラダラと長い時間をかけてしまうのではなく、一度頭を冷やしてより正しい決断をすることが、早く確実に老前整理をやる近道です。

老前整理を業者に頼むといくらかかる?

老前整理を自分だけで行うのは大変な場合は、専門の業者に依頼することもできます。老前整理を専門にしている業者はもちろん、生前整理業や遺品整理業と兼業している業者もあります。それぞれ、整理作業に慣れた専門のスタッフが丁寧に整理を行ってくれるため、不用品回収業者に頼むよりも安全です。

業者に依頼する場合の料金は、家の広さや立地、整理するものの量によって大きく変動します。相場としては、2LDKなら15万円~、3LDKなら20万円~といったところです。できれば複数の業者に見積もりを出してもらい、優良な業者を選択するようにしましょう。

以下のページから、老前整理に一番近い生前整理業者の詳しい料金相場をご覧いただけます。

生前整理の料金・費用相場

安くて安心な業者を探す方法

自分や家族だけで片付けを行うのには限界があることも多いと思います。仕事との兼ね合いで時間が取れない、家が遠方で頻繁に片付けに行くことができない、思い入れのある品に対して思い切った整理ができなかったりなどです。そんな時には、プロである片付け業者に依頼することもできます。

業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な家財や思い出がつまった家を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。

老前整理や生前整理を扱う業者を、当サイト「みんなの遺品整理」では簡単に探すことができます。みんなの遺品整理」は、遺品整理士認定協会と提携しており、遺品整理士が在籍する業者のみをご紹介しています。

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終わりに

日本では少子高齢化が進み、老前整理の重要性も増してきています。老後も豊かな人生を送るためには、早い段階から準備をしておかなければなりません。老前整理はその一環なのです。まだ元気なうちに身の周りをスッキリさせて、充実した老後を送りましょう。
 

【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証一部上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

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