最近ではすっかりおなじみの言葉となった「終活」。終活とは、「人生の終わりのための活動」の略語で、前向きな気持ちで最期に向けての準備や総括をすることです。

「終活ってよく聞くけど、いつからどうやって始めればいいの?」

「終活で片付けを始めたけれど、スムーズに進まない」

通常の大掃除とは訳が違う「終活」の片付けは、なんだか難しいという印象を持つ人もいるでしょう。

この記事では、終活の片付けや荷物整理の方法、コツについて紹介します。身の回りをスッキリさせることで得られるメリットは大きいので、ぜひこの記事を参考にしながら進めてみてください。

終活の片付けの方法と荷物整理のコツ|業者に頼ってもいい?

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終活の片付けとは?

終活とは、人生の終わりを迎える準備を行うことです。具体的には、身の回りの持ち物を少しずつ減らして片付けたり、財産相続を円滑に行ったりするための計画やお墓の準備などがあります。

終活は、残された家族に迷惑をかけたくないという理由で取り組む人も多いですが、他にも以下のようなメリットがあるのです。

  • 時間に余裕が持てるようになる
  • 経済的な無駄が減る
  • 気持ちの整理ができ充実する
  • 家族と話し合うきっかけになる

特に終活の片付けは、荷物を減らし身の回りが整うのでストレスが少なくなり、前向きな思考ができるようになるでしょう。物理的に物が減るので、探し物や掃除などで時間を取られたり、不要なものを購入したりするようなことがなくなるため時間もお金にも余裕が持てるようになります。

 

①家族の負担

片付けをしないままに亡くなってしまうと、残された家族に負担がかかります。とくに遠方で別居している場合は、時間的・体力的にも大変です。

②家族の相続トラブルを防ぐ

財産の把握や整理とあわせて重要な書類などもまとめてくことで、相続の際に家族が資産を把握しやすくなります。大事な書類がないなど、家族への負担の軽減につながります。

③片付けで新たな一歩を踏み出せる

片付けを通してこれまでの人生を振り返ることができます。アルバムや日記、過去の愛用品に思いを馳せることで、新たな気持ちで第二の人生を送れるようになります。

④安全・安心な住まいに暮らせる

老後の生活を考えて「安心で安全な住環境をつくる」ことにもつながります。老化により体力が衰えた場合、室内の動線上に障害物があったり、高いところに物が積み重なっていると、思わぬケガをしてしまうことも。そのため過ごしやすい部屋のために片付けを始める人や、重くて使いづらい家具を買い替える人もいます。

 

このような点から、人生の後半を過ぎたら終活の第一歩として、荷物整理を始める人が多いのです。

終活の片付けの方法

では終活としての片付けは、どのように行えばいいのか紹介します。

人生の終わりを気持ちよく迎えるための片付けと聞くと、身構えてしまうかもしれませんが、いたってシンプルです。終活の片付けの基本的な手順は以下の通りです。

 

【終活の片付け手順】

  • 自分の持ち物を全て出す
  • 要るもの・不要なものを分別する
  • 要るものは収納・要らないものは処分する

それではそれぞれについて、詳しく解説しましょう。

1:自分の持ち物を全て出す

まずは自分の持ち物を全て出し、何を持っているのか把握することから始めます。奥にしまい込んで忘れているものなど、思っている以上にたくさんの物を持っていることに驚くでしょう。何十年と大切だと思って保管していたものも、いつの間にか不要になっているものあります。

 

ただし家中の物を全て一度に出してしまうと日常生活に支障が出ることもあるので、「今日はこの部屋だけ」「明日はこの棚だけ」などというように部分的に少しずつ行ってもいいでしょう。

2:要るもの・不要なものを分別する

まずは必要なもの・不要なもの・保留するものに仕分けをします。2年以上使用していないものは処分するなど自分の中で基準を設定するとやりやすいでしょう。

 

写真や旅行のお土産といった思い出の品は仕分けに迷う代表例ですが、段ボール2箱までにするなど自分の中でルールを決めると進めやすいです。大きなものなどは写真に撮って残すといった方法も有効です。保険証書や通帳、印鑑などの貴重品はまとめておくようにしましょう。

 

この作業を行うときに気を付けるポイントは、整理整頓をするのではなく手放すことを意識することです。また後で悔やまないためにも勢いで捨てず、迷うものは保留用の箱を用意して、ゆっくり考えましょう。

 

とはいえ、処分するべきかすぐには判断できないものも多いでしょう。悩みに悩んで手が止まってしまうことも…。そのようなときは、「保留用」の段ボールを作り、いったん入れておくことをおすすめしています。時間をおいて再度手に取ってみたら、「やはり必要なものだった」あるいは「案外処分しても差し支えないものだった」とすんなり判断がつきます。

3:要るものは収納・不要なものは処分する

必要なものは収納しますが、できるだけ生活動線を考えてスムーズに日常生活を送れるようにしましょう。基本的に収納場所には、パンパンに詰めるのではなく余裕を持たせて収納することを心がけましょう。収納しきれないのであれば、まだまだ物が多い証拠です。

 

不要なものは、自治体の分類に合わせてゴミ出ししましょう。まだ使えそうで、「捨てるのがもったいない」と感じるものは知人に譲ったり、リサイクルショップなどを利用したりすることをおすすめします。

 

後悔しない終活の片付けのコツ

終活の片付けをスムーズに行うためには、以下のコツを押さえておきましょう。

 

【終活の片付けのコツ】

  • 書類の処分は慎重に行う
  • デジタル資産の整理も忘れずに行う
  • 1~2年ごとに見直す
  • 体力があるうちに始めておく
  • 自分でやるのが難しい場合は業者に依頼してもOK

 

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

書類の処分は慎重に行う

かさばってスペースを取るものの一つに書類がありますが、薄い紙一枚がとても重要で取り返しのつかないケースがあるため、一枚一枚確認しながら処分してください。

 

特に再発行できないものや、金融・保険・不動産関連は要注意です。他の紙に紛れてしまわないようにしましょう。上記のような資産価値のある書類は、置き場を決めて1カ所にまとめておくことをおすすめします。

 

財産目録やリストにまとめておくと良いもの。

・預金口座の銀行名・預金額

・株券などの有価証券

・加入している保険の内容

・所有不動産

・借金・ローンの額

・個人的な金銭の貸借

 

デジタル資産の整理も忘れずに行う

デジタル資産とは、例えば、ネット証券やFX、SNSのアカウント、インターネットバンキング、仮想通貨などを示します。

本人以外が情報を変更することが難しいものは、きちんと整理しておきましょう。もちろん今すぐ削除・解約するという意味ではなく、パスワードや自分の死後の処理方法をノートにまとめておくなど万が一のときに備えておくといいでしょう。

 

デジタル資産は遺族であっても処理が難しく、デジタル遺品としてそのまま放置してしまうと、情報が悪用されるなどのトラブルに巻き込まれることもあるので、注意が必要です。

 

整理すべきインターネット上の情報

・パソコンやスマホのデータ

・SNSのアカウント

・ブログ、ホームページなどのデータ

・ネットショップやオンライン有料サービスのアカウント

・毎月定額で利用している有料サービス

・ネット金融の口座(銀行・証券・FX・仮想通貨/暗号資産など)

特に、お金に関わるアカウント・口座は注意して整理を行わないと、後のトラブルになります。インターネットが当たり前となった現代だからこそ、きちんと事前に整理しておきたいものですね。


「デジタル遺品」とは?対策や注意点はどうすればよい?

 

1~2年ごとに見直す

自分の気持ちや取り巻く環境は年々変化していくものです。最初に終活の片付けを始めたときには必要だと思っていても、数年経てば不要になるものも出てくるでしょう。また新たに購入したものや頂き物などもあるかもしれないので、見直しをするたびに断捨離できるものを発見でき、よりスッキリとさせることができます。

 

思い出のつまったものは残しておく方がよいですが、ここ数年着ていない衣類や、使わなくなった食器類、古くなった家具・家電類は思い切って処分してしまいましょう。またベランダや庭、屋根裏部屋、物置や倉庫がある場合は、そちらの整理もあわせて行いましょう。

 

体力があるうちに始めておく

終活と聞くと70代くらいから始めればいいと思われがちですが、足腰がしっかりしていて体力があるうちに始めることをおすすめします。50〜60代から少しずつ始めるといいでしょう。長年にわたって増えた身の周り品を片付けるのは簡単なことではありません。時間も掛かれば体力もいることです。

 

家族に負担をかけすぎないためにも、自分で動けるうちに終活の片付けを始めましょう。

 

自分でやるのが難しい場合は業者に依頼してもOK

あまりに物が多く自分では手に負えない、大きな荷物を運び出すことが一人ではできないという場合や、どうしても捨てられないという場合には、終活の片付け専門である、「生前整理業者」に依頼することもできます。

これまで押し入れの奥に眠っていて日の目を浴びなかったような品でも、現物を見るとどうしても愛着が湧いてしまい捨てられないという方もいるでしょう。

生前生理業者に依頼すれば、

・重くて大きな荷物の搬出と回収

・不用品の仕分け

・家財の買取や査定/鑑定

・貴重品(重要書類・形見)の捜索

なども任せることができます。

また終活の片付けにあたっての悩みや不安に寄り添いながら「これは残しておいてほしい。」「大事な書類や形見を探してほしい」という希望にそって、丁寧に作業をしてくれます。

業者に依頼する際は事前に見積もりを取り、後から上乗せ料金などがないことを確認しておきましょう。

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まとめ

終活の片付けは整理整頓するだけではなく、物を積極的に手放す必要があるため、難航しがちです。ゆっくり時間をかけながら早めに始めることで、無理なく終活の片付けを進めることができるでしょう。

思っている以上に自分の持ち物が多いため、手に負えないと感じる人もいるかもしれません。終活としての片付けや荷物整理を代行できるプロの業者の手を借りることも選択肢の一つとしておすすめですよ。

【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

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