実家や自分の部屋がゴミ屋敷となってしまった場合、どうしたらよいのでしょう。ゴミ屋敷というと業者に頼んでなんとかしてもらうというイメージもありますが、お金をかけずに、自力で片付けることはできないのでしょうか。ここでは、ゴミ屋敷の片付けを自力でするコツを紹介していきます。

自力でゴミ屋敷を片付ける方法とコツ

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ゴミ屋敷を自力で片付け・掃除できる基準

一口に「ゴミ屋敷」と言っても、様々なパターンがあります。まずは部屋の現状把握から始めてみましょう。

自分で掃除・片付けできるケース

  • 間取りがワンルームや1Kである
  • 特定の1部屋だけがゴミ屋敷となっている
  • なんとか生活はできる状態である

いわゆる「足の踏み場もない」状態でゴミが散乱しているのでなければ、1人でも1日から2日ほどで片付けることが可能です。

日数を要するが自力で掃除できるケース

  • 間取りが2Kから3DK程度
  • キッチンやお風呂などの水回りが使用可能

自力での作業が難しいケース

  • 4DK以上や一戸建て
  • 水回りが使用不可能な状態
  • 室内だけでなく庭や屋外にもゴミが溢れている

この場合には家族や友人などから3人以上のお手伝いをしてくれる人を確保したいところです。また水道はゴミ屋敷の清掃において必須です。使えない場合は業者に依頼して工事してもらう必要があります。

もしゴミがあることで人を呼ぶのが恥ずかしかったり、手がつけられないほどゴミがあふれてしまったりしている場合は片付けの専門業者に相談してみるのも良いでしょう。設備の修理や処分するゴミ収集の手配などすべて行ってくれます。

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ゴミ屋敷の片付けに必要な道具

ゴミ屋敷の片付けに必要な道具には、次のようなものがあります。

1.軍手・マスク

片付けている最中はホコリが舞うので、マスクは必需品です。悪臭がひどい場合、臭いも軽減してくれます。

また素手で片付けると、思わぬところで指などを傷つけてしまいがちなので、軍手も用意します。手のひらにゴム製のすべり止めが付いているタイプがオススメです。

2.作業服・エプロン

作業服といっても、わざわざ購入する必要はなく、動きやすく汚れてもいい服装であれば問題ありません。

3.殺虫剤

ゴミが多い場合、ゴキブリやハエなどの害虫が潜んでいる確率が高いため、作業前に一度殺虫剤を噴霧しておきます。このとき、霧状のタイプの殺虫剤が効果的です。

また、整理をしている際に出てきた虫には、ピンポイントで噴射できるスプレータイプの殺虫剤がいいでしょう。

4.ゴミ袋

市区町村の自治体指定のゴミ袋がある場合はそれを使いましょう。整理途中で足りなくなることも予想されるので、多く買っておくことをおすすめします。

もし自治体指定の袋がない場合は、丈夫で破れにくい袋を使いましょう。先が尖ったものや刃先があるものを捨てるときのために、新聞紙や古紙などを用意しておくのも忘れずに。

5.紐・ガムテープ

雑誌や新聞などの梱包には、紐があると便利です。梱包用の長いビニールテープを何巻か用意しておくことをおすすめします。

また、ガムテープは紙製ではなく布製がおすすめです。耐久性や粘着性が高く、様々な用途に使えます。ガムテープがあれば、包丁に新聞紙や古いタオルを巻いた後などに留めることができます。

6.掃除道具

片付け後の清掃のために、雑巾や洗剤、ほうきやちりとり、バケツや掃除機といった掃除用具を準備します。

ゴミの処分方法も事前に確認しておく

ゴミの処分方法も事前に確認しておくと安心です。それほど多くない量であれば通常のゴミ回収の日に出すことができます。しかし曜日が合わなかったり、ゴミが大量だったりする場合は、以下のような方法を検討しましょう。

①自治体のゴミ処理センターへ自分で搬入

搬出できる車と、その運転手が確保できる場合はおすすめです。受付時間さえ調べておけば、自分の好きなタイミングにゴミを搬入することが出来ます。

②ゴミ処理業者に依頼

処分する品を整理できた時点で、回収からすべて不用品回収業者におまかせしてしまうことも出来ます。お金は自治体の回収より高くなってしまいますが、タイミングが合えばすぐに取りに来てもらえるでしょう。

また、捨てたいゴミが大量にあり困っている場合は、下の記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてください。

〈参考記事〉大量のゴミの処分、どうしたらいいの?

ゴミ屋敷片付けの手順

作業する上での大まかな手順をまとめてみました。まずは大きな流れを意識してみましょう。

手順①:殺虫剤の噴射

まずは、部屋全体に向けて殺虫剤を噴霧します。ゴミ屋敷ではゴキブリやハエといった害虫がどこに潜んでいるのか分からないので、あらかじめ殺虫剤を噴射しましょう。作業する日の前日に使っておくと効果的でしょう。

※害虫による被害がひどい場合は、害虫の駆除だけ、専門の業者に頼むこともできます。

手順②:狭い範囲から片付け始める

搬出口への動線を確保するためにも、出入口に近いところから少しずつ片付けていきます。ゴミ袋にゴミをどんどん入れて行きましょう。着手する範囲は1メートル四方を目安にすると良いです。

ポイントはいきなり広い範囲から片付けるのではなく、小さな範囲からじわじわと片付けの範囲を広げていくことです。

またどこから害虫が現れるか分からないので、掃除をする際にはスプレータイプの殺虫剤を手元に用意し、適宜噴射しながら作業をするようにしましょう。

手順③:仕分けの箱は3種類用意

一通り目に見えるゴミの処理が終わったら、残っているものの仕分け作業に取り掛かります。

仕分け作業では、「捨てるもの」と「残すもの」の他に「保留」の箱を作っておくと効率的です。手際よく作業を進めるためにも、仕分けに迷うものは一旦「保留」の箱へ入れておきましょう。

ただし保留箱がいっぱいになってしまうことのないよう、自分で厳しく基準を作ることも大切です。「今使っていないものは処分する」という心持ちで臨むとよいでしょう。

手順④:仕分けたものを分別する

燃えるゴミ・燃えないゴミといったように分別していきます。自治体によって分類は異なり、分別を間違うと回収してもらえないこともあるので、注意しましょう。

また、自治体では回収してくれないものもあるので気をつけましょう。家電などの場合は購入した店舗へ、危険物などは対応してくれる不用品回収業者に回収を依頼する必要があります。

自治体では回収してくれないものの例

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 洗濯機、衣類乾燥機
  • パソコン
  • ピアノ
  • 自動車(タイヤなど含む)
  • オートバイ
  • ガソリン、灯油、オイル
  • 消化器

以下で、不用品を業者に回収してもらう際のコツなどについて解説していますので参考にしてみてください。

〈参考記事〉ゴミが大量!業者に依頼して回収してもらうには

手順⑤:ゴミを搬出する

搬出に関しては、台車を用意するといいでしょう。特に重いものなど、腰を痛めてしまわないように気をつけないといけません。

部屋の中にあるものをとにかく出していくことで、スッキリして作業のモチベーションを高める効果も期待できます。まとまったものからどんどん搬出して、家の中からゴミを減らしていきましょう。

ゴミ屋敷片付けのコツ

実際に作業を進めていく上で意識しておくべきコツをまとめてみました。これらを意識して効率よく片付けましょう。

コツ①:ほぼすべてを処分するという意識を持つ

生活に最低限必要なもの以外は「すべて処分」するという意識を持ち続けましょう。ゴミ屋敷になってしまうということは、圧倒的に物量が多すぎるのです。貴金属や現金といったものを除き処分していきましょう。

コツ②:取っておく物の量を予め決める

思い出の品など、どうしても捨てたくないと思うものも、中にはあるでしょう。しかし、際限なく取っておいてしまったら、一向に物を減らすことができません。

最初に片付ける時点で、「取っておく物はこれだけにする」といったように量を決めておくことをおすすめします。そうすることで、必要以上に物の量が増えることを防げます。

コツ③:とにかく目の前にあるものに集中する

あまり頻繁に移動せず、立っているその場所にあるものを仕分けることに専念しましょう。特に最初は、どこを見てもゴミだらけでどこから手を付けたらいいかわからなくなってしまうかもしれませんが、とにかく目の前の物に集中して、一個ずつ丁寧に仕分けしていきましょう。

コツ④:まずは「床を見えるようにする」ことを意識する

ものが詰まった棚や引き出しは最初は開けず、まずは床に散乱した物やゴミの仕分けをし、とにかく床が見える状態にすることを意識しましょう。ゴミが重なった状態から床が見える状態にするだけでも大変ですが、大きな達成考えられるとともに、その後の整理・分類作業がしやすくなります。

コツ⑤:大きな物は先に処分する

部屋の中で場所を取ってしまう大きなものなどは、先に処分することをおすすめします。例えば、片付けの前に粗大ごみの申込みをしておくなどして、実際始まったときに最初に処分できるようにしておくと、作業をスムーズに進めることができますよ。

業者に頼むのも選択肢の一つ

ここまで読んでみて「自分で片付けるのは大変そう」、あるいは「いざ始めてみたら予想以上に大変だった」という方は、業者に頼んでみるのもよいでしょう。

短時間できれいに清掃をしてくれるので時間のない方にはおすすめです。下のリンクからご希望に合った業者を検索してみてくださいね。

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ゴミ屋敷になってしまった自分の部屋や家を見て「なんとかしたい」という意識は持っていながら、「どうしてもやる気が起きない」「友人や業者に相談するのが恥ずかしい」「せっかく取っておいたものを捨てるのがもったいない」などの理由でどうしても一歩が踏み出せずにいる人は多いのではないでしょうか。この記事を参考にして、「まずはこうしてみよう」というように、片付けを始めるきっかけにしてください。