自分のこれまでを振り返り、これからを見つめるために書く「エンディングノート」。文房具店などで購入することもできますが、無料で利用できるものも実はあるのです。この記事では、エンディングノートをインターネット上で無料ダウンロードする方法、また無料配布されているエンディングノートについてご紹介していきます。
- 【動画で解説!】無料で使えるエンディングノート おすすめ まとめ
- エンディングノートの目的
- エンディングノートの書き方
- 無料のエンディングノートはあるの?
- インターネット上でダウンロードする
- 無料配布している冊子タイプを入手する
- 終活の相談から自宅の整理までしてくれる安くて安心な業者を探す方法
- 終わりに
【動画で解説!】無料で使えるエンディングノート おすすめ まとめ
エンディングノートの目的
エンディングノートとは、これまで自分が歩んできた人生や、親しい人たちへの思いを執筆したノートのことです。エンディングノートがあることで、遺された家族は故人の思いや葬儀に関する希望を知ることができます。
しかし、決して自分の死を見つめるためだけのものではなく、自分自身のこれまでを振り返り、新たな気持ちで今後も生きていくための一つのきっかけにもなるものでもあるのです。
法的効果はない
遺言書と異なり法的な効果はありません。したがって相続に関しては遺言書に書くようにしましょう。しかし法的効果がない分、自分の思うように気軽に書くことができます。
エンディングノートの書き方
エンディングノートには、自分のこれまでを振り返り、これからを見つめるという意味合いがあるので、幅広く様々なことを記入するのがおすすめです。一般的には次のような内容が含まれています。
①自分自身について
- 生年月日、住所、本籍地などの基本情報
- 学歴、職歴
- 家族について、家系図
②これまでの人生について
- 出生や学生時代それぞれのエピソード
- 子育てや家族との思い出
- 人生から得た学び
③大切な人へのメッセージ
- パートナー、子供や孫、友人への思い、伝えたいこと
④医療、介護について
- 介護時や病気になったときの希望
⑤葬儀について
- 宗旨宗派、お墓、戒名の希望
- 遺影に使ってほしい写真
- 遺言について
- 形見分けについて
⑥遺言について
- 遺言書の保管場所や作成日
⑦連絡先
- 友人や知人、親しい人の住所や電話番号等
⑧財産について
- 預貯金口座、所有不動産について
- ローンや借入金ついて
- 生命保険やその他保険、年金について
無料のエンディングノートはあるの?
エンディングノートは文房具売り場などで販売されていますが、中にはダウンロード可能なものや無料配布しているものなど、無料で利用できるものもあります。
インターネット上でダウンロードする
インターネット上でダウンロードすれば、印刷をしたあとに手書きすることもできますし、ファイル形式によっては印刷せずにパソコン上で記入することもできます。
ただし製本されていないので、まとめて置かないとバラバラになってしまう、印刷環境がないと不便、という欠点もあります。
ここではダウンロードができるサイトを4つご紹介します。それぞれ作りが異なるので、デザインの気に入ったもの、自分にとって書きやすそうなものを見つけてみましょう。
①「自分史ムービー工房」
自分史ムービー(自分のこれまでの人生をまとめた映像作品)の作成サービスを提供している「自分史ムービー工房」のエンディングノートです。必要な部分だけを選択してダウンロードすることも可能です。
②「日刊葬儀新聞社」
葬儀に関する情報を扱っている日刊葬儀新聞社もエンディングノートを出しています。写真を貼るページもあり、アルバムのようにして使うこともできます。
③「株式会社インターリンク」
葬儀社のホームページ制作会社である株式会社インターリンクが出しているものです。解約して欲しい契約やブログ・SNSのアカウントに関するページもあります。色合いが白黒でシンプルです。
無料配布している冊子タイプを入手する
冊子になっているタイプのもので、無料で入手できるエンディングノートもあります。
①「小さなお葬式」
葬儀社や斎場を紹介・仲介している「小さなお葬式」では、資料請求した方に、パンフレットや希望する地域の葬儀場情報とあわせてエンディングノートを郵送してくれます。資料請求した場合の特典としてついてくる形式になっているので、資料請求が前提となります。
②市区町村窓口で配布している場合も
地域によっては、市役所等の窓口で入手することもできます。例えば堺市南区や厚木市の場合にはホームページ上で無料ダウンロードできる他、介護福祉課や地域福祉課といった福祉系の窓口でも配布しているそうです。
お住まいの地域で配布していないか、市役所に問い合わせてみるのも一つでしょう。
終活の相談から自宅の整理までしてくれる安くて安心な業者を探す方法
終活や自宅の整理を、自分や家族だけを行うのには限界があることも多いと思います。仕事との兼ね合いで時間が取れない、家が遠方で頻繁に片付けに行くことができない、思い入れのある品に対して思い切った整理ができなかったりなどです。そんな時には、プロである片付け業者に依頼することもできます。
業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な家財や思い出がつまった家を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
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終わりに
インターネットでダウンロードしてご自身で印刷するものは、手軽に利用できますし、費用がかからないというメリットがあります。しかし製本されていないのでどうしてもバラバラになってしまうのも事実です。「冊子タイプが欲しい」という方には、無料の冊子タイプのものを入手するか、市販されているものを購入するのがおすすめです。
ご自身にあったエンディングノートをぜひ見つけてみてくださいね。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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