「実家が汚い!どうすればキレイになるのだろう…」

「前はこんなことなかったのに、なんでこんな風になるんだろう?」

この記事を読んでいる方は、このようなお悩みを持っているのではないでしょうか。

どうすれば【実家の片付けと掃除をすることを親に説得させてキレイな家に変えられるか】、その具体的な方法を紹介しているので、汚いと思う実家を何とかしたい方はぜひ最後までご覧ください。

なぜ実家が汚いのか?4つの原因を理解して根本解決する方法

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実家を汚いと感じていると、今すぐ親に片付けや掃除をしてもらうように言ったり、自分で何とかしたりしたくなるかもしれませんね。

 

自分が実家を汚いと思っていても、その実家に住んでいる親が今の生活環境に不満を感じていなければ、ただ片付けや掃除をするように説得しても親は納得してくれません。

 

まずは、実家が汚くなる原因と汚いままにしておくリスクを理解することが重要です。以下が、実家が汚くなる主な原因と汚いままにしておくリスクの一覧です。

 

 

上記の原因とリスクを理解し、これらを考慮して親に実家の片付けや掃除をするように言うと納得してくれる可能性が高まります。

 

この記事では、以下の内容をまとめて説明していきます。

 

・実家が汚くなる原因

・実家を汚いままにしておくと起こるリスク

・汚い実家の片付けと掃除を親に説得させる方法

・汚い実家を失敗なく片付けと掃除する手順

・汚い実家の片付けと掃除で親と揉めないために心がけること

・汚い実家の片付けと掃除が自力では難しい場合の対処方法

 

読んでいただくことで、以下のことをお分かりいただけるようになります。

 

◎実家が汚くなってしまうのはなぜか

◎実家を汚いままにしておくと、どのようなリスクが生じるのか

◎汚い実家を親に片付けと掃除してもらうには、どのように説得すれば良いのか

◎汚い実家を親と揉めずに片付けと掃除するには、どう対応すれば良いのか

 

 

1. 実家が汚くなるのはなぜ?その原因4つ

冒頭でも説明した通り、「汚い実家をどうにかしたい!」と行動に移す前に、親に実家の片付けと掃除の説得をするため実家が汚くなる原因を理解することが大切です。

 

全ての家庭に該当するわけではありませんが、実家が汚くなってしまう主な原因として考えられるのは次の4つです。

 


 

1-1. ものが劣化しても捨てずに溜めている

考えられる1つ目の原因は、ものが劣化しても親が捨てずに溜めていることです。

 

ものによっては長い期間放置して劣化すると変色したり、異臭が発生したりします。こうした状態であっても親が捨てずに溜めこんでいると、そのもので溢れて実家が汚くなるのです。

 

親がものを捨てずに溜めてしまうのは、「ものは捨てずに大切に残す」という価値観を持っていることが一因と考えられます。

 

この記事をお読みになっている方の親は高齢に該当する方が多いのではないでしょうか。

 

高齢の親世代は、若い頃に戦後やオイルショック後に生じた「もの不足」、高度経済成長期で欲しいものが買える時代を経験している人が多い傾向にあります。ものを買えるのは親世代にとっては幸せなことであり、買ったものは捨てずに残しておくのが良いとされたのです。

 

もちろん、こうした価値観を持っていない高齢の方もいます。

 

しかし、実家が汚くなる原因には親のものを大切にする強い価値観が背景にある可能性が高いことは理解しておきたいところです。


 

1-2. ものが必要かどうかの判断する力が鈍くなる

考えられる2つ目の原因は、親がものを必要かどうかを判断する力が鈍くなることです。

 

判断力が鈍くなる一因には、加齢による認知機能の衰えがあります。60歳を過ぎると以下のような認知機能が低下していくことを、高齢期における健康情報を発信している公益財団法人 長寿科学振興財団は「認知機能の老化」で言及しています。

 

・現状を認識する

・物事を学習する

・物事を記憶する

・物事の解決方法を考える

 

ものが多いという現状を認識しにくくなったり、その現状をどう解決すれば良いかを考えられなくなったりするのです。

 

認知機能の衰え具合は個人差があるため、高齢の親全員が認知機能が衰えて判断力が鈍くなるわけではありません。

 

しかし、こうした高齢の方に見られる認知機能の低下によって、ものが必要かどうかの判断力が鈍くなってものが多くなっていき、実家が汚くなることもあるという現状を知っておくことは大切です。


 

1-3. 片付けや掃除をする体力が衰える

考えられる3つ目の原因は、片付けや掃除をする親の体力が衰えてしまうことです。

 

片付けや掃除をする体力が衰えてしまうのは、加齢によって筋肉量が減るからです。高齢になると筋肉を構成する筋繊維が減ったり萎縮したりして筋肉量が減ることを、公益財団法人 長寿科学振興財団は「運動機能の老化」で言及しています。

 

筋肉は体を動かす役割を担っているため、高齢になって筋肉量が減るとその役割は発揮されにくくなります。

 

体を動かす力がなくなれば、片付けや掃除をしたいと思っても体力の衰えが原因で途中で疲れてしまうために、実家にものが溢れて汚くなってしまうこともあるのです。


 

1-4. セルフネグレクトになっている

考えられる4つ目の原因は、親がセルフネグレクトになっていることです。

 

「セルフネグレクト」というのは自分に関心がなくなることで、陥ってしまうと以下のような状態になるといわれています。

 

・部屋を掃除しない

・お風呂に入らない

・食事を十分に摂らない

・体調不良になっても病院に行かない

 

片付けや掃除といった家事を含め日常生活に関するあらゆることに無関心になるのが、セルフネグレクトです。

 

セルフネグレクトは高齢者がなりやすいといわれています。特に長い間一緒に暮らした配偶者を亡くして1人になり、近所や地域の人との関わりをうまく築けずにいると陥りやすくなるようです。

 

内閣府の平成 22 年度内閣府経済社会総合研究所委託事業の報告書『セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査―幸福度の視点から』では、セルフネグレクトに陥った高齢者が住む家の環境の調査結果が公表されています。

 

セルフネグレクトに陥った高齢者が住む家の清潔度について以下を基準に5段階評価したところ、一番衛生状態が悪い5と判定された事例が最も多かったようです。

 

清潔度

状態

5

(最も悪い)

とても汚い、洗っていない皿、ごみ、糞がある

1

(最も良い)

清潔で、不衛生な状態の痕跡がない

『セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査―幸福度の視点から』3. 報告事例(3)住居の状態|内閣府をもとに作表

 

セルフネグレクトに陥った高齢者が住む家の全てが該当するわけではありません。

 

しかし、実家が汚くなる原因には、高齢者が陥りやすいセルフネグレクトが関わることもあるという現状を理解することは重要です。


 

2. 実家を汚いままにすると起こり得るリスク3つ

では、実家を汚いままにしておくと、どのようなリスクが生じやすくなるのでしょうか。そのリスクとして挙げられるのが、主に次の3つです。

 

 

2-1. 生活環境が悪くなる

起こり得る1つ目のリスクは、親の生活環境が悪くなることです。

 

ものやゴミを捨てずに家に溜めておくと劣化していき、以下のような不衛生な環境を作り出すことになります。

 

・異臭を放つようになる

・カビが生える

・害虫が発生する

 

家が不衛生な環境になると細菌やウイルスが発生し、アレルギー症状や感染症などの病気を起こしやすくなります。特に親が高齢であると、加齢によって免疫力が低下しているため病気を発症する確率が高くなります。

 

免疫力が低い状態で病気にかかってしまうと治りにくく、回復まで時間を要するので注意しなければなりません。

 

親にいつまでも元気に暮らしてもらうためにも、実家を汚いままにしておくのは避けたいことなのです。


 

2-2. 安全に暮らせなくなる

起こり得る2つ目のリスクは、親が安全に暮らせなくなることです。

 

実家が大量のもので散らかって汚くなっている場合、その状況が親にとって危険となります。その理由は、以下のような事故が家で起こる恐れがあるからです。

 

・床に置いてあるものにつまずいて転倒し、ケガや骨折など重傷を負う

・災害時に床に置いてあるものが障害となり、逃げ遅れる

・棚やテーブルなどに置いてあるものが落下して、ケガをする

・災害時に棚やテーブルなどに置いてあるものが落下して、それが障害となって逃げ遅れる

 

内閣府は、家で事故に遭う高齢者の事例が多いことを『平成26年版高齢社会白書(全体版)』で公表しています。

 

引用元:第1章 第2節 6 高齢者の生活環境|平成26年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府イ 高齢者は家庭内事故が多く、最も多い事故時の場所は「居室」

 

家での事故の要因は色々あるため、家がもので溢れて汚くなっていることが事故が起こる最大の要因とは限りません。

 

しかし、前述したようにものが溜まっていると重大な事故を引き起こす恐れがあるため、家での事故の一因にはなり得ます。

 

高齢の場合、何気ない転倒や軽いケガでも入院しなければならなくなったり、寝たきりになってしまったりすることもあるので注意しなければなりません。

 

実家を汚いままにしておくのは、親が家での事故によって重症化しないために避けたいことなのです。


 

2-3. 必要なものを必要なときに見つけられなくなる

起こり得る3つ目のリスクは、必要なものが必要なときに見つけられなくなることです。

 

もので溢れかえっていて汚くなっている = ものが整理整頓されていないといえます。このような状態だと、どこに何が置いてあるか分からないため、ものを探すのに手間と時間を要することになります。

 

今すぐ必要でないものだったり、親が置き場所を覚えてたりすれば問題ないかもしれませんが、すぐに必要なものの場合、見つからないと必要なときに手元に置くことができません。

 

見つかるまで家中を探し回ることになるでしょう。ものを探すだけで体力を使い、親が高齢の場合はさらに体力が消耗して大きな負担になるはずです。

 

また、ものによっては、たとえば印鑑や預金通帳といった貴重品は、見つからないと再度購入したり、手続きをしなければならなかったりと、後々手間のかかることをしなければならなくなります。

 

必要なものを必要なときに使えるようにするためにも、実家を汚いままにしておくのは避けたいことなのです。


 

3. 汚い実家を片付け・掃除するには親の説得が必要になる

 

ここまでの説明で、実家が汚くなる原因と実家を汚いままにすると起こり得るリスクをお分かりいただけたでしょう。

 

これまで汚くどうしようもないと思っていた実家や親に対する気持ちが変わったという方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、単に実家が汚くなる原因と実家を汚いままにすると起こり得るリスクを理解するだけでは、実家の片付けや掃除は始められません。実家の片付けや掃除は、親を説得させ、納得してもらうことが欠かせないからです。

 

実家とはいえど、親と一緒に住んでいないのであれば、その家は自分の家ではなく親が主体となって住んでいる家です。

 

自分が住んでいる家であれば自分が主体となって片付けと掃除を始められますが、自分が住んでいない実家の場合は親への説得と親の納得なしに片付け・掃除を一方的に始めようとすると、親から強く反発される恐れがあるのは注意しなければなりません。

 

では、汚い実家の片付けと掃除を始めるには、どのように親を説得し、納得してもらうのが良いのでしょうか。

 

ポイントとなるのは、説得の中で汚い実家のままにしておくと起こり得るリスクを伝えることです。このようにすると、以下のように親を納得させるためのメリットを得られます。

 

・親に一方的な片付けと掃除だと思われにくくなる

・親がこれからも元気でいるための片付けと掃除だと思われやすくなる

 

親の生活のしやすさを考えているということが説得の中で伝われば、家の片付けと掃除に納得してくれる可能性が高まります。

 

「ものが多いと転んでケガするかもしれないし、もし地震がきたら危ないから、できることから片付けてみない?」というように、提案するように説得してみましょう。

 

片付けと掃除に納得してもらえそうにない場合は、「2-2. 安全に暮らせなくなる」で取り上げた高齢者が起こしている家庭内事故の事例を示すことをおすすめします。

 

4. 汚い実家を失敗なく片付け・掃除する手順

実家の片付け・掃除を親に説得し納得してもらえたら早速取り掛かりたいところですが、手順を間違えると失敗に終わる恐れがあるので注意が必要です。

 

どのような手順で汚い実家を片付け・掃除をすれば良いのかというと、おすすめは以下の手順になります。

 

 

4-1. 自力で片付け・掃除できるかを判断する

まず、実家を自力で片付け・掃除できるかを判断しましょう。

 

実家のものの溢れ具合や汚れ具合によっては、自力で片付けと掃除をするとキレイになるまでに時間を要したり、最悪の場合は改善しない恐れがあります。そうなると、親の生活環境は整いません。

 

なるべく早く親の生活環境を整えるためにも、実家の状況を見て自力で片付け・掃除できるかを片付け始める前に判断することは重要です。

 

実家を自力で片付け・掃除できるかどうかの判断基準としては、以下があります。

 

1. 片付けや掃除ができていないのが1~3部屋ほど

2. 片付けや掃除を手伝ってくれる人を確保できる

3. 実家を片付けためのまとまった時間を確保できる

4. 実家へ定期的に行ける距離に住んでいる

 

上記を全て満たしていなければ自力で片付け・掃除ができないわけではありません。

 

しかし、片付けや掃除ができていない部屋が少なく、手伝ってくれる人と確保できる時間がが多いほど短期間で片付けと掃除が進み、親に安全で衛生的な生活環境を早く提供できます。

 

上記4つを参考に、自力で掃除できるかどうかを判断してみてください。

 

◎自力で実家の片付け・掃除を行えそうな場合

→ 「4-2. 自力で片付け・掃除できる場合」へ

 

◎自力で実家の片付け・掃除を行えそうにない場合

→ 「4-3. 自力で片付け・掃除できない場合」へ


 

4-2. 自力で片付け・掃除できる場合

自力で片付け・掃除できる場合は、以下のように始めていきます。

 

 

4-2-1. 片付け・掃除の計画を立てる

まず、実家の片付けと掃除の計画を立てましょう。計画を立てることでやるべき作業が可視化されて、片付けと掃除がスムーズに進みます。

 

実家の片付けと掃除の計画を立てるときのポイントは、次の2つです。

 

①片付けと掃除の部屋数が複数の場合は、一日一部屋対応する

②一日一部屋のペースで片付けと掃除ができない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決める

 

①片付けと掃除の部屋数が複数の場合は、一日一部屋対応する

対象となる複数の部屋を一気に片付けと掃除しようとすると、実家にものが多く散らかっている状態を目の当たりにするとやる気が失せてしまう恐れがあります。

 

親が高齢であると片付けや掃除をする体力も低下しているため、一気に複数の部屋に取り組もうとすることは親にも大きな負担をかけることになります。

 

片付けと掃除のやる気を出し、親に大きな負担をかけないようにするためにも、「〇月×日はリビング、〇月△日は寝室」といったように一日一部屋ずつ片付ける計画を立てるのがおすすめです。

 

②一日一部屋のペースで片付けと掃除ができない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決める

一日一部屋片付けられそうにない場合は、その日に終わらせたい作業目標を決めましょう。

 

「〇月×日はリビングにあるものの仕分けは終わらせる」といったように、どの部屋でどのような作業をするかを設定するのがおすすめです。

 

その作業目標は小さく決めると良いでしょう。小さい目標の方が達成しやすく、その達成感も得られて片付け・掃除のモチベーションも上がりやすくなります。

 

4-2-2. ものを仕分けて片付ける

片付け・掃除の計画を立てたら、対象となる部屋にあるものを仕分けて片付けていきます。

 

ものを効率良く仕分けて片付ける方法としておすすめなのは、次の通りです。

 

①「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける

②「不要」としたものを処分する

③「必要」としたものを種類ごとに整理して収納する

 

①「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける

ものを片付けるときは「必要」と「不要」、そして「保留」を設けて3つに仕分けるのがポイントです。

 

親が高齢であるとものに対する思い入れが強い傾向にあるため、「必要」と「不要」の二択にしてしまうと迷いが生じて片付けが進まなくなったり、子どもと意見に食い違いが生じて喧嘩になったりする恐れがあります。

 

「保留」を設けて三択にすれば、後でどうするかを考えられる機会を親に与えられるため、精神的に負担をかけることがありません。

 

「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける以下の判断基準の目安に、仕分けていきましょう。

 

分類

判断基準(目安)

必要

・今使っている

・近いうちに必ず使う

・今の生活になくてはならない

不要

・明らかに劣化していて使えない

・1年以上使っていない

・最後に使ったのがいつか覚えていない

保留

・1年以内に使う機会があるかもしれない

・判断に迷う


 

②「不要」としたものを処分する

不要としたものは、そのものの状態を見て処分をしていきます。

 

状態

処分方法(例)

明らかに劣化していて使えない

実家のある自治体のゴミ回収方法に従って処分する

使える

①フリーマーケットアプリで売る

②身近の人に譲る

③売ったり譲ったりできなければ、処分する

 

賞味/消費期限切れ食品や劣化している詰め替え用ボトルといったものは自治体のゴミ回収方法に従えば問題ありませんが、家具や家電などものによっては自治体で独自の回収方法が決まっています。

 

こうしたものは処分費用が発生することもあるため、必ず確認して処分するようにしましょう。

 

③「必要」としたものを種類ごとに整理して収納する

「必要」と判断して残すものは、以下のように種類ごとに整理しましょう。

 

●調理器具類

・フライパン類

・鍋類

●食器類

・毎日使う食器類

・来客用の食器類

●衣類

・今の時期に着る服

・季節外の服

 

種類ごとに整理すれば、使いたいときに出し入れがしやすくなります。

 

収納方法としておすすめできるのは、収納ボックスや収納ケースといった収納グッズを使うことです。収納グッズを使えば収納場所が決まるため、ものが部屋に散らかることはありません。

 

収納グッズは100円ショップやホームセンターで買えます。収納するものの大きさに応じて揃えてみてください。

 

4-2-3. 掃除をする

片付けが終わったら、掃除をしましょう。

 

ものの片付けが終わると、そのものが原因で掃除できなかった場所の汚れが見つかります。片付けが終われば家はすっきりしますが、それで終わりにするのではなく、親に衛生的な生活環境を提供するためにも片付け後の掃除は重要です。

 

掃除にはおすすめの順番があります。それは、部屋の奥・上から掃除していくことです。

 

部屋の手前・床から掃除していくと、掃除した部分が汚れる恐れがあります。汚れてしまったところは、後でまた掃除しなければなりません。

 

効率良く実家を掃除して早くキレイにするためには、部屋の奥・上から掃除していくのがポイントです。

 

片付け後は、掃除する場所の順番に気を付けながらキレイにしていきましょう。


 

4-3. 自力で片付け・掃除できない場合

自力で実家の片付けと掃除ができない場合は、家の片付けサービスを提供している業者に相談するのがおすすめです。

 

片付けサービスの内容は業者によって異なりますが、以下のように片付け・掃除だけでなく依頼者の負担を軽減するサービスまで提供している業者もあります。

 

・ものの仕分けも対応する

・片付けの依頼で、部屋の清掃とゴミの処分まで行う

・不要となったものの買い取りやリサイクル回収も行う

・買い取り対応業者であれば、買い取り額が作業費用から差し引かれる

 

費用は発生しますが、良心的な価格で高品質な片付けサービスを提供している業者もいるため、利用を検討する価値はあります。

 

どのように家の片付け業者を探していけば良いのかというと、まず「生前整理業者」を探すことをおすすめします。

 

4-3-1. 生前整理業者とは

「生前整理業者」というのは、生きているうちに身の回りのものを整理することを専門とする業者のことです。

 

生前整理は自力で行えますが、実際に取り組むと何から始めたら良いのかが分からなくなり、なかなか進まないこともあります。そんな生前整理を本人に代わって行ってくれるのが、生前整理業者です。

 

生前整理業者の対応範囲は、主に以下の通りです。

 

・ものの「必要」「不要」の仕分け

・不要品の買い取り/回収/処分

・貴重品の捜索

・家の簡易清掃(無料)

・ハウスクリーニング

・消臭作業

 

業者によって異なることもありますが、上記を見てお分かりいただけるように、生前整理業者はものの仕分けから掃除まであらゆる作業に応じてくれます。

 

実家の片付け・掃除の依頼には、生前整理業者を探すと良いのはこのためです。

 

4-3-1. 生前整理業者を探して依頼する方法

生前整理業者はインターネットで探して依頼することができます。

 

しかし、生前整理業者は多く、業者によって対応内容によって費用面で大きな差が生じることもあります。

 

生前整理業者の料金相場は以下の通りです。

 

探して見つけた業者が作業内容に対して相場より料金を多く上乗せしていないかを確認しなければ、悪質な業者に依頼してしまう恐れがあることため注意しなければなりません。

 

みんなの遺品整理では、良心的な価格ながら高品質な作業を提供する700社以上の業者を探すことができます。ここでご紹介しているのは、次のような厳しい審査に通った業者のため、安心してご依頼いただけます。

 

・法律に基づいて運営している

・過去にクレームがない

・追加料金が発生しない

・電話対応や接客の質が高い

 

これまでに生前整理業者を探したり依頼したりしたことがなく、どの業者が良いか分からない場合はご相談を受け付けております。

 

ご相談に費用は発生しません。ぜひお気軽にお問合せください。

 



 

5. 汚い実家の片付け・掃除で親と揉めないために心がけること4つ

汚い実家の片付け・掃除で親と揉めないために心がけるべきことは、次の4つです。

 

 

5-1. 親の意向を尊重しながら片付け・掃除をする

1つ目は、親の意向を尊重しながら片付け・掃除をすることです。

 

親が高齢である場合、その世代はものを捨てずに残そうとする傾向にあります。

 

この先全く使う機会のないと分かっているものや明らかに不要なものは処分すべきですが、それ以外で子どもが不要と感じているものを処分しようとすると親と揉める恐れがあります。子どもにとっては不要でも、親にとっては必要なものもあるからです。

 

実家といっても、片付け・掃除するのは今親が住んでいる家ですから、子どもが主導権を握って一方的に進めるのはあまりおすすめできません。

 

子どもが主体となって動かないと実家はなかなか片付かないと思うかもしれませんが、片付け・掃除するときは住んでいる親の意向を尊重することを忘れないようにしましょう。


 

5-2. 親に否定的な言葉を投げない

2つ目は、親に否定的な言葉を投げないことです。

 

ものを捨てない親世代は、思い入れがあればものがどのような状態になっても大切に残そうとします。そんなものに対して子どもが次のように否定的な言葉を投げてしまうと、親を悲しませてしまいますし、最悪の場合は喧嘩に発展してしまう恐れがあります。

 

・もうボロボロなんだから捨てて!

・こんなに汚れているのだったら、いらないでしょ?

 

親は悪気があってものを残しているわけではありません。

 

もし、どう考えてもこの先使う機会がなかったり、劣化していて使えなかったりすると思うものは、以下のように片付けてほしい旨を伝えるのがおすすめです。

 

伝え方

言ってしまいがちな言葉

言い換えの例

提案するように伝える

もうボロボロなんだから捨ててなよ!

もう使えそうにないから、捨てたらどうかな?

片付けないと起こり

得るリスクを伝える

捨てないとつまづいて転ぶかもしれないし、危ないから捨てない?

片付けると得られる

メリットを伝える

つまづいてケガしなくて済むために、捨てない?

 

上記のような言い方であれば、親が片付けに前向きになってくれる可能性が高まります。

 

親に実家の片付け・掃除に意欲的になってもらうためにも、言葉に気を付けながら進めていきましょう。


 

5-3. 親の安全と生活動線を考慮して片付け・掃除をする

3つ目は、親の安全と生活動線を考慮することです。

 

子ども視点で実家を片付け・掃除をしていくと、親にとって安全ではなく、生活しにくい環境になる恐れがあります。

 

実家の片付け・掃除は、親が安全に生活しやすいようにするために行うことを忘れてはなりません。

 

・ものを入れた収納グッズは、つまずいて転倒の危険がない場所に置く

・親がよく使うものは高いところに置かない

・親がよく使うものは取り出しやすい位置に収納する

 

といったように、親の安全と生活動線を考えて片付け・掃除をしていくようにしましょう。親にどの場所にものがあったら使いやすいかを確認しながら進めていくのもおすすめです。

 

6. 汚い実家を早く片付け・掃除したいときは始めから業者に依頼するのもおすすめ

 

汚い実家を早く片付け・掃除してキレイにしたいのであれば、始めから業者に依頼してしまうのもおすすめです。

 

業者に依頼すれば「4-3. 自力で片付け・掃除できない場合」で説明したように、片付けの依頼で部屋の掃除や不用品の回収・買い取りも対応してくれるのがおすすめの理由でもありますが、他には以下のメリットも得られるからです。

 

・空きがあれば、即日片付けと掃除に対応してくれる

・実家が遠方でも、立ち合いなしで片付けと掃除に応じてくれる

・数時間で片付けと掃除に応じ、実家を早くキレイにできる

 

業者によって異なりますが、依頼者のニーズに合わせて実家の片付けと掃除を即日で行ってくれることもあります。もので溢れて汚くなり、いつ事故が起きてもおかしくない状態の実家でも、早く親に安全な生活環境を提供できます。

 

依頼者の立ち会いなしで片付けと掃除を行ってくれる業者もあります。実家が遠方の場合は片付けと掃除に伴って帰省する日を調整しなければなりませんが、業者に依頼すれば日程を気にすることなく実家をキレイにすることが可能です。

 

部屋の状況によっては数時間で片付けと掃除に応じてくれます。業者は片付けと掃除のプロですから、依頼すれば汚いと感じる実家をあまり日を置かずにキレイな状態に変えられます。

 

もちろん、まずは実家を自力で片付け・掃除できるかを状況を見てから業者に依頼するのも良いですが、なるべく早く汚い実家をキレイな状態にしたいのであれば、始めから業者に依頼すると良いでしょう。

 

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まとめ

実家を汚いと感じていると、すぐに何とかしたくなるかもしれません。

 

しかし、実家に住んでいる親が不満を感じていなければ、子どもが何とかしようと動いても親は納得してくれない恐れがあります。

 

親に実家の片付け・掃除を説得させるためにも、実家が汚くなる原因と汚いままにしておくリスクを理解することが重要です。

 

 

親に実家の片付けと掃除の説得ができたら、以下の手順を踏んで片付け・掃除をしていくのがおすすめです。

 

 

汚い実家の片付け・掃除においては、以下のことを心がけて親と揉めないようにすることが大切です。

 

実家の片付けと掃除に親が納得してくれなかったら、ものの整理整頓を提案してみましょう。

 

実家の片付け・掃除は大変かもしれませんが、この記事が汚いと感じる実家をキレイにしたいとお悩みの方の参考となれば幸いです。

 

【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

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