「ゴミ屋敷を片付けたいけれど、お金がないから業者に頼めないけどなんとかならないかな?」
「お金もないし、ゴミ屋敷の清掃も大変そうだからなんだか億劫だな。」
そうお考えではありませんか?
お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法は2つあります。
1つ目は自力ですべて片付ける方法、2つ目が自力である程度片付けてから業者に依頼する方法です。
ゴミ屋敷の片付けをはじめからすべて業者に任せてしまうと、費用が高額になりがちですが、自分でできる限りゴミを片付けてから業者に依頼すると費用を節約することができます。
この記事では、
◎お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法
◎ゴミ屋敷を片付ける費用相場
◎清掃業者に依頼する際に安くするポイント
◎自分で片付ける場合の手順5ステップ
◎自分で片付ける際のポイント
について解説していきます。
この記事を最後まで読むと、お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法が分かり、自分がどうやってゴミ屋敷を片付ければよいか判断することができます。
ゴミ屋敷を片付けたいけどお金がないと困っている方、お金をかけずにゴミ屋敷を片付ける方法を知りたいという方は最後までお読みになってくださいね。

- 1.お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法
- 2.ゴミ屋敷を片付ける費用相場
- 3.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際に安くするコツ
- 4.自分で片付ける場合の手順 5ステップ
- 5.自分で片付ける際のポイント
- 6.まとめ
1.お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法
1-1.自力で片付ける
まずは自力で片付けるという方法です。この方法が一番お金をかけずにゴミ屋敷を片付けることができます。
たとえ膨大な量のゴミがあったとしても、地道に片付けていけば必ずきれいにすることができます。
しかし、お金がかからないというメリットがある反面、デメリットもあります。
自力で片付ける方法のメリット・デメリットはこちらです。
自力でゴミ屋敷を片付けるメリット・デメリット |
メリット …お金がかからない デメリット…時間がかかる、体力的・精神的にきつい |
自力で片付ける方法の一番のメリットは、お金がかからないということです。
業者に片付けを依頼すると、安くても3万円からかかりますし、ごみの量が多いと数十万円と高額になってしまいます。
しかし自分で片付ければ、ゴミ袋代などで数千円程度で押さえることができるので、お金がかからないというメリットがあります。
デメリットとしては、時間がかかる、体力的・精神的にきついということがあります。
自力で片付けると時間がかなりかかってしまいますし、体力的・精神的にきついので途中で断念してしまう可能性が高くなります。
お金をかけずにゴミ屋敷を片付けたいという方は、地道に少しずつでもゴミを片付けてみてくださいね。
1-2.自力である程度片付けてから業者に依頼する
次に、自分である程度片付けてから業者に依頼するという方法です。
はじめから清掃業者に依頼してしまうと、費用が高額になってしまいます。
そのため、ある程度自分で片付けてから業者に依頼することで、費用を押さえることができるのです。
自力である程度片付けてから業者に依頼するメリット・デメリットはこちらです。
自力である程度片付けてから業者に依頼するメリット・デメリット |
メリット …自力でやるより時間・体力・精神的なコストを削減できる 初めから業者に依頼するより費用を抑えることができる デメリット…多少の費用はかかる |
メリットは、自力である程度片付けてから業者に依頼することで、始めから業者に依頼するより費用を抑えることができます。
また、すべて自力で片付けるのは、時間面・体力面・精神面のすべてにおいて厳しいので、
ある程度片付けたら業者に依頼すると分かっていると、片付けも頑張ることができます。
また、費用を抑えることができると言っても、多少の費用がかかってしまうので、そこはデメリットでしょう。
しかし、すべて自力で片付けるとなるとかなり大変ですので、早く確実にきれいにするためにもできる範囲で業者に依頼すると良いでしょう。
2.ゴミ屋敷を片付ける費用相場
ここでは、ゴミ屋敷を片付けるにはどれくらい費用がかかるのかを解説していきます。
・自力ですべて片付ける場合の費用
・ゴミ屋敷業者に頼んだ場合の費用
・ゴミ屋敷清掃業者に依頼した事例
についてそれぞれ解説していきます。
自分の家のゴミの量だといったいどれくらいの費用になるのか照らし合わせてみて、自分で片付けるか、業者に依頼するか考えてみてくださいね。
2-1.自力で片付ける場合にかかる費用
自力でゴミを片付ける方法には2つあります。
・自治体のゴミとして地道に出す
・ゴミ処理場に自分で持っていく
▼自治体のゴミとして地道にだす
一番費用を安く抑えられるのは、自治体のゴミとして地道に出していく方法です。
この方法でも、約5000円ほどの費用は最低でも必ずかかってきます。
費用の内訳は以下のとおりです。
自力で片付ける場合にかかる費用 |
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・ゴミ袋 (90L×100枚) |
2500円~ |
・軍手 |
100円 |
・ビニール手袋 |
100円 |
・マスク (10枚) |
200円 |
・防虫剤 |
500円 |
・ガムテープ、ヒモ等の梱包資材 |
300円 |
・お風呂スリッパ |
1.000円 |
合計 4.700円~ |
ゴミを入れて捨てるためのゴミ袋はもちろん、手袋などのお掃除道具も必須になります。
自治体で指定されたゴミ袋がある場合も多いので、ゴミの出し方は必ず確認してくださいね。
▼自分でゴミ処理場に持っていく場合
自分でゴミ処理施設に持ち込みをする場合は、もう少し費用がかかります。
2トントラックを借りて、4トンのゴミを自力でゴミ処理場に持って行った場合、33.000円の費用がかかります。
自分でゴミ処理場に持っていく場合の費用相場 33.000円~ |
自分でゴミ処理場に持っていく場合の費用の内訳はこのようになっています。
・軽トラ レンタル代 8.000円~ (24時間) 最大積載量350㎏ ・トラックレンタル代 13.000円~ (24時間) 最大積載量2トン ・ゴミ処理費用 170円/10㎏ → 2トントラック満杯で1万円ほど |
ゴミ処理費用は重さごとに料金が決まっており、10kgで170円、2トントラック満杯で1万円ほどの料金になります。
なお、ゴミ処理料金は、各ゴミ処理場で料金が変わってきますので、お住まいの地域のゴミ処理場の料金を確認してくださいね。
2-2.ゴミ屋敷清掃業者に依頼する場合の費用相場
次に、ゴミ屋敷清掃業者に依頼する場合の費用について解説していきます。
2-2-1.ゴミ屋敷清掃業者の費用相場
ゴミ屋敷清掃業者に依頼する場合の費用は、実は決まっていません。
その理由は、ゴミの量や状態、業者によって費用はさまざまだからです。
しかし、費用が決まっていないと言えども、おおよそどれくらいかかるのかはできれば知りたいですよね。
一般的なゴミ屋敷清掃業者の費用相場は、以下の3つから算出できます。
・間取りごとの費用相場
・トラックに載るゴミの量での費用相場
・1㎥のゴミの費用相場
この中から計算しやすい方法で、費用相場の参考にしてみてくださいね。
▼間取りごとの費用相場
間取りごとの費用相場はこちらになります。
▼トラックに載るゴミの量での費用相場
トラックに載るゴミの量での費用相場はこちらになります。
▼1㎥のゴミの費用相場
1㎥のゴミの費用相場はこちらになります。
【1㎥とは 縦×横×高さがそれぞれ1mの立方体のこと】
これら3つの方法により、自分の家のゴミの量はおおよそどれくらい費用がかかるか判断できたでしょうか?
なお、これらはあくまで費用の目安なので、清掃業者・ゴミの量・ゴミの状態等によっても費用は大きく左右されます。
業者に依頼する際は、必ず無料見積もりをしてもらってくださいね。
2-3.事例と実際にかかった費用
ここでは、当サイトに登録しているゴミ清掃業者が実際にゴミ屋敷を片付けた事例を紹介していきます。
事例を見ることで、どれくらいのゴミの量でどれくらいの費用がかかったのか分かるので、ご自身のお家と照らし合わせて見てみてくださいね。
作業実例①:1DKで膝上までゴミが積もっている場合【140,000円】
作業現場 |
【中部】愛知県名古屋市緑区 |
間取り |
1DK |
作業日数 |
5時間 |
作業人数 |
4名 |
料金 |
140,000円(買取あり) |
オプションとして異臭の除去を行いました。 それらは高額にて買い取らせていただいた後、データを消去した上で中古品として販売しました。その他テレビや冷蔵庫といった基本的な家電も、年式や状態によって買い取りが可能です。 |
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※この事例は当サイト掲載「ウィルケア」の事例です。 |
作業実例②:3DKで天井までゴミが積もっている場合【650,000円】
作業現場 |
【関東】 |
間取り |
3DK マンション(約50㎡) |
作業日数 |
1週間 |
作業人数 |
4~5名/日 |
料金 |
650,000円 |
室内は天井まで物が積まれた状態でしたので、1週間かけて撤去作業をいたしました。このお部屋にはお母さまと息子さまがお二人でお住まいだったそうです。 女性スタッフだけでなく男性スタッフも加わり、不用品の撤去から取り掛かりました。 |
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※この事例は当サイト掲載「遺品整理Bxia(ビクシア)」の事例です。 |
作業事例③:【3DK】足の踏み場がないほど散らかった汚部屋の場合【395,000円】
作業現場 |
大阪府枚方市 |
間取り |
3DK(市営住宅) |
作業日数 |
1日 |
作業人数 |
6名 |
料金 |
395,000円 |
足の踏み場がないほど散らかったゴミ屋敷状態のお宅にて不用品全撤去をいたしました。 部屋中に物がかなり多く散らかっていましたが、迅速かつ丁寧な作業ですべての不用品を1日で撤去いたしました。 |
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※この事例は当サイト掲載「ひめ紫」の事例です。 |
作業実例④:1LDKでゴミが少なめの場合【76,000円】
作業現場 |
【近畿】大阪府泉佐野市 |
間取り |
1LDK(マンション) |
作業日数 |
4時間 |
作業人数 |
2名 |
料金 |
76,000円 |
部屋の中は下の写真のような状態でございましたので、全て処分させていただきました。 |
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※この事例は当サイト掲載「クリーンケア」の事例です。 |
作業実例⑤:1Rでゴミが膝上まで積もっている場合【140,000円】
作業現場 |
愛知県名古屋市 |
間取り |
1R |
作業日数 |
5時間 |
作業人数 |
2名 |
料金 |
140,000円(買取あり) |
回収したものはベッド・机・パソコン・テレビ・テーブル・椅子・ソファ・タンスなどです。 中には買取可能なものがございましたので査定結果に納得いただいてから清掃費用から値引きいたしました。 |
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※この事例は当サイト掲載「クリーンケア」の事例です。 |
作業事例⑥:【3DK】腰上までゴミがたまった汚部屋の場合【500,000円】
作業現場 |
愛知県名古屋市 |
間取り |
3DK(市営住宅) |
作業日数 |
2日間 |
作業人数 |
5名 |
料金 |
500,000円 |
汚部屋となっていた市営住宅の整理を行いました。玄関からリビングまで、腰上まで不用品が積み重なっている状態でした。 |
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※この事例は当サイト掲載「まごころ整理のカメシタ 」の事例です。 |
他にも、当サイト「みんなの遺品整理」に掲載しております業者さんのサイトには、たくさんのゴミ屋敷の料金事例や口コミが掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
2-4.ゴミ屋敷清掃業者の費用に含まれているもの
ここまでで、ご自宅を片付けるのにどれくらいの費用がかかるか見当がついたでしょうか?
きっと、予想よりお金がかかることに驚いていることでしょう。
ゴミ屋敷の清掃費用には以下のことが含まれています。
ゴミ屋敷の片付け費用に含まれているもの |
・人件費 ・トラック ・ゴミの回収、処分費 ・回収運搬費 ・時間 |
ゴミを片付けるためには片付ける人がもちろんいりますし、片付けたゴミを運ぶトラック、ゴミを処分する費用などがいりますよね。
2-5.業者に依頼するときに費用を抑えるポイントは「ゴミの量を減らす」
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する場合、費用を抑えるポイントはゴミの量を減らすということです。
ゴミ屋敷の片付け費用にはゴミを運搬するトラックの数や、片付ける人数・かかった時間・ゴミを処理する費用などが含まれています。
これらはすべてゴミの量によって左右されます。
したがって、ゴミの量を減らすことが費用を抑えることにつながります。
業者に依頼する前に自分でゴミをできるだけ減らすことで、費用を抑えることができますよ。
自分でゴミを片付ける場合の手順については、4章で解説していますので、そちらもぜひご覧になってくださいね。
3.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際に安くするコツ
ここでは、清掃業者に依頼する際に安くするポイントを解説していきます。
清掃業者に依頼する際に安くするポイントは次の3つです。
それぞれ解説していきます。
3-1.相見積もりをする
まずは、相見積もりをするという方法があります。
ゴミ屋敷の清掃費用は、業者によって様々ですので、複数の業者に見積もりを出してもらうことで、
・どの業者が安いか
・どの業者が質の良いサービスをしてもらえるか
が分かります。
ゴミ屋敷の清掃業者の中には悪徳な業者もいますので、自分に合った業者に依頼するためにも、複数の業者に相見積もりをすることをおすすめします。
▼相見積もりをするなら「みんなの遺品整理」がおすすめ! 「みんなの遺品整理」は、遺品整理士の資格を持つ全国の業者と提携。ご相談から業者紹介まで無料サポートし、お客様にぴったりの業者を紹介いたします。 【ここがポイント】 ・複数業者の相見積もりで納得価格。追加料金請求もなし ・全国の提携業者の空き情報を把握し、即日・最速対応可能業者をご案内 ・お見積り金額が適正か運営側でチェック ・すべての業者にプロである遺品整理士が在籍 ・遺品整理士認定協会による厳しい加盟審査 |
相見積もりを行って、見積り金額が妥当で、信頼できる業者に依頼しましょう。
3-2.買取を行っている業者に依頼する
次に、買取もしている業者に依頼するという方法があります。
ゴミ屋敷の清掃業者の中には、買取も同時に行っている業者がいます。
ゴミの中には、「使える家電、家具」「ブランド服」「宝石」など、まだまだ使えるもの・価値のあるものが埋まっている可能性があります。
そういったものをゴミとして捨てるのではなく買い取ってもらうことで、ゴミ屋敷の片付け費用を押さえることができるのです。
3-3.分割で支払ったり、〇万円以内でと希望を伝えたりして依頼する
「お金がないけど、業者に依頼したい!」という場合には、こちらの方法もあります。
・クレジットカード払い、現金分割払い、自社ローンに対応している業者にする ・あらかじめ設定した金額の範囲内だけ清掃してもらう |
清掃業者の中には、クレジットカード払い・現金分割払い・自社ローンに対応している業者もいます。
「今、清掃費用をまとめて払えるお金はないが、毎月分割なら払えそう」
という方は、クレジットカード払いや現金分割払い、自社ローンに対応している業者を探してみると良いでしょう。
みんなの遺品整理でも、クレジットカード払い対応の会社が多数ございます。あなたにぴったりの業者を紹介できますので、一度無料相談をしてみてくださいね。
また、「5万円だけ」など、あらかじめ設定した金額の範囲内だけ清掃してくれる業者に依頼するという手もあります。
このように設定金額分だけ依頼することで、「想定よりかなり高額になってしまい払えなくなった」ということがなく、安心して依頼することができます。
また、「最後まで片付けてくれなきゃ意味がないのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、少しでも業者に依頼することでゴミの量が圧倒的に減り、ゴミを自分でも片付けようというモチベーションアップに繋がるのです。
したがって、可能な金額だけ依頼するという方法もかなり効果的ですよ。
4.自分で片付ける場合の手順 5ステップ
1.自治体のゴミの分別方法を調べる/必要なものをそろえる(ゴミ袋・軍手) 2.明らかにゴミと分かるものを捨てていく (とにかくものを減らす) |
ゴミ屋敷になってしまった場合、「どこからどうやって片付けていけばいいのかが分からない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、自分でゴミ屋敷を片付ける場合の手順を解説していきます。
この手順通りに片付けていくことで、どんなに山積みになったゴミ屋敷も片付けることができますよ。
ゴミ屋敷を片付ける手順は以下になります。
それぞれ解説していきます。
4-1.【ステップ1】自治体のゴミの分別方法を調べる/必要なものをそろえる(ゴミ袋・軍手)
まずは自治体のゴミの分別方法を調べ、自治体のゴミ袋など必要なものを揃えます。
分別方法などを調べるのは面倒と思うかもしれませんが、これを先にやっておくことが重要です。
なぜなら、あとで分別方法を調べると、一度ゴミ袋に入れたゴミをまた分別し直さなければならないので二度手間になってしまうからです。
あらかじめ先にゴミの分別方法を調べておくと、ゴミの種類ごとに袋を分けて捨てることができるので、効率よく作業を進めることができます。
▼作業する前に用意しておくもの
作業する前に必要なものを用意しておきましょう。
ゴミを片付ける際に必要なもの |
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・ゴミ袋 (90L×100枚) ・軍手 ・ビニール手袋 ・マスク ・防虫剤 ・ガムテープ、ヒモなど梱包資材 ・お風呂スリッパまたは靴 |
これらを合わせると、約5000円ほど初期費用がかかることになります。
少しでも費用を抑えたいという方は、お風呂スリッパではなくお持ちの靴にすると良いでしょう。
ゴミを入れるゴミ袋は、自治体指定のゴミ袋がある場合もありますので確認してくださいね。
4-2.【ステップ2】明らかにゴミと分かるものを捨てていく (とにかくものを減らす)
ステップ2からゴミの片付けが始まります。
まずは、明らかにゴミと分かるものをどんどん捨てて、物を減らしていきましょう。
ここで意識することは、とにかくゴミの量を減らすということです。
その理由は、作業スペースの確保+ゴミが減っているのが目に見えて分かりモチベーションが続くからです。
2章でもお話ししましたが、ゴミの量を減らすことで業者に依頼する際も、費用を押さえることができます。
途中で清掃業者に頼むことを考えながら、とにかくゴミを減らしていきましょう。
4-3.【ステップ3】いるもの、いらないものに分ける (迷ったら捨てる、1年使ってないものは捨てる)
ステップ2で行った、明らかにゴミと分かるものを捨てていくと、だいぶお部屋の中がスッキリしてきます。
あるいは、ゴミと思うものがあまりなく、それほどゴミの量が減っていないという場合もあるかもしれませんね。
次に行う作業は、残っている物の中でいるもの・いらないものに分けるという作業です。
▼作業のポイント いるもの・いらないものの基準は「迷ったら捨てる・1年使っていないものは捨てる」 |
作業のポイントは「迷ったら捨てる・1年使っていないものは捨てる」ということです。
その理由は、物が捨てられずに溜まっていく原因は、「いずれ使うかもしれない」「もったいない」という考えがあるからです。
いつか使うということを考えていたら物は溜まっていく一方なので、ものを減らすためにも、思い切ってどんどん捨てていきましょう。
4-4.いらないものは分別して自治体のゴミに出す
次に、いらないものは分別して自治体のゴミに出しましょう。
ゴミをゴミ袋に入れたら、自治体のゴミの回収日にあわせてゴミを出していきます。
▼ゴミを捨てる時のポイント ・まとめてたくさんのゴミを出さない ・ゴミ袋にまとめたゴミは、ゴミの回収日にこまめに出す |
自治体のゴミとしてゴミを捨てる場合は、まとめて出すと近所迷惑になってしまうので、こまめに出していきましょう。
作業の途中から、ゴミ回収の日がきたらどんどん出していくといいでしょう。
4-5.粗大ゴミを捨てる
最後のステップとして、粗大ごみを捨てます。
粗大ゴミとして扱われるものは各自治体によって異なります。
また、自治体で捨てられないゴミもあります。
捨てられないものは自治体によって異なりますが、例えばこのようなものです。
・リサイクル家電 ・事業活動に伴って生じたゴミ ・電子オルガンなど ・有害性、危険性のあるもの |
このように各自治体により、粗大ゴミと扱われるものはなにか・捨てられるもの・捨てられないものが異なってきますので、必ず確認しましょう。
5.自分で片付ける際のポイント
自分でゴミ屋敷を片付ける場合のポイントは次の2つです。
それぞれ解説していきます。
5-1.1部屋ずつ、手前→奥
まずは片付ける部屋の手順についてです。
・1部屋ずつやっていく
・手前の部屋から奥の部屋に片付けていく
という2つを意識しましょう。
例えば3LDKのお家で、すべてのお部屋がゴミで埋まっている場合、すべてのお部屋をちょっとずつ片付けていくと、なかなかゴミが減りません。
1部屋ずつ片付けることで、きれいになるのが目に見えて分かるので、片付けをするモチベーションを維持しやすいです。
また、手前から奥に片付けていきましょう。
なぜなら、奥の部屋のゴミを片付けても、手前のゴミを片付けなければ外にゴミを運ぶことができないからです。
家の中すべてがゴミに覆われている場合は、まずは玄関から。
次に玄関に一番近い部屋、という風に手前から順番に一部屋ずつ片付けていきましょう。
このように、片付ける順番を意識することで効率よく片付けができ、モチベーションを保つこともできるので、片付ける順番を意識して片付けましょう。
5-2.売れるものは売る
次に売れるものは売るということです。
1章でもお話ししたように、売れるものを売ることでゴミとして捨てるはずだったものがお金を得ることができます。
売る方法は、先ほどお話ししたようにリサイクルショップの買取サービスを利用するなどという方法があります。
6.まとめ
いかがでしたか?
お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法がわかり実践できるようになったでしょうか?
お金がなくてもゴミ屋敷を片付ける方法は、
・自力ですべてを片付ける
・自力である程度片付けてから業者に依頼する
の2パターンになります。
自力ですべてを片付ける方法は、一番お金がかかりますが精神的・肉体的に大変ですし、時間もかかります。
したがって予算の範囲内で、業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する前に、できるだけ自分で片付けることで、業者に依頼する際にも費用を抑えることができますよ。
大変ですが、地道に片付けることでどんどんきれいになっていきます。
また、業者に依頼する際にも相見積もりをしたり、買取も行っている業者に依頼することで、費用を抑えることができますので実践してみてくださいね。
この記事を元に、ゴミ屋敷をきれいに片付けられることを願っています。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案を致します。