汚部屋は放置しているとどんどん悪化していき、悪臭や害虫による健康被害、近隣トラブルなどさまざまな問題を起こしかねません。

また、転倒事故や火災の原因となるなどリスクも高いため、できるだけ早い段階で綺麗に掃除をしておきたいものです。汚部屋はレベルによっては自力で掃除することもできますが、ゴミ屋敷レベルの汚部屋は業者に頼んだ方がいいこともあります。

ここでは自力で掃除できる汚部屋レベルをチェックし、自力で掃除する手順について紹介します。

汚部屋の自力での片付け方|ゴミ屋敷レベルはプロへの依頼がおすすめ!

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汚部屋レベルをチェック!

汚部屋は悪化すると俗にいう「ゴミ屋敷」のようになってしまうこともあります。汚部屋レベルによっては自力で掃除できる場合もありますが、ここで紹介するレベル3~4以上は、プロの業者に依頼した方が安全でしょう。

まずは自身の汚部屋レベルを確認してみてください。

【汚部屋レベル】

レベル1:部屋全体が汚れている状態(自力○)

レベル2:床が埋まっていて歩きにくい状態(自力○)

レベル3:足の踏み場がない状態(自力△)

レベル4:悪臭や害虫が発生している状態(業者への依頼が○)

レベル5:家の外にもゴミが溢れている状態(業者への依頼が○)

レベル1:部屋全体が汚れている状態

汚部屋レベル1は、部屋全体が汚れている状態です。床は辛うじて見えているけれど、ゴミや不用品が部屋中に散らかっている状態です。

【汚部屋レベル1の特徴】

  • ゴミは多いが床はまだ見えている
  • 1ヶ月以上掃除をしていない
  • ゴミ袋が3個以上溜まっている

脱いだ衣類がそのままになっていたり、飲み物や食べ物のプラごみなどがゴミ箱に捨てられずにそのままになっていたりすることも多いでしょう。

汚部屋レベル1の段階では明らかにゴミだとわかるものをきちんと集めて処分したり、衣類をきちんと収納したりすることで改善します。多少時間はかかるかもしれませんが、自力で掃除することもできるでしょう。

レベル2:床が埋まっていて歩きにくい状態

汚部屋レベル2は、レベル1の状態がさらに悪化し、ゴミの量が増えている状態です。床がゴミに埋まっていて、スムーズに歩けないような状態でしょう。ゴミの種類によっては、生臭さやコバエの発生などがみられることもあり、不衛生な空間となっています。

【汚部屋レベル2の特徴】

  • 床があまり見えない
  • 数ヶ月掃除をしていない
  • ゴミ袋が10個以上溜まっている

数ヶ月以上掃除をしていないとこのような状態になりやすいです。

食べ物の容器やペットボトルなど比較的軽いゴミが多い場合は、自力でもなんとか掃除することができるでしょう。しかし掃除の時間があまりない人は、自力では膨大な時間がかかってしまい、その間に逆戻りという可能性もあるため、業者への依頼を検討してもいいかもしれません。

レベル3:足の踏み場がない状態

汚部屋レベル3は、床が全てゴミや不用品で埋まり、足の踏み場が全くない状態です。ゴミの上を歩かなくてはならず、滑って転倒するなどケガのリスクも高くなってくるため、早急に掃除が必要でしょう。

【汚部屋レベル3の特徴】

  • 床が見えない
  • ゴミを踏まないと歩けない
  • ゴミ袋が15個以上ある

汚部屋レベル3では長い期間掃除をしていないために、さまざまな種類のゴミや衣類が重なっている状態です。不用品やゴミが何層にも重なっている状態では、ゴミの分別や衣類の整理もかなり難易度が高くなります。

このレベルからは、床の見えない部分が腐食したり、頑固なシミなどが発生したりしている可能性が高いため、自力での掃除よりもプロの業者に依頼した方がスムーズに任せられるため安心です。

レベル4:悪臭や害虫が発生している状態

汚部屋レベル4では、悪臭や害虫が発生し健康へのリスクが生じているような状態です。害虫に刺されたり、食中毒などを起こしたりする可能性もあり、とても危険でしょう。また害虫の住処となっているせいで、近隣にまで被害が及んでいることもあります。

【汚部屋レベル4の特徴】

  • 悪臭がする
  • 害虫を見かけることがある

掃除だけでなく、腐食や害虫駆除など専門的な知識が必要となるため、自力での掃除はほぼできないでしょう。

レベル5:家の外にもゴミが溢れている状態

汚部屋レベル5は、いわゆるゴミ屋敷状態です。家の外にまで不用品やゴミが溢れていて、近隣とのトラブルも絶えない状態でしょう。害虫や悪臭もさらにひどく、衛生状態も著しく悪いです。すでに健康を害している可能性さえあります。

【汚部屋レベル5の特徴】

  • 自分の背丈より高い位置までゴミが積まれている
  • 悪臭や害虫による近隣トラブルに発展している
  • 家の敷地外にもゴミが出ている

このレベルになっている場合は、市からの通告や、役所の担当者が訪問することもあります。ゴミの量は、トラック1台では足りないような膨大な量となるため、自力での掃除は不可能です。プロの業者に依頼して、早急に片付けてもらってください。

このように汚部屋のレベルによっては、自力での清掃が困難なケースもあります。手遅れになる前に、自力でできるうちに汚部屋を片付けることが大切です。

汚部屋を片付けるときの心得

片付けを始める前に、以下のポイントをよく押さえておきましょう。

  • 捨てることをためらわない
  • 使わないものに感情移入しない
  • 6ヶ月以上使っていないものはこの先も使わない

不用品を溜め込んでしまう人の心理として、「この先いつか使うかもしれないからとっておこう」ということがあります。しかしそのいつかが来ていないから、部屋が不用品に埋もれているわけです。

半年〜1年以上使わなかったものは、この先も使うことはありません。物に感情移入せず、捨てることをためらわないようにしましょう。いつ使うかわからないもののために、健康まで害してしまっては元も子もありません。必要になったときに都度購入し、日頃から心地よい住まいを構えておいた方がメリットは大きいです。

汚部屋の自力での片付け方

どこから手をつけていいのかわからない!という人も多いでしょう。基本的な片付け方として、エリアごとに片付ける方法と不用品の種類や品目ごとに片付ける方法があります。

エリアごとに片付ける方法は片付け効果が目に見えて分かりやすいので、モチベーションは保ちやすいのですが、さまざまな種類のゴミが出てくるため、かえって時間がかかるでしょう。

自力で片付けるのであれば、種類や品目ごとに片付ける方がおすすめです。その日のターゲットを決め、缶・ペットボトルなら同じものばかりをひたすらゴミ袋に集めるだけでいいので、単純作業で簡単です。ゴミ出しもしやすいでしょう。

ここでは自力で汚部屋を掃除する方法として、種類や品目ごとに掃除する手順について紹介します。

【自力で汚部屋を片付ける手順】

  1. 道具を準備する
  2. 汚部屋の主な原因となっている品目を確認する
  3. ゴミの日を確認する
  4. 汚部屋の主な原因となっている品目を袋詰めする
  5. 部屋に残っている細かなものを仕分けていく
  6. 清掃する
  7. 必要なものを収納する

それぞれのステップをくわしくみていきましょう。

ステップ1:道具を用意する

汚部屋レベルが高く、部屋にゴミが溢れている場合は、まずは捨てる作業に必要なものだけを準備しましょう。掃除用の道具を揃えてもいいですが、置き場がないほどゴミが溢れている場合は、新たにものを増やすことで混乱しやすくなったり失くしたりすることがあります。

磨き系の洗剤などは、まずは家の中の不要品を捨てて、スペースが確保できてから購入するといいでしょう。

【捨てる作業に必要な道具】

  • マスク
  • 作業用手袋
  • スリッパ
  • ゴミ袋
  • 雑誌や本を結ぶヒモ
  • ガムテープ

ゴミ袋は市町村が指定するゴミ袋を用意してください。また、ガラスなど危険なものが落ちている可能性がある場合は、厚手のスリッパがあると安心です。

ステップ2:汚部屋の原因となっている品目を確認する

効率よく進めるため、まずは部屋の中をよく観察し、どのタイプのゴミが多いのか確認してください。部屋が散らかる原因となっているのはどんなゴミでしょうか。優先順位を3位くらいまでつけて、優先度の高いものからゴミ袋に詰めていきます。

優先順位を決めるときは、細かなものよりも大きなものを選ぶようにしましょう。例えば郵便物などは、たくさんあっても体積はさほどとっていません。洋服やペットボトルなど場所をとるものをまず片付けることで、部屋をスッキリさせていくことができます。

【女性の部屋の例】

しばらく着ていない洋服、可燃ごみ、雑誌

 

【男性の部屋の例】

可燃ごみ、ペットボトル・缶、段ボール

あくまでも傾向ですが、男性はコンビニの袋や弁当の箱、飲み物など軽いゴミが多く、女性は汚れた服や靴など重いものが多い傾向にあります。自分の部屋の中を一度よく観察してみましょう。

 

ステップ3:ゴミの日を確認する

市町村ごとにゴミ出しの日は異なるため、インターネットで「○○(市町村の名前) 燃えるゴミ」などのキーワードを入れて検索するか、直接市役所に問い合わせをするなどして、ゴミの日を確認しておきましょう。

ゴミの日に合わせて片付けを始めれば、たくさんのゴミ袋をすぐに出すことができるためスッキリさせることができます。

粗大ゴミや廃品回収など頻度が少ないゴミの場合は、タイミングを待っていては掃除する機会も逃してしまいかねないので、リサイクルセンターへの持ち込みやリサイクルショップの利用などがおすすめです。

 

ステップ4:汚部屋の主な原因となっている品目を袋詰めする

優先順位をつけた不用品の種目をひたすらゴミ袋に詰めていきましょう。

捨てるか捨てないかの判断に迷うようなものは、自分の中で「6ヶ月以上使っていないものは捨てる」などと基準を決めておくと、スムーズに進められます。新聞紙や雑誌などはヒモで結ぶか段ボールに入れるなどして1箇所にまとめましょう。

 

ステップ5:部屋に残っている細かなものを仕分けていく

優先順位の高いゴミを処分したら、少しでも床が見えてくるのではないでしょうか。不用品ベスト3の次は細かなものを仕分けていきましょう。細かなものとは、例えばアクセサリーや郵便物、雑貨や嗜好品などです。自分にとって必要か不要か判断しながら、仕分けていく作業です。

細かなものを仕分ける作業はエリアごとに行うといいでしょう。勢いに任せて大切なものを捨てないように気をつけてください。捨てるべきか捨てないかの判断に迷ったら、自分の中で基準を設定しておきましょう。大きな思い出の品などは写真に撮って保存するといった方法も有効です。

 

ステップ6:清掃する

不用品を捨てる作業が終わったら、いよいよ床や壁、家具を清掃しましょう。

清掃をするときに必要な基本的な道具は以下の通りです。

【清掃に必要な道具】

  • ほうき
  • ちりとり
  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • 雑巾
  • バケツ

 

掃除の基本として、まずは高い位置から掃除します。雑巾を使い、高い位置の家具や家電のホコリを取り除いていきましょう。始めに水拭きをしてみて、取れない汚れは中性洗剤などを使いながら、汚れを落とします。中性洗剤でも落とせない頑固な汚れには、酸性洗剤やアルカリ性洗剤を使うと取れることもあるでしょう。

 

自分では綺麗にできないようなヒドイ汚れが畳や襖にある場合は、業者に依頼して張り替えてもらうことをおすすめします。こうした部分を綺麗に直すことで、部屋の見栄えも大きく異なるでしょう。

 

ステップ7:必要なものを収納する

必要だと判断したものを、使いやすいように収納しましょう。生活する上での動線を考えて使いやすい場所に収納するようにしてください。また収納するときは余裕を持たせて収納します。隙間がなく、ぎゅうぎゅうになる場合は、もっとものを減らした方がいいでしょう。

 

ここまでできたら、足の踏み場のなかった汚部屋もスッキリしているはずです、床の腐食や、害虫被害などがある場合は、プロの業者に依頼し適切に処理してもらってください。

自力で汚部屋の片付けはやっぱり無理・・・そんな時は?

自力で行う汚部屋の片付け方についてまとめてきました。しかし、「やっぱり自力では無理だ…」と思うこともあるかもしれません。そんなときには、業者に依頼してみるのも一つの手です。

業者に依頼することで、

・近所の方に気づかれないよう、短時間できれいにしてくれる

・不用品の買取

・分別が不要

・水回りなどのハウスクリーニング

・カビや頑固な汚れの特殊清掃から消臭除菌

・害虫駆除からフローリングや壁紙の原状回復リフォーム

などを一気に対応してくれるといったメリットが得られます。

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【参考】汚部屋片付け業者の料金相場

間取り 料金相場 作業人数 作業時間
1R・1K 30,000円~80,000円 1~2名 1~3時間
1DK 50,000円~120,000円 2~3名 2~4時間
1LDK 70,000円~200,000円 2~4名 2~6時間
2DK 90,000円~250,000円 2~5名 2~6時間
2LDK 120,000円~300,000円 3~6名 3~8時間
3DK 150,000円~400,000円 3~7名 4~10時間
3LDK 170,000円~500,000円 4~8名 5~12時間
4LDK以上 220,000円~600,000円 4~10名 6~15時間

みんなの遺品整理に掲載されている770社以上の業者のホームページ、3万人以上の実際に利用した金額データから算出しています。(2022年1月8日時点)

まとめ

汚部屋はレベルによりますが、早い段階であれば自力での掃除ができます。近隣とのトラブルや健康被害が出る前に片付けるようにしましょう。また自力で汚部屋の掃除を行う場合は、効率的に掃除ができるよう前準備をしっかり行いましょう。

手当たり次第に掃除するよりも圧倒的かつスムーズに汚部屋を綺麗にすることができますよ。もしも、掃除をしていて害虫や床の腐食などを見つけた場合は、自力でなんとかするのではなく、プロの業者への依頼を検討しましょう。

 

【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案を致します。