大切な家族や親族が亡くなった後、遺品の整理に直面することになると思います。自分で遺品整理をおこなう場合、まず何を行えばよいかわからず、なかなか整理に取りかかれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、自分で行う遺品整理の仕方をご紹介していきます。

- 遺品整理とは
- 自分で行う遺品整理で準備するもの
- 自分でおこなう遺品整理の仕方と流れ
- ①スケジュールを決める
- ②必要なものと不要なものを分類する
- ③不用品を廃棄処分する
- ④残った遺品の分配(形見分け)を行う
- 自分でおこなう遺品整理で注意すべきこと
- 自分で遺品整理を行えないときは
- 良い業者を選ぶポイント
- 安くて安心できる業者への相見積もりなら「みんなの遺品整理」
- 計画的な整理を心がけよう
遺品整理とは
遺品整理とは、亡くなった故人が残した家の中の遺品を整理して片付けることです。
遺品整理は、「必要なものと不要なものを分類する」ことと、「不用品のリサイクル・廃棄処分をする」ことの2つの作業に大別できます。
自分で遺品整理を行う場合、まず残すものと処分するものを分類しましょう。遺品が多い場合はこの分類の作業に時間と労力がかかりますが、この記事では効率的に片付けられる遺品整理の仕方を紹介します。
自分で行う遺品整理で準備するもの
自分で遺品整理を行う場合、なにを準備しておくと良いのでしょうか。遺品整理を自分で行うために必要になる服装や道具を紹介します。
まずは服装の準備から
・軍手
・汚れてもよい服
・マスク
・スリッパやクロックス(履いておくと、思わぬ怪我を防げます。)
・厚手の靴下
処分品の分別のために準備するもの
ゴミ袋 | 自治体指定のものがあれば選びます。大きすぎるとゴミを入れたときに運搬しにくいので、45〜70リットル程度がよいでしょう。 |
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ダンボール | ダンボールも大きすぎると重くなり、運ぶのが難しくなってしまいます。120サイズを多めに、大きい物用に160サイズもいくつか用意しておくと便利です。 |
ガムテープ | 布でもクラフトタイプでもどちらのテープでも構いません。 |
ハサミやカッターナイフ | 切れ味のよいものを人数分用意しておくとよいでしょう。 |
油性マジックペン | ダンボールに何を入れたか分からなくならないように、入れた物の名前を書いておきます。 |
自分でおこなう遺品整理の仕方と流れ
自分で遺品整理を行う場合、このような流れで遺品整理を進めるとスムーズです。
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一つずつ遺品整理の仕方のポイントを紹介していきます。
①スケジュールを決める
遺品整理を行う際にスケジュールをたてずに作業を開始すると、作業の目途がつかず整理が終らなくなる場合があります。
ここでは、自分で遺品整理を終わらせるためにスケジュールを決めるときのポイントを紹介します。
ポイント1:終わらせる予定の日を決める
まず決めることは「いつまでに終わらせるか」という終了予定日の設定です。遺品の量や片付けを行う人数によってかかる時間が変わるため、無理のない作業期間を設けます。
ポイント2:「いつ何をやるのか」を具体的に決める
次に「この日は居間の片付けを完了する」といった具体的な内容を決めます。その日の目標があるかどうかで作業スピードに大きな違いが出ます。
計画は終了予定日から逆算して立てましょう。詳細な計画を立てると後の作業が楽になります。
②必要なものと不要なものを分類する
スケジュールを立てたら、遺品を分類します。遺品は、「残しておくもの」と「捨てるもの」に大別できます。2つに分類されるものの例を以下で紹介します。
【残しておくもの】
形見となる思い出の品
故人が生前大切にしていたものや、故人との思い出の品など、形見分けで親族に分配できるものは残しておきましょう。
財産や重要な書類、資産価値のある貴重品 |
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上記のような財産となるものや重要な書類は、誤って捨ててしまわないように重々気を付けて分類しましょう。
また、貴金属や美術品など資産価値のある貴重品なども相続品として形見分けの対象にもなります。「買取価値があるかどうか」も残すものを決めるときの判断基準になります。
【捨てるもの】
リサイクルが可能なもの |
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上記はリサイクルが可能です。これらを処分する場合は、リサイクル業者などにお願いしましょう。
ごみとして廃棄処分するもの
上記の「残しておくも」のと「リサイクルが可能なもの」以外は「ごみとして廃棄処分するもの」になります。
自治体によって廃棄方法が異なることがあるため、分別に悩んだら廃棄する地域の自治体に確認しておきましょう。
③不用品を廃棄処分する
「捨てるもの」の処分方法を紹介していきます。
燃えるゴミや燃えないゴミは、自治体で決められた集積所へ持ち込んで処分します。
リサイクル可能なものは、業者に買い取りや無料での引き取りを依頼します。まだ十分に使えるものは、ネットオークションやフリマアプリなどでの販売や寄付することもできます。
遺品のリサイクルの方法について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
また、ゴミが大量にある場合や再利用できるものの処分は業者による引取りが可能です。
リサイクルショップ |
自宅まで出張買取を依頼することができ、中には高値買取をしてもらえるものもあります。 |
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不用品買取業者 |
ゴミが多くて持ち込みが難しい時や、自治体の回収日までが長い時に便利です。 |
遺品整理業者 |
ゴミの処分だけでなく、買取を行っている業者もあるため遺品の分類に悩む方におすすめ。 |
このように処分する量が多ければ多いほど、業者の力も借りるとよりスピーディに処分することができるでしょう。
④残った遺品の分配(形見分け)を行う
資産価値のある相続品は、平等に分配します。高価な宝石や芸術品、美術品などは、買取を行った上で分配ができます。
また、価値の有無に関わらず、故人の想い出がある遺品は形見分けします。
形見分けをする遺品 |
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上記のようなものは親族に配ることが一般的です。
形見分けの際、高価な遺品は贈与税の対象になる場合があります。形見分けの相手の負担にならない遺品を選ぶようにしましょう。
自分でおこなう遺品整理で注意すべきこと
自分で遺品整理を行う際の注意点をいくつか紹介していきます。
・近所から苦情が来る
遺品整理を行うと、思いのほか騒音が出る場合もあります。
時間に気を付けること、騒音がでる可能性があることを近所の方にあらかじめ伝えることなどの対策をしましょう。
・精神的、肉体的な負担が大きく、想像以上に時間がかかる
遺品整理の中で、肉体的負担や大切な遺品を処分することで精神的負担を感じる方も多いです。そのため、スケジュールどおりに整理が進まない場合もあります。
急いで終わらせる必要がない場合は、焦らず着実に整理を進めましょう。
・大切な遺品を誤って処分してしまう
財産や税金関係の書類、不動産の権利書などを誤って処分すると、トラブルが発生する可能性もあります。
複数人で作業する際は遺品整理時の注意点や担当する部屋を事前に決めておくと、このようなトラブルの防止につながります。
自分で遺品整理を行えないときは
遺品整理の負担が思ったより大きく、自分で遺品整理を終わらせることが難しいと感じる方も多いと思います。
また、遺品整理を急いで終わらせる必要のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合、遺品整理業者に依頼するという選択肢もあります。業者によってサービスの内容は異なりますが、遺品整理業者の特徴と主なサービスを紹介します。
遺品整理業者の特徴と対応可能な作業
作業の特徴 |
「作業対象=遺品」と認識 →物の扱いが丁寧 |
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対応可能な作業 |
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遺品整理業者は、遺品の整理を目的に作業するため、故人の大切な遺品を丁寧に扱います。また、遺品の分類から不用品の処分、買取りまで対応が可能です。
そのため遺品整理の負担を減らし、かつ短期間で終わらせることができます。
良い業者を選ぶポイント
遺品整理を行う際、負担軽減のために遺品整理業者を利用するのもおすすめです。費用は多少かかりますが、短時間で完了できるというメリットがあります。
しかし、業者の中には悪徳業者も存在するため、業者選びは慎重に行いましょう。良い業者を見分けるポイントは次のとおりです。
優良な業者選びのポイント |
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遺品整理を扱う業者はたくさんあります。料金相場を比較するためにも複数の業者に相見積もりを取るようにしましょう。
安くて安心できる業者への相見積もりなら「みんなの遺品整理」
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また当サイト「みんなの遺品整理」は、遺品整理士認定協会と提携しており、遺品整理士が在籍する業者のみをご紹介しています。またご紹介する業者はすべて厳しい加盟審査をおこなっております。
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計画的な整理を心がけよう
必要な物を準備し、実現できそうなスケジュールを立てた上で計画的に遺品を整理していきましょう。自分で整理してみて大変そうな場合には、業者への依頼も視野に入れてみてくださいね。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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