家族が亡くなったあとに遺族が直面するのが遺品の扱いです。全部とっておくことはできませんし、適当に捨ててしまうわけにもいきません。そんな時に頼りになるのが遺品整理業者です。ここでは、遺品整理の基本と不用品回収業者との違いについて解説します。
- 【動画で解説!】遺品整理とは?不用品回収と何が違うの? まとめ
- 遺品整理とは
- 不用品回収業者との違い
- 遺品整理業者の2つの特徴
- 無許可の不用品回収業者に気を付けよう
- 無料と記載のある回収業者にも注意
- 丁寧な作業は遺品整理士に依頼するのがおすすめ
- 終わりに
【動画で解説!】遺品整理とは?不用品回収と何が違うの? まとめ
遺品整理とは
遺品整理とは、亡くなった人の持ち物を整理し、部屋をきれいに清掃することです。多くのものをスッキリと片付ける、という点で大掃除と同じ感覚を持つかもしれませんが、掃除の性質は異なります。
遺品整理はただの掃除ではない
故人の持ち物には、遺書や預金通帳、証券類といった貴重品が含まれている可能性があります。つまり、パッと見ただけで迂闊に捨ててしまっては危険なのです。貴重品には相続に関連するものも多くあるので、ポケットの中やタンスの裏など細かなところまで入念に確認することが必要です。
また、遺品は亡くなった方の思い出の詰まった品物ばかりなので処分をためらってしまうこともあるでしょう。整理をしているうちに手が止まってしまったり、捨てる決断がつかずに物の量が減らなかったり、といったことも起きてきます。
思うように整理が進まない。そんなときは業者に依頼してみよう
遺品を見ると故人を思い出してしまって手がつけられない、実家が遠方で整理に行く時間がない、仕事が忙しく遺品整理をする時間が確保できない…遺品整理を進めることができない理由は多くあることでしょう。
そんな時は、遺品整理業者に依頼してみるのも一つです。依頼者に代わって遺品整理をしてくれるので、精神的、身体的な負担を大きく軽減できます。近年では遺品整理で困る人も多く、遺品整理業者の需要も増えてきているのです。
また、当サイト「みんなの遺品整理」では遺品整理士認定協会より認定を受けた優良業者のみを掲載しているので安心して業者を検索することができます。
不用品回収業者との違い
遺品の片付けを頼める業者としては、不用品回収業者も挙げられます。では、遺品整理業者とは何が違うのでしょうか?作業目的、特徴、内容を比較してみましょう。
遺品整理業者 | 不用品回収業者 | |
---|---|---|
作業目的 | 遺品の整理 | 不用品の回収 |
特徴 |
「作業対象=遺品」と認識 →物の扱いが丁寧 |
「作業対象=処分品」と認識 →物の扱いが雑になることも |
不用品の回収と処分 | ○ | ○ |
必要品と不用品の分別 | ○ | × |
貴重品の捜索 | ○ | × |
遺品の買取 | ○ | × |
遺品の供養・お焚き上げ | ○ | × |
無料の簡易清掃 | ○ | × |
ハウスクリーニング | ○ | × |
消臭作業 | ○ | × |
家屋の解体 | ○ | × |
車・バイクの買取処分 | ○ | × |
リフォーム | ○ | × |
不動産仲介・買取 | ○ | × |
相続の相談 | ○ | × |
※不動産仲介・買取や相続の相談は、提携している専門会社を紹介するという形をとっている場合もあります。
不用品回収業者の仕事は、基本的に「回収」するだけです。遺品を細かく整理・分別してくれるわけではありません。大事な書類などの貴重品だろうが、大切な思い出のものであっても、なんでも回収して処分してしまいます。そのため、必要なものと不要なものを分別しなければならない遺品整理には向いていないのです。
大量の不用品を引き取ってくれる点では頼りになりますが、それは遺品整理業者も同じです。遺品整理をするなら、専門の遺品整理業者に頼むのが最適だといえます。
遺品整理業者の2つの特徴
遺品整理業者の特徴は、その心遣い、そしてサービスの幅広さです。
特徴① 故人・遺族・ご近所への心遣いがある
作業的な側面だけでなく細やかな心遣いができるという点も遺品整理士の特徴です。具体的には次のようなものが挙げられます。
・お仏壇に手を合わせるといった故人・遺族の気持ちに配慮した行動
・遺品を処分品・不用品と扱わず丁寧に扱う
・ご近所の方への配慮、挨拶の代行を行う
・遠方からの依頼にも対応し、作業完了を写真や動画で報告してくれる
特徴② サービスの幅が広い
上の比較表からもわかるように、遺品整理業者は「分別し、処分して片付ける」という単なる遺品整理だけにサービスを限定せず、遺品整理に関連して必要となる様々な場面にそのサービスの幅を広げています。したがって、一度の依頼で遺品整理に関連した事がらをスムーズに解決できるのです。
ただし、対応しているサービス内容の範囲は業者によって異なるので事前に確認が必要です。
無許可の不用品回収業者に気を付けよう
業者が遺品整理を行うには、「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。産業廃棄物収集運搬業の許可だけでは、一般家庭から遺品を回収することができません。
また、骨董などの貴重品を不用品とは別に買い取るには、「古物商」の許可がなければなりません。これらの許可なしに遺品整理を行うと、違法行為になってしまいます。
無許可の業者は、引き取った遺品を適正に供養することができません。そのため、横流しされたり不法投棄されたりするおそれがあります。遺品整理自体も丁寧に行わないことが多いため、必ず許可を持った業者に依頼しましょう。
無料と記載のある回収業者にも注意
チラシやホームページで無料と記載のある回収業者もありますが、見積もりのみ無料だったり、回収のみ無料で処分費はかかるなど、完全に無料でないケースも見られます。
このようなトラブルを避けるため、事前に細かく料金設定を提示している業者を選ぶことをオススメします。環境省では無許可の業者をつかわないようにと警告をだしています。
環境省:無許可の回収業者を利用しないでください。(外部リンク)
また、悪徳業者に騙されないよう複数の業者に相見積もりをとり、信頼のできる業者を選ぶことが大切です。相見積もりの際は、3社を目安として相見積もりを取りましょう。
相見積もりをとることで、料金の大体の相場を知ることができ、不当な料金を請求している業者を見分けることができます。国民生活センターでも多くの被害報告が入っており、呼びかけをしています。
国民生活センター:廃品回収を依頼したら高額な請求をされた(外部リンク)
丁寧な作業は遺品整理士に依頼するのがおすすめ
より丁寧な遺品整理を希望するなら、「遺品整理士」の所属している業者への依頼をおすすめします。
遺品整理を業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な人の遺品を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいというご要望もあるでしょう。私たちみんなの遺品整理は「安心×低価格×高品質」なサービスを多くのユーザー様に届けたいと考え、以下のサービスを提供しています。
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遺品整理業者の審査基準について
また当サイト「みんなの遺品整理」は、遺品整理士認定協会と提携しており、遺品整理士が在籍する業者のみをご紹介しています。またご紹介する業者はすべて厳しい加盟審査をおこなっております。
全国10,000社以上いるといわれている業者の中から、
・法律を守って運営しているか
・過去にクレームや追加料金がないか
・電話対応や接客の質が良いか
などの項目で審査し、厳選して掲載しています。600社以上の業者から料金、口コミ、スタッフ、サービス内容、作業事例、実際の支払い費用で比較できます。
まずは無料相談
はじめての遺品整理でどうすればいいかわからないという方のご相談も受け付けております。
・遺品整理の料金や流れ
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など気軽にご相談くださいませ。業界歴9年以上の業界知識の豊富なスタッフが回答いたします。
終わりに
故人の持ち物は、たとえ不用品であっても丁寧に扱ってほしいものです。専門の遺品整理業者なら、心を込めて遺品整理を行ってくれるでしょう。現場の確認や見積もりは無料で行ってくれることが多いので、まずは相談してみてください。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者をご提案します。