「実家の整理はいつから始めたらいい?」
「実家の整理をスムーズに行う方法は?」
「実家の整理は自分でやる?業者に依頼する?」
そう考えていませんか?結論からお伝えすると、実家の整理は親が元気なうちに始めましょう。なぜなら、親と相談しながら実家の整理を行う方が、揉め事がなく効率的に進むからです。
実家の整理は、次の3つの手順で行うと効率的です。
①分別する→②処分する→③収納する
ただ、実家の整理を自分でやる場合は、実家に頻繁に通える距離であること、整理の時間を確保できることが大前提です。
もし実家が遠方にあったり実家の物が大量にある場合は、自分で整理をするのは大変です。そこで、自分でやるのが大変そうな人は、業者への依頼も検討してみましょう。
実家の整理を依頼できる業者は、生前整理業者や片付け業者などです。業者を選ぶ際は口コミや実績、料金などから信頼できる業者を探し、複数社をじっくり比較して選ぶことがおすすめです。
そこでこの記事では、次のポイントについて解説していきます。
【この記事のポイント】
◎実家の整理を始めるのに最適な時期
→親が元気なうちに始める
◎実家の整理を効率よく進める手順
→「分別」「処分」「収納」の3STEP
◎実家の整理をスムーズに進めるための事前に押さえる3つのポイント
◎実家の整理を業者に頼む2つのメリットデメリット
◎実家の整理を自分でやるか業者に頼むかの3つの判断基準
この記事を最後までお読みになれば、実家の整理を始める時期や効率よく進める方法について理解することができる上、場合によっては業者に依頼するかどうかも判断することができます。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
- 1.実家の整理は親が元気なうちにするべき
- 2.実家の整理を効率よく進めていく手順
- 3.実家の整理をスムーズに進めるコツ3つ
- 4.実家の整理を自分で行うメリットデメリット
- 5.実家の整理を業者に依頼するメリットデメリット
- 6.実家の整理を自分で行うか業者に依頼するかの判断基準3つ
- 7.まとめ
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1.実家の整理は親が元気なうちにするべき
冒頭でもお話した通り、実家の整理は親が元気なうちに行うのがベストです。
なぜなら、実家の整理は親と話し合いをしながら進めていくとスムーズにいくためです。
親が元気であれば、あなたが進行をサポートしながら親と一緒に整理を進めていくことができます。
このように実家の整理を親が元気なうちに行うことを「生前整理」と言います。
生前整理は、できるだけ親の体力や認知度が元気なうちに進めることで、次の3つのメリットがあります。
・親と相談して意向をくみながら整理ができる
・貴重品の発見ができる
・片付いた部屋で安心して老後を過ごしてもらえる
これら3つのメリットは親と話し合いながら整理ができることが一番のポイントです。
生前整理のゴールは、これまでの荷物を整理することと、これからの老後生活を不安なく過ごせる環境づくりになります。
親が亡くなってからの実家整理は「遺品整理」 |
親が亡くなってから、実家の整理を始める人もいるのではないでしょうか。 親が急逝してしまったり、実家が遠くてなかなか整理ができなかったというケースがあるでしょう。 親が亡くなってからの実家整理は、遺品整理と言います。遺品整理は生前整理よりも複雑です。 親を亡くしてしまった悲しみがありますので精神的な負担を伴いますし、相続問題が絡んでしまう場合もあります。 遺品整理を始める時点で、あまりにも実家の物が多かったりごちゃごちゃしていると膨大な時間がかかりますし、揉め事の発端になりかねません。 そこで、親が亡くなってしまう前にある程度不要な物は捨てて、ある程度片付いた状態にしておくことがベストなのです。 遺品整理についてもっと詳しく知りたい人は、遺品整理の進め方について詳しく解説した「遺品整理 進め方」の記事も参考にしてください。 |
2.実家の整理を効率よく進めていく手順
先ほどのお話で、親が元気なうちに実家の整理をする必要性がお分かりになったかと思います。
そこで次に、自分で実家の整理をする場合、どのように進めていけば効率よくできるのかを説明していきましょう。
実家の整理を自分で行う場合、基本的には次の手順で進めていきます。
この図のように、実家の整理の基本的な流れは、
①分別する
②処分する
③収納する
の3つのSTEPです。
具体的にどのようなことをすればいいのか、もう少し詳しく説明していきますのでぜひ参考にしてくださいね。
2-1.分別する
実家の整理を効率よく進めていくためには、まず実家の物を必要なものと不要なものに分別していきます。
分別の際に用意するものは次の通りです。
分別の際に用意するもの |
・ハサミ ・カッター ・紙紐 ・ガムテープ ・段ボール ・ゴミ袋 ・マジックテープ ・軍手 ・マスク |
分別する際は1日で一気に終わらせる必要はありませんが、ジャンル別または部屋別にある程度期限を決めておくとよいでしょう。
例えば、
◎リビングの分別を1週間で終わらせる
◎今月の目標は衣類の整理
などという具合です。
分別の際、親の持ち物に関しては親に判断を委ねることになりますが、決して急かしたりしないことがポイントです。
一度捨ててしまうと再度手に入れることはできませんので、捨てるかどうかはじっくり決めてもらいましょう。
実家の物の中には、親の物ではないものもあるでしょう。
例えば自分の学生時代のものや祖父母のものなどです。
捨てたら後悔することが多い「思い出の品」一覧 |
・幼少時代のアルバム ・家族写真 ・卒業アルバム ・七五三や成人式など節目の写真 ・昔大切にしていたCDやレコード ・祖父母の写真 ・祖父母のアクセサリー |
このようないわゆる「思い出の品」は、簡単に捨ててしまうと後悔する可能性も高いので一気に全部捨ててしまわないようにしましょう。
個数を減らすか写真に撮って一時的にデータに残ことがおすすめです。
また、実家を整理していると、権利証や契約書など重要だけどどこに行ったか分からなくなっていた貴重品が見つかることもあります。
今後必要になることもあるので、実家の整理を機会に親が分かりやすい場所に保管しておくとよいでしょう。
2-2.処分する
実家の物を必要なものと不要なものに分別したら、次は処分のSTEPに移りましょう。
処分は、自治体のルールに沿って行う必要があり、物が多いと処分方法が複雑になってしまいます。
特に注意が必要なのが、不燃ゴミや金属ゴミ、粗大ゴミです。実家の整理は通常の家の片付けとは違い、家庭ごみではない様々な「ゴミ」が出てきます。
例えば、
・使わない座布団
・客布団
・椅子
・コタツ
・額縁
・花瓶
・引き出物やいただき物
このように、実家の整理では普段捨てている物ではない物がたくさん出てきます。
中には分別が難しかったり、簡単には捨てられない物もあるでしょう。
不燃ゴミは自治体によっては収集日が決められていたり、粗大ゴミは申請が必要な場合もあります。
そして処分には手数料がかかる場合もありますので、事前に金額をある程度把握しておくことも必要です。
2-3.収納する
実家の物のうち不用品を処分したら、最後に収納していきます。収納する際は次の3点に気をつけましょう。
・収納場所は親と話し合う ・老後を快適に過ごせることを考えた収納にする ・貴重品の保管場所を決める |
これら3点のポイントついて、もう少し詳しくお話していきますね。
2-3-1.収納場所は親と話し合う
新たな物の収納場所は、親と話し合って決めるようにしましょう。
実家は親がまだこれからも暮らしていく場所なので、あくまでも親の意見を尊重する必要があります。
例えばあなたが、
「このティーセットは使う頻度が少ないから棚の上にしまった方がいいのでは?」
と考えても、親は
「お友達が来た時には必ず使う物だから、いざという時にすぐ取り出せる場所がいい」
と思うかもしれません。
実家を整理する目的は、物を減らし身軽になることでもありますが、親が老後を快適に過ごせるようにすることでもあります。
自分と親の意見が食い違う時は、親の意見を尊重しながら進めていくとよいでしょう。
2-3-2.老後を快適に過ごせることを考えた収納にする
先ほどのお話ともつながりますが、収納する際は老後を快適に過ごせるかどうかもポイントになります。老後を快適に過ごせるかどうかというのは具体的に、
◎必要なものは取り出しやすい場所にある
◎どこに何があるか分かる
という点です。
高齢になると高い場所や押し入れの奥に入っている物を取り出すのは想像以上に困難ですし、転倒やケガなどの危険を伴います。
そのため、日常的に必要な物は低い位置に収納することが理想です。
さらに、高齢になれば物忘れが進んでしまう恐れがあります。
特に一人暮らしの親の場合は、「あれどこにしまったっけ?」と聞く相手もいないません。
引き出しにメモを貼ったり、収納場所をまとめてメモしておくなど、親が不安にならないようにする工夫が必要です。
2-3-3.貴重品の保管場所を決める
収納の最後のポイントは、貴重品の保管場所を決めるということです。
せっかく実家の整理をしたのであれば、貴重品の保管場所をしっかりと決め、いざという時に取り出しやすくしていくことが大切です。
貴重品の保管場所を決めておくことは、一緒に暮らさない子どもにとってもメリットがあります。
あまり考えたくないことではありますが、もし親が亡くなってしまい様々な手続きや相続が必要になった場合、貴重品が保管場所に収納されていればスムーズに進むからです。
もし保管場所が決められていないと、悲しみにくれながらも家中をひっくり返して書類を探さなければならないか、最悪の場合見つからないこともあるのです。
親の老後生活と、亡くなった後のことも考えて、今から貴重品の保管場所を決めておくことが大切です。
実家の整理を行う手順についてさらに詳しく知りたい人は、「実家を片付ける手順とは?効率の良い方法と業者をご紹介」の記事も参考にしてみてくださいね。
3.実家の整理をスムーズに進めるコツ3つ
先ほど実家の整理の手順を説明しましたが、たった3つのSTEPとは言え、実家の整理は想像以上に大変です。
Twitterに掲載されているリアルな声をご覧ください。
とりあえず梅雨前に大半の外仕事は終わらせた。
— கு (@muracle808) June 5, 2022
あとは内部だ服だ整理だ、メルカリだ不用品だ!とにかく捨てさせないと。生前整理は大変だー。 溜め込むって貧乏性だけど物が無かった時代の人は仕方がない。
こちらは、実家にある物が多すぎて、処分に困っている人の声です。売却する物、処分する物などがたくさんあると、手続きなども大変ですね。
遺品整理って大変_(┐「ε:)_
— bullet_toshi ver.2 ゆるポタライダー🚲 (@bullet_toshi2) March 17, 2020
生前整理も大変_:(´ཀ`」 ∠):
学習机とかホント邪魔ヽ(;▽;)
こちらは、実家に自分が住んでいた頃の物がある事例です。
すぐに処分できる物なら問題ありませんが、学習机のように大きい物だと処分方法を調べることから始まり処分手続きが必要になります。
処分料金も発生するので、負担が大きくなります。
土日で進めた不用品とゴミの整理。
— 今日のひろ子さん (@CCPNxD0uyk1ftac) March 16, 2021
袋詰めしたゴミをゴミ置き場に出す為に毎晩実家通い。
昨日はプラごみ、今日は古布、古紙。
古紙は段ボール5箱、古布はゴミ袋10袋以上もあった。
まだまだ燃えないゴミと家電、家具があるけどだいぶ片付け進んできた。
遺品整理や生前整理は本当に大変。
こちらは、実家整理で出てきた大量のゴミを処分するために、毎晩実家に通っているとい体験談です。
実家が近ければ片付けが楽かと思いきや、これほど頻繁に通うのは体力的に大きな負担になりそうですね。
このように、実家の整理が大変だと感じる人は非常に多く、片付ける側に大きな負担が生じます。
そこで、よりスムーズに実家の整理を行うために、次の3つのコツをご紹介します。
①できるだけ1人で行わない
②自分の物から先に片付ける
③余裕を持ったスケジュールを立てる
という点です。
それぞれについて、もう少し詳しくお話していきますね。
3-1.できるだけ1人で行わない
実家の整理はできるだけ複数人で行うようにしましょう。親以外の相談相手や一緒に作業ができる人がいることが理想です。
1人で実家の整理を始めてしまうと不安や不満がつもり、精神的にも体力的にも負担が大きくなってしまいます。例えば、
・これは何に分別したらいいのか分からない
・捨てるべきか残すべきか分からない
・処分に時間がかかる
といった負担です。
1人でたくさんのことを抱え込むと結果的に効率が悪くなり、いつまでも実家の整理が終わらないという悪循環にはまってしまいます。
だからこそ、親と自分以外にも、実家の整理を一緒にできる人がいた方がスムーズです。
3-2.自分の物から先に片付ける
実家には、親の物だけでなく、自分が暮らしていた頃の物も残っていることでしょう。例えば、
・学習机
・アルバム
・マンガや本、雑誌
・ぬいぐるみ
・洋服
など、あげればキリがないかもしれません。
実家の整理をスムーズに進めるためには、まず自分の物を先に処分することがポイントです。
自分の物であれば、処分するかどうかの判断はすぐにつくでしょう。あなたの物を処分すれば、実家にもスペースが空き、その後の収納もスムーズに進みます。
何よりも、あなたが処分する姿を見て親も整理することに前向きになっていきます。
そして、あなたが自分の物を片付けている間に、親も自分の物の要・不要をじっくり考えることができるのです。
3-3.余裕を持ったスケジュールを立てる
実家の整理をスムーズに進めるためには、事前に余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。具体的には、
◎今週は1Fの押し入れ
◎来月はリビング
などというように、場所ごとに期限を設けていきます。
細かくスケジュールを設定していくことで、作業が遅れても調整できますし、親も「来週はリビングを片付けるそうだから、いるものを寄せておこう」と協力しやすくなります。
実家の片付けを親に納得してもらう方法 |
実家の整理をしようとする時、なかなか親の承諾を得られないケースが多いです。その理由として主に3つの理由があげられます。 ①身辺整理をしてくれと言われているようで面白くない ②家を整理する必要性を理解していない ③どれも大切で捨てたくない 実家の整理を親に納得してもらうには、この3つの考えを受け入れながらも、実家整理の必要性を納得してもらうことがポイントです。 具体的には、 ◎実家の整理は親が亡くなることに備えているわけではなく、親が老後を快適に暮らすために行うのだということ ◎元気なうちに実家の整理を始めないと、判断能力が鈍って、捨ててはいけない物を捨ててしまうかもしれないこと ◎本当に大切な物は捨てなくてもいいし、写真やデータの残すことも可能であること という点です。 実家の整理はあくまでも親の今後の暮らしを安全で快適なものにするためだということを、真心を込めて伝えていきましょう。 |
4.実家の整理を自分で行うメリットデメリット
これまでのお話からすでにお分かりのように、実家の整理を自分で行うことはある程度苦労する覚悟も必要です。
「そんなに大変なら、実家の整理をやるのが億劫になってきた」
と不安に感じる人もいるかもしれません。
大変だとは言え、実家の整理を自分で行うことのメリットもあります。
そこでここでは、実家の整理を自分で行うことのメリットとデメリットについて詳しく説明していきましょう。
4-1.実家の整理を自分で行うメリット2つ
実家の整理を自分で行うメリットは、次の2つです。
実家の整理を自分で行うメリット |
自分のペースで進められる |
捨てるか捨てないか、じっくり判断できる |
上の表からもお分かりのように、実家の整理を自分で行うと、「自分のペースで進められること」や「捨てるか捨てないかじっくり判断できる」というメリットがあります。
それぞれの理由について、もう少し詳しく説明していきますね。
4-1-1.自分のペースで進められる
自分で実家の整理を行う場合、自分のペースで進められることがメリットです。例えば、
・仕事をしているので週1日だけ整理する日に当てたい
・遠方に住んでいるので夏と冬の帰省時期だけ整理したい
といったケースです。
このような場合は、実家の整理を特に急いでいない場合が多いでしょう。
「実家の整理は、できる時にゆっくり進めたい」という人にとってメリットになります。
4-1-2.捨てるか捨てないか、じっくり判断できる
1つ目のメリットで説明したように、自分で実家の整理を行う場合は期限に迫られることがありません。
そのため、捨てるか捨てないかについて、じっくり判断することができます。
特に思い出の品が多い場合はじっくり判断することが重要になってくるので、自分で実家の整理を行うことに大きなメリットがあるでしょう。
この場合も1つ目のメリットと同様、実家の整理を特に急いでいない場合に限ります。
4-2.実家の整理を自分で行うデメリット2つ
実家の整理を自分で行うデメリットについてもお話しましょう。
デメリットは2つあり、
実家の整理を自分で行うデメリット |
物が多いと分別や処分に時間がかかり体力的な負担が大きい |
思い出に浸ってしまいなかなか捨てられない |
上の表からもお分かりの通り、実家の整理を自分で行うデメリットは2つあり、
1,「物が多いと分別や処分に時間がかかり体力的な負担が大きい」
2,「思い出に浸ってしまいなかなか捨てられない」
という点があげられます。
こちらもそれぞれの理由について詳しく説明していきましょう。
4-2-1.物が多いと分別や処分に時間がかかり体力的な負担が大きい
実家の整理を自分で行うデメリットの1つ目は、物が多い場合分別や処分に時間がかかることです。
例えば、
・一軒家を丸ごと整理しなければならない場合
・親が長年物を溜め込んでいた
・高齢や認知症のため掃除が行き届いていない
といったケースです。
実家の物を分別して処分するのは、思いのほか時間がかかります。
なぜなら、実家の整理で出るゴミは不燃ゴミや粗大ゴミ、捨て方が分からないような物まで幅広く、普段の暮らしで出る家庭ゴミのように簡単に捨てられる物が少ないからです。
そのため、物が多い実家の整理を自分で行う場合は、時間がかかることを覚悟しておくことが必要です。
4-2-2.思い出に浸ってしまいなかなか捨てられない
実家の整理を自分で行うことのデメリット2つ目は、思い出に浸ってしまいなかなか整理が進まないことです。
これは、親にとっても子どもにとっても当てはまることです。
思い出に浸ってしまう物として代表的なのが、
・アルバム
・子どもが小さい頃の思い出の品
・亡くなった家族の物
などです。
ただ、思い出の品は必ずしも捨てることが正解ではないので、思い出に浸ること自体は悪いことではありません。
なかなか整理が進まないことが問題なので、思い出の品を片付ける時は、
・思い出の品に向き合う時間を決める
・思い出の品は一旦保管する
など、ダラダラと思い出に浸ることを止めるような工夫が必要になるでしょう。
5.実家の整理を業者に依頼するメリットデメリット
先ほど説明した「実家の整理を自分で行うメリットとデメリット」でもお伝えしたように、実家の整理を自分で行うことは想像以上の労力と時間がかかります。
そのため実家の整理を急いでいる人には向いていません。
そこで、実家の整理を業者に頼むかどうかを検討している人もいるでしょう。
実家の整理を業者に依頼するとどのようなメリットとデメリットがあるのかを説明していきますね。
5-1.実家の整理を業者に依頼するメリット2つ
まずお伝えしたいのが、実家の整理を業者に依頼するメリットです。実家の整理を業者に依頼するメリットは2つあります。
実家の整理を業者に依頼するメリット |
現地に行かなくてもいい場合がある |
時間と労力の負担を軽減できる |
上の表からもお分かりのように、実家の整理を業者に依頼するメリットは、「現地に行かなくてもいい場合がある」ことと「時間と労力の負担を軽減できる」という点です。
それぞれについてもう少し詳しく説明していきますね。
5-1-1.現地に行かなくてもいい場合がある
実家の整理を業者に依頼すれば、現地に行かなくてもいい場合が多いです。
そのため、遠方に住んでいても実家を整理することができます。
とは言え、立ち会いが必要な場合が多いですし、親としては勝手に業者が自宅に上がり込むのは不安だと思います。
そういう場合は、実家の親に立ち会ってもらうとよいでしょう。
5-1-2.時間と労力の負担を軽減できる
実家の整理を業者に依頼することの2つ目のメリットは、時間と労力の負担を軽減できることです。
業者に依頼すれば、多くの場合が1日で片付けが終わりますし、タンスやベッドなどの大きな家具も運んでくれます。
自分で行うと数ヶ月も頭を悩ませる実家の整理が、1日程度で終わるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
5-2.実家の整理を業者に依頼するデメリット2つ
実家の整理を業者に依頼するデメリットをお伝えしていきましょう。
実家の整理を業者に依頼するデメリットは2つあります。
実家の整理を業者に依頼するデメリット |
親が住んでいる場合は親の承諾が必要 |
費用がかかる |
上の表からもお分かりのように、実家の整理を業者に依頼するデメリットは、「親が住んでいる場合は親の承諾が必要」ということと、「費用がかかる」という点です。
それぞれの理由について、もう少し詳しく説明していきますね。
5-2-1.親が住んでいる場合は親の承諾が必要
実家の整理を業者に依頼するケースで、親がまだ住んでいる場合、親の承諾を得なければなりません。
親が二つ返事で承諾してくれれば問題はありませんが、中には家の中に他人が入るのを嫌がる人もいるでしょう。
・汚い家を見られたくない
・大きいトラックが来て近所の人に噂されるかもしれない
などという不安を感じる親も少なくありません。業者へのマイナスイメージや不安が強い場合は、親を説得する時間が必要になります。
5-2-2.費用がかかる
実家の整理を業者に依頼するデメリットの2つ目は、費用がかかることです。
実家の整理を依頼する場合、相場は3LDKで170,000円〜500,000円程度になります。
決して安い金額ではないので、まとまったお金を出せるかどうか、誰が負担するのかを親子間で話し合っておく必要があるでしょう。
6.実家の整理を自分で行うか業者に依頼するかの判断基準3つ
実家の整理を自分でやるメリットデメリット、業者に頼む場合のメリットデメリットの説明を踏まえて、あなたがどちらの方法で実家の片付けをするべきなのかの判断基準をお伝えしていきます。
実家の整理を自分で行うか業者に依頼するかの判断基準は3つあります。
実家の整理を自分で行うか業者に依頼するかの判断基準 |
遠方に住んでいて実家に頻繁に通えない |
整理する範囲が広い |
空き家の片付けで物が多すぎる、個人には手が負えない |
上の表のポイントについて、それぞれについてもう少し詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
6-1.遠方に住んでいて実家に頻繁に通えない
実家から遠い場所に住んでいて頻繁に通えない場合は、実家の整理を業者に依頼すべきだと言えます。
例えば実家が青森県にあってあなたのお住いが沖縄県なら、1年に帰省できる回数はそれほど多くはないはずです。
貴重な帰省をすべて整理に当てるのはもったいないですし、親との時間も楽しみたいですよね。
何より、いつになっても実家の整理が終わらない、という状況を招きかねません。
そのため、実家が遠い場合は費用がかかっても思い切って業者に依頼をするのがおすすめです。
6-2.整理する範囲が広い
整理する範囲が広い場合も、実家の整理を業者に依頼すべきケースです。具体的には、
・一軒家丸ごと整理しなければならない
・家だけでなく物置も整理が必要
というような場合です。
一方で、ワンルーム〜2DK程度であればそれほど広くないので、自分での整理も十分可能でしょう。
6-3.空き家の片付けで物が多すぎる、個人には手が負えない
実家の整理では、もう誰も住んでいない空き家を整理する必要があるケースもあります。例えば、
・親が亡くなってからしばらく経っている
・親が高齢で施設に入所し、数年が経過してしまった
という状況が考えられます。
このような場合、実家自体が長年放置されているため、単なる整理にはとどまらず、悪臭、害虫、猛獣、危険物がある恐れも考慮しなければなりません。
そのため、長年放置されている実家を整理する場合は、迷わず業者に依頼すべきだと言えます。
実家の整理を依頼する業者を見つけたいなら「みんなの遺品整理」がおすすめ |
先ほど説明したケースのように、親が亡くなってから実家の整理をする場合は迷わず業者に依頼するのがおすすめです。 業者なら、ゴミの分別・回収、不用品の買取、ハウスクリーニングなど、親が亡くなった場合の実家の整理に必要な作業を一気に済ませることができます。 そこで、信頼できる業者を見つけるために、「みんなの遺品整理」をご活用ください。 「みんなの遺品整理」をおすすめしたい理由は3つあります。 ①複数社への一括見積りで最安値が見つかる ②上場企業、遺品整理士の資格をもつ優良業者のみを紹介 ③ご利用満足度98.1%! 簡単な申し込みフォームに入力いただくと、一度に3社の見積りを取り寄せられます。 ご紹介するのは上場企業基準の厳しい加盟審査を通った、遺品整理士の資格を持つ優良業者のみです。 技術力が高く実績も豊富で、信頼できる業者ばかりをご紹介できるので、お客様の利用満足度は98.1%と高い数字を打ち出しています。 電話での無料相談も可能です。「みんなの遺品整理」が気になる人は、ぜひ当社のHPをチェックしてみてください。
|
7.まとめ
いかがでしたか?実家の整理について、効率的に行う手順や自分で行うメリットデメリット、業者に依頼するメリットデメリットを説明してきました。
最後にこの記事をまとめると、
◎実家の整理は親が元気なうちに始めるべき
◎実家の整理を効率よく進めるための手順は3STEP
①分別
②処分
③収納
◎実家の整理をスムーズに進めるポイントは3つ
①できるだけ1人で行わない
②自分の物から先に片付ける
③余裕を持ったスケジュールを立てる
◎実家の整理を自分で行うメリットは2つ
・自分のペースで進められること
・捨てるか捨てないかじっくり判断できる
◎実家の整理を自分で行うデメリットは2つ
・物が多いと分別や処分に時間がかかり体力的な負担が大きい
・思い出に浸ってしまいなかなか捨てられない
◎実家の整理を業者に依頼するメリットは2つ
・現地に行かなくてもいい場合がある
・時間と労力の負担を軽減できる
◎実家の整理を業者に依頼するデメリットは2つ
・親が住んでいる場合は親の承諾が必要
・費用がかかる
◎実家の整理を自分で行うか業者に依頼するかの判断基準は3つ
・遠方に住んでいて頻繁に通えない
・整理する範囲が広い
・空き家の片付けで物が多すぎる、個人には手が負えない
となります。実家の整理は想像以上に大変です。
ですが、事前にしっかりと計画を立て、手順通りにポイントを押さえながら行えば順調に進めることができるでしょう。
自分でやるのが大変、時間がないという場合は業者に依頼するのもおすすめですよ。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案をいたします。
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