亡くなった方の遺品を整理し、家や部屋を片付ける作業である遺品整理。一昔前まで、遺品整理の作業は、遺族の方々が行うことが圧倒的に多く、業者が作業を代行するサービスが増えてきたのも最近のことです。

では、一体どのような人が、どのような理由で遺品整理を業者に頼むのでしょうか?また、不用品の回収業者とは何が違うのでしょうか?ここでは遺品整理を業者に頼むメリットとよい業者の選び方をお伝えします。

遺品整理を業者に依頼するメリットと良い業者の選び方

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どんな人が業者に依頼するの?

遺品整理を業者に依頼する人は以下のような必要性に迫られて依頼する方が多いです。ここではどんなシチュエーションで頼む人が多いのかチェックしていきましょう。

1. 自分で作業する時間がない

不要なものを捨てるだけだから簡単だろうと思われがちな遺品整理作業。一度は自分で作業をしてみたけれども、まだ使えそうな日用品をどこまで処分していいのか迷ったり、必要な書類か不要な書類かを見分けたりすることに、想像以上に時間がかかってしまうことが多くあります。(中には数か月かかってしまう方もいるようです)少しずつ終わらせるにしても、毎週末を実家の片付けだけに費やすことは徐々に精神的にストレスになってしまうこともあります。そういった相談から整理の仕方や手順に手慣れた遺品整理業者に依頼するケースが増えてきているようです。

2. 想い出の品や貴重品を誤って処分しないようにしたい

一気にすべてを不用品として片付けてしまうこともできなくはありませんが、故人が大切に使っていた想い出の品や、形見のアクセサリー、または遺言書や土地の権利書などまで誤って処分してしまっては困りますね。生前にどこにしまってあるかをご遺族に知らせないまま逝去されたり、自分で探してみてもなかなか見つからない状況も多くあります。経験豊富な遺品整理士であれば本の間に挟まっている手紙や、タンスの引き出しの裏にテープでくっつけてある現金などよくあるパターンをもとに見つけ出してくれます。

3. 体力的に大型家財を運ぶのが難しい

家具や家電などの中には1人で運び出すことが困難なものもあるでしょう。例えば、高齢の方や、女性だけだと重い家具などを動かすことが難しい場合が多いでしょう。遺品整理業者に依頼をすれば、大きな荷物を運び出してもらうことができ、また先に記載したような遺品の捜索なども素早く行ってくれます。

4. 地理的に片づけにいくのが難しい

亡くなった方と依頼者が住んでいるところが距離的に遠いとなかなか自分で作業することが難しいものです。例えば自分が東京に住んでいて、実家が北海道にあると片付けのためだけに何日も会社の休みを取ったり、通ったりすることが困難です。

そういった状況の方は信頼できる遺品整理業者に委任状とあわせて実家のカギを渡すことで、立ち合い不要で作業をしてもらうケースも多々あります。

不用品回収業者との違いは?

先の説明で、業者に依頼することで、故人の部屋や家の片づけについて、遺族の手間やストレスがなくなることはおわかりいただけたかと思います。ここでは、よく間違われやすい、不用品回収業者と遺品整理業者の違いについて、お伝えいたします。

不用品を回収するだけでなく貴重品や想い出の品を選り分け、処分の方法も遺族に確認してくれる

不用品回収業者とは、基本的にトラックに不用品をのせて回収するだけの作業を行う業者になります。ごく一部少数の家財を処分する場合はよいかもしれませんが、一世帯で日常使用される大量の家財を処分したい場合や、その中に残しておいてほしいものが含まれている場合は遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

残すか処分するか判断に迷うようなものは依頼者に事前に確認をして、納得してから仕分けをしてくれる業者も多くいます。例えば、写真なども思い出の品はご遺族に配慮して残すものとして選り分けてくれます。また、残す物として選り分けた後、量が多く遺族が持ち帰れない場合も、ただゴミとして処分するのではなく、希望があれば供養などの処分方法を提案してくれます。このように、遺族が安らかに実家の片づけを終えられるように作業してくれるのです。また必ず貴重品があるとわかっている場合は見つかるまで徹底的に捜索してくれます。このように、徹底して依頼者と故人に寄り添い、依頼者の心残りがないよう努めるサービスが、遺品整理サービスなのです。

法令を遵守していない業者も存在するため注意が必要

ポストによく不用品回収のチラシが入っていることがあるかと思いますが、実はこういった業者の中には遺品整理と謳いながら違法で回収をしている場合もあり、環境省もそういった業者の利用を控えるよう呼びかけています。

環境省:無許可の回収業者を利用しないでください。

無料とうたって回収後に不当な高額請求をするパターンや、不法投棄をして依頼者が罰せられるケースもあるため、十分注意してください。

よい業者の選び方

遺品整理業者に依頼をしたいけれども、信用できる業者がどこなのかがわからず、依頼をためらっている方も多いのではないでしょうか?ここでは、一般社団法人遺品整理士認定協会と提携して運用するみんなの遺品整理(当サイト)スタッフが、良い業者の選び方をみなさんに伝授します。

電話対応や説明が丁寧 

一見作業と関係のないことのように思えますが、電話口の対応が粗雑だと、遺品の扱いも粗雑な可能性があります。なぜなら、遺品整理の場合の顧客は大切な人を失った遺族です。その遺族に対して、配慮ある対応ができない業者は、故人の思いがこもった大切な遺品を丁寧に扱ってくれる可能性は低いのです。また、説明が具体的ではなく、作業前の確認が曖昧な場合は作業をした後で、追加作業請求をされる場合も考えられます。丁寧な対応と説明が、いい業者を判断する一つと指標と言えましょう。

見積もり書に内訳が明記されている。

訪問見積もりをしてもらったときに、どういった作業にどれくらいの費用が掛かるのかを明記している業者を選びましょう。中には家全体を少し見ただけで法外な見積もりだす業者もいます。できれば相見積もりをとって、複数社の見積もりの出し方を比較してみることをおすすめします。

業者に正確なお見積りを出してほしい方は以下の記事もぜひ一読ください。

遺品整理で損をしないための見積もりの取り方

またあくまでも目安にはなりますが、こちらではお見積りの相場もまとめています。

遺品整理サービスと料金相場

遺品整理士が在籍している

折角依頼をするなら、法令順守した処分と故人に配慮した遺品の扱いをする遺品整理のプロフェッショナルに依頼したいものです。実は今、遺品整理専門のスキルや心配りができている証として、遺品整理士という資格が存在します。この資格をとるためには厳しい試験があり、資格取得後もその資格の基準に反することを業務で実施すると資格を協会にはく奪される場合もあります。

そのため、業者を選ぶ上で、遺品整理士の資格を取得しているかどうかも1つの目安になるでしょう。さらに遺品整理士の誕生背景や役割について知りたい方はこちらの記事も一読ください。

遺品整理士とは

依頼する際の注意点と事前準備

遺品整理には実は法的な落とし穴も存在します。ここでは遺品整理に着手する前に、確認しておきたい遺品に関する注意点をお伝えします。

故人に借金などの負債がないか確認し、相続放棄すべきか検討する

遺品整理作業を行うことは、故人の遺産を相続したことと同義とみなされることをご存じでしょうか?つまり、もしご遺族の方が知らないところで借金を作ってしまっていた場合に良かれと思って遺品整理をすると、知らぬ間に残された借金を返済する責任が生じてしまうことになるのです。一度遺品整理に着手すると相続放棄ができなくなってしまうため、あらかじめの確認と注意が必要です。

遺品整理をする前に亡くなった方の遺産状況については、必ずチェックしておきましょう。

相続権のある親族に了承を得る

遺品整理をする前にすべての相続人に合意を得ましょう。遺品は遺産になるため、事前に確認せずにおこなってしまうと親族間でトラブルに発展することも多くあります。すでに疎遠になってしまったような方であっても念のため連絡を取り、遺族を代表して遺品整理することを申し出る必要があります。

 遺品整理にかかる費用や形見分けについて決めておく

トラブル防止のため遺族間で遺品整理にかかる費用負担や、形見分けの仕方について協議することもおすすめします。遺品の選り分けの仕方、残す遺品と処分するもののルールについては、業者は依頼者に確認を行い、実行します。その依頼者が遺族代表として、遺族の希望に沿う形で実行しないといけません。

少し手間ですが、故人・遺族、全員が気持ちよく作業を終えるために、丁寧に検討し、実施すべきでしょう。