高齢化社会、未婚率の増加で近年問題となっているのが誰にも看取られずに死んでいく孤独死です。誰にでも起こりうる、身近なこととなりつつあります。

このような現場では、発見までに時間がかかるため、その多くは特殊清掃が必要です。

この記事では、特殊清掃、またその際に必要な資格があるのかについて解説していきます。

特殊清掃に必要な資格と免許

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特殊清掃とは

特殊清掃とは、ゴミ屋敷をはじめ、事件・事故、そして病死を含めた孤独死などが原因でなんらかのダメージをうけた部屋を原状復帰させるための清掃業務のことです。

このような現場では、遺体の傷みが激しく、除菌・消臭といったニオイを取り除くことから始まります。

さらに、遺体の発見が遅れるほど、その汚れの範囲も広く、複雑になるケースも多くなります。

場合によっては、害虫駆除、壁や床のリフォーム業者との連携、遺品整理や不用品の処分など、その仕事内容は多岐にわたります。

特殊清掃であったほうがよい資格と免許

特殊清掃に必須な資格はない

実は、特殊清掃を行うにあたって必要な資格はありません。

しかし特殊清掃においては、汚れや臭いに対する知識と豊富な経験の両方が重要になってきます。これを踏まえたうえで、特殊清掃に従事するにあたり、持っていたほうがよいといわれる資格や免許があります。

特殊清掃であったほうがよい資格と免許

まずは普通自動車運転免許。「すぐにでも」と思う依頼者のもとへ向かうことができるだけでなく、清掃機材や薬剤の運搬のためにも必要です。

このほかには、事件現場特殊清掃士と呼ばれる資格です。清掃士としての心構え、安全に処理するための薬剤や脱臭の方法、またスタッフの安全を守るための感染症防止の知識を学びます。日本に保持者が2000名程度しかいない資格でもあります。

さらに、遺品整理士という資格で、その名のとおり遺品整理にかかわる資格です。遺品整理士としての心構えはもちろんのこと、廃棄物に関する法律やその必要性、円滑に進めるためのノウハウを習得します。

料金の安さだけで業者を決めると逆に高くつく場合も

これらの民間の資格は、座学中心であることから、技術的なスキルを保証しているものではありません。しかし、料金の安さばかりにきをとられると、遺品の違法投棄や料金の不透明さからトラブルに巻き込まれることも。

とくに特殊清掃の現場ではスキルのない業者が掃除すると、時間がたつと臭いが戻ってきてしまいます。フローリングの裏に染み込んだ体液や、壁紙についた腐臭を完全に除去しないとすぐに臭ってしまうためです。せっかくお金を払って作業してもらったのに再度、業者に依頼するはめになり2倍で金額がかかってしまうのです。

そのため事件現場特殊清掃士のような資格の有無が、安心して依頼できるかどうかの1つの基準になります。安いからといって値段だけで決めるのはあまりおすすめできません。

このほかにも、不用品の正しい価格を判断する遺品査定士や、古物商許可をもつ業者であれば、遺品の家財などの買い取りも可能となり、よりスムーズな遺品整理につながります。

特殊清掃では専門機材も必要

また特殊清掃をするにはオゾン脱臭機や、消臭のための専門の薬剤など、高価な器具も必要になります。特に有名なのはカイコーポレーションという会社の黄色いオゾン脱臭機になります。

イスラエル製の製品で、もともと軍事技術の開発のために作られたため、非常に高性能な脱臭技術を持ちます。高級ホテルなどもこぞって導入していたり、火災現場の復旧などでも利用するものです。1台数十万円と高価なため、専門的に特殊清掃を行う業者しか持っていないのが特徴です。

高性能な脱臭機を持っているかどうかは特殊清掃業者を決める一つのポイントといえます。

事件現場特殊清掃士の仕事内容

事件現場特殊清掃士の仕事内容は、簡単にいうと、感染予防、消臭・除菌、腐敗物の除去、害虫駆除といった作業を、その部屋の状況にあわせて行うことです。

時には、その状況は予想よりも広範囲で、そして深刻であることも。目に見えにくい所まで対応する専門的な清掃業です。

また、最近では清掃作業とともに、遺品整理や不用品の買取や処分なども一緒に依頼されることもめずらしくありません

終わりに

特殊清掃は、遺族にかわって過酷な現場で、状況に応じて適切な作業を行う専門的な清掃業です。

事件現場特殊清掃士をはじめとした資格は1つの基準でしかありませんが、知識を身につけようとしている業者かどうかを判断する一つの基準ではあります。

いざという時に頼りになる特殊清掃業者を選ぶために、一つの基準として覚えておいてください。