特殊清掃とは、孤独死などによって、ダメージを受けた部屋を現状回復するための清掃です。遺体の発見が遅れた部屋は特殊清掃をしなければ、居住できません。気になる料金と特殊清掃を依頼できる業者について紹介していきます。

特殊清掃の料金はいくらかかる?業者の特徴・選び方

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この記事でわかること

☑業者に特殊清掃を頼むとかかる料金はいくらか

☑特殊清掃を業者に依頼すると、どこまで清掃してくれるのか

☑優良な特殊清掃業者を選ぶためにはどうしたらよいのか

特殊清掃とは

特殊清掃とは、孤独死や事件、事故で遺体の発見が遅れた場合に、汚れてしまった部屋や家具などのダメージを回復させることをいいます。

最近では少子高齢化の影響で、孤独死するケースが増加しています。通常の清掃では汚れや臭いを取りきることができないため、専用の薬剤を使い、専門のノウハウを持つ業者が清掃にあたります。

特殊清掃のサービス内容

特殊清掃の具体的な内容には、次のようなものがあります。

1.消臭・汚れの洗浄

遺体が発見された場所の壁や床などの汚れを落としたり、体液の染み付いた布団や家具なども片付けたりしていきます。臭いには、オゾン脱臭機等の専門機器や専門の薬剤を使用して、徹底的に対処します。

2.害虫の駆除

遺体やゴミから発生した害虫の駆除も、特殊清掃のサービスの一つとなります。特殊清掃の現場では、ハエやゴキブリなどの害虫が発生する場合があり、殺虫剤を用いて駆除します。

3.リフォーム

汚れの規模や程度によって、清掃だけでなくリフォームが必要な場合もあります。リフォームの例としては壁紙の貼り替えや床のフローリングの交換が挙げられます。

4.遺品整理

遺品整理とは、故人の遺品を形見と不用品に仕分けする作業のことです。特殊清掃では、腐敗臭や汚れがついたものでも、きちんと汚れを落とし消臭をすることができます。このように特殊清掃と遺品整理を並行して進めていくことも可能です。

特殊清掃の料金

特殊清掃は、専門の技術と特殊な薬剤を使うため、料金が高額になるのが特徴です。通常、マンション・アパートの退去時のクリーニング費は1万~3万円です。特殊清掃の場合、約5倍します。人件費や日数を要するためです。

特殊清掃の料金は、現場の状況によって異なります。例えば遺体が発見されるのが遅くなったり、汚れた部分が広範囲に及ぶと、その分料金は高くなります。

間取り別の料金実例

【実例】死後3週間で発見された場合

間取 特殊清掃時間 消臭時間 料金
1DK 4時間 48時間 60,000円
1R 2.5時間 72時間 95,000円

サービス別の料金相場

サービス別の料金もご紹介します。間取りの広さや死後の経過時間等によって料金が変わってくるため、前述のものとあわせて参考にしてみてください。

サービス内容 作業費用
床の特殊清掃 30,000円~
浴室の特殊清掃 30,000円~
消臭剤・除菌剤の散布 10,000円~
汚れた畳の撤去 1枚:3,000円~
オゾン脱臭 1日:30,000円~
作業員の人権費 20,000円~

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正確な料金が知りたいときは見積もりをする

料金の相場を紹介してきましたが、先ほど述べた通り現場の状況によって特殊清掃の料金は大きく異なります。

臭いや汚れが思いのほか染みついていて値段が相場よりも大きくなる可能性も十分あります。そのため、特殊清掃にかかる正確な料金を知るためには、訪問での見積もりを取ってもらうようにしましょう。

特殊清掃の作業事例と実際の料金をご紹介

当サイト「みんなの遺品整理」に掲載されている業者の、特殊清掃の作業事例を紹介します。料金や作業内容の一例として、参考にしてください。

作業実例①:死後1週間経過の特殊清掃:115,000円

廃棄物量 2トントラック2台分
作業日数 約6時間
作業人数 3人
料金 115,000円

故人様が亡くなってから1週間がたった部屋の、悪臭除去と室内消毒の依頼をいただきました。アパートの1階にて60代の男性が孤独死されておりました。部屋は悪臭が充満し、また大量のウジ虫まで発生しておりました。

壁紙とフローリングを張り替えることで、元の状態に原状回復をいたしました。消毒液の散布とオゾン脱臭によって徹底的に掃除をいたしました。

※この事例は当サイト掲載「遺品整理専門会社クリーンメイト」の事例です

作業実例②:浴室での吐血後の除去:50,000円~

間取り 1R(浴室・脱衣洗面所)
作業日数 1日以内
作業人数 2人
料金 50,000円~80,000円

「浴室とその周りについている血痕を落とし、またその臭いも消してほしい」という不動産管理会社様からのご依頼を受けました。脱衣所の床、洗面台にも血痕が広範囲に飛び散っていました。

※この事例は当サイト掲載「Bxia(ビクシア)」の事例です


特殊清掃はすぐに対応しないと料金が高くなる

孤独死の場合、発見されるまで時間がかかるケースが大半です。数カ月かかって見つかることも珍しくありません。

特殊清掃は、すぐに対応しないとそれだけ料金が高くなります。特に夏場の遺体は、傷みが急激に進み、部屋のダメージもその分大きくなります。

また、特殊清掃では部屋をきれいに原状回復するだけでは足りず、残った臭いの除去も必要です。中には3日以上かけて消臭するケースもあり、料金は高額になります。

さらに遺体の腐敗によって室内にハエなどの害虫が大量発生するケースも、追加作業を要するため料金が高くなります。

料金だけで選ぶと作業の質が低くなることも

特殊清掃はただでさえ高額なため、少しでも安い業者に頼みたくなるでしょう。ところが、安さだけを考えて業者を選ぶと、作業の質に問題が出てきます。

部屋はきれいになったけど、何日かしたら臭いが出てきた、というケースもあります。作業に立ち会うことがほとんどないため、工程を確認できないのが実情です。

遺体から漏れた体液が床材をから浸透し、さらに下部の基礎部分にまで染み込んだようなケースを例に挙げてみましょう。一定の料金がかかる業者は、床材をめくって、きっちりと消臭対策を施しますが、安い業者の場合、手抜き作業をするケースも珍しくありません。

優良な業者を見分けるコツ

お金をかけて依頼したのにきちんと清掃ができていないと、後々大きな問題になってしまいます。しかし優良な業者にお願いしたい一方で、どうやって見分ければよいのか分かりらないですよね。
ここでは、優良な業者を見分けるコツを3つ紹介します。

  1. 実績や資格の有無を確認する
  2. 見積書の作業内容を確認する
  3. 相見積もりをとる

また、相見積もりをとることで優良業者を見極めるだけではなく、料金を安くすることもできます。

1.実績や資格の有無を確認する

まず確認すべきことは、実績のある業者かどうかです。HPなどを確認して、実際の作業実績や口コミを確認しましょう。

特殊清掃は資格がなくても行えますが、資格があることによって特殊清掃に関する知識があることの証明になります。特殊清掃士の資格について紹介します。

資格「事件現場特殊清掃士」

「一般社団法人 事件現場特殊清掃センター」が発行している資格です。
取得するためには、法規則に遵守した特殊清掃の方法や、実際の現場での正しい対応を身につけている必要があります。

2.見積書を確認する

悪徳業者を見極めるために、特殊清掃業者に見積もりを取った場合、見積書を確認するようにしましょう。必ず確認すべきことは以下の2つです。

見積書で確認すべきこと
  • 費用の内訳
  • 作業の内容

費用の内訳

どのような作業にいくらかかるのかがきちんと明記されているのかを確認しましょう。料金が作業ごとに分かれず、一括で記入されてしまう場合は適正料金でない場合があります。

作業の内容

特殊清掃の業務にどのような作業が含まれるのかは業者によって異なります。何がサービスの中に入っていて、追加料金がかかるのはどの作業なのかを確認しましょう。

3.相見積もりで費用を安く依頼する

一定の質がある業者の中で、少しでも費用を安くするためには、複数の業者相見積もりをとることが基本です。

通常、特殊清掃の相場はなかなか把握することができません。同じような作業や人員でも数万円の差が出ることもあります。

見積もりを依頼する際は、相見積もりをしていることを業者に告げましょう。そうすることで不正に料金を上乗せされないだけでなく、同じ質でも安くしてくれることもあります。

安くて評判のよい特殊清掃の相見積もりならみんなの遺品整理

優良な業者に安く頼むために相見積もりが必要ですが、見積もりを何件も予約するのはとても大変な作業でしょう。

作業を急いでいる場合や部屋を引き渡さなければいけない場合にはなおさらです。「みんなの遺品整理」では遺品整理士認定協会からの認定を受けた優良業者の中から3社まで相見積もりをとることができます。

お住まいの地域の特殊清掃業者を探してみましょう

遺品整理を業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な人の遺品を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。

また料金を安くしたい・出費を抑えたいというご要望もあるでしょう。私たちみんなの遺品整理は「安心×低価格×高品質」なサービスを多くのユーザー様に届けたいと考え、以下のサービスを提供しています。

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遺品整理業者の審査基準について

また当サイトみんなの遺品整理は、遺品整理士認定協会と提携しており、遺品整理士が在籍する業者のみをご紹介しています。またご紹介する業者はすべて厳しい加盟審査をおこなっております。

全国10,000社以上いるといわれている業者の中から、

・法律を守って運営しているか

・過去にクレームや追加料金がないか

・電話対応や接客の質が良いか

などの項目で審査し、厳選して掲載しています。600社以上の業者から料金、口コミ、スタッフ、サービス内容、作業事例、実際の支払い費用で比較できます。

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終わりに

特殊清掃は、料金の安さよりもしっかりとした信頼できる業者に依頼するのが重要です。格安の業者に依頼したはいいけど、作業が不完全で再依頼すると、結果的には料金が高額になってしまいます。後悔しないためにも、しっかりとした業者選びが大切です。

【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案を致します。

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