遺品整理とは故人の意思を尊重しつつ、持ち物を整理する行為を指します。故人だけでなくご自身とも向き合う大切な時間ですが、さまざまな負担を伴うことから業者への依頼も一般化しています。混同されがちな不用品回収や生前整理との違いから費用面まで、遺品整理について網羅的に解説します。

遺品整理とは?
遺品整理とは、故人が残した物品を整理し、適切に処理する作業を指します。故人の意志を尊重して持ち物を整理することで、思い出を振り返る機会になります。単に物を整理するだけでなく、ご自身の気持ちも整理をする大切な時間でもあるのです。
荷物は保管する物と手放す物に仕分け、後者は譲渡、売却、寄付、処分などの方法で整理します。近年は遺品整理を専門業者に依頼するケースも増えています。
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遺品整理の費用
間取り | 料金相場 | 作業人数 | 作業時間 |
---|---|---|---|
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1~2名 | 1~2時間 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 4~8名 | 5~12時間 |
4LDK以上 | 220,000円~600,000円 | 4~10名 | 6~15時間 |
※みんなの遺品整理に掲載されている800社以上の業者のホームページ、3万人以上の実際に利用した金額データから算出しています。(2024年2月12日時点)
※ゴミ屋敷のような状態、特殊清掃が必要だと料金が変わります。
遺品整理の料金は部屋の広さや作業時間などを基準に設定されていますが、正確な金額を把握するためには、専門業者による訪問見積もりが必要です。遺品の量や種類のほか、ご自宅の立地条件などによっても費用は変動する可能性があります。そのため、事前に複数業者から相見積もりを取り、比較検討するのがおすすめです。
不用品回収と遺品整理の違い
項目 | 不用品回収 | 遺品整理 |
---|---|---|
目的 | 不要な品物の処分 | 故人の遺品の整理と処分 |
対象 | 一般的な不用品 | 故人の所有物(遺品) |
作業内容 | 回収と処分のみ | 仕分け、分別、搬出、供養、清掃など |
配慮 | 近隣や環境への配慮 | 故人や遺族への配慮が必要 |
手続き | 簡易 | 遺族間での話し合いや分配が必要 |
費用 | 比較的安価 | 作業内容により高額になる可能性あり |
不用品回収は「不用品の処分」が大きな目的である一方、遺品整理では荷物の整理以外にも相続面や供養面など、さまざまなことを担う必要があります。法的な手続きが必要になるほか、心理的な負担も小さくありません。そのため業者利用するケースでは、遺品整理業者はご遺族の心情に配慮しつつ、整理以外にも網羅的なサポートを提供します。
生前整理と遺品整理の違い
項目 | 遺品整理 | 生前整理 |
---|---|---|
タイミング | 故人が亡くなった後に行う | 健在・存命のうちに行う |
目的 | 故人の遺品を整理し、家族の生活を整理する | 遺品整理に負担がかからないよう、物や財産を整理する |
自主性 | 家族が故人の意思を反映しにくい場合がある | 自分の希望を反映しやすい |
負担 |
・感情的負担が大きい(故人を偲ぶ過程で悲しみが生じやすい) |
・自分の意思で進めるため、感情的負担が少ない |
生前整理と遺品整理は目的や実施時期のほか、精神面の負担なども異なります。生前整理は基本的にご本人がご自身のペースで行い、これまでの人生の振り返りや相続対策などさまざまなメリットがあります。一方、ご遺族などが担う遺品整理は心理的な負担が大きく、相続手続きなどが複雑なケースも。遺品整理時は時間的な制約もあるため、専門業者の利用を検討するのも一案です。
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〈参考記事〉遺品整理と生前整理の違い
遺品整理はいつからはじめるべき?
遺品整理の開始時期に法律上の明確な決まりはなく、相続人の判断で決定できます。一般的なタイミングは、葬儀直後、諸手続き後、四十九日法要後、相続税申告前などです。遺品の量や作業者の人数なども考慮して開始時期を決定しましょう。必ず相続人やご親族同士で十分にコミュニケーションを取り、最適な時期を探ることが重要です。
遺品整理はどこから着手すべき?
1.方針決定 |
遺品整理の着手時はまず親族間で十分に話し合い、方針を決定してから始めましょう。後々の思わぬトラブルを防ぐ意味でも、相続人やご親族が同意のもとで方向性を決めるのが得策です。整理の過程で発見された重要書類は相続手続きに必要な可能性があるため、適切に保管します。必要に応じて遺品整理業者に依頼をすると効率的に遺品整理を進められます。
親の死を経験した方に聞いた遺品整理の大変さ
上のグラフは実際に遺品整理を行った方に対して「大変だった理由」を調査してまとめたものです。負担軽減を図る意味でも、遺品整理が困難と言われる理由を把握しておきましょう。
肉体的な負担が大きかった
遺品整理において、体力的な負担は最も大きな課題の一つです。「みんなの遺品整理」による調査では、半数近くの方が「肉体的な負担を感じた」と回答しています。遺品整理には、家具や大型家電の移動などの力仕事が求められます。整理作業が長時間に及ぶことで疲労も蓄積されるでしょう。以上のような肉体的負担は高齢者や体力に自信のない方にとって大きな障壁となり得ます。
感情的な負担が大きかった
感情的な負担も遺品整理時の課題として浮かび上がっています。「みんなの遺品整理」の調査でも、全体の46.5%とほぼ半数の方が感情的な負担を感じています。故人の思い出が詰まった品々を整理する過程で、精神的ストレスを感じる方は少なくありません。ご家族間での相違が生じることで、さらなる心理的負担が生じることも。感情面の負担が作業の遅延や中断につながるケースもあります。
時間がかかった
遺品整理にかかる時間の長さは、多くの人が直面する課題です。「みんなの遺品整理」の調査でも、41.2%の方が「遺品整理に時間を要した」と回答しています。遺品の量や種類によっては、長期間の作業になることが少なくありません。また、多くの人が仕事や家庭と遺品整理を並行して行うことに苦労しており、作業時間を確保することの難しさが伺えます。
遠方に住んでいたため通うの難しかった
遠方に住んでいる場合、遺品整理はさらに困難を極めます。遠距離移動による時間的・金銭的な負担が大きく、頻繁に現地に行けないことから作業が長期化しがちです。地元の事情や適切な処分方法に関する知識がなく、効率的に整理できないケースもあります。地元のご親族や業者とのコミュニケーションに時間と労力を費やすことからも、遠方での遺品整理は相当な努力と工夫が必要になるのが実情です。
分別方法がわかりづらかった
遺品整理において、多くの人が「分別方法がわかりづらかった」と感じています。地域によってごみの分別ルールが異なるため、適切な処分方法の把握に苦労することがあります。特に危険物や貴重品などの特殊な品目の物をどう扱うか、戸惑う人も少なくありません。遺品に含まれる書類や個人情報の取り扱いには細心の注意が必要なため、その判断に悩む場面も多いようです。
まとめ
遺品整理とは、故人が残した物品を整理する作業で、少なからず負担を伴います。時間や労力を割く必要があることはもちろん、精神的な負担を感じるケースも。そのため近年は専門業者に依頼するケースも増加しています。困ったことがあれば無理をせず、まずは相談からでも始めてみるのがおすすめです。
「みんなの遺品整理」は、全国800社以上の優良遺品整理業者を紹介中です。すべての業者に遺品整理士の資格を持つ専門家が在籍し、丁寧かつ適切な作業が高い評価を受けています。遺品整理にお悩みの方は、ぜひ「みんなの遺品整理」にご相談ください。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者をご提案します。