事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社 LIFULLのグループ会社であり、実家の片付け・遺品整理業者比較サイト「みんなの遺品整理」を運営する株式会社 LIFULL senior(代表取締役:泉 雅人)は、直近5 年以内に遺品整理・生前整理の業者に依頼した方を対象に「業者選定・見積もりの実態に関する調査」を実施しました。

遺品整理・生前整理は家族や自力での片付けが難しく、業者の利用ニーズが高まりを見せており、それに伴い関連する業者数も年々増加しています。

業者を選定する際にはインターネットの情報を参考する方が最も多いものの、業者からの直接の電話営業や行政・知人による紹介などを経由し利用する方もいます。

しかし、行政や知人による紹介は、一見安心に思えますが、実際は2人に1人以上の割合で何かしらのトラブルを経験しています。

人生において何度も経験することがない遺品整理・生前整理だからこそ、業者とのトラブルを防ぎ、不安を残さない業者選定や見積もりの確認方法などを、調査結果とともに専門家が解説します。

遺品整理業者選びに「電話営業」を活用した人の約8割がトラブルを経験!行政・知人紹介でも2人に1人以上

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調査サマリー

・「遺品整理・生前整理」業者選定時の参考情報別トラブル経験割合ワースト3
「電話営業」75.0%
「行政の紹介」60.3%
「知人からの紹介」50.1%
・業者選定時の「参考情報」でトラブル経験の割合が最も低いのは「インターネット」
・見積もり手段について「訪問見積」でトラブルがなかったと回答した人は61.9%と電話見積の3.5倍
 ・見積もり手段について「詳細な見積書提示」でトラブルがなかったと回答した人は51.3%

【調査対象】

調査期間:2023年6月29日〜7月5日
対象:直近5年以内に作業業者へ依頼経験がある全国の20代から70代までの男女500人
作業依頼物件は日本国内限定
調査方法:インターネット調査

1. 遺品整理の業者選定で「電話営業」を活用した75%の人が業者とトラブルの経験あり

遺品整理・生前整理業者選定時の参考情報ごとのトラブル経験の割合を調査したところ「電話営業」は75.0%と最も高く、「行政の紹介」(60.3%)、「知人の紹介」(50.1%)が続きました。

なお全体におけるトラブル経験の割合は約4割という結果です。(※)経験したトラブル内容には、「作業後に理不尽だと感じる値上げがあった」、「金額に対し極端に低いクオリティの作業内容」などの回答がありました。

選定時に参考情報として最も多く利用されている「インターネット」でのトラブル経験者は37.1%に留まりました。

「インターネット」を参考情報とした場合の方が電話や紹介などのリアルな場面での情報に比べ、トラブル経験の割合が低い傾向にあることが分かりました。

「みんなの遺品整理」遺品整理・生前整理の利用実態に関する調査

一般財団法人 遺品整理士認定協会 長谷川正芳氏のコメント

電話営業を行う一部の業者は、まずアポイントをとるため、他手段と比べ強引な営業手法をとるケースがあります。

それにより、あらゆる面でトラブルも多くなる傾向にあります。

また、安全に思える行政からの紹介は、作業内容ではなく希望金額を最優先にして業者を選定しているため、依頼者が期待しているクオリティのサービスまで考慮し紹介が行われず、トラブルに発展することはあるでしょう。

また、行政や知人からの紹介は「断りにくい」「要望を言いにくい」という点がトラブル発生の可能性をはらんでいます。

遺品整理や生前整理は何度も行うものではありません。一つの情報源だけでは判断せず、複数社から見積もりをとるなど、即決はしないようにしてください。

〈参考記事〉遺品整理業者の選び方

参考「作業業者のトラブルの内訳」n=500・複数回答可

「作業終了後、理不尽だと感じる値上げがあった」9.4%
「請求金額に対し、極端にサービスのクオリティが低かった」8.6%
「不適切な価格での買取」8.6%
「物の破損・乱雑な作業」8.4%
「片付けゴミの不法投棄」8.2%
「契約に伴う強引な営業」7.4%
「物の紛失・盗難」7.4%
「契約したサービスの対応がなかった」6.6%

2. トラブルがなかった人の見積手段は「訪問」が61.8%を占める

「作業業者に依頼されたことで発生したトラブルはありました?」という設問にて「トラブルなし」と回答した人へ依頼業者の見積手段についてたずねたところ、

「訪問」が61.8%と最も多く、一方、「電話」(17.3%)や「オンライン」(16.6%)は20%を切る結果となりました。

一般財団法人 遺品整理士認定協会 長谷川正芳氏のコメント

「訪問」での見積は、現地でヒアリングをしながら、物量や周辺の状況を実際に把握したうえで見積もりを行います。

そのため、見積もりの精度が高く業者都合の追加請求が少なくなります。

一方、訪問のない見積もりは、当初の提示された金額は低価格だったのにも関わらず、後出しで追加の請求があったり、断ろうにもキャンセル料の請求などがあったり、結局、増額請求されるケースがあります。

また、訪問をしないで見積もりをしたがる業者は、行政から必要な認可を受けず無許可に営業をしていたり、過去に行政指導を受けたりしているケースが多い傾向にあります。

〈参考記事〉悪徳業者の特徴

3. トラブルがなかった人の見積提示方法は作業ごとの明細が記載されたものが過半数

「作業業者に依頼されたことで発生したトラブルはございましたか?」という設問にて「トラブルなし」と回答した人へ依頼業者の見積提示方法についてたずねたところ、「作業ごとの明細が掲載された見積書」が51.3%と過半数を占めました。

「大まかな金額のみが掲載された見積書」は36.1%、「口頭や電話での見積もり料金提示」は12.3%に留まりました。

一般財団法人 遺品整理士認定協会 長谷川正芳氏のコメント

詳細な見積もりは、明確にどのような作業にいくらかかるという記載があることに加え、業者側が金額の意図の説明をしてくれます。

そのため、納得して依頼ができトラブルを避けやすいです。

一方、大まかな見積もりの場合は、明細への納得感が得られないばかりか、しっかりとした書面にて契約を交わしていないため、安心して任せられないものです。

また、金額が不明瞭なため、後から増額請求される余地を与えてしまっているとも考えられます。

遺品整理や生前整理業者選びにおいて金額は大切な指標ではありますが、業者との相性もぜひチェックしてみてください。

優良業者に依頼すれば「丁寧に対応してほしい」「一緒に片付けてほしい」などの要望にあわせることも可能です。

各業者に強みがあり、それに伴い金額の差分は必ず発生しますので、相見積もりをとってじっくりと検討されることをおすすめします。

〈参考記事〉遺品整理業者の被害を防ぐ方法

 

 監修者
 一般財団法人遺品整理士認定協会
 常務理事兼事務局長 長谷川正芳

 

 

 

ペット産業・建築不動産業を経験し、現職に至る。現在は一般財団法人遺品整理士認定協会で遺品整理の現場や対応方法について専門家を育成すべく「遺品整理士養成講座」を開講。ご遺族に寄り添う遺品整理士を育成し、遺品整理業界の健全化のため、活動を進める。

公式HP:一般財団法人遺品整理士認定協会

 

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