遺品整理資格の取得は事業者の方にとって大きなメリットがあります。専門スキルの習得や業務拡大のほか、遺品整理業界全体のイメージアップにもつながります。遺品整理士資格の概要や取り方、難易度、メリットについても詳しく解説します。

遺品整理士とは
遺品整理士とは、故人の残した品々を適切に整理して処分する専門専門家です。遺品整理への社会的なニーズが高まる中で生まれた資格で、関連法規を順守しながら遺品を丁寧に扱い、ご遺族の心情に配慮して整理を進めることが求められます。
業界全体の健全化を図ることも遺品整理士に課せられた任務です。また、遺品整理士の存在は、悪質業者の排除や行政との連携強化にも貢献しています。
〈内部リンク〉遺品整理士とは?国家資格なの?誕生の背景や仕事内容、メリットまで
遺品整理士資格の概要
項目 | 内容 |
---|---|
費用(入会金 / 会費) | 25,000円 / 10,000円(2年間) |
申込資格 | 誰でも申し込み可能(反社会的勢力は入会不可) |
申込期間 | レポート提出期限は2ヶ月(提出期間延長可) |
申込方法 | 遺品整理士認定協会に電話、またはWebサイトにて |
受験科目 |
教材学習(教本・資料集・問題集・DVD) |
遺品整理士資格の受験時は協会から送付される教本、資料集、DVDなどの教材を用いて学習を進めます。その後問題集に回答し、課題レポートを作成して協会に提出することで受験完了です。なお、レポートの提出期間は2ヶ月間ですが、無料で延長も可能。申込資格では、反社会的勢力に該当する方は入会できない規定があります。
遺品整理士資格の取り方とステップ
遺品整理士の資格取得におけるプロセスはシンプルで、受講者ご本人のペースで進められるのが特徴です。資格取得に向けた流れを把握しておきましょう。
申し込みと入会手続き
遺品整理士資格の申し込みは、協会のWebサイトのフォームもしくは電話で受付しています。申し込みが受理されると、入会金と年会費を支払います。手続きが完了後に教材が送付される流れです。
教材の受け取り
協会から届く教材には教本、資料集、DVDなどがあり、遺品整理の基礎知識~実務まで幅広く学べる内容になっています。
教本には業務概要や遺品整理士が求められる社会的背景、実務的な内容まで網羅。資料集は実際の業務内容や実例を基に、実務に役立つ知識が記載されています。DVDには専門家による講義が収録され、法令知識や遺品整理士の役割など広く学べます。
自己学習とレポート作成
自己学習は送付された教材を用いて進め、理解を深めましょう。理解度確認テストを実施し、知識の定着度を確認することも重要です。学習が進んだら、レポート課題に取り組みます。遺品整理の実務や法的側面について、自分の考えを論理的にまとめます。完成までのスケジュールを立て、計画的にレポート作成を進めることが大切です。
レポート提出
レポートは郵送またはwebのいずれかで提出します。提出時は協会が定めた提出期限を厳守しましょう。期限は通常、教材受け取りから2ヶ月以内ですが、申し出をすれば無料で延長可能。レポート作成自体には制限時間が設けられていないため、不安な箇所は問題集などで確認しながら丁寧に記述したうえで提出しましょう。
合否の通知
レポート提出後、協会による厳正な審査が行われます。遺品整理に関する知識や理解度、実務への適応能力などを総合的に評価。通常、約2ヶ月程度で協会から合否結果が通知され、合格の場合は遺品整理士としての認定証を受け取れます。不合格の場合は再度受講が可能です。
認定証書の取得
審査に合格すると遺品整理士認定協会から正式な認定証書が発行されます。認定証書には氏名と固有の認定番号を記載。この番号が公認遺品整理士の証明になります。遺品整理士としての活動が正式に開始できるほか、専門性や信頼性も裏付けられます。
遺品整理士資格の難易度
遺品整理士資格の合格率は65%〜70%前後と比較的高い数字になっており、難易度は決して高くないと言えるでしょう。必要な勉強時間には個人差がありますが、平均して20〜30時間程度です。資格取得後も継続的な学習は必須は必須で、その時々の社会的ニーズに見合ったサービスを提供することが求められます。
遺品整理士資格を取得するメリット
遺品整理士資格を取得することでさまざまなメリットがあります。格取得におけるメリットを把握し、消費者に安心して依頼される遺品整理業者を目指しましょう。
信頼性の向上
遺品整理士の資格を取得することで、正式な専門家としての地位を確立できます。専門知識を備えたプロフェッショナルとして認識され、顧客側も安心です。法的措置や業務への深い理解を持ちながら実績を積み重ねることで評価も向上するでしょう。
高品質で付加価値の高いサービスを提供できるようになり、遺品整理業界全体のイメージアップにもつながります。
業務範囲の拡大や受注増加
遺品整理士の資格取得は業務範囲の拡大につながります。遺品整理だけでなく、遺族カウンセリングや終活サポートといった関連業務にも携わることが可能に。不用品回収や家財整理など、より包括的なサービスの提供体制も整います。専門知識と技術を持つ資格保有者として受注機会の増加も見込めます。
競争力の向上
遺品整理士の資格を取得することで競合他社との差別化も図れます。資格保有は仕事獲得の観点でも重要な要素で、専門知識を活かしたセミナーや講演依頼など新たな活動の場も開拓できることも。
遺品整理市場におけるご自身の価値を高められる点も大きなメリットです。結果、長期的なキャリア形成や収入の安定化が期待できるでしょう。
実践的スキルの習得
実践的なスキルを習得できる点も遺品整理士の資格を取得するメリットです。遺品との向き合い方やご遺族へのケアなど、さまざまなスキルが身につきます。リサイクルや廃棄物の処理について実務レベルの知識を得られるほか、遺品整理に関する法律や規制についての理解も深まるでしょう。
遺品整理業界への貢献
遺品整理士の資格取得により、遺品整理業界全体の発展に貢献できます。資格保有者数の増加は遺品整理業界全体におけるサービスの質向上やイメージアップにつながります。結果、社会的認知度の向上も期待できるでしょう。
まとめ
遺品整理士の資格取得には、事業者視点でさまざまなメリットがあります。資格取得に向けての学習や準備は必要ですが、業者として信頼性向上や遺品整理業界全体のイメージアップにもつながります。長期的なキャリア形成や収入の安定化の基盤にもなるため、遺品整理士の取得を強くおすすめします。
「みんなの遺品整理」の掲載業者はすべて遺品整理士の資格を取得しています。高品質なサービスを提供し、多くの顧客から高い評価を得ている優良業者ばかり。遺品整理業界での業務拡大や進出を目指す遺品整理業者の方は、ぜひ遺品整理士認定協会にお問い合わせください。「みんなの遺品整理」は遺品整理士在籍業者の登録を歓迎しています。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者をご提案します。