テーブルやベッドなどといった家財は、私たちの生活に欠かせませんが、いざ処分するとなると、どうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
「業者に依頼したいけど料金が高そう」といった不安から、処分を後回しにしてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、家財の処分方法や業者に依頼するメリットやデメリット、費用相場、選び方などをまとめました。この機会に家財を処分し、家の中をスッキリさせましょう。
ご実家のお片付けにお困りですか?
みんなの遺品整理では、全国888社の優良遺品整理業者から
複数業者の相見積もり・全国即日対応可能
お急ぎの方はお電話にてご相談ください!
通話無料
みんなの遺品整理 お客様相談窓口
0120-905-734受付時間 8:00~19:00 (土日祝も対応)
相談無料
- 複数見積もり可(最大3社)
- 買取対応などの相談も◎
- 即日・最速対応業者をご案内
家財処分する4つの方法
まずは、家財を処分するにはどんな方法があるのか、お伝えします。ここでは四つの方法をまとめました。
粗大ごみとして処分する
自治体の粗大ごみ回収を利用し、処分する方法です。各自治体では、家財を粗大ゴミとして有料で回収してくれます。
回収方法は自治体ごとに違いがありますが、基本的な流れの一例を紹介します。
【粗大ゴミの出し方】
1.自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡し、回収の申し込みをする
2.粗大ゴミ処理に掛かる手数料券やシールを購入する
3.申し込んだ日時と場所を守って粗大ゴミを出す
回収場所は、自宅の玄関前や集合住宅の出口部分などに指定できるケースと、ゴミ集積場などに持ち込むケースがあります。
どちらにせよ、家の外に家財を運び出す作業をしなくてはなりません。また、処理費用は、自治体や家財のサイズによって大きく異なります。
ここで注意したいのが、リサイクル家電(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)です。リサイクル家電は回収対象外の自治体が多いため、別途処分方法を検討しましょう。
リサイクルショップでの買い取りやフリマアプリに出品する
家財を現金化するのも一つの手です。家具類や家電類は、リサイクルショップなどに持っていけば、買い取ってくれるでしょう。
フリマアプリなどに出品する方法もあります。家財を売りに出すことで、処分費用が掛からず、逆に現金が手に入るのが最大のメリットです。
他の人が有効活用してくれるので、ゴミの削減にもつながります。
ただし、リサイクルショップに持ち込んだりフリマアプリに出品するために写真を撮ったりと、現金化するには手間と時間が掛かります。
また、傷や汚れがひどいもの、古い家電などは買い取り対象外になる可能性があることも承知しておいてください。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越し業者のサービスの一環として、不用品の回収を行ってくれる場合があります。
引っ越しと同時に、いらない家財を処分したい場合に便利です。
引っ越し作業と同時に依頼できるので、家財を自分で運び出す必要がありません。
業者によってサービス内容が異なり、不用品の回収だけでなく、買い取ってくれるケースもあります。
一方、引き取れない家財もあるので、利用する場合は事前にサービス内容を確認してください。
ただし、あくまで引っ越し作業がメインですので、不用品の回収のみを目的とした利用は難しいでしょう。
家財処分業者に依頼する
家財処分は、業者に依頼できます。自治体に粗大ゴミとして出すより費用は掛かりますが、手間が大幅に省け、短時間で片付けたい方におすすめです。
家財処分業者に依頼する場合の具体的なメリットやデメリット、費用の相場などについては次項で詳しく説明します。
家財道具の処分を業者に依頼するメリットとデメリット
家財処分を業者に依頼することで、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。気になる費用の相場についてもお伝えします。
家財道具の処分を業者に依頼するメリット
家財道具の処分を業者に依頼することで、次の四つのメリットが得られます。
【家財処分業者に依頼するメリット】
・手間を掛けずに処分可能
・一度にたくさんの量を処分できる
・家財を買い取ってくれるケースがある
・遺品整理を請け負ってくれる場合がある
それぞれのメリットについて、具体的に見ていきましょう。
メリット1:手間を掛けずに処分できる
業者に依頼することで、手間を掛けずに処分できます。業者が不用品の仕分けや家財の運び出しなどを請け負ってくれるのです。
自分で家財を処分するとなると、種類別に仕分け、処分シールを購入して、重い荷物を運び出し……
と、処分するまでに一苦労。慣れていないと、処分するだけでかなりの時間を要してしまいます。
業者に依頼すれば、このような手間や時間を掛ける必要がありません。
申し込みをしたら、依頼した日時に自宅で待っているだけで大丈夫です。
メリット2:一度にたくさんの量を処分できる
業者によっては、トラックなど大型車に積み放題のプランを展開しています。規定量まで積めるので、一度にたくさん処分できます。
「自分で集積場に持っていってたくさん回収してもらおう!」と思っても、
自家用車では大きい家財があまり積めず、何度も自宅と集積場を行き来しなければなりません。
業者に大型車で回収にきてもらえば、一度の回収で済むでしょう。
軽トラックや4tトラックなど、車両の積載量が選べるプランもあるので、処分したい量に合わせて依頼できますよ。
また、ほとんどの品目の回収が可能となっています。
「テレビは回収品目外だから○○に持ち込んで、テーブルはシールを貼って自宅前に出して……」
というように、家財によって処分方法を変えずに済むのもうれしいポイントです。
メリット3:家財を買い取ってくれるケースがある
家財の回収と同時に、買い取りサービスを行っている業者があります。
買い取りの可否や金額は家財の状態によりますが、買い取ってくれることで結果的に回収費用のコスト削減につながるでしょう。
リサイクルショップなどに持ち込む必要がなく、その場で査定してくれるので、余計な手間も掛かりません。
一度査定してもらい、金額によって判断するのもいいかもしれませんね。
メリット4:遺品整理を請け負ってくれる場合がある
単なる家財処分ではなく、遺品整理が可能なケースがあります。遺品整理とは、亡くなった方の家財や持ち物を整理することです。
故人の家財を処分する場合、他の粗大ゴミと同じように「ゴミ」として処分するのは、はばかられてしまいますよね。
遺品整理は不用品回収とは違い、故人の持ち物を丁重に扱い、家族に要・不要をヒアリングしながら仕分け、処分します。
遺品の供養やお焚き上げをしてくれる場合もあるので、気持ちの整理が付きやすいでしょう。
「遺品がたくさんあって困っている」「どこから手を付けていいのか分からない」など、
遺品の取り扱いに悩んでいるときは、遺品整理を請け負ってくれる業者に依頼するのがおすすめです。
家財道具の処分を業者に依頼するデメリット
家財道具の処分を業者に依頼することで、次の三つのデメリットが考えられます。
【家財処分業者に依頼するデメリット】
・回収費用が掛かる
・トラブルが起こる可能性がある
・リサーチをする必要がある
それぞれのデメリットについて、詳しく説明します。
デメリット1:回収費用が掛かる自治体の粗大ゴミ回収費用と比べて、家財処分業者は割高
目安の金額ですが、実際に費用の違いを見てみましょう。
回収品目 |
自治体 |
家財処分業者 |
テーブル |
400~1,200円 |
2,000~3,000円 |
ソファ |
800~2,800円 |
3,000~7,000円 |
本棚 |
400~2,800円 |
3,000~5,000円 |
ベッド |
1,200~2,000円 |
3,500~6,000円 |
※自治体の回収費用は、新宿区の料金を参考にしています。
自治体が1,000円以下で回収している品物もあるのに対し、業者では2,000円以上掛かってしまうことが多いです。
回収する物の数が少ない場合、自治体の粗大ゴミとして出した方が費用を抑えられそうです。
しかし、前述したように、業者には大型車に積み放題のプランがあります。積み放題プランの料金も、確認してみてください。
プラン |
A社 |
B社 |
C社 |
軽トラック積み放題 |
18,000円 |
19,800円~ |
15,000円 |
2tトラック積み放題 |
45,000円 |
33,000円~ |
30,000円 |
※作業時間や作業員の人数によって料金が異なります。
※現場の状況や量で見積もりが変更になる場合があります。
目安の金額ではありますが、軽トラック積み放題プランだと15,000~20,000円、2tトラック積み放題プランだと30,000~50,000円くらいが相場となります。
一度にたくさん処分したい場合、積み放題プランにすると費用を抑えられるでしょう。
デメリット2:トラブルが起こる可能性がある
家財処分業者と利用者の間で、トラブルが発生する事例があるようです。
具体的には、作業時間や人数を水増しして金額を引き上げる、無料とうたっていたのに高額な料金を請求された、などが挙げられます。
特に問題なのが、無許可営業の業者です。
不用品回収・処分するには、地方自治体による許可が必要ですが、
無許可の業者に依頼すると、適切な処理がなされず不法投棄や火災の一因となってしまう可能性があります。
デメリット3:リサーチをする必要がある
業者に依頼する前に、しっかりリサーチしておくことが大切です。
費用を比較したり、悪徳業者ではないか調べたりと、依頼する前に調べておかないと、トラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
いくつかの業者を検討するとなると、手間が掛かります。
しかし、きちんと調べて納得した業者を選べば、楽に家財が処分できます。
続いて、家財処分業者を選ぶポイントをお伝えするので、リサーチの参考にしてください。
家財処分業者を選ぶポイント
家財処分を楽に済まし、トラブルを避けるためには、業者選びが重要です。次に挙げる四つのポイントを意識してリサーチしてください。
【家財処分業者を選ぶポイント】
・業務許可を得ているか
・料金が明確か
・事例や口コミが確認できるか
・損害賠償保険に入っているか
各ポイントについて、さらに深掘りしていきましょう。
ポイント1:業務許可を得ているか
前述したように、家財や不用品の回収・処分には市区町村の許可が必要です。
まずはその業者が許可を得ているかどうか、確認しましょう。
業務許可には、以下の種類があります。
【許可や資格の種類】
・一般廃棄物収集運搬業許可:家庭ゴミや事業所のゴミを収集運搬できる許可
・古物商許可:販売目的の不用品を買い取るために必要な許可
・遺品整理士資格:遺品整理を法律に則って適切に処理するための資格
まず、依頼を検討している家財処分業者に「一般廃棄物収集運搬業」の許可があるかが大前提です。
家財処分だけでなく、買い取りを依頼したいなら「古物商許可」、遺品整理をお願いしたいなら「遺品整理士資格」があるかをチェックしてください。
行政からも、無許可の業者に不用品の回収を依頼しないよう、呼び掛けています。業務許可の有無の確認は、必須ポイントです。
※関連記事リンク:環境省:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
ポイント2:料金が明確か
分かりやすく料金が提示されているかも重要です。
パッと見て料金が分かりにくかったり、無料サービスばかり目立っていたりと、料金体系が不明瞭な業者は避けた方が無難です。
実際に、料金を安く見せておいて、後から高額な交通費や積み下ろし料などを請求されるケースが発生しています。
また、地域を巡回している業者にも注意してください。
「いらないものを無料で回収します」とアピールしながら回っていますが、こちらも後から停車料金などの名目で料金を要求してくる場合があります。
お金のトラブルを未然に防ぐためにも、料金が明確に提示されている業者を選んでください。
ポイント3:事例や口コミが確認できるか
事例や口コミが確認できると、業者選びの参考になります。
中には、ホームページで事例を紹介している業者があります。
事例からは、具体的な回収品や作業時間、費用などが確認できるため、依頼した際のイメージがしやすいです。
口コミ情報からは、「料金は高かったけれど、丁寧に扱ってくれた」「接客態度がいまいちで残念だった」
といった、業者の接客態度や料金の妥当性などをリサーチできます。
実際に利用した方の評価が高い業者を選ぶとよいでしょう。
ポイント4:損害賠償保険に入っているか
損害賠償保険に入っている業者だと、より安心です。
家財処分には、「家財を運び出すときに壁に当たって傷付いてしまった」「重いものが落ちて床がへこんでしまった」
という事態が想定できます。
しかし、保険に加入していれば、万が一運搬中に壁や床が傷付いてしまっても、補償してもらえます。
損害賠償保険の加入の有無も、一つのポイントとして頭に入れておいてください。
※関連記事リンク:遺品整理・生前整理・特殊清掃・空き家片付け・ごみ屋敷片付け業者を全国から探す
家財処分サービス利用の流れ
家財処分を業者に依頼する場合の、利用の流れについて説明します。
業者によって多少違う点はありますが、基本的には以下のような流れで利用します。
【家財処分サービス利用の流れ】
1.業者をリサーチする
2.業者とコンタクトを取り、プランや回収品目などについて相談する
3.見積もりを出してもらう
4.申し込みをする
5.家財処分してもらう日時を調整する
6.準備や作業を経て家財を運び出す
7.作業が完了後、支払いをする
業者によって、LINEでの相談受け付けや24時間メール受け付け、見積もり無料などのサービスがあるので、うまく活用しましょう。
見積もりは、電話やメールで詳しく説明して出してもらえる場合と、実際に現場を下見してから出してもらう場合があります。
繁忙期は、下見や処分する日が希望通りにいかないこともあるので、時間に余裕を持って依頼するのがおすすめです。
まとめ
家財処分の方法や、業者による回収のメリット・デメリット、業者の選び方などをお伝えしてきました。
家財を自治体による回収や、リサイクルショップなどでの買い取りを活用すれば、処分費用を抑えられます。
しかし、その分時間や手間が掛かってしまうでしょう。
家財処分を業者に依頼することで、コストは掛かっても、手間や時間が大幅に削減できます。
特に、一度にたくさんの家財を処分したい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
家財の処分でお悩みの方は、この記事を参考に、業者への依頼も検討してみてくださいね。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案を致します。
ご実家のお片付けにお困りですか?
みんなの遺品整理では、全国888社の優良遺品整理業者から
複数業者の相見積もり・全国即日対応可能
お急ぎの方はお電話にてご相談ください!
通話無料
みんなの遺品整理 お客様相談窓口
0120-905-734受付時間 8:00~19:00 (土日祝も対応)
相談無料
- 複数見積もり可(最大3社)
- 買取対応などの相談も◎
- 即日・最速対応業者をご案内