「家具を処分する場合、費用はどのくらいかかるの?」
「できるだけ安く処分できる方法を知りたい」
といったように、家具を処分する場合は費用が気になりますよね。
まず家具を処分する方法は
・自治体サービス
・不用品回収業者
・引っ越し業者
・家具引き取りサービス
の4つあり、それぞれで費用の相場が異なります。
しかしできれば安く家具を処分できるに越したことはありませんよね。
たとえば引っ越しするにあたって不要な家具を処分する場合は、家具の処分費用のほかに引っ越し代や新しい家具の購入費、次に住む家のローンや敷金・礼金など、出費が多いです。
また両親が亡くなり実家の家具をすべて処分する場合は、家具の処分費用のほかに葬儀代や相続税など、こちらも同じくお金がかかります。
そこでこの記事では、
・家具の処分費用の相場
・一軒家の家具をすべて処分する場合の費用の目安
・費用を安く抑えるためのポイント8つ
について解説していきます。
この記事を読めば、自分の家具を処分する場合にどのくらいかかるのかの目安や、できるだけ安く抑えるコツが分かるので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
- 1. 家具の処分費用の相場
- 2. 【方法別】一軒家のすべての家具を処分する場合の費用の目安
- 3. 家具の処分費用を安く抑えるポイント8つ
- 4. 費用だけで業者を選ばないように注意しよう
- 5. 安心して業者に依頼するならみんなの遺品整理がおすすめ
- 6. まとめ
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1. 家具の処分費用の相場
家具の処分方法は以下の4つがあり、それぞれで費用の相場が異なります。
・自治体サービスを利用する ・不用品回収業者を利用する ・引越し業者を利用する ・家具引取りサービスを利用する |
一番安く済む方法は自治体サービスの利用ですが、「家具以外の不用品とまとめて処分したい」や「引っ越しの際に一緒に処分したい」など、状況によって利用すべき方法は異なります。
以下にそれぞれの処分方法の費用相場を紹介していますが、費用だけで判断するのではなく、「自分の状況であればどの方法がベストか」想像しながら読んでみてください。
1-1. 自治体サービスを利用する場合にかかる費用
各自治体では、いらなくなった家具を粗大ごみとして有料で回収してくれます。
たとえば東京都の品川区では、家具1個あたり300~2,400円で処分することが可能です。
以下によく処分することの多い家具の費用をまとめています。
また費用は、自治体により若干異なるため、家具を処分する場合はあらかじめ各自治体のサイトから確認してください。
家具の種類 |
費用 |
ダイニングテーブル |
300~600円 |
ソファ |
600~1,400円 |
ベッド |
600~1,800円 |
本棚 |
300~600円 |
炊飯器 |
300円 |
電気スタンド |
300円 |
ビデオデッキ |
300円 |
ステレオ |
1,400円 |
自宅前(マンションやアパートであれば粗大ごみ置き場)に回収しに来てもらうのが一般的ですが、各自治体が定めている施設に持ち込めば、約半分の費用で処分できます。
自宅前(マンションやアパートであれば粗大ごみ置き場)や粗大ごみ回収施設に自力で家具を運べるかつ、
なるべく安く処分したい場合は、自治体サービスを活用して粗大ごみとして処分するのがおすすめです。
1-2. 不用品回収業者を利用する場合にかかる費用
不用品業者を使って家具を処分する場合は、家具を単品で処分する方法と、トラックを使って家具や不用品を大量に処分する方法の2種類があります。
以下で詳しく説明します。
①家具を単品で処分する場合
以下に大手不用品回収業者3社の平均費用をまとめているので、家具を単品で処分したい場合は参考にしてみてください。
家具の種類 |
費用 |
ダイニングテーブル |
3,490円~ |
ソファ |
3,700円~ |
ベッド |
3,980円~ |
本棚 |
4,700円~ |
テレビ |
3,320円~ |
エアコン |
3,000円~ |
洗濯機 |
4,150円~ |
冷蔵庫 |
5,150円~ |
炊飯器 |
1,170円~ |
電気スタンド |
1,490円~ |
液晶ディスプレイ |
1,500円~ |
ビデオデッキ |
500円~ |
ステレオ |
2,050円~ |
基本は上記の費用ですが、追加料金がかかる場合もあるため注意が必要してください。
たとえばスタッフ1人で家具を運べない場合は、増員したりクレーンで家具を吊り下げて作業するため、追加料金が発生します。
②トラックを使って家具や不用品を大量に処分する
多くの不用品回収業者では、定額でトラックの荷台に処分したい家具や、その他不用品を載せられるだけ載せられるサービスを行っています。
以下は、大手不用品回収業者3社の平均費用です。
トラックの大きさ |
軽トラック |
1.5tトラック |
2tトラック |
4tトラック |
部屋の広さの例 |
1K |
1DK |
2DK |
3DK以上や一軒家 |
相場 |
15,300円 |
37,600円 |
58,300円 |
80,000円 |
追加料金はかからない業者が多く、定額で大量に処分できるので、今住んでいる部屋の家具を丸ごと処分したい場合などに便利なサービスです。
たとえば、
・両親が亡くなって実家の家を整理したい
・家具ごと購入した中古物件の家具をすべて処分したい
といった場合には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
1-3. 引越し業者を利用する場合にかかる費用
引っ越す場合に家具を処分する場合は、引越し業者のオプションとして、有料で家具を処分できる場合もあります。
また家電も「家電リサイクル法」で定められたエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機であれば、有料で回収してもらえる場合があります。
以下は家具や家電を処分する場合の費用相場です。
・家具1点あたりの費用:約4,400~11,000円(税込) ・家電1点あたり費用:約6,500~11,500円(税込) |
さらに細かく知りたい場合は、以下に大手引越業者2社の平均費用をまとめているので、参考にしてみてください。
家具の種類 |
費用 |
ダイニングテーブル |
6,600円~ |
ソファ |
8,800円~ |
ベッド |
10,000円~ |
本棚 |
4,000円~ |
テレビ |
6,820円~ |
エアコン |
6,490円~ |
洗濯機 |
6,930円~ |
冷蔵庫 |
11,330円~ |
引っ越し業者によって家具だけ処分可能、家電だけ処分可能、どちらも処分不可など条件が異なるので、
もし引越しする際に家具を処分したい場合は、各引っ越し業者に問い合わせてみてください。
1-4. 家具引取りサービスを利用する場合にかかる費用
家具引取りサービスとは、家具やインテリアを扱うお店で新しく家具を買う場合に、不要になった家具を引き取ってもらえるサービスのことです。
家具の引取りのみは行っておらず、各店舗やオンラインショップで新しく家具を購入した場合のみ利用できます。
以下に、実際に家具の引き取りサービスを利用できる6つのお店の引き取り費用や条件を表でまとめてみたので、参考にしてみてください。
店名 |
引取り費用 |
引取り条件 |
1注文につき4,400円(税込) |
・処分したい家具が同じ数量または同じ容量 ・組み立て式の家具は引取り不可 |
|
家具によって異なる |
同等品を同数引取り可能 |
|
無料 |
・ネットから購入する場合 ・「大物配送」または「特大物配送」とマークがついており、かつ購入したい家具1点の金額が69,800円(税込)以上の場合 ・同等品を同数引取り可能 |
|
無料 |
・ネットから購入する場合 ・購入したい家具1点の金額が41,800円(税込)以上かつ、送料が7,150円(税込)の場合 ・同等品を同数引取り可能 ・セール品は対象外 |
|
無料 |
・「Amazon.co.jp」が販売する家具で対象商品を購入する場合 ・「Amazonマーケットプレイス」の出品商品の場合は、各出品者に要確認 ・同等品を同数引取り可能 |
|
1点につき1,000~3,000円(税込) |
・開梱設置や組み立てサービスなどの作業が発生する商品の購入する場合 ・同等品を同数引取り可能 |
※各店舗で取り扱っていない家具や、破損していたり汚れがひどい場合は、引取りできないので注意してください。
家にある家具を丸ごと処分したい場合は不用品回収業者に頼むのが一番手っ取り早いですが、一部の家具を処分して新しく買い替える場合は、引取りサービスを利用すると、処分費用が無料で済む場合もあるのでおすすめです。
2. 【方法別】一軒家のすべての家具を処分する場合の費用の目安
引越しするタイミングで、要らなくなった家具を数個だけ処分したい人もいれば、家中すべての家具を処分したいといった人もいると思います。
そこで本章では一軒家のすべての家具を処分する場合の費用の目安を処分方法別で紹介します。 たとえば以下のような場合です。
・亡くなった親の家を相続して住むため、家具をすべて処分する場合 ・家具込みで購入した中古物件の一軒家の家具をすべて処分する場合 |
一軒家は3LDKと仮定しているので、マンションにお住まいの方も目安としてイメージしやすいと思います。
部屋や処分する家具の条件は以下の通りです。
<部屋の条件>
・リビング ・ダイニング ・キッチン ・洋室×3 ・浴室 ・トイレ |
<処分する家具の条件>
処分する家具 |
処分する個数 |
ダイニングテーブル |
1 |
ソファ |
1 |
ベッド |
3 |
本棚 |
3 |
テレビ |
1 |
エアコン |
4 |
洗濯機 |
1 |
冷蔵庫 |
1 |
炊飯器 |
1 |
電気スタンド |
3 |
液晶ディスプレイ |
2 |
ビデオデッキ |
1 |
ステレオ |
1 |
自治体サービスや不用品回収業者、引っ越し業者を利用した場合に、それぞれどのくらいの費用がかかるのかを紹介しています。
処分する家具が多い場合は、ぜひ「自分の場合はいくらぐらい費用がかかるのか」イメージして読んでみてください。
2-1. 自治体サービスを利用する場合
まずは自治体サービスを利用して、すべての家具を処分する場合の費用の目安を見てみましょう。
処分する家具 |
1個あたりの費用 |
処分する個数 |
合計 |
ダイニングテーブル |
300~600円 |
1 |
600~1,200円 |
ソファ |
600~1,400円 |
1 |
1,200~2,800円 |
ベッド |
600~1,800円 |
3 |
1,800~5,400円 |
本棚 |
300~600円 |
3 |
900~1,800円 |
テレビ |
ー |
1 |
処分不可 |
エアコン |
ー |
4 |
処分不可 |
洗濯機 |
ー |
1 |
処分不可 |
冷蔵庫 |
ー |
1 |
処分不可 |
炊飯器 |
300円 |
1 |
300円 |
電気スタンド |
300円 |
3 |
900円 |
液晶ディスプレイ |
ー |
2 |
処分不可 |
ビデオデッキ |
300円 |
1 |
300円 |
ステレオ |
1,400円 |
1 |
1,400円 |
7,400~14,100円 |
すべての家具を処分する場合、自治体サービスを利用して粗大ごみで出す方法は一番安く済みます。
しかし自宅前にすべての家具を運び出す必要があることを考えると、よほど人手が多くない限り現実的ではありません。
またテレビやエアコン、洗濯機、冷蔵庫に関しては粗大ごみでは出せないので、自分で業者を手配する必要があります。
そのためなるべく費用を抑えたい場合は、そこまで労力や手間をかけずに運べる家具は粗大ごみで出して、
どうしても運べない家具に関しては他の業者を利用するなど、複数の方法で処分しましょう。
2-2. 不用品回収業者を利用する場合
不用品回収業者を利用して一軒家のすべての家具を処分する場合、方法は前述でお伝えした通り2つあります。
家具を単品で処分する方法と、定額でまとめてトラックに載せて回収してもらう方法です。
まずは家具を単品で処分する場合の費用の目安を見てみましょう。
処分する家具 |
1個あたりの費用 |
処分する個数 |
合計 |
ダイニングテーブル |
3,490円~ |
1 |
3,490円~ |
ソファ |
3,700円~ |
1 |
3,700円~ |
ベッド |
3,980円~ |
3 |
11,940円~ |
本棚 |
4,700円~ |
3 |
14,100円~ |
テレビ |
3,320円~ |
1 |
3,320円~ |
エアコン |
3,000円~ |
4 |
12,000円~ |
洗濯機 |
4,150円~ |
1 |
4,150円~ |
冷蔵庫 |
5,150円~ |
1 |
5,150円~ |
炊飯器 |
1,170円~ |
1 |
1,170円~ |
電気スタンド |
1,490円~ |
3 |
4,470円~ |
液晶ディスプレイ |
1,500円~ |
2 |
3,000円~ |
ビデオデッキ |
500円~ |
1 |
500円~ |
ステレオ |
2,050円~ |
1 |
2,050円~ |
69,040円~ |
合計費用は69,040円ですが、家具の大きさによってはさらに高くなる可能性もあります。
次にトラックを使って家具をまとめて処分する場合の費用の目安を見てみましょう。
トラックの大きさ |
軽トラック |
1.5tトラック |
2tトラック |
4tトラック |
部屋の広さの例 |
1K |
1DK |
2DK |
3DK以上や一軒家 |
相場 |
15,300円 |
37,600円 |
58,300円 |
80,000円 |
今回は一軒家なので、4トントラックを利用したとすると、費用の目安は80,000円です。
単品で家具を処分する場合より高めですが、定額のため追加料金がかかることはありません。
さらに家具以外の不用品もあれば、まとめてトラックに載せて回収してもらえるのも嬉しいポイントです。
もし不用品業者を利用して家の家具をすべて処分する場合は、どちらの方法が安く済むのか、あらかじめ見積りしてもらうことをおすすめします。
2-3. 引越し業者を利用する場合
最後に引っ越し業者を利用して、すべての家具を処分する場合の費用の目安を見てみましょう。
処分する家具 |
1個あたりの費用 |
処分する個数 |
合計 |
ダイニングテーブル |
6,600円~ |
1 |
6,600円~ |
ソファ |
8,800円~ |
1 |
8,800円~ |
ベッド |
10,000円~ |
3 |
30,000円~ |
本棚 |
4,000円~ |
3 |
12,000円~ |
テレビ |
6,820円~ |
1 |
6,820円~ |
エアコン |
6,490円~ |
4 |
25,960円~ |
洗濯機 |
6,930円~ |
1 |
6,930円~ |
冷蔵庫 |
11,330円~ |
1 |
11,330円~ |
炊飯器 |
ー |
1 |
処分不可 |
電気スタンド |
ー |
3 |
処分不可 |
液晶ディスプレイ |
ー |
2 |
処分不可 |
ビデオデッキ |
ー |
1 |
処分不可 |
ステレオ |
ー |
1 |
処分不可 |
108,440円~ |
処分できないものが多いにも関わらず合計費用は108,440円~と、自治体サービスと不用品回収業者に比べると一番高くなってしまいます。
処分不可のものは、自治体サービスを利用して粗大ごみとして出すなどしましょう。
またなるべく安い方法で家具を処分したい場合は、自治体サービスや不用品業者を利用することをおすすめします。
もし引っ越し業者を利用する場合は、業者によっては家具の回収はOKで、
家電の回収はNGもしくは逆のパターンもあるので、引越しの見積りを取る際に必ず聞いておきましょう。
3. 家具の処分費用を安く抑えるポイント8つ
家具を処分する場合は、できるなら費用を抑えられるに越したことはないですよね。
とくに引越しを控えている場合は、家具の処分費用のほかに引っ越し費用や新しい家のローン、賃貸であれば敷金や礼金など、出費が多いです。
そこで3章では、できる限り家具の処分費用を抑えるポイントを8つを解説します。
①解体して一般ごみとして処分する ②できるだけ分解しておく ③自治体サービスと業者の両方を利用する ④業者の繁忙期を避ける ⑤見積りを取って比較する ⑥リサイクルショップに買取してもらう ⑦フリマアプリやネットオークションを利用する ⑧地元の掲示板を活用する |
難しいことはほとんどないので、ぜひ実践して費用を安く抑えましょう。
3-1. 解体して一般ごみとして処分する
たとえば小さめの本棚やそこまで厚みのない板で作られている家具などであれば、ハンマーやノミを使って解体できます。
解体した板などを一般ごみとして処分すれば、粗大ごみとして出したり不用品業者に回収してもらう必要がないので、処分費用は0円で済みます。
ただし「家電リサイクル法」でリサイクルすることが定められているエアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機に関しては、解体して一般ごみとして処分することはできないので、注意しましょう。
3-2. できるだけ分解しておく
もし自治体以外のサービスを利用する場合は、家具をできるだけ分解して業者が運びやすくしておきましょう。
なぜかというと、もし家具が重すぎたり運びにくい形状をしている場合、スタッフを増員したりクレーンで吊り下げるなど、その分の追加料金がかかるからです。
そのため業者が家具の回収に来る前に、できるところまで家具を細かく分解しておくことをおすすめします。
3-3. 自治体サービスと業者の両方を利用する
自力で粗大ごみの回収所に運べるものに関しては粗大ゴミで出して、
どうしても自力で運べないぐらい大きかったり重い家具に関しては業者に頼むなど、自治体サービスと業者を掛け合わせて利用しましょう。
たとえば一軒家に住んでいて、1階にあるダイニングテーブルと2階にあるベッドを処分する場合の費用を、2通りで考えてみましょう。
①ダイニングテーブルもベッドも不用品回収業者に依頼→費用は約7,470円~ ②ダイニングテーブルは粗大ごみ、ベッドは不用品回収業者に依頼→費用は約4,280円~ |
②の方が費用を抑えられます。
2つともそれなりに重いので、できれば両方とも不用品回収業者にお願いしたいところです。
しかしダイニングテーブルがあるのは1階なので、2人くらいで協力して運べば家の外に出せます。
2階に置いてあるかつ重い家具は、運ぶのが大変なのでプロにお願いした方がいいでしょう。
費用を抑えたい場合は、このように自治体サービスと業者を上手く掛け合わせて利用すると抑えられます。
3-4. 業者の繁忙期を避ける
引っ越しの多い3月や4月、また転勤で引っ越しが多くなる10月は、不用品業者や引越し業者の一番忙しいシーズンです。
通常のシーズンより費用が高くなるほか、予約も取りにくくなる可能性があります。
そのため業者の繁忙期ではない、夏(5~9月)や冬(11~2月)に利用することをおすすめします。
3-5. 見積りを取って比較する
不用品業者や引っ越し業者を利用して家具を処分する場合は、必ず複数の業者の費用を比較してから決めましょう。
とくに引っ越しする場合は引っ越し費用や新しい家の敷金や礼金、もしくはローンなど、かなりの出費が考えられます。
よって費用を抑えられるところは、できるだけ安く抑えるべきです。
1社だけの見積もりで判断してしまうと、他にも安い業者があった場合、損をすることになります。
最低でも5社くらいは見積もりをとって、家具の処分にどれだけの費用がかかるかを比較した上で、 どこの業者に頼むか判断しましょう。
またいくつかの業者の見積もりを取っておくことで、 たとえば「A社ではベッドの回収費用がここより安かったけど、安くできないの?」
というような値引き交渉も可能になります。
3-6. リサイクルショップに買取してもらう
もし家具の状態がそこまで悪くなければ、リサイクルショップに買い取ってもらうのもおすすめです。
たとえば全国展開しているリサイクルショップの「トレジャーファクトリー」は、持込買取や宅配買取のほかに、出張買取も受け付けています。
出張費や運搬料などの手数料は無料なのも嬉しいポイントです。
また出張買取と引っ越しを同時に行える「トレファク引越」といったサービスもあるので、
引越しする際にまとめて家具を処分したい場合は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
3-7. フリマアプリやネットオークションを利用する
今すぐにでも家具を処分したい場合は自治体サービスや業者を利用した方がいいですが、もし時間に余裕がある場合は、「メルカリ」などのフリマアプリに出品してみましょう。
メルカリで家具が売れた場合、「梱包・発送たのメル便」を利用すれば、自分で梱包する必要はありません。
集荷の依頼をするだけで、プロが家具の集荷や梱包、搬出まですべて行ってくれます。
もしブランド物や限定物の家具であれば、「ヤフオク」などのネットオークションに出品するのもおすすめです。
ただし高い値段が付く可能性はありますが、メルカリと異なり梱包や搬出はすべて自分で行うもしくは、家財専用の配送業者に依頼する必要があります。
手間もかかりますし、配送料も高額になる可能性が高いため、よほど値打ちのある家具の場合のみ利用すべきでしょう。
3-8. 地元の掲示板を活用する
フリマアプリやネットオークションのほかに、「ジモティー」などの地元の掲示板を活用して家具を無料で処分することも可能です。
「ジモティー」では譲りたい家具についての写真や説明を投稿して、譲ってほしい人がいればメッセージでやり取りをします。以下はメリットです。
〇メリット ・無料で譲るか有料で譲るか選べる ・引き渡し日時や場所を自由に決められるので、自宅に取りにきてもらうことも可能 |
上記だけ見るとぜひ活用したいところですが、デメリットも確認しておきましょう。
〇デメリット ・他人に住居や顔を知られる ・個人間のやり取りによるトラブルが発生する可能性がある |
簡単かつお得に処分できるため活用したいところですが、上記のメリットとデメリットをよく理解した上で、利用してみてください。
4. 費用だけで業者を選ばないように注意しよう
業者を選ぶ場合は、どうしても費用の安さで比べてしまいますが、費用以外のさまざまな側面も確認した上で選ぶようにしましょう。
理由は以下の通りです。
理由①危ない業者もいる 理由②スタッフの対応が悪い場合もある |
業者に依頼する場合は費用に目が行きがちですが、違法性はないかやスタッフの対応などもあらかじめ確認しておかないと、トラブルに巻き込まれたり不快な思いをする場合があります。
以下でくわしく説明しているので、業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
4-1. 理由①危ない業者もいる
通常家庭から出る粗大ゴミを処理できるのは「 一般廃棄物処理業の許可」を持つ業者のみです。
「安いから」というだけで業者を選んでしまうと中には許可を持っていない業者もおり、
実際に回収された粗大ごみが不法投棄されたり、ずさんな管理により火災が発生したこともあります。
またホームページやポストに投函されたチラシには料金の安さをアピールしていたのに、後ほど高額な料金を請求された事例もあります。
料金の安さだけで業者を選ぶのではなく、 きちんと一般廃棄物処理業の許可を持っているのか、
提示されている料金はすべて込みの料金で追加料金は発生しないかなど、確認した上で業者を選びましょう。
参考:「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!」/環境省
4-2. 理由②スタッフの対応が悪い場合もある
費用の安さだけで業者を選んでしまうと、中にはスタッフの対応が悪い業者もあります。
たとえば以下は実際にスタッフの対応が悪い業者を利用した人の声の一部です。
〇電話で問い合わせした際 ・「見積りを聞いて依頼するのか悩んでいたところ、早く決めろと言わんばかりの高圧的な態度でせかされた。」 ・「電話で粗大ごみの回収の相談をしたところ、折り返し電話をくれるとのことだったが、1週間経っても連絡がなかった。」 〇回収作業の際 ・「冷蔵庫の回収を7,000円で依頼していたが、当日になって家の近くに作業車を停めれず、遠くに停める場合は追加料金がかかると初めて伝えられた。結果、当初の予定していた費用の2倍も請求された。」 ・「断りなく勝手に2階に上がられたり、ベランダに靴下のまま出てそのまま部屋に戻ってきて嫌だった。」 |
上記のように安さだけで選んでしまうと、中にはスタッフの対応が悪い業者にあたる可能性があります。
業者を選ぶときは料金だけでなく、誠実で丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが重要です。
5. 安心して業者に依頼するならみんなの遺品整理がおすすめ
誠実で丁寧な対応をしてくれる業者に依頼したい場合は、「みんなの遺品整理」がおすすめです。
「みんなの遺品整理」は、全国812社以上の優良な業者だけと提携しており、相談や見積り依頼もできます。
不要な家具を処分したい場合だけでなく、たとえば空き家やゴミ屋敷の片付け、亡くなった方の遺品を整理したい場合も、安心して業者に依頼できます。
以下でくわしく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
5-1. 優良な業者のみを厳選しているため安心してご依頼いただけます
・料金が適正かどうかや ・接客態度や作業が丁寧か ・過去にクレームがないか ・廃棄物処理の法令を順守しているか |
上記をはじめとした項目を厳しく審査した上で、厳選した業者のみを紹介しています。
そのため「スタッフの対応が悪くて嫌な思いをするのでは?」「回収された家具が違法投棄されるのではないか?」といった心配は一切ございません。
5-2. 家具の処分費用のご相談から業者選びまでプロが無料サポート
業界歴9年以上の知識豊富なスタッフが、
・「どの業者がいいか分からない」
・「ネットで見つけたこの業者は安全?」
といった相談から、料金や作業の流れについての質問などに、ゆっくり丁寧にアドバイスいたします。
「こんな大きな家具も回収できる?」「A社とB社ならどちらに依頼すべき?」のような疑問がある場合も、お気軽にご相談ください。
5-3. 急な引っ越しでも全国812社の業者から代理でお探しいたします
家具を処分する場合、引っ越しするにあたって、使わなくなった家具を処分したいといったケースも多いです。
そのため急に転勤が決まって引っ越しする場合や、業者の繁忙期に引っ越しが被ってしまった場合は、家具の処分を業者に依頼できるか不安ですよね。
「みんなの遺品整理」では、常に全国812社の業者の空き状況を把握しております。
そのため急な場合や業者の繁忙期などで予約が取りづらい場合でも、ご安心ください。
予約可能な業者を代理でお探しいたします。
5-4. 遺品整理を兼ねた家具の処分もお任せください
家具を処分したい方の中には、「亡くなった方の家で遺品整理もしつつ、不要な家具を処分したい」といった方もいるかと思います。
「みんなの遺品整理」では遺品整理士のいる業者と提携しております。
遺品整理士とは、亡くなった人が使っていた物を大切に扱うスキルや心構えをしっかりと学んでいる、遺品整理のプロです。
遺品の取り扱いだけに限らず、ご依頼者様への接客マナーや産廃物処理の知識も身に着けています。
そのため大切な故人の遺品を雑に扱われたり、不快な対応をされるといった心配はございません。
もし亡くなった方の家の家具の処分や遺品整理などで悩んでいる場合には、ぜひ「みんなの遺品整理」にご相談ください。
6. まとめ
家具を処分する方法は4つあり、それぞれで費用の相場が異なります。
処分方法 |
費用の相場 |
自治体サービス |
・家具1個あたり:300~2,400円 (自治体により若干の金額の変動あり) |
不用品回収業者 |
・家具1個あたり:500~5,150円が最低価格 ・定額でトラックに乗せ放題:15,300~80,000円 |
引越し業者 |
・家具1個あたり:約4,400~11,000円 ・家電1個あたり:約6,500~11,500円 |
家具引取りサービス |
・家具1個あたり:無料~4,400円 (家具の種類や大きさによって金額の変動あり) |
できる限り家具の処分費用を抑えたい場合は、以下8つの方法を試してみてください。
①解体して一般ごみとして処分する ②できるだけ分解しておく ③自治体サービスと業者の両方を利用する ④業者の繁忙期を避ける ⑤見積りを取って比較する ⑥リサイクルショップに買取してもらう ⑦フリマアプリやネットオークションを利用する ⑧地元の掲示板を活用する |
ただし費用だけで業者を選ぶと、危ない業者にあたったり、スタッフの対応が悪いといったケースもあります。
トラブルに巻き込まれたり不快な思いをしないためにも、業者を選ぶときは料金だけでなく、誠実で丁寧な対応をしてくれるかといった面も確認しておきましょう。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
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