廃品回収車を見かけたり、興味を持ったりしたことがある方は意外と多いのではないでしょうか。「無料回収」などと謳い、不用品を手軽に処分できる便利さを売りにしていますが、安心して利用できるのか不安に感じる方も少なくありません。データも踏まえて、廃品回収車の正体やトラブルの例などを解説します。

無料を謳う廃品回収車、あれって違法?危険と言われる正体やトラブル例

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そもそも無料を謳う廃品回収とは?

廃品回収車とは、「無料で不用品回収」「壊れていても回収」などとアナウンスしながら地域を軽トラックなどで巡回する業者です。家電や不用品、バイクや自転車といった物まで無料で回収して集め、リサイクルや転売することで利益を得ています。

無料という文言に惹かれて利用した結果、不法投棄や個人情報漏洩といったトラブルに巻き込まれることもあり、注意が必要です。

なぜ無料を謳える?廃品回収車の正体

廃品回収車が「無料」を謳っている場合、実際には違法業者である可能性があります。不用品の回収にはリサイクル費用がかかるため、無料回収は現実的ではありません。そのため、行政や市区町村はこのような業者の利用を避けるよう注意を呼びかけています。

無許可で営業している違法な業者

無許可で営業する違法業者は一般廃棄物処理業者の許可を取得していません。市区町村から委託された業者などを除き、家庭ごみの処理には免許が必要です。古物商や産業廃棄物処理業など類似の資格を提示されることがありますが、家庭ごみの処分とは別物のため注意しましょう。

本当は無料で回収していない業者

無料回収を謳っている業者が、荷物を積んだ後に料金を請求するケースも報告されています。「引き取りは無料だが、リサイクル料がかかる」などと説明し、料金を請求するのです。

近年、このような被害に遭い、依頼したのに無料ではなかったという苦情が行政にも多数寄せられています。無料を謳う悪質な廃品回収車には十分に注意しましょう。

なぜ危険?廃品回収車で考えられるトラブル

※出典:独立行政法人国民生活センター 「不用品回収サービスのトラブル」(PDF)

廃品回収車を利用してトラブルに見舞われるケースは非常に多くなっています。類似の被害やトラブルを避けるために、実際に報告された事例を参考にしてください。

処理料金の請求

廃品回収車が「無料」と謳っていても、実際には処理料金を請求されることがあります。荷物の回収後に予期せぬ高額な料金が請求されるリスクがあるため注意が必要です。「全額無料ではない」などの文言で言いくるめられる危険性もあるため、利用を避けるのが賢明でしょう。

トラブル例

廃品回収業者が無料で廃品を回収すると宣伝していたものの、回収作業終了後に急に処理料金を請求してきた。顧客は無料で回収してもらえるという宣伝に騙され、処理料金を支払うことになった。

不法投棄

回収した荷物を適切に処理せず、不法投棄する廃品回収車もあります。リサイクルには料金がかかるため、無責任に放置する違法行為です。環境や景観に支障をきたすだけでなく、個人が特定できると依頼者に責任が降りかかるリスクもあります。

トラブル例

廃品回収業者が格安で廃品を回収すると宣伝し、回収後に不法投棄をしていた。顧客は格安という甘い言葉に騙され、作業終了後に廃品が不法投棄されていたことを知った。

不適正処理

無料を謳う廃品回収車は回収した荷物を不適切に処理することがあります。本来分別してリサイクルすべきごみを家庭ごみに混ぜて処理したり、既定の処理工程を経なかったりする違法行為などです。環境汚染や地域住民への迷惑が生じることもあるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

トラブル例

・リサイクルできるものを廃棄したり、有害物質を含んだ廃品を適切に処理しなかったりした
・廃品回収業者が回収した廃品を不正に国外に横流していた

不適正処理による事故

不適正処理によって起こりうる事故も問題視されています。違法な廃品回収車が放置するごみから汚染が広がったり、燃えやすい廃品を安易に焼却して火災を招いたりする事故に発展する懸念も。最終的に大きなアクシデントに見舞われる危険性があります。

トラブル例

・有害物質を含んだ廃品を不適切に捨てた結果、地下水や土壌に浸透し、地域の水質や環境に悪影響を及ぼした
・不法投棄された廃品が発火し、付近の住民や施設に被害をもたらした

なぜ廃品回収車は捕まらない?

廃品回収車は法の穴を潜っていることから取り締まりが難しい側面があります。最後の支払い時や廃品回収車が去ったあとに被害に気が付くケースも多く、時すでに遅しといった状況になっていることも少なくありません。

見積書や契約書などの証拠書類を残さないケースが多く、たとえ警察に被害届を提出しても特定が難しいです。拡声器による騒音規制がないため、騒音公害での逮捕も困難を極めます。以上のような要因が重なり、廃品回収車の取り締まりが進んでいないのが現状です。

違法な廃品回収車を見極める方法はある?

トラックで大音量のアナウンスをしている業者には頼まないが最大の対策

違法な廃品回収車の被害を防ぐには、大前提として大音量のアナウンスを流す業者には依頼しないことが大切です。あの手この手でしつこく営業をかけてくることが多いため、関わりを持たないようにしましょう。

トラックに屋号や社名が記載されているか、必要な資格を持っているかなどの確認もできますが、偽造の可能性も捨てきれません。ご自身で一度冷静に業者を探してみるのがおすすめです。

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見極めが難しい!違法業者の営業手法

・チラシの配布
・インターネットで広告
・YouTubeやSNSなどの運営

営業手法だけでは違法業者か否かを見極めるのは難しいのが実情です。チラシの配布やSNSを含む、デジタル媒体を介した広告は優良業者も活用しています。ユーザーの口コミなどはある程度参考になる場合もありますが、サクラの可能性も捨てきれません。営業手法だけでは見極めは難しいと言えるでしょう。

じゃあどうすれば?廃品回収車に頼らず安全に不用品を処分する方法

運び出しが容易で数が少ない→自治体が実施する回収
まとめて処分をお願いしたい→不用品回収業者
価値があり、ただちに利益に変えたい→リサイクルショップ
価値があり、極力高額な利益に変えたい→ネットオークション・フリマアプリ
遺品整理や空き家の片付けを依頼したい→遺品整理業者

廃品回収車の被害や実情についてお伝えしましたが、適切に不用品を処分するにはどうすれば良いのでしょうか。不用品を正しく処分するためにも、ぜひ参考にしてください。

自治体が実施する回収

メリット

・1点数百円~と処分料金を安く抑えられる
・不法投棄などの心配がない
・家の前まで回収に来てもらえる

デメリット

・回収まで1~2週間は掛かる
・不用品を自分で戸外まで搬出しなければならない
・回収できない品目がある

自治体が実施する回収では、一般業者よりも安価かつ家まで回収に来てくれます。重量のある家電やかさばる家具なども楽に処分できるでしょう。ただし、回収できる品目に制限があるほか、ある程度の日にちがかかります。余裕を持って計画を立て、不用品を処分しましょう。

不用品回収業者

メリット

・ほぼ全ての不用品が処分できる
・積み放題サービスを使えば自治体よりも安くなることがある
・業者によっては即日・24時間対応可能
・買い取りも実施している業者が多い

デメリット

・極端に処分量が少ない場合と費用が高くなる可能性がある
・解体作業などのオプション料金が掛かる
・中には悪徳業者もおり、見極めが必要

不用品回収業者に依頼すると一括でごみが処分できます。処分する物品の量が多い場合は積み放題サービスなどを提供している不用品回収業者がお得です。中には24時間対応の業者もあるため、忙しい人にはもってこいでしょう。ただし、悪徳業者も一定数存在するため、見極めが必要です。

リサイクルショップ

メリット

・衣類から家具家電まで、幅広く買い取ってもらえる
・品物によっては高額買い取りが期待できる
・査定がスピーディーで即現金化できる
・「出張買い取り」を行っている場合、物量が多くても手軽

デメリット

・リサイクルショップが売れないと判断した品物は買い取ってもらえない
・買い取り価格は不用品回収業者よりも安くなりがち
・出張買い取りは品数が担保されないと対応してもらえない可能性

リサイクルショップを活用すると現金化できるのが大きなメリットです。衣類や家具家電といったあらゆる物品を取り扱うほか、高価買取につながることも。運搬が大変な大型家具がある場合や物量が多い場合は出張サービスを依頼できる店舗もあります。ただし、不用品回収業者よりも安価に見積もられることもあります。

ネットオークション・フリマアプリ

メリット

・スマホさえあれば手軽に登録・出品できる
・自分で価格設定ができる
・需要があれば、高額で売れることもある
・品物によっては、本体が壊れていてもパーツだけ売れる

デメリット

・写真撮影・梱包・発送などの手間が掛かる
・需要に合っていなかったり出品価格が高過ぎたりすると売れない
・個人間取引によるトラブルの可能性

ネットオークションやフリマアプリでは、スマホで簡単に出品でき、自分で価格設定ができます。希少なアイテムは高価で取引されたり、部品のみでも販売できたりするなど、融通が効く点も特徴です。ただし、売れるまでに時間が掛かることも多いほか、梱包や発送といった手間もかかります。

遺品整理業者

メリット

・遺品整理・空き家の片づけに関わる幅広い作業に対応可能
・故人・遺族へ配慮しながら作業してもらえる
・遠方からの依頼にも対応可能

デメリット

・他手段に比べて費用がかかる可能性がある
・中には悪徳業者があり優良業者を見極める必要がある

遺品整理業者に依頼すると幅広い作業に対応してもらえます。物品の分別や整理、処分に至るまで丁寧に対応してもらえるほか、清掃なども一任できます。忙しい人や遠方に住んでいる人にもおすすめのサービスです。ただし、ほかの手段と比較すると費用がかかる可能性があるほか、しっかりと優良業者を見極める必要があります。

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まとめ

行政も注意喚起しているように、廃品回収車の中には違法で営業している業者が存在します。特に「無料回収」などと謳う廃品回収車は利用を避けましょう。不用品の処分にはさまざまな方法があるため、リサーチの上計画的に進めるのがおすすめです

「みんなの遺品整理」を活用すると、不用品回収を含む片付けを一任できる優良業者に依頼できます。どこから手をつけるべきかわからないといったお悩みは、ぜひ「みんなの遺品整理」にご相談ください。

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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案をいたします。

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