「大きくて運べない粗大ゴミ、業者に持って行ってもらえないかな?」
「大量のゴミをトラックで一気に回収できるサービスがあるみたいだけど、実際どうなんだろう?」
自分で処分するのが難しいゴミや大量の不用品の処分をしたいとき、このような疑問が浮かんできませんか?
大型のゴミを自分で処分するには、解体や運び出しなどにかなりの時間と労力が必要になります。また、大掃除や引越し、遺品整理などで一度に大量の不用品が出るとき、分別作業に困ることもありますよね。
できることなら、業者に任せていっぺんにスッキリさせたいのが本音ではないでしょうか。
民間の不用品回収業者では、一般家庭から出るゴミをトラックで回収するサービスを提供しています。
近年では、遺品整理や空き家整理の需要が高まっていることもあり、トラックによるゴミ回収業者は増加傾向にあります。
お近くの業者に頼めば、簡単かつスピーディーに片付けを済ませられるでしょう。
ただし、業者ごとに回収のシステムや料金形態はバラバラなのが実際です。なかには悪徳業者に関する相談や詐欺まがいのトラブルがあるという声も寄せられています。
怪しいイメージを持っていたり、業者の選び方がわからず、依頼を迷ったりしていることがあるかもしれません。
そこで、この記事ではトラックによるゴミ回収サービスについて、次のことをどこよりも詳しく解説しています。
・トラックによるゴミ回収サービスとは?
・トラックによるゴミ回収サービスにかかる費用
・トラックによるゴミの単品回収のメリット・デメリット
・トラック積み放題のゴミ回収のメリット・デメリット
・どのプランを選べばよいかの判断基準
・失敗しないゴミ回収業者を選ぶポイント
料金相場から回収システム、プランや業者選びのポイントまで総合的にまとめました。
通してお読みいただくことで、自分の状況や要望にあったゴミ回収方法がわかるようになるはずです。
片付けをより簡単に素早く済ませるため、また安心できる業者や自分に最適なプランを知るために、ぜひ当記事をお役立てください。
- 1.トラックによるゴミ回収サービスとは
- 2.トラックによるゴミ回収サービスにかかる費用
- 3.トラックによるゴミの単品回収サービスのメリット・デメリット
- 4.トラック積み放題のゴミ回収サービスのメリット・デメリット
- 5.トラックのゴミ回収サービスがおすすめな人
- 6.トラックによるゴミ回収サービスを利用する際の注意点
- 7.単品回収と積み放題で迷ったら…業者に直接見積・相談する
- 8.失敗しない!ゴミ回収業者を選ぶ4つのポイント
- 9.みんなの遺品整理なら信頼できるゴミ回収業者が選べる
- 10.まとめ
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1.トラックによるゴミ回収サービスとは
トラックによるゴミ回収サービスは、不要になった大型家具や家電製品、分別が難しい大量の不用品などを回収してほしいときに便利なサービスです。
一般的に、粗大ゴミは自治体で決められたゴミの回収日に出すか、市町村にあるゴミ処理場などへ持ち込む必要があります。
また、エアコンやテレビ、冷蔵庫など特定家電用機器にあたるものは、家電リサイクル法の規定があるため市町村では処分できないことも。
購入した家電量販店に引き取りを依頼するか、収集運搬業者に連絡して指定の場所にゴミを持ち込んだりと面倒な作業が必要になります。
また、解体や搬出、分別などにも大きな手間と労力がかかります。
自治体ごとの規定に差があってわかりにくいことも多く、面倒で億劫に感じることも多いです。
そこで便利なのが、民間業者によるトラックのゴミ回収サービスです。
民間業者に依頼すれば、自分では処分するのが大変な不用品やゴミも、一定の料金を支払えばほとんど手間をかけずに処分することができます。
トラックによるゴミ回収のサービス内容には、主に2通りのパターンがあります。
・粗大ゴミ1点ごとに料金を支払う単品回収サービス
・トラック1台ごとの料金を支払う積み放題サービス
トラックでのゴミ回収サービスを利用することで、自分では処分しにくいゴミを素早く、少ない手間で片付けることができとても便利です。
近所に軽トラックで回ってくる廃品回収車は? |
住宅街に回ってくる廃品回収も、民間業者によるトラックのゴミ回収サービスのひとつです。 このタイプは料金や引き取る品物の基準が業者によってバラバラで悪質業者の見極めが難しいこともあるため、本記事では除外して解説しています。 |
1-1.単品回収サービスと積み放題サービスの2つの種類がある
トラックによるゴミ回収サービスは、大きく分けて「単品回収」と「積み放題」の2パターンがあります。
ゴミの回収プランや料金は業者によって異なりますが、まずはシステムや料金相場を大まかに把握しておきましょう。
単品回収と積み放題ではこのように、回収できるものや料金形態に違いがあります。
ひとつの業者で両方選べる場合もあれば、どちらか一方のみに対応している場合もあります。
単品回収と積み放題、それぞれどのようなサービスなのか、価格や処分可能なものなど細かなサービス内容をチェックしていきましょう。
1-2.トラックよるゴミの単品回収サービスの内容
トラックによるゴミの単品回収とは、不用品1点あたりの処分料金を支払って引き取ってもらうサービスです。
自治体のゴミ回収日に出せない大型の家具や家電を回収してもらうことができます。
エアコンやテレビ、冷蔵庫などの特定家庭用機器も回収可能。
処分方法に困っているものや、自力で処分するのが難しい物だけを、代わりに処分してもらうサービスと考えてください。
「単品回収であれば、自治体に回収してもらってもよいのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、自治体のゴミ回収は粗大ゴミ処理券などのチケットを購入する必要があったり、回収までに日数がかかったりすることもあるため、ゴミの処分までに時間と手間がかかります。
その点、民間業者のトラックによるゴミの単品回収サービスでは、即日対応している業者もあります。
すぐに回収してもらえるので、一定期間内に片付け作業を済ませたいとき、回収日までの保管場所に困るゴミを早く手放したい場合などに便利です。
1-3.トラック積み放題のゴミ回収サービスの内容
トラック積み放題のゴミ回収サービスは、その名の通りトラックに積めるだけの不用品をいっぺんに処分してもらえるサービスです。
料金が一律であること、また大量の不用品を一度に処分できる手軽さが人気です。
積み放題サービスにおけるトラックのサイズは、業者によってさまざまです。
家庭用ゴミ回収サービスでは、軽トラックから4tトラックまでさまざまなサイズがあり、同じサイズでも種類ごとに積めるゴミの量が変わります。
また、同じトラックでも荷台部分に囲いがない平型から、幌付き、箱型など複数の種類があります。
2tトラックではショートとロングがあり、それぞれ車体の長さが違うため料金に変動がでます。
軽トラックと2tトラックがもっとも需要の高い一般的サイズですが、その中間の大きさとなる1.5tトラックを用意している業者もあります。
空き家整理やゴミ屋敷の片付けなど、大量の荷物を一気に捨てる場合は4tトラックでの対応が必要なことも。
片付け作業の規模が大きくなればなるほど、回収するゴミがどのサイズのトラックに収まるのか、イメージがつかみにくくなるでしょう。
その場合は、下記の目安を参考に料金のイメージを掴んでみてください。
各サイズのトラックにおさまる不用品の量(目安) |
|
軽トラック |
押し入れやクローゼットに収まる家財道具一式 特定の粗大ゴミ処分 |
1.5tトラック |
1DKの部屋に収まる家財道具一式 |
2tトラック |
2DKの部屋に収まる家財道具一式 |
4tトラック |
3DKの部屋に収まる家財道具一式 |
【注意】トラックのサイズの目安は、あくまでも一般的な部屋の家財道具を表しています。あまりに物が多く、足の踏み場がないようなケースでは目安サイズを超える可能性もあります。 |
トラック積み放題のゴミ回収サービスは、処分したいものが大量にある場合や、雑多なゴミを分別せずにいっぺんに引き取ってもらいたい場合におすすめです。
同じ積み放題サービスでも、トラックのサイズごとに作業時間や作業人数が異なります。
サイズごとに料金も変動するので、それぞれの状況に応じて、最適なプランを選んでみましょう。
2.トラックによるゴミ回収サービスにかかる費用
ゴミ1点ごとにお金を払う単品回収と、トラック1台に積み放題のタイプのどちらを選ぶかによって、かかる費用は変わります。
積み放題サービスの方がお得に感じることもあるかもしれませんが、ゴミの量や種類によっては単品回収の方が安く上がることもあります。
また、業者が行ってくれる作業範囲と、かかる費用の釣り合いがとれているかを考えてみることも重要です。
「これくらいの金額を払ってでも処分を任せたい」と思えるかどうかがポイントです。
そこでまずは、単品回収と積み放題でそれぞれかかる費用の目安を出してみましょう。
2-1.単品回収サービスにかかる費用
単品回収サービスの場合、不用品1点あたりの処分費用は業者によってまちまちですが、大型の家具や家電でも2,000~5,000円で処分できることが多いです。
リサイクル料金のかかる特定家庭用機器や、ソファー、ベッドなど重量が大きいものは比較的値段が高くなる傾向にあります。
以下に、品目ごとの料金相場を表にまとめました。
単品回収を視野に入れている場合は、自分の処分したいゴミの大まかな処分料金を集計してみてください。
品目 |
料金相場 |
液晶テレビ |
2,000~5,000円 |
エアコン |
2,000~4,000円 |
冷蔵庫 |
3,000~5,000円 |
洗濯機 |
3,000~6,000円 |
電子レンジ |
500~2,500円 |
プリンター |
500~2,500円 |
こたつ |
1,000~3,000円 |
パソコン(デスクトップ本体) |
1,000~3,000円 |
ソファ(2人掛け) |
2,000~5,000円 |
ベッドフレーム |
1,000~3,000円 |
テーブル |
2,000~3,000円 |
カーペット |
2,000~3,000円 |
自転車 |
1,000円 |
タイヤ(1本) |
1,000~2,000円 |
業者によっては、引き取るゴミの重量を測って費用を算出するところもあります。
また、単品回収の場合はエアコンの取り外しや出張費、作業費などが別途プラスされることも。
上表はあくまでも料金相場の目安なので、正確な費用は見積もりをとって確認するようにしましょう。
2-2.トラック積み放題のゴミ回収サービスにかかる費用
トラック積み放題のゴミ回収サービスでは、トラックのサイズごとに一律の料金が設定されています。
特定のサイズのトラックのみに対応している場合もあれば、複数のサイズからプランを自由に選べることも。
以下に、積み放題のゴミ回収サービスの料金相場をまとめていますので、参考にしてみてください。
トラックのサイズ |
料金相場 |
軽トラック |
10,000~20,000円 |
1.5tトラック |
30,000~50,000円 |
2tトラック |
40,000~80,000円 |
4tトラック |
80,000~120,000円 |
各サイズごとの料金相場には幅があります。
これは、同じトラックのサイズでもタイプや形状ごとに載せられるゴミの量が違ったり、当日作業にあたるスタッフの人数などによって料金が変わったりするためです。
空き家整理や遺品整理の場合、1~2部屋、もしくは1~2人暮らしのゴミであれば2tトラックで十分です。
ちょっとした片付けや引越しゴミの場合は、軽トラックや1.5tトラックでも間に合うでしょう。
4tトラックになると、3DK以上の大量の家財道具一式をまるごと捨てられます。
トラック積み放題は一律料金ですが、ゴミの量や状況によって費用が変わるため、見積もりをとって正確な料金を確認するようにしてください。
3.トラックによるゴミの単品回収サービスのメリット・デメリット
単品回収と積み放題は、料金形態だけでなくゴミの処分時に必要な作業範囲にも差があります。
それぞれのメリットやデメリットを把握することで、自分にはどちらのサービスが適しているのかわかりやすくなるでしょう。
ここからは、単品回収と積み放題のメリットとデメリットを整理し、さらに絞り込んでいきます。
まずはトラックによるゴミの単品回収のメリットとデメリットです。
単品回収サービスのメリット |
・すぐに引き取りに来てもらえる ・1点からでも引き取ってもらえる ・無駄がなくわかりやすい料金形態 |
単品回収サービスのデメリット |
・細かい生活雑貨ゴミは回収できない ・解体が必要な場合は別途料金がかかることがある |
単品回収では、不要になった家具や家電、自転車などの大型のゴミをすぐに引き取りに来てもらうことができます。
業者や地域によっては、即日で対応してくれることも。
自治体の粗大ゴミ回収は、回収までに時間がかかったり、特定家庭用機器は引き取れなかったりという制限があります。
民間業者の単品回収は1点からでもすぐに引き取りに来てくれるので、場所を取る大型ゴミもすぐに片付けられるのがメリットです。
また、1点あたりの処分料金が明確という特徴もあります。処分したい品物が限られている場合、必要な分だけ料金を支払うので安く上がることがあります。
ただし、単品回収は比較的大型の粗大ゴミや家電のみの処分なので、細かい生活雑貨ゴミは回収することができません。
また、生活雑貨ゴミの分別作業にも対応していません。
基準は業者によって異なりますが、粗大ゴミを家の中から出す搬出作業、解体作業などが必要な場合には別途料金がかかるケースもあります。
4.トラック積み放題のゴミ回収サービスのメリット・デメリット
続いては、トラック積み放題のゴミ回収サービスのメリットとデメリットを整理してみましょう。
積み放題サービスのメリット |
・一度にたくさんのゴミを処分できる ・細かい雑多なゴミも分別不要で回収 ・搬出や解体なども料金に含まれていることが多い |
積み放題サービスのデメリット |
・ゴミの量が少ないと割高になる ・回収不可のゴミもある |
トラックへの積み放題サービスは、一度にたくさんの不用品やゴミを処分することができます。
大型の家具や家電に加え、細かな生活雑貨ゴミも分別不要でいっぺんに持って行ってもらえるのが大きなメリットです。
積み放題の場合、大型ゴミの運び出しや、運び出すために必要な解体作業にかかる作業料もプラン内に含まれていることが多いです。
回収作業だけでなく、片付けに必要な一連の作業を任せることができます。
ただし、ゴミの量が少ないとトラックのスペースが余ってしまうこともあります。
スぺースが余ってもトラック1台分の料金を払わなければならないため、割高になってしまうこともあるでしょう。
また、積み放題サービスでも回収できないものもあるので注意が必要です。
回収を依頼したいゴミの種類と量をある程度明確にし、回収できるかどうか事前に確認してから申し込む必要があります。
回収できないゴミの種類については、「6‐1.回収できないゴミを確認しておく」で解説していますのでチェックしてみてください。
5.トラックのゴミ回収サービスがおすすめな人
民間業者によるトラックのゴミ回収サービスは、自治体回収に比べて料金が高くなるので「本当に業者に依頼すべきなのかな?」と迷いが残る人もいるでしょう。
ゴミの処分にお金をかけるのはもったいないように感じることがあるかもしれません。
自治体回収よりも民間のトラックによるゴミ回収がおすすめな人とは、どのような人なのでしょうか。
①自治体回収より民間業者に依頼するのがおすすめな人 ②トラックによるゴミの単品回収がおすすめな人 ③トラック積み放題がおすすめな人 |
この章では上記3つを詳しく見ていきますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
5‐1.自治体回収より民間業者に依頼するのがおすすめな人
トラックによるゴミ回収サービスは、処分が面倒なゴミを、少ない労力で素早く捨てたいときにおすすめです。
・自治体の粗大ゴミ回収日を待つ時間的余裕がない ・運び出しや解体など、処分時に必要な作業が困難 ・大量のゴミをいっぺんに捨てたい ・面倒な作業をできるだけ省きたい |
このように、トラックのゴミ回収サービスは、「お金がかかってもいいので、大型家具や家電、大量の生活雑貨ゴミをできるだけ早く簡単に処分したい」という人に適しています。
しかし、中には「単品回収と積み放題のどちらがいいのかはっきりしない」「微妙なところで迷ってしまう…」という方もいるかもしれません。
ここからは、自分のケースではどちらを選ぶべきか迷っている人に向けて、それぞれの判断基準をお伝えしていきます。
5-2.トラックよるゴミの単品回収サービスがおすすめな人
単品回収がおすすめなのは、次のような人です。
・粗大ゴミが3点以下 ・大型ゴミの運び出しや解体作業ができる ・回収だけを依頼して費用を安く抑えたい |
目安として、大型家具や家電、自転車などの粗大ゴミが3点以下であれば、積み放題よりも安くゴミを処分できる可能性があります。
部屋から運び出す作業やそれに必要な解体、ゴミの分別などを依頼せず、シンプルに回収だけを依頼するのであれば単品回収がおすすめです。
たとえば「洗濯機とソファ、テーブルの3つを処分したい」という場合、単品回収の相場から計算すると10,000円以下で回収できる可能性があります。
トラック積み放題では軽トラックでも1万円以上かかるケースがほとんどです。
搬出作業を手伝うことができれば、純粋に回収だけを依頼する形になるので、単品回収のほうが費用を安く抑えられます。
大型ゴミが複数ある場合や、粗大ゴミだけでなく生活雑貨ゴミも処分してほしい場合は単品回収はおすすめできません。
さらに、単品回収の場合、大型のゴミを部屋から運び出す作業や、運び出せる大きさまで解体する必要があることも。
女性や高齢の方、ひとり暮らしで人手がない場合などはこのような作業が難しいかもしれません。
重いものを運べなかったり、解体の仕方がわからないケースでは別途料金が発生して割高になることもあります。
処分するゴミの総量が少なく明確な場合、自分で運び出しや解体ができる場合は、単品回収の方が費用が安く抑えられるのでおすすめです。
5-3.トラック積み放題のゴミ回収サービスがおすすめな人
トラックの積み放題サービスがおすすめなのは、次のような人です。
・粗大ゴミが4点以上ある ・大量の不用品を処分したい ・大型ゴミの運び出しや解体作業が困難 ・生活雑貨ゴミの分別が困難 |
目安として、4点以上の粗大ゴミを処分する場合はトラック積み放題のほうがお得になることが多いです。
また、粗大ゴミだけでなく生活雑貨ゴミも同時に処分したいときは積み放題サービスがおすすめです。
雑貨ゴミの分別作業には時間と手間がかかり、量によっては骨の折れる作業になります。
回収だけでなく分別や搬出などを一挙に任せたい、できるだけ手間をかけずいっぺんに処分したい人は、積み放題サービスのメリットが大きくなります。
遺品整理や大量の引越しゴミの処分など、比較的規模の大きな片付け作業にも適しています。
業者によっては簡単な掃除までしてもらえることもあるので、手間や時間をかけずにゴミの片づけを済ませたい人におすすめです。
積み放題サービスのもっとも小さいサイズは軽トラックになります。
そのため、処分したいゴミが明らかに軽トラック1台分を超えそうであれば積み放題サービスが適しているでしょう。
6.トラックによるゴミ回収サービスを利用する際の注意点
トラックによるゴミ回収サービスを利用する際には、いくつか注意しておきたいことや確認しておくべきことがあります。
単品回収と積み放題サービスでは注意点が異なるので、それぞれ詳しくチェックしておきましょう。
6‐1.回収できないゴミを確認しておく
民間業者によるゴミ回収サービスでは、回収できないものがあるので確認しておきましょう。
積み放題サービスは生活雑貨ゴミを分別不要で回収してくれるのがメリットです。
しかし、積み放題サービスなら何でも回収できるとは限らず、回収できないゴミもあるので注意が必要になります。
積み放題サービスで回収できないゴミ |
生ゴミ・土砂・生木・液体・ガソリン・軽油・灯油・スプレー缶・塗料・建築系廃棄物・医療器具類 など |
不用品回収業者では、上記のようなものは危険防止のために回収不可となっています。
民間業者のゴミ回収サービスは、一般家庭から出る不用品がメインで、オフィスの産業廃棄物や建築、医療系の廃棄物などは回収できません。
これらのゴミは、それぞれの品目を専門に扱う業者に処分を依頼します。
たとえば、灯油や軽油はガソリンスタンドで廃油として処分してもらう、土砂や木などは石材店や植木店などに引き取ってもらうなど、各専門業者に相談するようにしましょう。
6‐2.トラックのサイズは道路の道幅も考慮して決める
トラック積み放題サービスは、トラックのサイズを軽トラックから4tトラックまで選ぶことができます。
トラックのサイズは回収してほしいゴミの量に応じて選びますが、周辺道路によっては大きいサイズのトラックが入れないこともあるため注意が必要です。
狭く密集した住宅街などではトラックが通れない、もしくは積み込み作業中に近隣住民の車両が通れないなどの不都合が生じることもあります。
積み放題サービスを検討している方は、道幅や駐車場所のことも視野に入れて計画しましょう。
7.単品回収と積み放題で迷ったら…業者に直接見積・相談する
単品回収と積み放題プランで迷ったときは、業者に直接相談するのがおすすめです。
単品回収と積み放題の両方のプランを設けている業者もあるので、まずは「どちらのプランを選択すればよいか迷っている」ということを伝えた上で、見積もりや相談をしてみましょう。
見積もりや問い合わせへの対応によって、その業者が優良な業者かどうかを判断することもできます。
プランのわかりやすさや価格の明確さはもちろんのこと、担当者の人柄といった直感的な部分も優良業者の見極めには重要なポイントです。
判断に迷うときは、業者に連絡して直接話を聞いてみることをおすすめします。
顧客に最適なプランを提案してくれる、良心的な業者を選ぶとよいでしょう。
8.失敗しない!ゴミ回収業者を選ぶ4つのポイント
見積もりや問い合わせをする前に、民間のゴミ回収業者を選ぶときのポイントをチェックしておきましょう。
不用品回収業者のなかには、悪徳な会社が存在するのも事実です。ぼったくりや詐欺などの噂を耳にしたことのある方もいるかもしれません。
たとえば、事前の見積額より高い金額を後から請求したり、見積もり額を聞いて断ろうとすると高圧的な態度に出たりする事例が目立ちます。
環境省が行った不用品回収業者に関するアンケート結果では、不用品回収業者に関する苦情やトラブルが350の市区町村で報告されており、なかでも料金に関する苦情やクレームがもっとも多く寄せられています。
参考:環境省「不用品回収業者に関する調査について」のデータを元に作成
料金面だけでなく、顧客対応の質や利用者の口コミなどもチェックし、信頼できる良心的な業者を選ぶのがとても大切です。
業者選びの際に確認しておきたいのは次の4つのポイントになります。
信頼できる業者を選ぶ4つのポイント |
1.一般廃棄物処理業の許可をとっているかを目安にする 2.料金形態や追加オプションが明確な業者を選ぶ 3.現地見積もりを実施している業者を選ぶ 4.問い合わせへの対応が丁寧な業者を選ぶ |
上記それぞれの確認項目をさらに詳しく見ていきましょう。
8-1.一般廃棄物処理業の許可をとっているかを目安にする
廃棄物処理業の許可を取得しているかどうかは、トラックによるゴミ回収業者の信頼性をはかるひとつの基準になります。
不用品回収業者のなかには、無許可で不用品を集めている業者も混在しています。
しかし本来、一般家庭の不用品を回収できるのは一般廃棄物処理業の許可をとっている業者と定められています。
ホームページやチラシなどに許可をとっている旨を記載しているところもあるので、チェックしてみるとよいです。
ただし、許可を提示していないからといって悪質な業者であると断定することはできません。
許可の提示は、信頼できる業者選びの際の目安になると考えておきましょう。
8-2.料金形態や追加オプションが明確な業者を選ぶ
サービスのプランや料金形態が明確かどうかも、優良業者を見極めるポイントです。
不用品回収業者のトラブル事例では、料金に関する相談がもっとも多くなっています。
具体的なトラブル事例には次のようなものがあります。
・無料回収と謳っているのに実際は有料だった ・トラックのサイズや積載量に関する説明がないまま追加料金を請求された ・作業当日に、見積もり書に記載のない追加料金が発生した ・現地見積もりで作業を断ったところキャンセル料を請求された |
さまざまなタイプの事例がありますが、どれも事前に説明がないこと、もしくは誤解を受ける紛らわしい広告を出していることなどが問題です。
業者を選ぶときは、口コミや実績なども調べ、料金形態の明確さや、料金に関する評判もチェックしておくとよいです。
8‐3.現地見積もりを実施している業者を選ぶ
見積もりの選択肢として現地見積もりを実施している業者を選ぶのがおすすめです。
特に、空き家や遺品の整理、引越しゴミなど複数のゴミを一度に処分する積み放題サービスの場合、正確な見積金額を出すには現地見積もりの重要度が高くなります。
現地見積もりをすることで「思ったよりゴミが多く料金が高くなってしまった」「指定したトラックのサイズに収まりきらなかった」といった想定外の事態を防げます。
また、エレベーターの有無や部屋の階数、駐車場までの距離など周辺環境を把握してもらうことで、思わぬ追加料金が発生するようなトラブルの回避につながるでしょう。
ただし、回収してほしいゴミが限られている単品回収の場合は、電話やメール、LINEを使った見積もりでもある程度正確な見積額を算出できます。
その場合は、サイズ・材質・家電製品の製造年や型番などできるだけ細かな情報を伝えるようにしましょう。
現地見積もりでは、業者の担当者と直接相談や検討をすることになります。
その際、業者側が自社へのメリットだけを重視するのではなく、顧客の状況に最適なプランを提案してくれるかどうかもチェックするとよいです。
8-4.問い合わせへの対応が丁寧な業者を選ぶ
見積もりや相談などの問合せへの対応も、優良業者を見極めるポイントになります。
顧客からの連絡に素早く、丁寧に対応してくれる業者を優先して選ぶのがおすすめです。
見積もりや問い合わせの時には、以下のポイントをチェックしておくとよいでしょう。
問い合わせ対応のチェックポイント |
・連絡へのレスポンスが早い ・名刺などで会社所在地や担当者の連絡先などを伝えてくれる ・丁寧で詳細な説明がある ・わかりにくく紛らわしい表現をしない |
これらは料金トラブルの防止やアフターフォローなどにも関係します。
料金の安さで業者を選んでしまうことも多いですが、対応の丁寧さやスピード感によって、サービス利用時の満足度が大きく変わるため重視しておくとよいです。
9.みんなの遺品整理なら信頼できるゴミ回収業者が選べる
みんなの遺品整理は、遺品整理や生前整理、空き家の片付けなどで必要になるゴミ、不用品の回収業者とのマッチングサービスです。
ゴミや不用品の回収といっても、状況や予算は依頼主によってさまざま。
業者の数もたくさんあるので、自分に最適なゴミ回収業者を選ぶのが難しかったり、億劫に感じたりすることもありますよね。
みんなの遺品整理では、業者への見積もり依頼や各社の比較検討、日程の調整、支払など一連のやりとりをすべてお任せいただけます。
サポート体制が整っているため、トラックによるゴミ回収サービスを初めて利用する場合や、どんな方法でゴミの処分をすればよいかわからないといったケースでも相談可能です。
みんなの遺品整理のおすすめポイントは大きく3つ。
①優良な業者だけを厳選している ②1度の問合せで複数の業者の見積もりを取れる ③日程調整や支払も仲介してくれる |
ここからは、上記ポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
9‐1.おすすめポイント①優良な業者だけを厳選している
みんなの遺品整理では、たくさんの業者の中から信頼できる優良な業者だけを厳選してサイトに掲載しています。
そのため、自分の状況や要望に合ったサービスを素早く見つけることができます。
みんなの遺品整理では、ゴミの片づけを効率よく進めるだけでなく、思い出の詰まった不用品を大切に扱うことにも重きを置いています。
さまざまな事情や状況に配慮した業者選びをサポートするので、より満足度の高いサービスや業者と巡り合うことが可能。
実際に利用した人の口コミや評判を集めて掲載しているので、悪徳業者の広告に惑わされる心配もありません。
あらかじめ優良業者の情報だけに絞り込まれているので、トラックによるゴミ回収サービスの業者選びが簡単でスピーディーになります。
9‐2.おすすめポイント②1度の問合せで複数の業者の見積もりを取れる
みんなの遺品整理では、1度の問合せで複数社の見積もりを取れるので、サービスの料金を比較するのもより手軽で簡単になります。
自分で複数社に見積もりを取る場合、それぞれに個別の問合せ連絡を入れなければならず手間と時間がかかります。
複数社の見積もりを取るのは億劫に感じることもあるでしょう。
みんなの遺品整理のサイト内では、見積もり・問合せフォームの備考欄に「複数見積もり希望」と記載するだけで、最大3社までの見積もりを1度で取ることが可能です。
みんなの遺品整理が仲介役として間に入るため、各業者に顧客の個人情報が渡ることもありません。
また、複数社の見積内容に対し、どの業者が最適なのかを検討、決定するときに相談に乗ってもらうことができます。
ゴミ回収業者を手間なく絞り込めるだけでなく、充実した相談サポートによって、安心して業者を決定できるのもサービスの特徴です。
9‐3.おすすめポイント③日程調整や支払いの仲介もおまかせ
みんなの遺品整理では、トラックによるゴミ回収業者の見積もり訪問日や、実際の作業日などの日程調整、支払などのあらゆる手続きを代行いたします。
ご自身で業者とアポイントを取る場合、日程のすり合わせや連絡が案外大きな手間と負担になることがあります。
複数社に見積もりを取った場合は、そのぶんスケジュールの把握や調整も大変です。
みんなの遺品整理では、日程や時間の調整、各社との連絡まですべておまかせいただけます。
またゴミ回収サービスにかかった費用の支払いもみんなの遺品整理が仲介するため、料金トラブルが発生する心配もなく安心です。
依頼主は、トラックによるゴミ回収サービスの業者を選んで見積もり依頼するだけでOK。
一連の手続きを当社が代行するので、手間や時間の負担を大きく削減できます。
Webサイトの地域別検索からお住いの地域を選択するだけで、優良なゴミ回収業者の一覧を見ることができます。
また、無料の相談・見積もりフォーム、もしくは電話にてご連絡いただければ、条件に合った業者の空き情報を確認しご連絡をいたします。
遺品整理以外にも生前整理や空き家片付けなどさまざまなケースに対応していますので、ぜひ一度サイトをチェックしてみてくださいね。
10.まとめ
この記事ではトラックによるゴミ回収サービスについて、料金相場やプランの選択方法などをトータルで解説しました。
トラックによるゴミの出張回収サービスには、単品回収と積み放題の2つのパターンがあります。
業者ごとにトラックのサイズや料金設定が異なるので、迷ったときは見積もりや問い合わせをして直接業者まで相談してみてください。
自分の状況や希望に合ったサービスを選ぶことで、損をすることなく片付けを済ませられます。
なかには料金トラブルに発展する悪徳な業者もいるため、業者選びは慎重に行ってください。
最後にこの記事の内容をまとめると…
・トラックによるゴミ回収サービスとは、自分で処分しにくいゴミを素早く簡単に処分できるサービス ・トラックによるゴミ回収サービスには【単品回収】と【積み放題】の2パターンがある ・単品回収はゴミ1点ごとに料金を支払う ・積み放題はトラックのサイズごとに一律の料金を支払う ・単品回収は家具や家電などの大型ゴミに対応、回収するゴミが少ない場合におすすめ ・積み放題は大型ゴミに加えの生活雑貨ゴミにも対応、回収するゴミが多い場合におすすめ ・トラックによるゴミ回収サービスには悪徳業者もいるので注意が必要 |
不要なものを手放すことは、日々暮らしの立て直しや気持ちの整理など、さまざまなプラスの役目を担います。
あなたの暮らしや人生の棚卸を気持ちよく進めるためにも、自分に最適な方法を選んでみてください。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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