不用品回収業者は危険？実際に寄せられているトラブル事例や対応策

「不用品回収業者は危険」というイメージを持っている方は少なくありません。実際に悪徳業者の数は増加しており、被害報告も急増しています。データを基に不用品回収業者の危険性やトラブル事例のほか、優良業者を見極めるポイントなどを解説します。

• 不用品回収業者は危険って本当？
• 不用品回収業者によるトラブル事例
• 危険な不用品回収業者の正体とは？
• 優良業者はどう選べばいい？不用品回収業者の選び方
• まとめ

不用品回収業者は危険って本当？

不用品回収業者における悪徳業者の数は増加しており、被害報告も急増していることから危険なイメージを持つ方がいるのは事実です。

不用品回収業者の危険度を測る基準としては消費者からの相談件数が参考になります。2018年時点では1,354件だった相談件数が、5年後の2023年には1,000件以上増加している結果に。

2020年ごろを境に相談件数が急増した背景には、コロナ禍でのステイホームやそれに伴う断捨離の意識が高まったことなどがあると考えられます。同時期にスマホやインターネットの利用時間が増えた消費者に対して、不用品回収業者が広告を拡大させた点も被害数増加の原因と言えるでしょう。

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不用品回収業者によるトラブル事例

不用品回収業者とのトラブル事例にはいくつかの類似点があります。予め把握しておくことで回避策を講じられるほか、業者選びのヒントにもなるでしょう。

無料を謳う廃品回収車によるトラブル

無料を謳う廃品回収車には注意が必要です。これらの業者はトラックに積んだ後に高額な請求を行うことがあり、不法投棄など不適切な処理を行うリスクもあります。リサイクルや適切な処理には通常費用がかかるため、無料で回収することは難しいのが現実です。信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを回避しましょう。

トラブル例
・無料の廃品回収車と謳っていたにも関わらず、作業中に急に料金を請求された

軽トラック積み放題を謳ったトラブル

軽トラック積み放題を謳う業者も危険です。一見安価な料金で大量の廃品を回収すると宣伝していますが、実際には追加料金や手数料を請求されることがあります。また、軽トラックの積載量を超える場合、不適切な処理や不法投棄のリスクも高まります。明確な料金を提示している業者を選びましょう。

トラブル例
・軽トラック積み放題を謳っておきながら、実際には一定量以上の廃品を積むと追加料金を請求された ・積み放題と謳っていたが、実際には積める荷物量に制限があった

チラシで無料を謳っていたが発生したトラブル

チラシで無料を謳う業者も注意が必要です。無料と宣伝しながら、回収後に高額な請求を行うケースは少なくありません。無料と宣伝して顧客を惹き付ける狙いのため、実際の作業内容を記載しない悪徳業者も存在します。事前にご自身でも業者の評判を調べることが重要です。

トラブル例
・チラシや広告で無料を謳っていたにも関わらず、作業中に追加料金を請求された ・不用品回収の過程で、業者に頼んでいない荷物まで回収された

事前見積とは明らかに異なる高額請求

事前見積もりとは大幅に異なる高額請求にも注意しましょう。業者が最初に提示した見積もり額が回収後に大幅に増額されることがあります。隠れた費用や追加料金を後から請求する手口です。事前に詳細な見積もりを取り、契約内容を十分に確認することが大切です。

トラブル例
・作業後に解体費や廃棄料金といった名目で追加費用を設定され、事前見積もりから大幅に値上げされた

事前説明とは明らかに異なる低品質のサービス

事前説明とは明らかに異なる低品質のサービスを受けるケースもあります。予定していた不用品を当日になって回収しなかったり、回収に追加料金を要求したりする悪徳業者も一定数存在します。事前に契約書や見積もりを取り、約束されたサービスを受けられるよう対処すしましょう。口約束だけで作業を依頼するのは危険です。

トラブル例
・料金はそれなりに高額だったものの、「丁寧な作業と迅速な対応」を売りにしている業者と契約をしたが、作業員の態度が横柄で作業も雑だった。作業中に荷物を落とされたり、壁に傷がついたりした。

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危険な不用品回収業者の正体とは？

危険な不用品回収業者の実態にはいくつかの特徴や共通点があります。正体を捉えたうえで絶対に関わらないようにしましょう。

無資格・無許可営業業者

危険な不用品回収業者は無資格・無許可で営業している場合があります。不用品の回収や処理には行政から認可を受けるなど、適切な手順を踏む必要があります。無許可の業者の場合、正しい処理を行わず不法投棄をしていることも。依頼時には、業者が適切な許可を得ているかを確認することが大切です。

運営元が反社会的勢力

運営元が反社会的勢力である不用品回収業者もあり、十分な注意が必要です。こうした業者は法令を無視した不法投棄を行うことが多く、地域社会や環境にも悪影響を与える可能性があります。トラブル発生時も適切な対応を期待できません。入念にリサーチし、信頼できる業者に依頼しましょう。

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優良業者はどう選べばいい？不用品回収業者の選び方

優良業者の選び方を押さえておけば、トラブルや追加料金のリスクを回避できます。信頼できる業者を見極め、安心して依頼できるようにしましょう。

見積依頼前に見極めるポイント

NG例
・相場よりも極端に安い価格で広告を出している ・行政指導や処分を受けた経験がある ・見積の費用が有料 ・訪問見積を行っていない

極端に安い価格見積もりを提示する業者は適切な処理を行わないか、不法投棄のリスクがあるため注意が必要です。不用品のサイズ感など、電話のやり取りでは正確な見積もりが困難なこともありますが、訪問見積もりなら実際の回収物を把握できます。

見積もりに手数料を要求したり、訪問見積もりを拒否したりする業者は避けるのが賢明です。

見積もり時に見極めるポイント

NG例
・見積内容や対応内容が抽象的で大雑把 ・対応に必要な許可や免許の提示や説明ができない ・要望に対するヒアリングが行われない

事前説明が不明瞭な業者には注意が必要です。見積もり内容が大雑把なところや不誠実な対応の業者は信頼できません。行政からの委託や許可を受けた優良業者は消費者の満足度も大切にします。依頼者への対応が不十分で、ヒアリングを行わないなどの業者は悪徳業者である可能性が高いでしょう。

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まとめ

不用品回収業者は依頼前に危険かどうか見極める必要があります。無料を謳う回収業者などには十分に注意しましょう。口約束だけにせず、前もって書面で契約書や見積もりを取っておくのが安心です。

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