「無料の不用品回収」は手軽で便利に見える一方で、一部には高額請求や不法投棄といったトラブルを招く業者も存在します。多くの業者はリユースや再資源化を前提に適正に対応していますが、見極めを誤ると被害につながるおそれがあります。事前確認や注意点を押さえて、安心して不用品回収を利用するための参考にしてみてください。

- 不用品回収は無料で依頼できる?
- 「不用品の無料回収」実現している理由
- 不用品回収業者に注意すべき場面と見分け方のポイント
- 「無料回収」だけでなく「定額回収」にも注意
- 不用品の処分費用を少しでも抑えたい場合
- まとめ
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不用品回収は無料で依頼できる?
無料での不用品回収は、業者によって対応が可能です。しかし、不用品の回収には家電リサイクル料金や運搬費用、法律に則った処理施設での処分費用など、さまざまなコストが発生します。そのため、すべてを無料で対応するのは難しく、「無料回収」を謳いながら後から費用を請求する業者がいるのも事実です。
一方で、自治体と連携した仕組みを活用したり、再販可能な品目に限定することで無料回収を実現している優良業者も一定数存在します。大切なのは、そうした優良業者と、後から高額請求や違法な処分を行う悪質な業者をしっかり見極めることです。
「不用品の無料回収」実現している理由
「無料回収」と一言で言っても、業者によって実現の方法はさまざまです。どの手法を選ぶかによって、その業者が「優良業者」になるか「悪徳業者」になるかが分かれます。
優良業者の場合
業者側にかかるコストを考慮すると赤字になる「無料での不用品回収」ですが、可能になる理由としては、「回収した不用品をリサイクル資源として活用している」からです。無料での不用品回収が可能になる理由の一つが、「リユース(再利用)」です。回収した品をそのまま中古品として販売したり、海外に輸出したりすることで利益を得る仕組みです。
もう一つの方法としては、回収した品を解体し、鉄やアルミなどの金属を専門業者に売却するというパターンもあります。資源としての価値がある部分を取り出し、再販することで収益を上げているのです。
ただし、こうしたビジネスモデルには「再利用やリサイクルが可能なものに限って回収している」という大前提が存在します。壊れていたり、素材的に価値がないものは無料回収の対象外となり、回収費を請求される場合も多いため、注意が必要です。
業者の場合
注意しなければならないのが、違法行為を行うことでコストを削減している悪質な業者の存在です。利益にならない不用品を適切な処理場へ運ばず、山間部などに不法投棄するケースや、ルールに反して海外へ不適切に輸出しているケースも報告されています。
こうした違法行為を行う業者は年々増加傾向にあり、各自治体や環境省も公式に注意喚起を行っています。「無料だから」と安易に依頼してしまうと、知らぬ間に違法行為に加担してしまう可能性もあるため、業者選びには十分な注意が必要です。
不用品回収業者に注意すべき場面と見分け方のポイント
不用品回収の方法の中には、優良業者と同じような方法を活用した悪徳業者が紛れていることもあります。見た目や宣伝だけでは判断が難しいため、業者の実態を見極める目を持つことが大切です。被害を防ぐためにも、どんな業者が潜んでいる可能性があるのかを知っておきましょう。
巡回トラック
軽トラック等で「不用品無料回収」とアナウンスしながら住宅街を巡回する業者は、回収後に「積み込み料」や「処分費」などを突然請求するケースがあります。作業を始めてから料金を伝えるなど、強引な対応をされやすく、高齢者が狙われることも。
不法投棄や無許可営業の可能性もあるため、安易に声をかけないよう注意が必要です。
| トラブルを避けるためのチェックポイント |
|---|
| ① 作業前に料金を確認する 「無料」と言われても、作業開始前に積み込み料や処分費など追加料金の有無を明確に確認しましょう。 |
| ② 身元や許可の確認をする 業者名、連絡先、産業廃棄物収集運搬の許可証など、信頼できる情報を提示してもらえるかチェックすることが大切です。 |
| ③ 飛び込み業者には安易に依頼しない 巡回トラックや突然訪問してくる業者には注意。必要な場合は自分で調べて信頼できる業者を選びましょう。 |
チラシ
ポスト投函されたチラシに「今なら無料で回収します」と書かれているケースも多いです。一見お得に見えますが、実際には連絡後に高額な費用を請求されたり、契約内容が不明瞭だったという相談が相次いでいます。連絡先や所在地がはっきりしない業者も多く、万が一トラブルになっても対応が困難。記載内容をうのみにせず、事前の確認が大切です。
| トラブルを避けるためのチェックポイント |
|---|
| ① チラシの内容を鵜呑みにしない 「無料」という言葉だけで判断せず、詳細な条件や対象品目などを必ず確認しましょう。 |
| ② 連絡先や所在地の記載をチェックする 電話番号や住所が明記されていない業者は要注意。連絡が取れなくなる恐れがあります。 |
| ③ 契約内容を事前に確認・保管する 見積書や契約書の提示は必ず求め、内容が不明瞭なまま依頼しないようにしましょう。口約束はトラブルのもとです。 |
「みんなの遺品整理」では、事前に詳細な見積書を提示しており、料金の内訳がわかりやすく安心です。トラブルを防ぎたい方にとって、信頼できる業者選びの参考になります。
空き地での回収
「無料回収」と書かれた立て看板や仮設ブースを空き地に設置して不用品を集めている業者もありますが、多くが無許可で営業しています。回収された品がそのまま不法投棄されたり、不正に転売されることもあります。責任の所在が不明なため、こうした場への持ち込みは避けた方が安全です。
| トラブルを避けるためのチェックポイント |
|---|
| ① 許可の有無を確認する 立て看板や仮設ブースでの回収は無許可営業の可能性が高いため、事業許可や登録の有無を確認しましょう。 |
| ② 回収先の情報が不明な業者は避ける 品物の行き先が不明確な場合、不法投棄や不正転売につながるリスクがあるため要注意です。 |
| ③ 看板やブースの見た目だけで判断しない 見た目がしっかりしていても、安全な業者とは限りません。身元や営業実態を確認できない場合は持ち込まない方が賢明です。 |
WEBサイト
WEBサイトで「不用品を無料で回収します」とうたう業者の中にも、実態が不明なケースがあります。見栄えのよいサイトでも、詳細な料金説明がなく、訪問後に高額な請求をされる例も。会社の所在地や許認可の記載があるかを確認し、口コミや評判も参考にして、慎重に判断することが重要です。
| トラブルを避けるためのチェックポイント |
|---|
| ① サイトの見た目だけで信用しない デザインが整っていても安心とは限りません。料金体系や対応エリアの記載が不明瞭な場合は特に注意しましょう。 |
| ② 会社情報・許可の記載を確認する 所在地、連絡先、産業廃棄物収集運搬の許可番号などの明記があるかをチェックしましょう。 |
| ③ 口コミや評判を事前に調べる 実際に利用した人のレビューやトラブルの有無などを確認し、信頼できる業者かどうか慎重に判断することが大切です。 |
「みんなの遺品整理」では、産業廃棄物収集運搬業の許可証をはじめとした各種資格の有無や許可番号をきちんと掲載しています。信頼できる業者を探す際に、安心材料として役立つサイトです。
「無料回収」だけでなく「定額回収」にも注意
不用品の処分費用をできるだけ抑えたいというニーズは根強いですが、実は「定額回収」を行う業者にも注意が必要です。最近、「不用品を定額で回収します」「追加料金なし」といった広告をよく見かけますが、実際には回収後に「処分費」や「作業費」などを別に請求されるトラブルが多発しています。「すべて込み」と書かれていても、あとから追加料金を求められたり、見積書を出さずに口頭だけで説明されたりすることがあります。
トラブルを防ぐためには、「本当に定額か」「追加料金はないか」を事前に確認し、必ず見積書をもらうことが大切です。不安があれば、その場で契約せず断りましょう。もし高額な請求をされた場合は、消費生活センターや警察に相談してください。早めの対応が安心につながります。
不用品の処分費用を少しでも抑えたい場合
不用品の処分費用を少しでも抑えたいと思いつつ、安全な業者選定も実は難しいです。しかし、業者への依頼方法や、その他にもコストを抑えつつ、安全に処分するための方法は存在します。自分に合った手段を選ぶことで、無駄な出費を防ぎながら、安心・スムーズに不用品を処分しましょう。
リサイクル業者や廃棄施設へ直接持ち込む
「リサイクル業者や廃棄施設へ直接持ち込む」方法は、運搬費用がかからないため、業者側のコストを抑えられ、その分依頼者の負担も軽くなることが多いです。特に少量の不用品であれば、事前に受け入れ可否を確認したうえで持ち込むことで、安心・低コストで処分できる有効な手段と言えるでしょう。デメリットとして、一人暮らしや高齢で運搬が難しいという方には難易度が高くなる点があげられます。
フリマサイトを活用する
フリマアプリ(メルカリなど)を活用すると、不用品を現金化できる効果的な方法です。費用をかけずに処分でき、売れれば利益も得られます。大型家具や家電も出品可能ですが、取引や搬出が難しい場合もあるため、手間を考慮して選ぶのがポイントです。デメリットとして、出品・梱包・発送に手間はかかる点があげられます。
〈参考記事〉不用品をメルカリ等で売る際のメリット・デメリット
業者依頼時は相見積もりを取る
複数の業者から相見積もりを取ることで、より安く不用品回収を行ってくれる業者を見つけやすくなります。ただし、価格だけで安易に決めてしまうのは要注意です。見積もり時には親切でも、実際の作業で高額請求や追加料金を求められるケースもあります。費用だけでなく、対応の丁寧さや評判なども含めて、慎重に業者を選定することが大切です。
| 見積もりを取るときのポイント |
|---|
| ・ホームページ等から一般廃棄物処理業の許可業者を探す ・追加料金の有無を確認する ・作業内容、料金を明確に出してもらう ・キャンセル料を確認する |
引用元:国民生活センター
部屋の片付けと合わせて依頼する
不用品回収は、引っ越しや空き家の掃除といったタイミングで発生しやすいものです。特に空き家の清掃を専門とする業者の中には、不用品の買い取りによって回収費用を一部減額してくれる制度を設けている場合もあります。そのため、これらの作業を別々に依頼するよりも、同時に依頼することで費用や手間を抑えられる可能性があります。効率よく進めたい方には、同時依頼がおすすめです。
まとめ
「無料回収」とうたう不用品回収業者の中には、悪質な業者が紛れているケースもあります。安易に依頼すると高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれる恐れがあるため、事前の確認が重要です。許可の有無や見積書の提示、口コミの確認などを通じて信頼できる業者を見極めましょう。
コストを抑えたい場合は、自分での持ち込みやフリマ活用、相見積もりなど、安全で賢い選択肢も検討することが大切です。特に、部屋の片付けに伴う不用品回収を検討している場合は、「みんなの遺品整理」への相談がおすすめです。認可を受けた業者の中から、希望条件に合った回収業者を紹介してもらえるため、業者選びに迷った際は一度相談してみると安心です。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案を致します。
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