ゴミ屋敷はいったいどこから該当するのか、曖昧な方も多いのではないでしょうか。大きな社会問題になっているゴミ屋敷問題の背景にはさまざまな原因が潜んでいます。
放置する弊害や片付け方にも触れるているので、本記事を参考に理解を深めてください。
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ゴミ屋敷の定義
・悪臭や害虫、害獣が発生している状態 ・堆積した物品の崩落や火災発生の恐れがある状態 ・周辺の生活環境が著しく損なわれている状態 ・衛生上または防災、防犯上の支障が生じる状態 |
ゴミや物品が堆積したり、多数の動物を飼育・給餌をしたりするほか、上記の条件に当てはまると明確にゴミ屋敷と定義されます。
ゴミ屋敷は自身の生活へ悪影響を与えるに留まらず、近所の方々にも被害を及ぼす可能性が高いです。
細かい定義は自治体の条例によっても異なるため、より詳しく知りたい場合はチェックしましょう。
出典:環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課「令和4年度『ごみ屋敷』に関する調査報告書」(PDF)
ゴミ屋敷のレベル
ゴミ屋敷のレベルは、ゴミの種類や量によって大きく5段階に分けられます。現状のレベルを把握することで業者利用の必要性も判断できるため、事前に確認しましょう。
レベル1
レベル1は、まだ自分だけで片付けられるレベルです。散らかっているものはゴミが中心で、生活日用品や衣類などは混ざっていません。
次のレベルに上がると自力で対応できなくなる可能性もあるため、早期に手を打つことが大切です。
【散らかっているものの量】 |
---|
・床全体にゴミが散乱しているが、足の踏み場はある |
【散らかっているものの内容】 |
---|
・ゴミ袋に収まる程度の小さいサイズのゴミ ・食べ終わったお弁当のゴミや飲み終えたペットボトル |
レベル2
レベル2は、ゴミの中に脱ぎ捨てた衣類や読みかけの雑誌なども混ざって散らかっている段階です。
ゴミ以外のものも混在していますが、何とか自力で対応できるでしょう。しかし、状況によっては業者への依頼が必要になるケースもあります。
【散らかっているものの量】 |
---|
・足の踏み場がないほどゴミやものが散乱している |
【散らかっているものの内容】 |
---|
・食べ終えたお弁当のゴミやペットボトルなどのゴミ |
レベル3
レベル3はゴミ以外のものが混在するほか、粗大ゴミなども蓄積されています。粗大ごみの処分には体力や手間がかかるため、業者に依頼するのがおすすめです。
さまざまなものが積み重なっており、崩壊する可能性もあります。転倒による怪我やハウスダストによる気管支系疾患など、健康被害のリスクも高まっている状態です。
【散らかっているものの量】 |
---|
・侵入できない部屋があるほどゴミやものが散乱している |
【散らかっているものの内容】 |
---|
・ゴミ |
レベル4
レベル4は食べ残しや賞味期限切れの食品が散乱し、カビや匂いとともに害虫やネズミが発生しています。
ゴミの片付けに加え、念入りな清掃や消毒が必要になるため業者に依頼するのが望ましい状況です。
この状態を放置すると、近隣トラブルや健康被害につながる可能性もあります。
【散らかっている物の量】 |
---|
・散乱しているものが、頭の高さ程度まで蓄積されている |
【散らかっているものの内容】 |
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・食べ残しの食品 |
レベル5
レベル5では、ものが何層にも重なっており家全体もしくは屋外にまでゴミが及んでいます。
レベル5になると、基本的に自力での片付けは不可能なため業者に依頼しましょう。蓄積されたゴミによって家が崩壊するリスクもあり、かなり危険な状態です。
近隣からの苦情が出ることもあり、賃貸住宅の場合は強制退去になる可能性も考えられます。
【散らかっているものの量】 |
---|
・ゴミやものが何層にも積み重なっている |
【散らかっているものの内容】 |
---|
・ゴミやもので押し固められた塊 |
ゴミ屋敷化する原因
・ゴミをゴミだと認識していない ・ゴミを片付ける方法がわからない ・ストレスにより身の回りの家事ができない状態(セルフネグレクト)に陥っている ・精神疾患や発達障害によりゴミを片付ける能力がない |
ゴミ屋敷化は、病気や精神的な問題が原因になっているケースもあります。
また、これまで片付けをしてくれていた人(母親、配偶者)との別れが原因でゴミ屋敷化する場合も。
自分で片付けをした経験がないため、方法がわからなくなってしまうのです。
出典:菅原 誠 東京都立中部総合精神保健福祉センター副所長 (公財)東京都医学総合研究所客員研究員「《11》いわゆるごみ屋敷への精神保健福祉の視点からの考察」
ゴミ屋敷を放置するリスク
・害虫、害獣の発生 ・悪臭の発生 ・ゴミによる通行妨害 |
ゴミに寄ってきた害虫や害獣は病原体を媒介するため、放置すると健康被害のリスクもあります。
悪臭は自身の健康を害するだけでなく、周囲の住民からクレームが入ることも。溢れだしたゴミによって通行妨害になるなど、地域住民とトラブルの原因にもなります。
ゴミ屋敷の片付け方
・必要なものを用意する ・スケジュールを決める ・害虫駆除 ・目立つゴミを回収 ・仕分け作業 ・掃除 |
自分でゴミ屋敷を片付ける場合、上記の手順を踏むとスムーズです。ゴミ屋敷掃除には莫大な時間がかかるため、スケジュールはゆとりをもって決めましょう。
ただし、ゴミの量が多かったり、サイズが大きかったりすると自力での片付けが困難なことも。時間や労力がかかり挫折する懸念もあるため、業者への依頼をおすすめします。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用
間取り | 費用相場 |
---|---|
1K | 35,000円〜 |
1DK | 56,000円〜 |
1LDK | 76,000円〜 |
2LDK | 127,000円〜 |
3LDK | 175,000円〜 |
4LDK | 220,000円〜 |
※「みんなの遺品整理」に掲載されている600社以上の業者を実際に利用した金額データから算出(2023年8月時点)
上記の金額には人件費や車両費、ゴミの回収運搬・処分の費用が含まれています。
処分するゴミの量や部屋の状況によっても、費用は変動するため詳細な見積もりを知りたい場合は業者へ問い合わせるのがおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者の選び方
ゴミ屋敷の清掃業者を探す際は下記のポイントを押さえることで、悪徳業者にあたるリスクを減らせます。
資格や認可がなかったり、実績が浅かったりすると不適切なゴミ処理をされる懸念もあります。定められたルールに則って適切に処理してくれる業者を選びましょう。
・実績や技術力をチェックする ・スタッフの対応はどうか ・優良事業所認定などを受けた事業所か ・メニューが充実しているか ・万一のために保険に加入している業者か |
片付けた状態を維持する方法
ゴミ屋敷を綺麗にした後は、片付けた状態をキープしたいものです。特に以下のことを意識して生活してみましょう。
ゴミ捨ての日を把握する
まずはお住まいの地域のゴミの回収日程を把握していることが大切です。ゴミを片付けられない理由は、日程が把握できていない可能性も考えられます。
わからない場合にはホームページで確認し、自治体に問い合わせてみましょう。
定期的に不要なものを処分する
長期間使っていないものは思い切って処分しましょう。あらかじめ、どのくらい使わなかったら処分するかの期間を決めておくと良いです。
「いつか使うかも」とものを溜め込むと、いずれゴミと同様扱いになり、ゴミ屋敷に逆戻りする恐れがあります。
片付けの習慣をつける
ものの定位置を決め、使ったら片付ける、ゴミは捨てるという習慣を作ることも大切です。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、こまめに片付けることがゴミ屋敷の再発防止につながります。短時間でも良いので毎日片付ける時間を作りましょう。
買い過ぎに気を付ける
ゴミ屋敷の原因の一つはものを買い過ぎてしまうことです。ストックが溜まりすぎると、使いきれずに部屋のあちこちに散乱します。
ストックの量を把握し、買い過ぎないように気を付けましょう。
定期的に人を招待する
定期的に人を招待すると片付けるきっかけができるため、綺麗な状態をキープしやすいです。
片付けが苦手な方の中には「一人でいると片付ける理由がない」と考える方もいます。人のために片付けをすると捗る場合も多いです。
定期的にハウスクリーニングを入れる
一人で片付けをするのが大変なら、プロにお願いするのも一つの方法です。定期的にハウスクリーニングを入れ、部屋が綺麗な状態をキープしましょう。
徐々に自分でも片付ける習慣が身に付きます。
まとめ
ゴミ屋敷問題にはさまざまな原因があり、レベルによって自分で片付けられるかどうか判断できます。
一人で片付けられるのはレベル1〜2程度で、3以上は自力での対応が困難でしょう。ゴミ屋敷は放置すると、健康被害や近隣トラブルに発展することも。
現状のレベルを把握するところから始め、早急に対応しましょう。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する場合は「みんなの遺品整理」がおすすめです。
厳しい審査を通過した優良業者のみを掲載しているため、悪徳業者に引っかかるリスクがありません。相見積もりも可能なので、費用相場なども簡単に把握できます。
【監修者:一般社団法人事件現場特殊清掃センター】
特殊清掃業界の人材育成と料金体系の健全化に向けて設立された団体。「ゴミ屋敷」や「孤立死の現場」「新型コロナウイルスの除菌」など、特殊な対応が求められる現場において、適切な処置を実施できるよう「事件現場特殊清掃士」養成講座を通して正しい知識・理解を広める活動を実施。また、事件現場特殊清掃士が在籍する業者の法令順守や作業品質の監査も実施。全国各地の優良業者の紹介も担う。
公式HP:一般社団法人事件現場特殊清掃センター
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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