金庫の処分方法、と聞かれてどのような方法があるのかをすぐに答えることができる方は少ないと感じます。そこで今回は、壊れてしまった、必要がなくなった金庫の処分方法や、費用など紹介していきます。
金庫の種類
1.耐火金庫
もっともオーソドックスな金庫といえるのではないでしょうか。主に火災への対策用として用いられ、0,5~4時間の耐火試験に合格した物が耐火金庫となります。
衝撃への試験もありますが、基本的には耐火への基準が第一になるので、工具などによる破壊には弱いといえます。
2.防盗金庫
主に防犯対策のために用いられる金庫です。工具による破壊やバーナーによる破壊を受けないようにと作られているものがほとんど。
物によっては耐火の性能を持たせたものもあります。持ち運ぶことを困難にするため重量があることも特徴の一つといえます。
3.手提げ金庫
何らかの証明書、契約書や通帳など、身近にある大切なものを入れるために用いられます。
一般家庭で使われることが多く、重量が軽く小ぶりなことから、使いやすいことが大きな特徴といえます。
金庫の処分方法
1.購入店で引き取ってもらう
処分しようと考えている金庫をどこで購入したのか、といった点がわかっている場合は、購入店で引き取ってもらうことが可能となっています。ただし、金庫の寿命は20年ほどと長く使えるものなので、購入店がわからなくなっていたり閉店しているケースもあります。
購入店がわかっている場合は、一度問い合わせてみましょう。
2.日セフ連に相談
あまり知られていませんが、金庫を中心とした鋼製家具類には事業連合会があります。「日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会」と呼ばれており、金庫などの処分に困るものの相談にも乗ってくれるので、一度相談をしてみてはいかがでしょうか。
3.リサイクルショップで処分
手提げ金庫で持ち運びが簡単、またはまだまだしっかりと使える金庫の場合は、リサイクルショップに持ち込むという手も使えます。ショップによって金庫の買取や処分を受け付けていない場合もあるので、事前に電話で問い合わせておきましょう。
金庫を処分する際の料金相場
金庫の大きさや重さ、設置してる場所によっても変わってくるので、一概に費用相場をはじき出すことはできません。
目安としては1kg単位で150~250円程度といえるでしょう。業者によって決められている額が変わってくるので、最初は見積もりをお願いするのが賢い選択といえます。
業者に依頼して回収してもらう
金庫は重さや大きさもあることから、粗大ごみの範疇になるのではないかと考える方も多いと感じます。しかし、たとえ一般家庭で使われているものでも、驚くことに金庫は「産業廃棄物」のカテゴリに入るのです。
したがって金庫の回収も、不用品回収業者にお願いすることが可能になります。家人での運搬が困難な場合は、業者にお願いするのが一番といえるでしょう。複数業者に見積もりをお願いして、悪徳業者に引っかからないよう注意しましょう。
安くて安心な金庫回収業者を探す方法
もし金庫の回収と同時に、大量の不用品を処分する場合、自分や家族だけで片付けを行うのには限界があることも多いと思います。
仕事との兼ね合いで時間が取れない、家が遠方で頻繁に片付けに行くことができない、思い入れのある品に対して思い切った整理ができなかったりなどです。そんな時には、プロである片付け業者に金庫の処分と同時に依頼することもできます。
業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。大切な家財や思い出がつまった家を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
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終わりに
長年使ってきたからこそ、思い入れもある金庫。しかし一度処分しようと考えたのならば、物が物なだけにしっかりとした業者に依頼する必要があります。処分方法をじっくり検討して、後悔のない処分をしていきましょう。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
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【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
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