テレビは適切な捨て方で処分する必要のあるアイテムです。通常数千円のリサイクル料金がかかり、液晶のサイズによってさらに高額になることも。本記事では、テレビの処分方法をシチュエーション別に解説します。ご自身の状況に合わせた最適な方法を見つけて、テレビを廃棄する際の参考にしてください。

- テレビの廃棄にはリサイクル料金がかかります。
- テレビのおすすめの処分方法
- 粗大ゴミに出してしまうとどうなる?
- 小さい液晶型やブラウン管タイプでもリサイクル料金が必要
- 故障している場合は?
- テレビを処分する際の注意点
- 無料の回収業者ってどうなの?
- まとめ
テレビの廃棄にはリサイクル料金がかかります。
テレビの廃棄にはお金がかかります。まずはリサイクル料です。テレビは分解され液晶内の材料が再利用されるため費用がかかるからです。メーカーごとにリサイクル料金が細かく設定されています。テレビにはブラウン管型と液晶型がありますがそれぞれ料金が違います。例をあげてみましょう。
・ブラウン管型16型以上の場合:2,376円
・液晶・プラズマ式16型以上の場合:2,916円
一般的にリサイクル料金は液晶型の方が500円ほど高くなっています。
※上記は一例です。リサイクル料金はTVのメーカーごと、収集・運搬の料金は業者ごとに変動いたしますのでご注意ください。
大きさによってもリサイクル料は変化することもあります。15型と16型のテレビを処分する場合、16型以上のテレビの方が1,000円ほど高くなることも。
さらに、量販店などに引き取りに来てもらう場合は運搬料もかかるようです。各都道府県にはいくつかクリーン業者や専門処理施設があります。そこへセルフで持参するなら運搬料はかからないようです。ガソリン代よりも運搬料が高ければ持参した方がお得ですね。
持参の場合、リサイクル料金支払について、あらかじめ郵便局でリサイクル券を買っておきましょう。
テレビのおすすめの処分方法
人気モデルや新しいものはフリマアプリやネットオークションで販売
テレビを処分する場合、いくつかのおすすめ方法があります。液晶型で新しい場合はフリマアプリ(メルカリなど)やネットオークション(ヤフオクなど)がお得です。ただし、テレビはサイズ的に配送料が高くつくことがあるため、販売価格より送料が上回ると損になるのでご注意ください。
粗大ゴミに出してしまうとどうなる?
燃やさないゴミの45リットルのポリ袋に入る大きさだからと、粗大ごみの日に出してしまうと引き取ってくれないことも。環境省も専門リサイクル業者や量販店へ引き取ってもらい、正しく処分することを勧めているくらいです。
小さい液晶型やブラウン管タイプでもリサイクル料金が必要
小さな液晶型で古いタイプやブラウン管タイプは粗大ごみで処分出来るのでしょうか。答えはNOです。「家電リサイクル法」により、テレビはリサイクル料金や運搬料を支払い、専門業者に引き取ってもらわなければいけない決まりがあるからです。
ちなみにリサイクル料金には引き取り業者の手数料も入っているため、引き取り業者によってリサイクル料金が変化するようです。
故障している場合は?
利用価値が無かったりするテレビを処分するおすすめ方法は、リサイクル料金の説明のところにも出て来ましたが、運送料金がかからないクリーン業者や専門処理施設へ持参することです。
そうでない場合のおすすめは、量販店に引き取りに来てもらうことです。個人電気店でも引き取り可能なお店があるようですが、少し運搬料が高く設定されているかも知れませんので問い合わせしてみましょう。
テレビを処分する際の注意点
注意点として、無許可回収業者を利用しないことです。広告などの折り込みチラシに激安で回収とあるにもかかわらず、人件費という理由などで上乗せされてしまい結局、高額なリサイクル料を請求されることも。
さらに、悪質業者は不法投棄をするので環境にも悪いことになります。リサイクル料金の相場は3,000円くらいなので、5,000円以上にもなる場合は、近くの量販店や電気店も一緒に見積りを立てることで詐欺防止となりそうです。
チラシやインターネット広告などから予約する場合は、一般廃棄物処理業者かどうかを最初に確認しましょう。各都道府県のホームページで業者名を確認したり、直接市役所へ問い合わせしてみましょう。
テレビは処分するだけなのに費用がかかる家電です。リサイクル料金と運搬料金を持参、量販店、個人電気店などのパターンであらかじめ調べてから、一番安い処理方法をチョイスすることがポイントです。
無料の回収業者ってどうなの?
チラシやホームページで無料と記載のある回収業者もありますが、見積もりのみ無料だったり、回収のみ無料で処分費はかかるなど、完全に無料でないケースも見られます。このようなトラブルを避けるため、事前に細かく料金設定を提示している業者を選ぶことをオススメします。環境省では無許可の業者をつかわないようにと警告をだしています。
環境省:無許可の回収業者を利用しないでください。(外部リンク)
また、悪徳業者に騙されないよう複数の業者に相見積もりをとり、信頼のできる業者を選ぶことが大切です。相見積もりの際は、3社を目安として相見積もりを取りましょう。
相見積もりをとることで、料金の大体の相場を知ることができ、不当な料金を請求している業者を見分けることができます。国民生活センターでも多くの被害報告が入っており、呼びかけをしています。
国民生活センター:廃品回収を依頼したら高額な請求をされた(外部リンク)
まとめ
テレビはリサイクル料金を支払い、適切な捨て方をする必要があります。再利用できる場合はオークションなどでの処分がおすすめですが、配送や梱包などの手間がかかります。負担を抑えたい場合は部屋の片付けとまとめて、専門の片付け業者への依頼が最適です。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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