「遺品整理業界はやばい業者が多い」と言われることもありますが、実際には優良業者も多く存在します。ただし、悪徳業者が一定数存在するのも事実でトラブル経験者は約4割に上ります。「みんなの遺品整理」による独自調査の結果も踏まえて、遺品整理業者の実態や悪徳業者の被害を避ける対策について詳しくお伝えします。
- 遺品整理業者がやばいって本当？
- やばい遺品整理業者の被害者はどれくらいいる？
- 遺品整理業者によって実際に発生したトラブル
- やばい遺品整理業者の実態は何者？
- やばい遺品整理業者はどう見極める？見受けられる特徴
- やばい遺品整理業者の被害を防ぐ対策
- 悪徳業者を予め避けるには「みんなの遺品整理」
- まとめ
遺品整理業者がやばいって本当？
※出典：独立行政法人国民生活センター 「不用品回収サービスのトラブル」
2021年度に全国の消費生活センター等に寄せられた不用品回収サービスにまつわる相談は2,231件※にも登ります。遺品整理業界には信頼できる優良業者もいる一方、悪徳業者が存在するのも事実。
次章で詳しく解説しますが、悪徳業者に法外な費用を請求されたり、遺品を盗まれてしまった方もいます。実際に事業の停止命令などの行政処分を受けた悪徳業者も多いです。
大切な人を亡くした方に付け込む違法業者が絶えない点が、遺品整理業者全体がやばいと言われている理由です。
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やばい遺品整理業者の被害者はどれくらいいる？
出典：みんなの遺品整理「遺品整理業者に依頼した人のうち、何らかのトラブル経験者は約4割！約半数は見積もり後に追加請求アリ、中には20万円以上増えたケースも」
「みんなの遺品整理」の独自調査では、遺品整理業者と何らかのトラブルを経験した事がある人は約4割にまでのぼることがわかりました。詳細は後述しますが、作業後に料金を追加請求されたり、片付けたゴミを不法投棄されたりと悪徳業者による被害を受けた方は一定数以上存在します。
遺品整理業者によって実際に発生したトラブル
悪徳遺品整理業者によって起こるトラブル内容は多岐に渡ります。悪徳業者とは絶対に関わらないためにも、どのような被害があるのかを把握しておきましょう。
作業終了後の理不尽な値上げ
悪徳業者に作業を依頼すると、作業終了後に本来の契約内容や見積もりとは異なる高額請求を受けることがあります。追加作業が発生したなどの理由で、説明のなかった料金が追加されるケースです。あらかじめ明確な記載や説明のない値上げは、悪徳業者の常とう手段です。
遺品整理業者依頼経験者の約半数は追加請求を経験
出典：みんなの遺品整理「遺品整理業者に依頼した人のうち、何らかのトラブル経験者は約4割！約半数は見積もり後に追加請求アリ、中には20万円以上増えたケースも」
「みんなの遺品整理」による独自調査の結果では、依頼者の約半数が「追加請求の経験あり」と回答しています。金額では、5万円前後の追加請求をされた方が2割弱と最も多く、中には後から20万円以上を請求されたケースもあります。
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請求金額に対し極端に低いサービスのクオリティ
請求金額に見合わない低いクオリティのサービスを提供する業者も存在します。具体的には、作業効率が著しく悪かったり、物品の取り扱いが雑だったりする場合です。また、ご遺族とのコミュニケーション不足で要望に沿わないサービスが提供されるケースもあります。
不適切な価格での買取
遺品を不適切な価格で買い取る悪徳業者もいます。例えば、貴金属やアンティークなどの高価な品物を相場よりもはるかに低い価格で買い取るケースです。高価な遺品を安く買い取ろうとする悪徳業者は一定数存在するため注意が必要です。
物の破損、乱雑な作業
遺品整理時に物を破損させたり、乱雑な作業をしたりする業者もいます。具体的には、故人のアルバムや思い出の品を乱雑に扱う、物が散らかったまま放置されている箇所があるなどです。専門知識を持たない悪徳業者などに作業されると上記のような事態が起こりかねません。
片付けゴミの不法投棄
悪徳遺品整理業者が片付けたゴミを不法に投棄するケースもあります。適切に遺品を処分せず山林や空き地に放置する行為で、悪徳業者が処理コストを削減するために不法投棄するのです。最終的に依頼者が責任を負う可能性もあり、自治体や近隣住民とのトラブルの引き金になることもあります。
契約に伴う強引な営業
悪徳遺品整理業者の場合、契約を急かされるような強引な営業を受けることがあります。執拗な電話連絡のほか、何度もインターホンを鳴らす悪徳業者も存在します。中には、「今契約したら安くなる」など巧みな文言で迫る業者も。消費者を脅したり、不安を煽ったりする手法で契約を急かすのです。
物の紛失・盗難
悪徳遺品整理業者による物の紛失や盗難の報告もあります。管理不足による物の紛失だけでなく、品物を盗んで売却する業者も。作業中に意図的に物品を盗もうとする悪徳業者も一定数存在するのが事実です。
契約したはずのサービスの対応がない
契約したサービスに対応しない悪徳遺品整理業者もおり、依頼者に深刻な被害をもたらしています。悪徳な遺品整理業者が契約内容に従わず不十分な作業を行ったり、日程や期限を守らず作業を遅延させたりするケースです。
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やばい遺品整理業者の実態は何者？
遺品整理業界には全うなサービスを提供している優良業者がほとんどですが、悪徳業者も一定数存在します。悪徳業者の2通りの実態を把握して、最大限リスクを回避しましょう。
無許可営業
無許可で営業している遺品整理業者には注意しましょう。家庭ごみの収集や運搬には「一般廃棄物」、遺品の買取には「古物商許可」といった許可が必要です。必要な認可を受けていないも関わらず、ゴミ処理などのサービスを行う業者は悪徳業者です。適切な知識やスキルも持ち合わせていないので、大きな不利益を被ることになります。
運営元が反社会的勢力
反社会勢力が遺品整理業者を運営しているケースでは、詐欺や脅迫などの被害に遭うことがあります。水増し請求や違法な廃棄物処理、遺品の盗難などの被害を被ることも。業者選びは特に慎重に行い、絶対に関わらないようにしましょう。
やばい遺品整理業者はどう見極める？見受けられる特徴
悪徳業者への依頼を防ぐには信頼できる業者か否かをしっかりと見極める必要があります。遺品整理業界には優良な業者も多いので、上記のポイントを踏まえてしっかりと見極めましょう。
提示価格が相場よりも極端に安い
相場よりも極端に安い金額を提示してくる業者は要注意。
ネット上の広告で格安を謳っていたり、見積もりが極端に安かったりしても安易に飛びつかないようにしましょう。
後から高額な費用を請求されるなどの可能性があります。
具体的な金額は業者によって様々ですが、遺品整理を依頼する場合は一定の費用が掛かることは念頭に置いておきましょう。
過去に行政指導・処分を受けている
詐欺や不正を行ったり、適切な認可を受けずに営業したりすると行政指導や処分を受けることになります。
言い換えれば、過去に行政指導や処分を受けている場合は1度以上規定を破った業者ということです。
遺品整理士認定協会に加盟している業者であれば、行政指導などを受けた過去もありません。
下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
問い合わせ対応が不誠実
費用や作業内容について問い合わせても、対応が不誠実で曖昧な返事しか来ない場合などには注意が必要です。
事前に明確な説明をされず、後から多額の請求が来ることも。不明点は事前にクリアにしてくれる業者を選びましょう。
「みんなの遺品整理」では、提示額が適切かのチェックを窓口が対応します。
遺品整理のプロに相談したいという方は下記からお問い合わせください。
見積もり費用がかかる
見積もり自体に費用が掛かる遺品整理業者も要注意。見積もりは無料で出してくれる業者の利用を推奨します。
たとえ見積もりが無料でも強引に契約してこようとする業者もNG。
複数社から相見積もりを取り、適切な金額感を知るのがおすすめです。
やばい遺品整理業者の被害を防ぐ対策
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複数社から見積もりを取る 見積書の内容を何度も確認する 作業内容や料金、キャンセル料は事前に確認する 処分する物と残すものはわかりやすく分別しておく おかしいと思ったら消費生活センターに連絡する 遺品整理士の在籍を確認する |
やばい遺品整理業者の被害を防ぐためには上記の対策が有効です。見積書や契約書の文言、作業内容や費用面は事前に何度も確認します。大切な遺品を盗まれたり、誤って処分されたりしないためにはご自身での分別も有効です。強引に契約をされそうになったなど、少しでも異変を感じた場合は消費生活センターに連絡しましょう。
遺品整理士が在籍するか否かも信頼できる業者かどうかの判断に役立ちます。「みんなの遺品整理」の独自調査では、業者利用層の6割以上が遺品整理士の在籍について気にかけていなかったことが読み取れます。悪徳業者を見極める重要な目安になるので必ず確認してください。
出典：みんなの遺品整理「遺品整理業者に依頼した人のうち、何らかのトラブル経験者は約4割！約半数は見積もり後に追加請求アリ、中には20万円以上増えたケースも」
悪徳業者を予め避けるには「みんなの遺品整理」
被害を防ぐ1番の対策は悪徳業者と関わらないことです。「みんなの遺品整理」では厳しい基準をクリアした優良業者だけを紹介中。サイト内に掲載している業者であれば、悪徳業者の心配もありません。
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みんなの遺品整理が安心安全な理由 |
協会認定で悪徳業者ゼロ
「みんなの遺品整理」に掲載している業者は、遺品整理士認定協会が定めた厳格な基準をクリアした優良業者のみ。
遺品整理士認定協会とは、遺品整理業界の健全化を目的として設立された団体です。下記の記事でさらに詳しく解説しているので、参考にしてください。
見積もり無料
「みんなの遺品整理」に掲載している業者は全て見積もりが無料。依頼者の方のコスト軽減にも繋がります。
作業内容も事前に説明するため、後から追加費用を請求されることもありません。
業者の見積金額が適正かも窓口が都度チェックを行うので安心です。
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相見積り・電話相談可能
「みんなの遺品整理」では複数業者から見積もりを取る、相見積もりをおすすめしています。
複数の見積もりを見ることで費用感も掴めるでしょう。窓口による電話相談なども充実。業者の相談や紹介サポートを無料で受けることができます。
全国800社以上から比較可能
「みんなの遺品整理」では全国800社以上の遺品整理業者と提携中。全国各地の遺品整理業者を紹介しているので、近隣の業者を選べます。
スピード感のある対応も嬉しいポイント。全ての業者に遺品整理士が在籍しているので作業のクオリティも安心です。
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まとめ
記事内でも解説したように悪徳業者がはびこっているのが遺品整理業界の現状。
しかし、懇切丁寧に作業・対応してくれる優良業者が多くいるのも事実です。
本記事で紹介した内容を参考に、悪徳業者には関わらないようにご注意ください。
「みんなの遺品整理」サイト内で紹介している業者であれば、悪徳業者に当たる可能性もありません。
優良業者に依頼することで遺品整理の悩みを解消し、皆さまが大切な故人をしっかりと弔う時間を設けられることを願っています。
【監修者：一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者：みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者のご提案をいたします。
