部屋が汚い人には、メンタル面などでいくつかの共通した特徴がみられることがあります。この記事では、部屋が散らかる心理的要因や要注意な生活習慣、対策などを解説します。ご自身での対応が難しい場合の依頼先、プロの片付け業者についても触れるので参考にしてください。

汚部屋化してしまう人の心理を知ろう
汚部屋に住む人の心理には、特徴的な共通点があります。汚部屋化してしまう人の心理状態を把握することは、汚部屋から抜け出す一歩です。5つの例をご紹介します。
①ストレス発散のため散財する
仕事や人間関係などに疲れてストレスが溜まると、お金を使い散財することで溜まったストレスを発散しようとする人がいます。この場合、特定の目的や欲しい物の為にお金を使うというよりも、お金を使うことそのものが目的になりがちです。
結果的に、不要なものを買ってしまい部屋中に溢れさせることになります。未開封のまま使わずに溜めこまれるケースが多くなるため、捨てることもできずにさらに不要品が溜まってしまい部屋が乱雑になってしまいます。
②ものを片付ける優先順位がつけられない
なかなか片付けに取りかかれず、「あとで片付けよう」と、捨てる決断を先延ばしにしてしまうと、物が溜まっていってしまいます。
物が捨てられない人は優先順位がつけられないことが原因の可能性もあります。片付けたいと思っていても、別の用事を思い出してついつい後回しにしてしまうと、一向に片付けられません。
また、片付けの途中で懐かしいアルバムや本を見つけ、片付けが終わらなくなってしまうこともあります。そのような場合は、TODOリストを作っておいたり、日ごとに目標を立てておくと、忘れずに片付けを行うことができます。
③寂しさや孤独を感じている
日常生活で感じる寂しさや孤独感が原因で、ものが多く狭い部屋を好む場合もあります。しかし、汚部屋になってしまうことで、人を部屋に呼びづらくなり、よけいに孤独感が増してしまいます。
孤独感によってネガティブになり、掃除や片付けを行う気力がなくなってしまうこともあります。
④捨てるのがもったいないと感じる
もらいものや着なくなった洋服など、使っていないものでも、「いつか使うだろう、捨てるのはもったいない」と思いとっておくと、部屋が物であふれて汚くなってしまいます。
ずっと使っていないものや、使っているイメージがわかないものは捨てるようにすると、部屋がすっきり片付きます。
⑤ 幅の広い趣味を持っている
特定の趣味に凝っているわけでなく興味の幅が広い場合、広く浅い趣味を持つ傾向があります。そのような人の場合、それぞれの趣味に関連したものを最初にたくさん集めようとし、結果としてさまざまなものが部屋を占領することになります。
部屋を汚してしまう4つの習慣
日々の習慣が、部屋を汚くしてしまう原因になっていることがあります。ここでは、部屋を汚してしまう4つの習慣をご紹介します。
①その場で元の場所に戻さない
外出先から帰っても着ている物をクローゼットに戻さずに部屋着に着替える習慣はありませんか?所定の場所にその場で戻さないと部屋を散らかってしまう原因になります。
②なかなか物が捨てられない
何年も前に買ってほとんど使ったことがない文房具や邪魔になるだけの置物など、これといった使い道はない不用品を捨てずに取って置く人がいます。そのような人は「いつか使うこともあるだろう」と様々なものを部屋に溜め込んでなかなか捨てようとしません。
結果として、埃が被ったままの状態で部屋のあちこちにものが放置されることになります。
③物を無秩序に収納しようとする
例えば急な来客で散らかった部屋を手早く片付ける必要があるとき、外に出ている小物類をその場しのぎに適当な場所に押し込むことがあります。その場合、片づけた物を後で出そうと思ってもどこに仕舞ったか分からなくなり、探すのに一苦労することになります。
④大量に物を購入する
「足りなくなったら困るから」「いつか必要になるから」と同じものを大量に購入したり、今は使わなくても安かったから、と買ってしまったりなど、とにかく物を大量に買う癖がある人は要注意です。
既に購入してあったにもかかわらず、それを確認せずに買ってしまう傾向があり、家の中はストックされたもので溢れかえることになります。
汚部屋による悪影響
汚部屋になってしまう人の心理や習慣を紹介してきました。汚部屋で暮らし続けると、汚部屋の住人に様々な悪影響があります。
メンタルへの悪影響
部屋が汚いことは精神的な面でも悪影響があります。汚い部屋で生活しているとストレスがたまり、疲れやすくなります。ストレスによる疲れから、片付けを行う気力がなくなり、さらに部屋が汚くなってしまうのです。
また、部屋が汚い状態が続くと部屋の片付けができないことによって自己嫌悪感が高まり、仕事など様々なことに対するやる気がなくなってしまいます。
健康への悪影響
部屋が汚いとホコリやカビ、害虫によって健康への悪影響があります。ホコリなどによって出たハウスダストは、アレルギー性鼻炎や皮膚炎、喘息などの原因となります。また、カビの中には肺炎につながるものもあります。
汚部屋は放置するとゴキブリ、小バエなどの害虫が住み着くこともあります。空気中に舞った害虫の死骸を吸い込むことでアレルギー症状が出ることや、食中毒、感染症になってしまうこともあります。
人間関係への悪影響
部屋が汚いことで、友人や知人などを部屋に呼ぶことができなくなります。このことで孤独感が増しネガティブな精神状態になり、余計片付けができなくなることもあります。
また、一緒に生活をしている家族と衝突することもあります。部屋をきれいにしたい家族と価値観の違い喧嘩が起こったり、汚い部屋にイライラして人間関係が悪い影響を及ぼすこともあります。
”汚部屋”にしないためにはどうすればいい?
まずは汚部屋に至る心理傾向や習慣がどのようなものなのか自分で確認してみましょう。
そして思い当たる習慣があれば、すぐにその習慣をやめるのが汚部屋対策への第一歩です。また、汚部屋をキレイにするには以下のようなコツがあります。
定期的にルールを決めて片付けをする
一度掃除をしても、使ったものをすぐに片付けないため、少し経つと部屋にものが散らかってしまうという場合は、定期的に片付けを行うようにルールを決めてみましょう。
例えば、「毎日の夜寝る前に10分片付けをする」「毎週土曜日の午前は片付けをする」など決めて行うと、部屋をキレイに保つことができます。
買い物をするときは部屋の収納を考える
ものを買うときは、衝動買いをせず、部屋のどこに置くのかや、使う場面を想像し、本当に必要かどうかを考えてから買うようにしましょう。
また、すでに持っているものを買わないように、自分の部屋にあるものを把握するようにしましょう。そのために、新しいものを買う前に片付けをしておくことも大切です。
部屋にあるものをできるだけ増やさない
物を増やさないように心がけることも大切です。ごみになるものはすぐに捨てるようにし、収納できる量に対してものが増えすぎないように気をつけましょう。ものが増え過ぎたらその分、使っていないものを捨てるようにすると良いです。
まとめ
部屋が汚い人にはメンタル面や生活習慣面で共通点があるケースがあります。事態が悪化する前に早い段階で手を打ちましょう。自力で片付けるのが難しいと感じたら、プロの力を借りるのも一つの方法です。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
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