”汚部屋(おべや)”という言葉を知っていますか?

「仕事が忙しくて、片付けができない」「身体を悪くしてしまって、身の回りのことがおぼつかなくなった」等の悩みを抱える方は、年々増えています。この記事では自分で汚部屋を解決したい人から、他の人の力を借りてでも汚部屋状態から脱したい人まで幅広い解決方法をご紹介します。

前半では汚部屋の片付けに関して手順やアドバイスを、後半では自分での片付けが難しい人向けの、業者の選び方についてご紹介いたします。

汚部屋のおすすめ掃除手順|自力で掃除出来るかどうかの判断基準とは

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「汚部屋はどのように掃除したらキレイになるのだろう?」

「どこから手を付けていいか分からないな、、、」

 

ものを多く溜めこんで散らかしたことで「汚部屋」化してしまった部屋の掃除は一体どこから手を付ければ良いのか、何からしたら良いのか分からなくなりますよね。

 

汚部屋の掃除は、以下の手順で進めていくとスムーズです。

 

 

汚部屋の状況によっては、何も考えずに掃除を始めてしまうと予想以上に大変で掃除が進まず、最悪の場合は挫折して掃除を止めてしまう恐れがあります。

 

上記のように、まずは汚部屋を自力で掃除できるかを見極め、自力で掃除できそうであれば適切な掃除を行い、自力で掃除できないようであれば業者に依頼するのが、汚部屋を効率良く掃除する方法として有効です。

 

この記事では、以下の内容をまとめて説明しています。

 

・汚部屋を自力で掃除できるかの判断基準

・汚部屋を自力で効率良く掃除するおすすめの手順

・汚部屋を失敗なく掃除するために心がけること

・汚部屋の掃除を業者に依頼する方法

・汚部屋を掃除しないと起こり得るリスク

・汚部屋に戻らないために日頃やるべき対策

 

読んでいただくことで、次のことをお分かりいただけるようになります。

 

◎部屋がどのくらい汚かったら自力で掃除すると失敗するのか

◎汚部屋を効率良く、失敗なく掃除するにはどうすれば良いのか

◎汚部屋の掃除を業者に依頼するにはどうしたら良いのか

◎汚部屋を掃除せず放っておくとどうなるのか

◎汚部屋にならないようにするためには何を心がければ良いのか

 

汚部屋の掃除は億劫かもしれませんが、この記事ではどのように掃除を始めたら失敗なくスムーズに進められるかを説明していますので、汚部屋の掃除はどうしたら良いかお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。


 

1. 汚部屋を自力で掃除できるかを判断する

 

冒頭でも説明した通り、汚部屋の掃除に取り掛かる前に、部屋の状態を見て自力で掃除できるかを判断しましょう。

 

効率良く汚部屋を掃除し、途中で挫折して掃除を止めないためにも、汚部屋を自力で掃除できるかを確認することは重要です。

 

とはいえ、汚部屋を自力で掃除できるかは、部屋の状況によっては見ただけでは判断が難しい場合もあります。「自力で掃除できそう」と判断して実際に取り組んだら、予想を超える大変さだった…ということも起こり得ますよね。

 

以下は、目安にはなりますが自力で掃除できるかどうかを判断する「汚部屋レベル」を示したものです。

 

汚部屋

レベル

状態の詳細

自力で掃除が

可能/不可

レベル1

・ものやゴミが散らかっているが、床は見えている

・溜まっているゴミ袋は3個~10個

・最後に掃除をしたのが1ヶ月以上前

可能

レベル2

・ものやゴミが散らかっていて、床があまり見えない

・床をスムーズに歩けない

・溜まっているゴミ袋は10個~15個

・最後に掃除をしたのが数カ月以上前

状況によっては可能

レベル3

・ものやゴミが散らかっていて、床が見えない

・足の踏み場がなく、ものやゴミを踏まないと歩けない

・溜まっているゴミ袋は15個以上

不可

レベル4

レベル3の状態に加え、

・悪臭が発生している

・害虫を見かける

不可

レベル5

・ものやゴミが山積み状態になっている

・ものやゴミが家の外まで溢れている

・悪臭や害虫がひどく、近隣トラブルに発展している

不可

 

上記を見てお分かりいただけるように、同じ汚部屋とはいってもレベル1であれば自力で掃除は可能です。

 

レベル1

部屋にものやゴミが散乱しているものの、床が見えていてまだ歩ける状態です。ものやゴミを集めて片付けてスペースができれば、掃除して自力で部屋をキレイにできます。

 

レベル2

・部屋に溢れているものやゴミが劣化していない

・ものやゴミから異臭が発生していない

 

という状況であれば、時間はかかりますが自力で掃除することは不可能ではありません。上記以外の状態であれば、自力での掃除は難しいでしょう。

 

レベル3以降

自力での掃除は完全に難しいといえます。その理由としては、以下の通りです。

 

・ものやゴミにつまずいて転倒し、ケガをするリスクがある

・業者でないと対応できないレベルの問題が生じている恐れがある

(問題の例:床の見えない部分が腐食している/頑固な汚れが染みている/害虫が発生している)

 

汚部屋レベルは3~5では異なりますが、上記のように自力で掃除するのはリスクが高いということは共通しています。

 

上記の汚部屋レベルはあくまで目安ですが、部屋の状態と照らし合わせながら自力で掃除できるかを判断することをおすすめします。

 

◎汚部屋を自力で掃除できると判断した方

2. 【汚部屋を自力で掃除できる場合】効率良く掃除するためのおすすめの手順」へ

 

◎汚部屋を自力で掃除できないと判断した方

4. 【汚部屋を自力で掃除できない場合】業者に依頼する」へ



 

2. 【汚部屋を自力で掃除できる場合】効率良く掃除するためのおすすめの手順

汚部屋を自力で掃除できると判断しても、いきなり掃除に取り掛かるのはあまりおすすめしません。

 

自力で掃除できる汚部屋でもものやゴミが散らかっている状態のため、以下のように効率良く掃除が進まない問題も起こり得るからです。

 

・思ったより時間がかかり1日で終わらなかった

・予期していない汚れがあり、家にある道具だけでは取れなかった

 

汚部屋をできるだけ早くキレイにするためには、以下の手順を踏んでいくと効率良く掃除を進められます。

 


 

2-1. 掃除する日を決める

まずは掃除する日を決めましょう。

 

「できるときに掃除をやる」という方法でも間違いではありません。

 

しかし、部屋がものやゴミで散らかっている状態であると、できるときに掃除するというやり方を行うと残っているものやゴミを見る度に気が重くなり、モチベーションが上がらない恐れがあります。

 

掃除する日を決めれば「この日に終わらせる」というやる気が起きやすくなるため、掃除がスムーズに進む可能性が高いです。

 

掃除する日は、以下のように決めることをおすすめします。

 

①週末など予定がなくまとまった時間を確保できる日

②ゴミ回収日に近くまとまった時間を確保できる日

 

①は終日時間を確保できます。掃除する日と決めれば集中して掃除に取り組めるため、汚部屋からキレイな部屋に早く変えられるでしょう。

 

②はゴミ回収日に合わせて決める方法です。ゴミ回収日が近ければ、ゴミが大量に出た場合は一度にゴミを出せて部屋がすっきりします。

 

絶対にこのような日に掃除しなければならないわけではありませんが、上記のようなメリットがあるためご参考ください。


 

2-2. ものやゴミを置く場所を決める

次に、ものやゴミを置く場所を決めましょう。

 

詳しくは後述しますが、汚部屋の掃除はものやゴミの片付けをしてから行います。

 

ものやゴミが多く部屋に溜まっている状態であると、片付けたものやゴミの量によっては部屋に置ききれないこともあります。後で掃除することを考えると、片付けたものやゴミを置くための場所が必要になります。

 

ものやゴミを置く場所は汚部屋の片付けと掃除を始めたときに決めても良いのですが、その場で決めようとすると以下のような問題が生じる恐れがあります。

 

・場所がない

・家族からものやゴミを置くことを拒否される

 

あらかじめものやゴミを置く場所を決めておけばその場所に置いておけば良く、片付け後の掃除もすぐに取り掛かれます。

 

汚部屋にあるものやゴミを置けるだけのスペースがある場所を確認し、家族と一緒に住んでいるようであればその場所を使って良いか許可を取って置き場所を決めましょう。


 

2-3. 掃除道具を用意する

次に掃除道具を用意しましょう。

 

ゴミを吸い取る掃除機や汚れを拭き取る雑巾などの基本的な掃除道具でも、掃除は不可能ではありません。

 

しかし、汚部屋であると以下のように普通の部屋では起こりにくい状態になっている恐れがあるため、基本的な掃除道具だけでは対応できない場合もあります。

 

・大量のホコリが発生している

・ゴミが隠れている

・不用品が大量に出てくる

・虫が潜んでいる

 

汚部屋の掃除を開始してから必要な道具を揃えるのは、掃除の時間を削ることになるのであまりおすすめできません。汚部屋の掃除をスムーズに進めるためにも、掃除を始める前に汚部屋を掃除するための道具を事前に用意しておくことは重要です。

 

以下は、掃除機と雑巾以外で汚部屋を掃除するのに最低限必要な道具とその数量の一覧です。

 

道具

数量(目安)

厚手・半透明のゴミ袋

20枚ほど

段ボール

数個

荷造り用の紐

1個

ガムテープ

2ロール程度

マスク

数枚

軍手

数枚

殺虫剤

 

厚手・半透明のゴミ袋

汚部屋になるとゴミが多く発生するため、厚手の方が破れにくいといえます。

 

ゴミを処分するときに、入れたゴミの判別をしやすいように半透明であるとなお良いです。

 

段ボール

ものの片付けと仕分け作業で活躍します。自力で掃除できるレベルの汚部屋であれば数個あれば十分です。

 

荷造り用の紐とガムテープ

ものやゴミをまとめるのに活躍します。

 

マスクと軍手

汚部屋であるとホコリや汚れが発生していることもあるため、吸ったり触ったりするのを避けるために必要です。

 

殺虫剤

コバエやアリといった虫が潜んでいる場合もあるので、用意しておくと安心です。

 

どの道具もホームセンターで手に入りますし、段ボールに関しては日頃取っておいたものでも活用できます。汚部屋を掃除する前に、最低でも上記の掃除道具は用意しておきましょう。


 

2-4. ものやゴミを片付ける

掃除道具まで準備できたら「2-2. ものやゴミを置く場所を決める」でも説明したように、汚部屋の掃除はものやゴミを片付けてから行います。

 

ものやゴミの片付けを先に行えば、そのものやゴミで隠れていた場所からホコリや汚れがあることが分かり、見えていたホコリや汚れと一緒に掃除ができて効率が良いです。

 

ものやゴミの片付けは、以下の手順に沿って行うことをおすすめします。

 

1. 部屋にあるものやゴミを段ボールとゴミ袋に入れていく

2. 「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける

3. 不用品を処分する

 

2-4-1. 部屋にあるものやゴミを段ボールとゴミ袋に入れていく

まず、部屋にあるものやゴミを段ボールとゴミ袋に入れていきます。

 

この作業を先にすることで部屋からものやゴミが一旦なくなり、後に行う仕分け作業のスペースを確保できたり、掃除がしやすくなったりします。

 

・明らかにゴミであるもの…ゴミ袋

・ゴミ以外のもの…段ボール

 

に分けて入れていきましょう。明らかにゴミであるものに関しては、住んでいる地域のゴミ処分方法に従って分別してください。

 

ものやゴミを段ボールやゴミに入れても部屋に置けない場合は、「2-2. ものやゴミを置く場所を決める」で決めた場所に置いておきます。

 

2-4-2. 「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける

次に、段ボールに入れたゴミ以外のものを以下の基準で「必要」「不要」「保留」の3つに仕分けていきます。

 

分類

仕分けの基準(目安)

必要

・今使っている

・近いうちに必ず使う

・今の生活になくてはならない

不要

・1年以上使っていない

・最後に使ったのがいつか覚えていない

保留

・判断に迷う

・1年以内に使う機会があるかもしれない

 

「必要」と「不要」の2つに分けても良いのですが、二択だと判断に迷うものをどちらに仕分けるか決めるのに時間を要する恐れがあります。「保留」も設けることで仕分けがスムーズに進み、片付けも早く終えられます。

 

2-4-3. 不用品を処分する

次に、不用品を処分しましょう。処分できるものは先に処分しておくと部屋がすっきりします。

 

「2-4-1. 部屋にあるものやゴミを段ボールとゴミ袋に入れていく」で判断した明らかなゴミは、住んでいる自治体のゴミ回収方法に従って処分します。

 

「2-4-2. 「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける」で判断したゴミ以外のもので不要と判断したものは、状態によって以下のように処分していきます。

 

①使えない…住んでいる自治体のゴミ回収方法に従って処分する

②使える…「売る→譲る→処分する」の順で処分する

 

②使える状態の場合、ものによっては出品すれば売れるため、フリーマーケットのアプリなどで出品してみましょう。売れれば多少なりとも現金化できます。

 

売れないようであれば、親戚など身近な人に使ってくれる人がいれば譲りましょう。ものによっては処分費用が発生するため、使ってくれる人にあげた方が費用面で負担がありません。

 

売れなかったり譲ったりできなければ処分しましょう。


 

2-5. 部屋の奥・上から掃除する

片付けが終わったら、掃除をしていきます。

 

掃除するときのポイントは「部屋の奥・上から掃除していく」ことです。

 

部屋の手前→奥の順で掃除していくと、掃除した手前の部分を汚すことになります。そうなると、また掃除をしなければならなくなるため、二度手間です。

 

また、ホコリは上から下に向かって落ちていくため、部屋の床から掃除していくと上からホコリが落ちてきたときは再び下を掃除しなければなりません。これも二度手間です。

 

部屋の奥・上から掃除していけば、掃除した場所を汚し、再び掃除することがありません。掃除の二度手間を避けて効率良く早く掃除するためにも、部屋の奥・上から掃除することをおすすめします。

 

まずはホコリを取ったり拭いたりし終わってから、掃除機で掃除していくのが良いでしょう。


 

2-6. 残ったものを整理して収納する

掃除が終わったら、「2-4-2. 「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける」で仕分けした残ったものを整理して収納していきます。

 

以下のように種類ごとに整理して収納するのがおすすめです。

 

●貴重品

●食器類

●調理器具類

●洗剤類

●清掃道具類

●日用品のストック類

 

種類ごとに整理して収納すると、そのものを使いたいときに出し入れしやすくなりますし、収納場所も決まるのでものが散らかることがなくなります。

 

ものを収納するときは、収納ボックスや収納ケースといった収納グッズを活用しましょう。種類ごとに揃えていくと統一感が出て、部屋をすっきり見せることができるのでおすすめです。

 

100円ショップやホームセンターなどで残すものの大きさに応じて収納グッズを揃えて、収納していきましょう。



 

3. 汚部屋を失敗なく掃除するために心がけること3つ

ここまで、自力で汚部屋を掃除する場合の手順を説明してきましたが、その掃除の中で心がけると良いことが3つあります。

 

3-1. 片付け・掃除を始めたら最後までやり切る

1つ目は、片付け・掃除を始めたら最後までやり切ることです。

 

ものやゴミで散らかっている汚部屋は掃除するのが大変ではありますが、できるときに掃除をしていくと終わりが見えにくく、途中で挫折してしまう恐れがあります。

 

また、できるときに掃除すると決めても、その掃除時間を確保できるとも限りません。

 

このため、汚部屋から早く脱出したいのであれば、片付け・掃除を始めたら最後までやり切ってしまうのが良いのです。

 

片付け・掃除を始めたら最後までやり切るためにできることは、以下が挙げられます。

 

・片付けや掃除の作業時間を細かく決める

(例:〇時までに最低でも不要なものを仕分ける/〇時~△時までにキッチンの掃除を終わらせる)

・片付けや掃除をする場所を限定する

(例:〇月×日は寝室の片付けと掃除をする/〇月△日はリビングの片付けをする)

 

上記のように、片付け・掃除をする時間や場所を細かく設定するのがポイントです。行う作業を小さく設定すれば達成しやすく、汚部屋でも片付け・掃除をやり切れる可能性が高まります。

 

汚部屋の片付け・掃除を始めたら、自分が達成できそうな作業計画を立てながら最後まで終えられるようにしてみましょう。


 

3-2. 片付けと掃除は同時に行わない

2つ目は、片付けと掃除は同時に行わないことです。

 

片付けと掃除を同時に行ってしまうと、汚部屋をキレイにするまでに時間を要します。

 

ものやゴミを片付けているときに汚れが気になって掃除したくなるかもしれませんが、この作業を繰り返していると「どこまで片付けて、どこまで掃除したか」が途中で分からなくなる恐れがあります。

 

そうなると、片付けも掃除も中途半端になってしまい、途中で挫折してしまうかもしれません。

 

片付けと掃除は「2. 【汚部屋を自力で掃除できる場合】効率良く掃除するためのおすすめの手順」で説明したように別で行えば、片付けは片付け、掃除は掃除と1つの作業に集中できるためどの作業を行うべきか迷いは生じませんし、中途半端にもなりにくいです。

 

汚部屋を効率良く掃除して早くキレイにするには、片付けと掃除は同時にせず別で行うようにしましょう。


 

3-3. ものの仕分けでは「もったいない精神」を捨てる

3つ目は、ものの仕分けでは「もったいない精神」を捨てることです。

 

汚部屋になってしまう一因に、ものを捨てずに溜めてしまい、そのものを整理整頓せずに散らかしていることが挙げられます。

 

そんな汚部屋をキレイにするために重要となるのは、部屋に散らかっているものを「必要なもの」と「不要なもの」に適切に仕分けて、不要なものは処分することです。

 

この仕分けのときに、これまで部屋にあったものを「もったいない」からといって、もののほとんどを「本当に必要なもの」に仕分けてしまっては、汚部屋からは脱出できません。

 

溜めてきたものの中でも本当に必要なものは残すべきですが、もし仕分けで「もったいない…」といった感情が芽生えたら、それは「不要なもの」として処分していく姿勢も必要になります。

 

「2-4-2. 「必要」「不要」「保留」の3つに仕分ける」で説明した仕分けの基準を参考にしながら、「もったいない精神」を捨ててものを仕分けていき、汚部屋をキレイにしていきましょう。


 

4. 【汚部屋を自力で掃除できない場合】業者に依頼する

 

親の家を自力で片付けられない場合は、部屋の片付け業者に依頼するのがおすすめです。

 

業者によって片付けサービスの内容は異なりますが、業者に依頼すると以下のメリットを得られます。

 

・近所に配慮して短時間で掃除をしてくれる

・不要なものやゴミの分別をしてくれる

・不用品の買い取りを行ってくれる

・片付け後のハウスクリーニングや消臭除菌、害虫駆除といったアフターフォローが充実している

 

ここでは業者に依頼するための基礎知識として、以下2つの内容を説明していきましょう。

 

1. 部屋の片付け業者を探す方法

2. 部屋の片付け業者に依頼する方法

 

 

4-1. 部屋の片付け業者を探す方法

部屋の片付け業者はインターネットで検索して探すことができます。

 

しかし、部屋の業者の数は多いため、検索結果には質の良い業者もいれば、そうでない業者も混ざっていることもあります。このような業者の中から、高品質な部屋の片付けサービスを提供している業者を探すのは時間がかかってしまうでしょう。

 

みんなの遺品整理では、遺品整理業者だけでなく汚部屋の片付け業者とも提携しています。ご紹介しているのは次のような厳しい審査をパスした565社です。

 

・法律に基づいて運営している

・過去にクレームがない

・追加料金が発生しない

・電話対応や接客の質が高い

 

信頼できる汚部屋の片付け業者のみを紹介しているため、適切な業者を探す時間もかかりません。

 

これまでに部屋の片付け業者に依頼したことがなく、

 

・どの業者が良いか分からない

・依頼するときは何から始めたら良いか分からない

 

など業者への依頼に関するあらゆるお悩みをお持ちの方のご相談を受け付けております。

 

ご相談は無料なので、ぜひお気軽にお問合せください。

 

 

 

4-2. 部屋の片付け業者に依頼する方法

まずは複数の業者に見積もりを作ってもらい、業者間で比較をして納得の行く業者に依頼するのがおすすめです。

 

複数の業者に見積もってもらうことのメリットは以下の通りです。

 

・相場が分かる

・業者間の作業料金を比較できる

・自分にとって適切な業者を見つけられる

 

1社に見積もり依頼を出すのも良いですが、そうすると相場が分かりません。見積もりを出してもらったその1社にそのまま依頼すると、後で作業内容に対して高額であることを知った場合は損をすることになります。

 

複数の業者に見積もりを依頼すれば、同じ作業内容に対する料金を比較できます。同じ作業内容でも価格差があることが分かる場合もあり、どの業者が自分にとって適切であるかを見極めることが可能です。

 

以下は、一般的な汚部屋の片付け業者の料金相場です。

 

上記は概算費用であり、実際の料金は部屋にあるゴミの量によって変わってきますが、この相場を参考にすれば探して見つけた業者が料金を過大に設定しているかを見極められるため、ぜひご活用ください。


 

5. 汚部屋を掃除しないと起こり得るリスク3つ

ここまでで汚部屋の状況に応じた掃除方法をお分かりいただけたかと思いますが、このまま汚部屋を掃除せずに放っておくと起こり得るリスクを知っておくことも重要です。

 

汚部屋のリスクを理解すれば、汚部屋のままにしておくのは止めてキレイな部屋作りをしようとする意識を高められます。

 

1つずつ説明していきましょう。

 

5-1. 生活環境が悪くなる

起こり得る1つ目のリスクは、生活環境が悪くなることです。

 

ものによっては捨てずに家に置きっぱなしにしておくと、以下のように不衛生な環境を作り出します。

 

・異臭を放つ

・カビが生える

・害虫が発生する

 

上記が原因で部屋の環境が悪くなると、細菌が発生してアレルギー症状や感染症といった病気を発症しやすくなります。

 

部屋をキレイにしておけば、生活環境が悪化することはありません。健康的に元気に過ごしていくためにも汚部屋のままにしておくことは避けたいことです。


 

5-2. 事故が発生しやすくなる

2つ目のリスクは、事故が発生しやすくなることです。

 

部屋がものやゴミで散らかっていると、そのものやゴミにつまづいて転倒しやすくなります。

 

転倒しても軽いケガで済む場合もありますが、転倒状況によっては打撲や骨折といった重度のケガをする恐れもあるため注意しなければなりません。

 

また、溜めているものやゴミによっては、稀に自然発火の要因となります。

 

消化器などでその場で解消できる場合もありますが、状況によっては火が他のものやゴミに移って広がる恐れがあります。最悪の場合、火事になって家を失うどころか、近隣の住宅にも大きな被害をもたらしてしまいかねません。

 

汚部屋を掃除しないと自分に精神的な負担を強いられる他、周囲にも取り返しのつかない迷惑をかける恐れも起こり得ることは、念頭に置いておきたいところです。


 

5-3. 多額の処分・清掃費用が発生する

3つ目は、多額の処分・清掃費用が発生することです。

 

ものやゴミは、日頃から処分していれば大きな費用が発生することはありません。

 

しかし、家のものやゴミを溜め続けて汚部屋になればなるほど、ものやゴミを処分する費用が多く発生します。

 

また、ものやゴミを溜めていると置いてある場所が隠れるため、汚れが蓄積されている恐れもあります。

 

汚れが蓄積されると、状況によっては雑巾や掃除機ではキレイできません。その汚れを取るための費用も発生します。

 

汚部屋をそのままにしておくことは、衛生面に限らず経済面でも負担をかけることにつながるのです。

 

無駄な支出をしないようにするためにも、汚部屋のままにせずキレイにすることは重要です。


 

6. 汚部屋に戻らないために日頃やるべき対策4つ

では、汚部屋に戻らないためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

最後に、汚部屋に戻らないために日頃やるべき次の4つの対策を説明していきましょう。

 

 

6-1. 片付けと掃除の習慣を作る

1つ目は、片付けと掃除の習慣を作ることです。

 

汚部屋化してしまうのは、ものやゴミを片付けたり掃除したりしないことが原因です。

 

片付けや掃除を習慣化すれば、ものやゴミが溜まることなく、汚部屋化にならずに済みます。

 

とはいえ、これまでものやゴミを溜めたままにしていたのであれば、片付けや掃除をすぐに習慣化するのは難しいかもしれません。

 

まずは、自分が達成できそうな小さな習慣を作ってみましょう。たとえば、以下のような習慣がおすすめです。

 

・洗濯ものをしまうときに身の回りのものを片付ける

・毎週日曜日の朝15分に掃除の時間を取る

 

小さな習慣であれば達成しやすく、その成功体験から片付けや掃除を意識的にしようという心構えを作ることも可能になります。

 

「毎日片付けと掃除をする」といったハードルの高い習慣ではなく、定期的に実施できそうな習慣を考えるようにしてみましょう。


 

6-2. 明らかに不要なものはすぐに捨てる

2つ目は、明らかに不要なものはすぐに捨てることです。

 

明らかに不要なものを「後で捨てよう」と思って放置しておくことがものとゴミが溜まる一因になり、その癖が汚部屋を作ることになります。

 

ゴミなど明らかに不要なものは、いらないと思った時点ですぐに捨てるようにするのが重要です。

 

そのまま放置することなく、すぐに捨てることを心がければものやゴミが部屋に溜まっていくことを回避できます。


 

6-3. 使ったものはその日のうちに元の場所に戻す

3つ目は、使ったものはその日のうちに元の場所に戻すことです。

 

汚部屋化してしまうのは、ものを使ったら使いっぱなしでその場に置いてしまう一因としてあります。

 

この癖を続けていると、次のような悪循環が生まれる恐れがあります。

 

ものが溜まっていく → もので散らかる → 片付けるのが億劫になる → さらにものが溜まっていく

 

後で自分が片付ける負担を減らすためにも、使ったものはその日のうちに元の場所に戻すことは重要です。

 

日頃からものをしまわない癖が付いてしまっている場合は、ものの収納場所を決めることから始めましょう。「この場所にしまっておく」という場所を決めていれば、後はそこに戻すだけなので難しいことではありません。部屋がもので溢れることなくすっきりします。

 

6-4. 新しくものを買ったら古いものを捨てる

4つ目は、新しくものを買ったら古いものを捨てることです。

 

古くなったものを捨てずにどんどん新しいものを買ってものを増やすことが、汚部屋化につながる一因といえます。

 

もちろん、古くなったものでも今使うものや必要なものであれば残すべきです。

 

しかし、以下のような古いものに関しては、今後も使う機会はないということができるので処分の対象とするのがおすすめです。

 

・1年以上使っていない

・最後に使ったのがいつか覚えていない

 

新しくものを買ったら、上記のような古いものをチェックして処分する習慣を付ければ、自然とものが多くなることがなくなり、部屋もすっきりします。

 

最初は同じジャンルのものから、この習慣を付けてみましょう。たとえば、1冊本を買ったら、上記に該当する古い本を1冊捨てるといった具合です。

 

小さなことからで問題ないので、少しずつ実践することをおすすめします。


 

まとめ

汚部屋の掃除はいきなり始めてしまうと、思っていたより大変で掃除が進まず、最悪の場合は挫折して掃除を止めてしまう恐れがあります。

 

このため、下記のようにまずは汚部屋を自力で掃除できるかを判断し、その判断によって行うべき対策を行うのが重要です。

 

 

自力で掃除するときに心がけるべきことは、次の3つです。

 

自力で掃除できない場合は、片付け業者に依頼するのがおすすめです。その際は、複数の片付け業者に見積もり依頼をし、作業内容や価格に納得できる業者を選ぶようにしましょう。

 

汚部屋のままにしておかないようにする意識を高めるためには、汚部屋のままにしておくと生じ得る次の3つのリスクを知っておくことも大切です。

 

 

汚部屋に戻らないために日頃行うべき対策は、次の4つです。

 

 

汚部屋の掃除は大変かもしれませんが、この記事がそんな部屋を掃除しようと前向きになるきっかけとなれば幸いです。

 

【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

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