ゴミ屋敷に住む女性には多くの場合、共通する特徴があります。心理や特徴を知ることで、自宅のゴミ屋敷化を未然に防ぐヒントになるでしょう。また、ゴミ屋敷がもたらす悪影響やゴミが多い時の対処法についても解説。本記事を参考に、ゴミ屋敷化を防止&脱却してください。

ゴミ屋敷に住んでいる女性が多い!その心理とは?
ゴミ屋敷に住んでいる女性は意外にも多いと言われています。理由の1つに「セルフネグレクト」という状態が挙げられます。
セルフネグレクトとは、自分自身や対人関係をはじめとしたあらゆる事柄に対して、投げやりになってしまう状態。
セルフネグレクトになると、家事炊事などが困難になり、エスカレートすると自宅がゴミ屋敷化してしまいます。
女性もセルフネグレクトに陥るケースが多く、自宅の管理まで気が回らずに住居がゴミ屋敷化してしまいます。
以上が、ゴミ屋敷に住んでいる女性が多いと言われる理由です。家をゴミ屋敷にしてしまう人の心理については、下記の記事でも詳しく解説しています。
ゴミ屋敷に住む女性の4つの特徴
ゴミ屋敷に住む女性の多くに共通する特徴をまとめました。
該当する全ての方の自宅がゴミ屋敷になってしまうわけではありませんが、特徴を知ることで対策も練りやすくなるでしょう。
物が捨てられない
物が捨てられない方の家はゴミ屋敷になりやすいです。
「まだ使える気がする」「もったいなくて捨てられない」などの理由から物が捨てられないと、溜まっていく一方。
特に一人暮らしの場合、他に捨てる方がいないためゴミ屋敷化しやすいです。
片付けや掃除が苦手
掃除や片付けが苦手な方の家もゴミ屋敷になりやすいでしょう。
掃除や片付けが苦手だと、部屋を綺麗にするよりも億劫な気持ちが勝りがちです。物が散乱している状態が続くと、そのうち汚い状態の部屋が当たり前になる悪循環に。
結果、ゴミ屋敷状態でも気にならなくなってしまいます。
多忙
多忙な方のご自宅もゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
疲れていると、片付けよりも休息を優先してしまうもの。日々が忙しすぎるあまり、片付けがどんどん後回しになってしまいます。
いつしか片付けないことが習慣化してしまい、気が付いたら自宅がゴミ屋敷のような状態になってしまうケースも少なくありません。
ストレスが溜まっている
ストレスが過度に溜まっているのも、ゴミ屋敷化の要因になります。
仕事や人間関係など、ストレスの原因は人それぞれですが、精神的に参っているときは掃除まで気が回らなくなってしまうもの。
ストレスが溜まっている状態が続くことで、掃除を疎かにする時間が増え、ゴミ屋敷化につながります。
本章で紹介した以外にも、家をゴミ屋敷にしてしまう人には様々な特徴や心理があります。下記の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
ゴミ屋敷化がもたらす悪影響
自宅がゴミ屋敷になると、様々な悪影響があります。健康面をはじめ、時にはゴミの放置が命を脅かすほどの事故につながることも。
ゴミ屋敷化がもたらす悪影響について解説します。
健康被害
ゴミ屋敷のような不衛生な環境に住むと、健康に被害を及ぼします。
ゴミが溜まると、害虫やカビが発生。ほこりやハウスダストもどんどん溜まっていきます。
結果、アレルギーや皮膚のかゆみ、喘息の原因になったり、食中毒や感染症を引き起こしたりするリスクも高まるでしょう。
足の踏み場が悪く転倒するなど、外傷を負うことも考えられます。
悪臭
ゴミをきちんと処分しないことで、悪臭も発生するでしょう。
最初は悪臭に気付いていても、放置すると慣れてしまうもの。結果、近隣の住宅にまで臭いが届いてしまいトラブルを引き起こすこともあります。
また、自宅の臭いが付着し、外出時に身体から悪臭を漂わせてしまうことも。
火災のリスク
ゴミが溜まっていることで、火災のリスクも高まります。
コンセントにたまった埃が原因で発火したり、ガスコンロを点火した際に付近のゴミに引火するなど、様々なリスクが高まります。
出火した場合は、近隣の住宅にまで被害を及ぼしてしまうこともあり、大変危険です。通路がゴミで埋め尽くされていて、避難の妨げになることも想定されます。
近隣トラブル
ゴミ屋敷の状態を放置すると、近隣トラブルにもつながります。
前述のように、ゴミ屋敷があることで害虫や悪臭が発生したり、火災リスクが高まったりします。
害虫が近隣の住宅にも侵入する、風に乗って悪臭が広がるような事態も起こり得るでしょう。
ゴミ屋敷は近隣住民にとって非常に迷惑なため、トラブルの発生が容易に想像できます。
ゴミ屋敷化しないための対策
ゴミ屋敷による悪影響について解説しましたが、なる前に対策するのが最善です。いざゴミ屋敷化してしまってから対処するよりも、段違いに効率的でしょう。
既に自宅がゴミ屋敷化している場合は、下記を参考にしてください。
物を増やさない
ゴミ屋敷になるのを防ぐには、そもそも物を増やさないことも大切です。
物が多くなると整理整頓する手間がかかります。買い物をするときは、本当に必要かどうか考えて、無駄な物は買わないようにしましょう。
計画的な買い物を心がけることが、ゴミ屋敷化対策に繋がります。
片付けの習慣化
使った物は元の位置に戻すなど、片付ける習慣を付けましょう。はじめは面倒に感じても、毎回の積み重ねがゴミ屋敷化対策になります。
服が脱ぎっぱなしだったり、食器が放置されていたりすると、片付けるのがどんどん面倒になってしまいます。片付けを習慣化して部屋を清潔に保ちましょう。
掃除する日を決める
「毎週土曜日の10時は掃除の時間」など、掃除をする日時を決めておくのも有効な手段。掃除が習慣化すれば、ゴミ屋敷にはなりません。
掃除の頻度は週1回以上がおすすめです。当日に外せない予定が入ってしまったら翌日の同じ時間に掃除するなど、自分ルールを作ってみましょう。
断捨離
1年など期間を定めて使用しなかった物は思い切って捨てるようにしましょう。
もったいないという理由で捨てずにいると、物は溜まっていくばかり。思い出として目にできる形で残しておきたい物は写真に撮っておくのもおすすめです。
友人や家族に遊びに来てもらう
ゴミ屋敷にならないように、定期的に友人や家族に遊びに来てもらうのも良いでしょう。人の目に触れる機会を作ると、掃除の動機付けになります。
コミュニケーションを取ることで、冒頭で解説したセルフネグレクト対策にもなります。
既にゴミ屋敷化している場合は業者利用がおすすめ
既に自宅がゴミ屋敷になっている場合は、業者の利用を検討しましょう。
状況にもよりますが、一度ゴミ屋敷化してしまうと、ご自身では手に負えないケースも少なくありません。プロに依頼した場合のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
・スピーディーな対応 |
業者に依頼した場合、ゴミ屋敷の清掃にあたるのは数多くの現場を経験したプロです。
スピード感を持って対応してくれますし、作業を一任できます。害虫駆除や消臭除菌も、安心の技術でしっかりと対応してくれます。
また、自宅がゴミ屋敷化していることは周りに知られたくないもの。プロの業者に家来すればプライバシー面も安心です。
デメリット
・費用がかかる |
業者に依頼した場合のデメリットは主に上記の通りです。
もちろん、業者に依頼する場合は費用が掛かりますが、それを補えるほどのメリットがあると言えるでしょう。
清掃の際は家の中を見られてしまいますが、しっかりとした業者であれば情報管理やプライバシー保護は徹底されています。
法外な費用を請求されるのを防いだり、個人情報を守ったりするためにも、業者選定が重要になります。
「みんなの遺品整理」では、厳しい基準をクリアした安心安全の業者を紹介しています。また、業者選びや見積手配を窓口がしっかりサポート。一人で業者選びをする心配もありません。
まとめ
ゴミ屋敷に住む女性に多く見られる特徴や心理、対策についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。片付けが苦手や多忙など、事情は人それぞれです。
ご自身の状況や特徴を知っておくことで、適切な対応方法も見出せるでしょう。
できる限りの対処を実践しつつ、万が一ゴミ屋敷になってしまった際は業者への依頼も検討してみてください。
【監修者:一般社団法人事件現場特殊清掃センター】
特殊清掃業界の人材育成と料金体系の健全化に向けて設立された団体。「ゴミ屋敷」や「孤立死の現場」「新型コロナウイルスの除菌」など、特殊な対応が求められる現場において、適切な処置を実施できるよう「事件現場特殊清掃士」養成講座を通して正しい知識・理解を広める活動を実施。また、事件現場特殊清掃士が在籍する業者の法令順守や作業品質の監査も実施。全国各地の優良業者の紹介も担う。
公式HP:一般社団法人事件現場特殊清掃センター
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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