両親が亡くなるといろいろな対応が必要です。中でも、意外とお金と手間がかかるのが残置物処分です。業者に頼めば費用がかかりますし、まして自分で処理するのは大変な重労働です。ここでは、残置物処分についてまとめましたので、参考にしてみてください。
残置物処分とは?
「残置物処分」とは、業界によって指す内容が異なります。賃貸物件では以前の居住者が使っていた家財を撤去することです。また店舗やお店が廃業した後に残った不用品や機材を指す場合もあります。
このように残置物処分の指す内容は様々ですが、この記事では家の解体処分の際の残置物処分についてご紹介していきます。
例えば、住人がいなくなった建物を解体したときには鉄筋や木材などを撤去しなければなりません。また建物だけでなく、家具や家電、細かい生活用品などは、仕分けたうえで運び出さなければなりません。
ほとんどの場合、高齢者が住んでいた家は築年数が経過しています。そのため建物自体に価値はなく、売却するには残置物の撤去が必要です。つまり、建物内のには故人がため込んだ膨大な不用品が存在するので、それらを分別して処分場に運ばなければならないのです。
また、建物の解体には様々な費用がかかります。重機の搬入、足場や養生シートの設置、解体・処分費用です。さらに、解体作業員の人件費や重機・トラックのレンタル料などもあります。
このように、残置物処分にはかなりの費用と手間を要します。
残置物処分を業者に依頼したときの費用
残置物処分の費用の相場についてお話しします。木造二階建て30坪の建物の撤去費用の相場は次の通りです。
建物本体解体作業+運搬+処分+整地 | 30坪で750,000円(坪単価25,000円) |
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足場・養生シート | 30坪で120,000円 |
重機運搬費用 | 搬入・搬出の2回分で50,000円 |
合計 | 920,000円 |
上記の例の場合だと、合計額が920,000円になります。さらに、井戸や浄化槽の埋め戻し、コンクリート塀粉砕・撤去などの付帯工事があれば、プラスでかかります。
残置物処理の費用が高すぎる場合は注意
残置物処分を業者にお願いする際には、まず見積もりをしてもらいます。
しかし、中には見積もり費用が高すぎるところもあります。そんな時は、業者が出してきた見積もり明細書を確認しましょう。内容を細かく確認すれば、不要な作業や無駄な出費が分かるかもしれません。
また、見積もりを確認する際には、次の2点に気をつけましょう。
1.どの範囲まで撤去してもらうかを細かく確認する
頼んでもいない処理まで勝手に見積もりに入れられることもあります。作業項目を細かく確認しましょう。生活用品など自分で処分できるものは、自分で対応します。
2.重機や足場、養生などの規模が適正か
建物の大きさの割に重機や足場が立派過ぎるということもあり得ます。その設備が必要な理由を、一つ一つ確認しましょう。専門的で分からないことも多いので、複数の専門業者に問い合わせをして比較したり、質問したほうがよいでしょうか。
安くするなら相見積もりをとること
安く抑えるコツは相見積もりをとることです。複数の業者に見積もってもらい、一番安い業者を選ぶのです。そうすることで、費用を安く抑えられるだけではなく必要な作業項目を知ることもできます。
業者によっては、素人相手に吹っかけてきているところもあるかもしれません。他の業者にも見積もりを依頼することで、ごまかしの防止にもなります。
残置物処分は両親が亡くなってしまうなど何かしらのタイミングで直面する事柄です。両親が年老いてきたら、少しずつ持ち物の整理を促すことも大事かもしれません。
安くて評判の良い残置物処分業者を探す方法
残置物の処分を業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。安くはない費用がかかるのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいというご要望もあるでしょう。私たちみんなの遺品整理は「安心×低価格×高品質」なサービスを多くのユーザー様に届けたいと考え、以下のサービスを提供しています。買取査定や不用品リユース、海外貿易などにより料金からお値引きすることも可能です。まだ解体業者が決まっていない場合、同時に家屋の解体まで依頼することもできます。
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