「断捨離は良さそうだとは思うけれど、何からはじめればいいのかな?」
「50代は断捨離に適した時期なのかな?もう少し年をとってからの方がいいの?」
とお悩みではありませんか。
50代は子育てや仕事がある程度落ち着き、時間に余裕が出るため、断捨離にぴったりな時期です。身体が動きづらくなる前に、不要な物を整理して家を住みやすい状態にしておきましょう。
ただし「断捨離だから」となんでも捨ててしまうと、後悔する人も多いです。せっかく苦労して断捨離をしても、結局買い直してお金や時間を無駄にするのはもったいないですよね。
そこでこの記事では、50代で断捨離をする際の基本の手順や、後悔しないためのポイント、ありがちな失敗などについて詳しく解説します。
この記事でわかること
・50代になってから断捨離を行なう人が多い理由
・50代で断捨離をする際の基本の手順
・断捨離で衣類や食器などを捨てる基準
・50代の断捨離でありがちな失敗
・後悔しない断捨離をするためのポイント
50代の断捨離について詳しく知りたい方や、後悔しない断捨離をしたい方は、ぜひ最後までご一読ください。
- 1.断捨離は50代のうちに行うべき3つの理由
- 2.50代で断捨離をする際の基本の手順5ステップ
- 3.みんなはこうした!断捨離の捨てる基準
- 4.50代の断捨離でありがちな失敗
- 5.後悔しない断捨離をするためのポイント
- 6.50代の断捨離を成功したいなら「みんなの遺品整理」の利用がおすすめ
- 7.まとめ
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1.断捨離は50代のうちに行うべき3つの理由
冒頭でも少し紹介したとおり、50代は断捨離にぴったりなタイミングです。
しかし中には、「本当に50代は断捨離に向いているの?」と感じている方も多いかもしれません。
ここでは断捨離を迷っている方に向けて、50代で断捨離を行うべき3つの理由を紹介します。どうしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
50代で断捨離を行うべき3つの理由 |
・体力や気力が十分にある ・60代を過ぎると入院リスクが高まる ・老後に向けて必要な物と不要な物の判断がしやすい |
1-1.体力や気力が十分にある
1つ目の理由は、体力や気力が十分にあるためです。
断捨離や整理整頓を行なう際には、重い家具やゴミを運び出す必要があり、体力が必要になります。
「病気もしていないし、元気だからまだ大丈夫でしょう!」と思うかもしれませんが、60代や70代と歳を重ねるうちに、身体はどんどん動かしづらくなっていき、体力が減少します。
そして体力が減るとやる気も起きなくなり、結果として気力も減少してしまうのです。
たとえばタンスを処分するとして、50代と70代のどちらで作業をするか考えると、70代では重いものを持つのも一苦労の可能性が高く、処分は難しそうだと感じますよね。
そのため、より身体への負担が少ない状態で、無理なく作業に取り組める50代での断捨離がベストです。
1-2.60代を過ぎると入院リスクが高まる
2つ目の理由は、60代を過ぎると入院リスクが高まるためです。
50代はまだ現役で働いている人も多いため、60代以降の方が時間的な余裕があり、作業に取り組みやすそうだと感じるかもしれません。
しかし歳を重ねると、長期入院のリスクも高まります。
実際に厚生労働省が発表した「患者調査」によれば、50代前半に入院した人数と60代後半に入院した人数では倍近く差が出ており、入院のリスクは65歳を過ぎると急上昇することがわかります。
年齢 |
入院人数 |
50〜54 |
41.8 |
55〜59 |
52.7 |
60〜64 |
66.6 |
65〜69 |
99.4 |
70〜74 |
141.9 |
出典:厚生労働省「令和2年 患者調査」(単位:千人)
もし突然入院してしまい、離れて住む家族に着替えなどを用意してもらうとしましょう。
その際、家の中が物だらけで散らかっていたら、必要な物の場所がわからず迷惑をかけてしまいますよね。
必要な物と不要な物を決める作業は、思ったよりも時間を要するものです。
まだ健康状態が良好な50代のうちから断捨離に取り組むことで、時間をかけながら、本当に大切だと思う物だけを残すことができます。
1-3.老後に向けて必要な物と不要な物の判断がしやすい
3つ目の理由は、老後に向けて必要な物と不要な物の判断がしやすいためです。
50代は子どもが成長して家を出るなど、家族構成や環境に変化が生じることも多く、老後をイメージしやすい時期です。
もちろん仕事をリタイアする60代以降の方が老後をイメージしやすいですが、60代以降はやりたくても体力や気力が続かず、思ったように作業を進められないかもしれません。
そのため50代で断捨離をしておくことで、老後に向けて持ち物を整理できます。
たとえばタンスの中を整理するとしても、「今後のライフプランで使うかどうか」を基準に考えれば、判断しやすいのではないでしょうか。
シニアに突入する前に持ち物を整理することで、物を減らし、より住みやすい環境を整えておきましょう。
2.50代で断捨離をする際の基本の手順5ステップ
「断捨離」と聞くと、不要物をただ捨てるだけのイメージがあるかもしれません。
しかし50代での断捨離は若い世代と比較すると物が多いほか、重い物がスムーズに運べないことも多く、時間がかかる傾向にあります。
作業を完了させるためには、開始前にポイントを押さえておきましょう。
ここでは、50代に特化した断捨離の基本手順を紹介します。
1項目ずつ詳しく説明するので、作業を始める前に、ぜひ目を通してみてください。
2-1.まずは片付ける場所を決める
断捨離に取り組む際は、まずは片付ける場所を決めましょう。
場所決めが重要な理由は、50代にもなると持ち物がかなり多くなるため、範囲を限定しないで作業に取り組むと、途中で嫌になってしまうからです。
タンスやクローゼットを開けてみると、10年以上前に購入してそのままになっている衣類や記念品などの、「なくても困らない物」がたくさん入っている方も多いのではないでしょうか。
物がありすぎると嫌になってしまうため、以下のようになるべく狭い範囲から手をつけると、成功する可能性が高まります。
・靴箱の中
・タンスの上2段のみ
・台所のシンク下
片付ける範囲が広すぎず、かつ物が多すぎない場所を選んでみてください。
なお次に取り組む場所は、基本的には最初に決めた場所の近くがおすすめです。1箇所の片付けを成功させたら、その流れで次の場所にも取り組んでみましょう。
2-2.決めた場所にある物をいったん全て出す
次に、断捨離を決めた場所にある物をいったん全て外に出してみましょう。
物が入っているまま片付けを進めても、必要と不要の判断が難しくなってしまい、なかなか作業を進められません。
50代の断捨離はとにかく物が多いため、まずは所持している物の把握から行なう必要があります。
また時間をかけながら作業をすると疲れてしまうので、一気に物を出してしまいましょう。
2-3.物を必要・不要・保留の3つに分類する
物を出した後は、出した物を「必要・不要・保留」の3つに分類していきます。
部屋の空いたスペースを使っても良いですし、ダンボール箱を3つ用意しても良いので、とりあえず物を3つに分けることを意識してください。
もし「物がありすぎて分類なんて難しい!」と感じる場合は、以下のような基準に沿って作業を行なうとスムーズです。
・毎日のように使っている物・今後使う可能性が高い物:必要
・今後絶対に使わない物・劣化して使用できない物:不要
・あまり使用頻度が高くないが、捨てる判断が難しい物:保留
「必要」に分類した物は使用頻度が高い物や、重要な物のため、なるべく早く収納しておきましょう。
また捨てる際のポイントについては、「3.みんなはこうした!断捨離の捨てる基準」で詳しく解説します。
50代の人向けの「物を捨てる基準」を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
2-4.不要な物の処分を業者に依頼する
次に、不要物の処分を業者に依頼します。
「業者へ依頼しなくても自分で処理できるよ」と思うかもしれませんが、断捨離をするうちに物の数が減り、タンスなどの大きな家具が不要になるケースも多いです。
すると処分する物の数や量がとても多くなってしまい、大量のゴミを処分する際に、肩や腰などを痛めてしまうかもしれません。
せっかく快適な生活環境を整えるために断捨離をするのに、身体を痛めては、本末転倒になってしまいますよね。
50代はまだ健康な年代とはいえ、膝や腰に痛みが出始めることも多いです。
家具などの重い物や、粗大ゴミなどの処分に時間がかかるものは、無理をせずに業者に依頼しましょう。
2-5.保留に入れたものは1ヶ月後にもう一度考える
「保留」の箱に入れた物の処分については、1ヶ月後にもう一度考えてみましょう。
保留に入れた物は、捨てることを迷っていたり、どうしようか悩んでいたりする物ばかりです。
すぐに判断することは難しいかもしれませんが、1ヶ月後にもう一度見直すことで、落ち着いて考え直すことができます。
50代にもなると、子どもが小さい頃に作ったものや家族にもらった手紙など、思い出の品も多くなりますよね。
「保留に入れた物」は思い出の詰まった物であるケースも多いため、必ずしも箱の中身を全て処分する必要はありません。
以下のような対処法を試してみて、時間をかけて保管か処分を決めましょう。
また物を捨てる際のポイントについては「5.後悔しない断捨離をするためのポイント」で紹介しますので、ぜひこちらも参考にしてください。
3.みんなはこうした!断捨離の捨てる基準
ここまで、50代で断捨離をする際の基本の手順を紹介しました。
上記の断捨離のステップの中で最も難しい作業は、「ステップ3.物を必要・不要・保留の3つに分類する」であり、捨てる物の選別には想像以上の時間を必要とします。
どうしても残す物と捨てる物を決められない場合は、生活のスタイルや人数・収納スペースから数を決めることがおすすめです。
たとえば、
・2人家族であれば、2人分の食器を残す
・本棚が1つであれば、本棚に入る分だけの本を残す
といったイメージです。
ただしそうはいっても、どれを捨てるのか決めるのは難しいですよね。
そこでここでは、周囲の50代がどのように断捨離を実施したかについて、以下の項目における「捨てる基準」を詳しく紹介します。
・衣類 ・本や雑誌 ・食器 ・手紙類や書類 ・人間関係 |
他の人の「捨てる基準」を参考にして、自分の「捨てる物」も決めてみましょう。
3-1.衣類
衣類は気がつくと増えているものの、減らしすぎても困るため、処分が難しい物のひとつです。
ここでは目安の数と、捨てるべき服について紹介します。
3-1-1. 保管する衣類の数の目安
では、衣類はどの程度保管しておけば良いのでしょうか。
保管する衣類の数を決めるには、50代前後の人が持っている衣類の平均枚数を参考にすることがおすすめです。
一般社団法人 日本衣料管理協会が実施した「衣類の仕様実態調査」によれば、45歳〜50歳の人が持つ洋服の1人あたりの平均所持枚数は、以下のような結果となっています。
女性 |
男性 |
|
枚数 |
約125.6枚 |
約87.0枚 |
約100枚と聞くと多く感じるかもしれませんが、シーズンで分けると、100÷4=25のため、1シーズン25枚の計算になります。
仕事用の服も含め、トップスが10枚、ボトムスが10枚......と考えていけば、あっと言う間に25枚を越えてしまうのではないでしょうか。
特に女性や、ファッションが好きな方であれば、平均枚数以上の衣類を保管している方も多いかもしれません。
いきなり大量の衣類を処分することは難しいため、まずは、
・女性:100枚前後
・男性:80枚前後
を目安として断捨離を行なってみましょう。
3-1-2. 処分する衣類と保管する衣類の基準
ただし衣類を処分するとはいっても、具体的にどのような物を捨てるべきなのか、迷ってしまいますよね。
以下のような服は、思い切ってこの機会に処分してみましょう。
<処分がおすすめな衣類> ・着心地があまり良くない服 ・コーディネートがしづらい服 ・体温調節が難しい服 ・動きづらい服 ・現在の体型にあっていない服 ・古いデザインだとはっきり分かる服 |
反対に以下のような服は、保管がおすすめです。
50代になると体型にも変化が生じることが多いため、現在の体型も考慮しながら、残しておく服を選びましょう。
<保管がおすすめな衣類> ・着る頻度の高い服 ・他のアイテムとあわせやすい服 ・現在の体型にあっている服 ・シンプルなデザインの服 ・思い入れの強い服 ・冠婚葬祭用の服 |
服の断捨離は、「まだ着れるのに」というもったいない気持ちが強く出てしまうため、特に処分が難しい傾向にあります。
捨てづらい服は一旦「保留の箱」に入れて、すぐに捨てずに一時的に保管しておきましょう。
無理に捨てようとするとストレスを感じますが、保留の箱に入れると「すぐそこにある」という安心感から、気持ちに整理をつけやすくなります。
一度にすべての服を処分しようとせず、一旦保留の箱に入れて、徐々に枚数を減らしていきましょう。
3-2.本や雑誌
本や雑誌は衣類などとは違い、その人によって必要な物の量が異なります。
そのため明確な基準はありませんが、本や雑誌を入れる収納場所から逆算して考えることがおすすめです。
たとえば本棚が1つだけであれば、その本棚に収納できる量の本や雑誌を残し、残りは処分すると良いでしょう。
具体的には、以下のような物の処分が効果的です。
<処分がおすすめな本や雑誌> ・古いファッション誌 ・掲載されている情報が古い本 ・途中まで読んだものの、つまらないと感じた本 ・まだ読んでいないものの、読む気が起きない本 |
反対に以下のような本や雑誌は、保管がおすすめです。
<保管がおすすめな本や雑誌> ・今後も読み返したい本 ・思い入れのある本 ・趣味に関する本や雑誌 |
本は絶版になっているものもあるため、しばらく読んでいないからと安易に捨てると、後で読み返したくなった際に後悔する可能性が高まります。
処分が難しい場合は無理して捨てようとせず、手元にあると嬉しい本は残しておくことがポイントです。
3-3.食器
食器は保管に場所を必要とするため、一度も整理していない場合は、かなり量が溜まっていることも多いです。
特に50代は、家族の人数に変化が生じているケースもあるため、不要な食器が多く保管されている可能性が高いです。
これから年齢を重ねて食器を取るのが大変になることも考え、重い食器や、家族の人数以上ある食器は、処分してしまいましょう。
また欠けたり汚れていたりする食器も、このタイミングでの処分が効果的です。
<処分がおすすめな食器> ・重い食器 ・他の物と似た食器(マグカップが5つなど) ・家族の人数以上ある食器(家族が2人なのに茶碗が5つなど) ・欠けていたり、汚れたりしている食器 ・使いづらい食器 |
反対に以下のような食器は、保管がおすすめです。
<保管がおすすめな食器> ・毎日のように使う食器 ・使用頻度の高い食器 |
特に高価な食器は「来客用に」と保管している人も多いかもしれませんが、いつ来客があるかわからないのにずっと保管しても、棚の奥でホコリをかぶってしまうだけです。
来客用の食器を処分するか、思い切って普段使い用にして、いつも使っている食器を捨てると食器棚の中がスッキリしますよ。
3-4.手紙類や書類
手紙や書類は、時間が経つごとに溜まるほか、かなりかさばるものです。
紙類は思い入れが強いものも多いため、最初はお知らせなどの事務的な手紙や、古い請求書などを中心に処分すると良いでしょう。
まずは、以下のようなものの処分から取り組んでみてください。
<処分がおすすめな手紙類や書類> ・ダイレクトメールやチラシ ・古いカタログや新聞・レシート ・古いノートやメモ ・1年以上前の光熱費や通信費の請求書 ・事務的な内容の手紙 ・もう連絡する可能性の低い人の名刺 ・古い年賀状 |
反対に以下のような手紙類や書類は、保管がおすすめです。
<保管がおすすめな手紙類や書類> ・家族や友人からもらった手紙 ・保険証書 |
紙類を処分していると、「手紙は全部捨ててしまっても困らないでしょう」と感じるかもしれません。
しかし家族や友人からもらった手紙は、「もう読まないだろう」と安易に捨てずに、慎重に判断しましょう。
断捨離を後悔した人の意見を見てみると、
・結婚式前に家族からもらった手紙を捨ててしまったが、読み直したくなった
・古い友人からの手紙を捨ててしまい、住所がわからなくなってしまった
といった手紙の処分で悩み、「捨てなければ良かった!」と感じている人も多いです。
衣類や食器はまた似たものを買い直すことができますが、手紙は二度と手に入れることはできません。
量が多い場合は写真を撮って現物を処分するなどして、上手に保管しておくことをおすすめします。
3-5.人間関係
断捨離に取り組む際には、思い切って人間関係の整理もしてみましょう。
50代にもなると、仕事関係で知り合った人や、子育てがきっかけで知り合った人など、様々なつながりが生まれているのではないでしょうか。
しかし必要以上の人間関係は、ストレスが溜まったり、時間とお金をムダにしてしまったりと、デメリットも多く存在します。
50代で一度人間関係をリセットして、新しい出会いに目を向けたり、自分のことを大切にしてくれる人だけと付き合うことがおすすめです。
以下のような条件に当てはまる人は、思い切って断捨離してしまいましょう。
<人間関係の断捨離がおすすめな人> ・一緒にいるとストレスを感じる人(考えがあわないなど) ・会うとネガティブな会話ばかりする人 ・仕事の都合などで仕方なくつきあっている人 ・話が合わない人 |
しかし人間関係は物のようにポイッと簡単には捨てられないため、どうすべきかと悩みますよね。
人間関係の断捨離は、以下のような方法によって相手から離れていき、穏やかに距離を取ることをおすすめします。
<人間関係の断捨離の方法> ・なるべく自分から連絡しない ・誘われたらさりげなく断る ・SNSのつながりをなくす |
中でも効果的な方法は、自分からは連絡しないことです。
自分から連絡すると、相手も連絡しやすく感じるため、なかなか距離を取ることができません。
距離を取りたい人に対しては、自分から電話やメール・LINEなどは送らず、連絡があった場合も時間を置いて返信すると良いでしょう。
またFacebookやLINEなどのつながりを解除し、お互いに連絡しづらい環境を整えることもおすすめです。
4.50代の断捨離でありがちな失敗
実際に断捨離に取り組んでみると、「捨てるべきか保管しておくべきか」といった迷いが生じやすいです。
繰り返しにはなりますが、断捨離で捨てた物は二度と戻りません。
50代の断捨離でありがちな失敗を事前に把握し、作業時に意識すると、「やっぱりあれは捨てなければ良かった」と後悔するリスクが低くなります。
ここからは、50代の断捨離でありがちな失敗を紹介します。
50代の断捨離でありがちな失敗 |
・二度と手に入らない物を安易に捨てる ・自分以外の所有物を確認なく捨てる ・無くなると生活の質が下がってしまう物を手放す |
断捨離を成功させるためにも、ぜひご一読ください。
4-1.二度と手に入らない物を安易に捨てる
最も大きな失敗は、二度と手に入らない物を安易に処分してしまうことです。
二度と手に入らないものとは、具体的には以下のような物を指します。
・手紙
・写真
・思い出の品
・子どもが作ったもの
衣類や食器類などは似た物を購入し直すことができるものの、上記のような物は、一度捨ててしまうとまた手元に置くことはできません。
50代の現時点では「必要ないでしょう」と思っても、老後になって時間ができると、
「写真を見直して当時のことを思い出したい」「旧友に手紙を送りたいけれど住所がわからなくなってしまった」と、処分を後悔するケースも多いです。
断捨離を続けていると「捨てること」が目的となってしまい、ポイポイと何でもゴミ袋に入れてしまいがちです。
手紙などの二度と手に入らない物は安易に捨てずに、
・タブレットで写真を撮っておく
・保管箱に入る枚数だけ保管する
・手紙理はなるべく保管しておく
などの方法によって、思い出を残しながらも量を減らすことがポイントです。
4-2.自分以外の所有物を確認なく捨てる
自分以外の所有物を確認なく捨てることも、失敗ポイントのひとつです。
たとえば妻が断捨離を行なう際に、夫の物を勝手に処分することなどが挙げられます。
その物の価値は、物を所有している本人にしか理解できません。
他人には一見ガラクタのように思えても、実は大切なコレクションの一部である場合や、二度と手に入らない貴重な物であるケースも多いです。
また勝手に物を処分されたことで、いくら家族といえども、関係にヒビが入ってしまうかもしれません。
そのため家族の所有物は確認なく捨てず、必ず本人に確認しましょう。
もし、片付けが苦手なことにより「何でも必要だ」と主張する場合は、一緒に物の整理を行ない、本人が納得の上で、捨てる物を選んでもらうことが効果的です。
4-3.無くなると生活の質が下がってしまう物を手放す
先程も少し紹介したとおり、断捨離の際には捨てることが目的となってしまい、何でも処分してしまうケースもあります。
もちろん自分が納得して捨てるのであれば問題ありませんが、無くなると生活の質が下がってしまう物は、捨てないように注意してください。
無くなると生活の質が下がってしまう物とは、具体的には以下のような、快適な生活をおくる上で必要な物を指します。
たとえば今まで扇風機とクーラーの両方を使用していたのに、場所を取るからと扇風機を捨ててしまったとします。
すると夏になって過ごしにくくなり、扇風機を買い直すことになるだけでなく、最悪の場合は熱中症になるリスクも存在します。
このように生活に直結している物まで捨ててしまうと、物が少なすぎて住みづらいと感じるようになり、快適な老後から遠ざかってしまう可能性が高いです。
生活に必要不可欠な物は最初から「必要・不要」の分類には入れず、端に避けておきましょう。
5.後悔しない断捨離をするためのポイント
では、後悔しない断捨離をするためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
最後に、断捨離をする際に必ず意識したいポイントを紹介します。
後悔しない断捨離をするためのポイント |
・物の処分を目的としない ・迷った物は保留ボックスに入れる ・明らかにゴミとわかる物や劣化している物から捨てる |
「どうして捨ててしまったのだろう」「何のために断捨離をしたのかわからなくなってしまった」と後悔しないためにも、意識しながら作業に取り組んでみてください。
5-1.物の処分を目的としない
繰り返すようですが、「物の処分を目的としないこと」は非常に重要なポイントです。
物の処分が断捨離の目的となってしまうと、物を捨てることだけに満足感を感じてしまい、必要な物まで捨て始めてしまうこともあります。
すると何のために断捨離をしているのかわからなくなってしまうだけでなく、断捨離後の家が住みにくいと感じる原因になります。
断捨離に取り組む際は「この物は自分の生活を豊かにしてくれるのか」を基本として処分する物を決め、処分が目的にならない様に注意しましょう。
5-2.迷った物は保留ボックスに入れる
断捨離の際には様々な物を処分することになりますが、無理に物を捨てる必要はありません。
50代はまだ時間があり、ゆっくりと片付けに取り組める年代です。
そのため迷った物は保留ボックスを上手に活用して、ある程度時間をかけて処分することがおすすめです。
もちろん何でも保留ボックスに入れては断捨離になりませんが、良く考えずに物を捨ててしまうと、快適な生活からは遠のいてしまいます。
保管しておく物について迷った場合は、「自分は老後をどのように過ごしたいか」「特に大切にしたい思い出は何か」といったことを意識し、
そこから逆算して保管する物と処分する物を決めることがおすすめです。
5-4.明らかにゴミとわかる物や劣化している物から捨てる
作業をスムーズに進めるため、明らかにゴミとわかる物や、劣化している物から処分を進めることも、断捨離のポイントです。
現在の収納スペースの中は様々な物が入り混じっている状態のため、物をひとつずつ確認して
「これは必要?やっぱりいらないかな?」と確認していると、かなり時間がかかってしまいます。
まずは以下のような明らかにゴミとわかる物から処分することで、物の数を減らしましょう。
そしてその上で、「老後もあると便利かどうか」を判断していくことが重要です。
6.50代の断捨離を成功したいなら「みんなの遺品整理」の利用がおすすめ
・50代の断捨離を成功させて、老後に向けて住みやすい環境を整えたい ・我が家は家具が多いから、自分だけで断捨離ができるか不安だな...... ・業者に頼むとはいっても、どんな業者にお願いすれば良いの? |
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東証一部上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しており、これまでに30,000人以上の相談や依頼を受け付けてきました。
50代での断捨離はまだまだ体力や気力はあるものの、物が溜まっている分、処分すべき物も多い傾向にあります。
また若い世代と比べると、足腰が弱ってきて重いものを運びづらいケースも多いです。
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7.まとめ
この記事では、50代で断捨離をする人が多い理由や、断捨離で処分する物の基準について紹介しました。
断捨離は意外と体力や気力を必要とするため、健康状態が良好で時間にある程度余裕のある、50代のうちに取り組んでおくことがおすすめです。
ただし若い世代の断捨離と比較すると物が多く、重い家具を移動の移動も増えるため、業者の力も借りながら以下の流れに沿って作業を行なうことがポイントです。
さらに50代の断捨離では、「大切な思い出の品まで捨ててしまった」「やっぱり捨てなければ良かった」と、
老後に捨てたことを後悔する可能性があるため、慎重に作業を進めることも重要です。
後悔しない断捨離をするためのポイント |
・物の処分を目的としない ・迷った物は保留ボックスに入れる ・明らかにゴミとわかる物や劣化している物から捨てる |
上記のようなポイントを意識して、「これからの人生において欠かせない物」だけを残すことを意識してみてください。
この記事を参考に、あなたが50代の断捨離を成功できることを願っています。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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