遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまう方は少なくありません。本記事では、遺品を捨てる行為を後ろめたく思ってしまう原因や解決策を紹介します。遺品との向き合い方や心を軽くするヒントなど、新たな一歩を踏み出す参考にしてください。

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遺品を捨てることに罪悪感を抱く5つの原因
遺品を捨てる際、なぜ罪悪感を抱いてしまうのでしょうか。
まずは原因を確認することで、解決策が見えてくることがあります。
こちらの章では、その原因として考えられる具体的な例を5つご紹介いたします。
①故人に対して心残りや後悔がある
遺品を見ると、どうしても故人のことを思い出してしまうものです。
思い出の中で、故人に対する後悔を思い出してしまう方もいます。
つまり、心残りや後悔から故人に、
「もっとこうしてあげればよかった...」
「あんなことはしなければよかった...」
など、過去の自分に対する嫌悪感を抱いてしまっている状態といえます。
②故人の気持ちを考えたり、故人との思い出が蘇って捨てられない
故人の遺品を処分する際、遺産として遺してくれた可能性や故人との思い出が蘇ってしまうことがあります。つまり、「遺品を捨てること=故人の想いを捨てること」のように感じてしまっている状態といえます。
③バチが当たりそうで怖い
宗教系の遺品や、故人の大切にしていたモノを処分する際は、バチが当たるのではと思う方もいらっしゃるでしょう。特に宗教系の遺品は、捨てるとなれば気が引けてしまうのではないでしょうか。
また、故人の大切にしていたモノであればなおさら、捨てる際に故人に対して、後ろめたさを感じる方もいるでしょう。
④モノを処分するのがもったいない
遺品整理に限らず、モノ自体の価値を考えてしまい捨てられないということはよくあります。
まだ使えるモノを処分することで、故人が遺してくれたモノを無駄にしたという考えから、罪悪感を抱いてしまいます。これは、「遺品=すべて故人が自分たちのために遺したモノ」と思い込んでしまっている状態といえます。
⑤遺品整理の目的が定まっていない
遺品整理をする際に目的を定めていないと、捨てるモノととっておくモノの基準がわからず、うまく進めることができません。そして、遺品整理ができないことへの不甲斐なさから、罪悪感を抱いてしまうことがあります。
そもそもなぜ遺品整理をするのか?
前章でもご紹介した通り、遺品整理において、目的を定めることはとても大切です。しかし、そもそもなぜ遺品整理をするのでしょうか?それは、遺族にとって必要だからです。
遺品整理によって、大きな影響を受けるのは遺族です。遺族は遺品整理によって、故人の気持ちや遺品を受け取り、故人への思いを整理することができます。
また、遺品整理をしない場合、害虫の発生など部屋への弊害や、不動産の退去や売却等が不利になる場合があります。
一方、遺族にとって必要だとわかっていても、「遺品を捨てるときは罪悪感を抱いてしまう...」という方がいらっしゃると思います。
そのような方は、故人の意思を尊重しようとするあまり、自分で遺品の処遇を決めることに後ろめたさを感じてしまっているということが考えられます。
しかし、遺品整理は故人と向き合う貴重な機会です。その機会を、罪悪感によって自ら手放してしまうことがないよう、遺族主体で遺品整理を行うことをおすすめいたします。
遺族主体の遺品整理とは、故人が遺してくれたモノをどうするべきか、自分たちの意思で決め、自分たちの今後の生活のために遺品整理をすることです。
この前提を踏まえた上で、罪悪感を抱いてしまう場合の具体的な解決策をご紹介していきます。
罪悪感を抱いてしまう場合の具体的な解決策は?
前章では、遺品整理は遺族が主体であることを解説してきました。
それを前提に、ここからは主に捨てる以外の選択肢や、誰かに相談するなどの方法をご紹介いたします。また、その解決策がどういう方におすすめかも合わせてご紹介いたします。
①遺品整理を誰かに手伝ってもらう
この解決策は、故人に対して心残りや後悔がある方におすすめです。
上記のような方は、遺品整理の際に故人への後悔などが蘇ってしまうことが罪悪感の原因として考えられます。
そこで、辛い場合は故人の友人や親族、遺品整理業者の方などに手伝ってもらうことで、思い出などを語りながら自分の心も整理することができます。後悔があるからこそ、最後に故人の生きた証と向き合う機会を大切にしてみてはいかがでしょうか。
②遺品を供養する
この解決策は、故人が大切にしていたものに思い入れがある方におすすめです。
上記のような方は、故人が大切にしていた遺品を捨てることはバチが当たりそうだと感じることが罪悪感の原因として考えられます。
遺品供養とは、神社お寺で僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことです。故人に向き合い、感謝を込めて遺品を供養することで、罪悪感を和らげることができます。
とはいえ、遺品の供養の方法やどこでできるのかをご存じでない方もいらっしゃると思います。そこで、遺品供養の方法、どこでできるかをご紹介していきます。
遺品の供養を依頼できる場所・業者 | サービスの内容 |
---|---|
・神社やお寺 | 郵送、持ち込みどちらも行っている場合が多い |
・葬祭場、お焚き上げ業者 | 郵送での供養受付を中心的に行っている業者が多い |
・遺品整理業者 | 遺品整理の際に供養も一緒に行っている業者がある |
また、昨今では環境問題への配慮から、神社やお寺ではお焚き上げを行うことが少なくなってきました。近所に供養やお焚き上げを依頼できる場所がない場合でも、宅配で遺品を送ることで対応してくれるお寺や神社、業者も多くあります。
③遺言状やエンディングノートを参考にする
この解決策は、故人が大切にしていたものに思い入れがある方におすすめです。
上記のような方は、故人が大切にしていたものを捨てていいのか判断できず、罪悪感を抱いてしまうことがあります。
しかし、故人の方がもし、遺言状やエンディングノートが残されていた場合、そこに書かれている故人の言葉を参考にすることができます。
もし故人の言葉が残っている場合、それを参考に遺品整理をすることで、故人の思いを最大限尊重した上で、遺族主体の遺品整理を行うことができます。
④活かしたいモノを誰かに託す
この解決策は、モノを処分すること自体に抵抗がある方と、故人が大切にしていたものに思い入れがある方におすすめです。
上記のような方は、モノ自体には価値があるが使い道がないため捨てなくてはならないと考えていることが罪悪感の原因だと考えられます。
しかし、遺品を捨てる以外にも、譲る、売る、寄付するなどの手段があります。こちらではその3つを例に、遺品を捨てる以外の手段を解説していきます。
●譲る
自分たちは使わないけれど誰かにとって価値のあるモノを無料で「譲る」ことで、故人の意思を継いでもらうことができます。また、譲る相手を選べるため、遺品を大切に使ってくれる方に遺品を託すことができ、罪悪感の緩和に繋がります。
●寄付する
NPO・NGOなどの非営利団体に寄付することで、どこかでその品を必要としている方に、遺品を活用してもらうことができます。
遺品の寄付をお考えの方は、買い取った遺品を一部寄付している業者か、お近くのボランティア団体に直接お問い合わせしてみることをおすすめいたします。
また、インターネット上で(品名)× 寄付で検索をすると、寄付できるNPO団体を調べることができます。
●売る
遺品を売ってお金にすることに「汚さ」を感じる方もいるかもしれませんが、「売る」ということは「価値のわかる人に譲る」ということでもあります。
もし自分はいらないと考えており、価値のあるものがたくさんある場合などには、専門の業者の方に買取りをお願いするのも手段として検討してみてはいかがでしょうか。
使わないモノを活かすために、リサイクルショップやフリマアプリへの出品を考えてみるのも良いでしょう。遺品のフリマ出品について詳しく知りたい方は、フリマアプリの中でも初心者が使いやすいメルカリを使った遺品整理の方法と注意点の記事をご覧ください。
⑤捨てるか悩むモノは時間をおいてから考える
この解決策は、故人が大切にしていたモノに思い入れがある方と、遺品を誰かに譲るのは気が引ける、現状は持っておきたいという方におすすめです。
なかなか捨てられないモノというのは、仮にもう使えないモノだとしても、自分にとっては何か思い入れや価値がある品かもしれません。そもそも、遺品整理=遺品を捨てたり譲ることではありません。遺品を整理するということは捨てるモノを考えると同時に、とっておくモノを考えることでもあります。
もし、なかなか捨てられないモノがある場合は、一度時間をおいてから考えてみてはいかがでしょうか。仮に退去が必要な場合でも、遺品を保管できる場所さえあれば問題ありません。
故人を失い少なからず動揺している状況で、冷静な判断を下すのは難しいでしょう。少し時間をおいて落ち着くことで、慎重に遺品を分別することをおすすめいたします。そして考えた結果、どうしてもとっておきたいモノは形見にするのも良いでしょう。
遺品整理を一人で行うのが厳しい場合はどうすれば良い?
ここまで、遺品整理において罪悪感を抱かない・和らげる方法をご紹介してきましたが、遺品整理はどの作業にも手間や時間がかかり、一人で行うとどうしても負担が大きくなっていまいます。
先述のように、遺品整理は親族や、故人の知り合いにお願いすることもできます。一方、大きくて重い家具があったり、処分に困るモノがあったりなど、自分たちだけでは対処しきれない場合があります。
その際は、ぜひ一度遺品整理のプロに相談してみることをおすすめいたします。
ここからは、どういう方がプロに相談すべきか、3つの例をご紹介していきます。
①整理する遺品の量が多い方
遺品整理をプロに依頼することで、身体的に負荷のかかる分別・運搬作業を任せることができます。普段行っている整理整頓は違い、遺品には洗濯機や冷蔵庫などの大きな荷物も含まれやすく、一人で作業を行うのは困難な場合があります。
一方、遺品が大量にある場合でも、遺品整理業者に依頼することで、分別・運搬作業を安全に、素早く終わらせることができます。
②遺品の処分・相続の方法がわからない方
遺品整理業者に依頼することで、
「遺品整理において遺品をどう分別すべきか?」
「何をどう処分するのが良いのか?」
など遺品整理の際にわからないことを、プロに相談することができます。
また、相談したうえで自分がどうするかを決めることができるため、勝手に大事なものを捨てられてしまうなどの心配はありません。
さらに、遺品整理業者に依頼すれば法事の手続きや、相続の相談などをすることができます。
③遺品の供養・買取をしてもらいたい方
先ほど、罪悪感を感じる原因の1つとして、遺品を捨てるとバチがあたりそうで怖いという例をご紹介しました。しかし、遺品整理業者にお願いすれば、遺品供養を行ってくれたり、供養してくれる業者を紹介してもらえることも珍しくありません。
また、遺品整理業者では、合同供養を無料でおこなっているケースがあります。そういった業者は、必要であれば宗派をにあった個別供養に対応してもらえる場合があります。
また、最近では遺品の買取をしてくれる業者が多く、遺品を必要としている誰かに使ってもらうことができます。ゴミとして捨ててしまうよりも、まだ使えるなら誰かに使ってほしいという方におすすめです。
まとめ
遺品整理で「捨てる」行為に罪悪感を感じることは珍しくありません。しかし、それを乗り越えて適切に整理することが理想です。一人で抱え込まないことや遺品の供養など、本記事を参考に遺品整理と向き合ってください。
それでも対応に困ったときは専門家に相談するのがおすすめです。「みんなの遺品整理」は依頼者の心に寄り添いながら、遺品整理をサポートいたします。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者をご提案します。
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