遺品整理時は見積もりを取ることが非常に重要です。予想以上に費用がかかることを避けるためにも、正確な見積もりが必要不可欠。本記事では、見積もりを取る際の注意点やコスト削減のポイントを解説します。訪問見積もりの重要性や業者選びのコツなど、納得のいく遺品整理のヒントにしてください。

訪問見積もりをとろう
見積もりを取る際には、訪問見積もりをしてもらうようにしましょう。実際に家の状況を見てもらうことでより正確な金額を算出してもらえます。
追加請求などの業者トラブルを避けるためには、現場の作業内容を正しく業者に把握してもらう必要があります。しかし、電話やメールなどの口頭や文章だけでは、家の状況やすべての家財について、伝えるのは相当労力がかかり、難しいものです。
そのため、少し手間はかかってしまいますが実際に業者に家の中を細かく見てもらうことが大切なのです。実際の家の状況や買い取ってもらえる可能性のある家具・家電を事前に確認してもらいましょう。
訪問見積もりのメリット
メリット① 見積もりを無料で行ってくれる業者が多い
訪問見積もりは無料で行ってくれる業者が多いです。3社を目安に複数社に依頼するのと、サービスや料金も比較しやすくなるので良いでしょう。
メリット② 作業員の様子を事前に確認できる
業者の人と会うことができるため、家に上がって作業を行う人がどのような人なのかをチェックするチャンスとも言えます。
メリット③ 悪徳業者を見分けることができる
訪問見積もりをしない、したがらない業者もいます。そのような業者は想定以上の不要な作業まで行い追加料金を請求する悪徳業者である場合もあるので、訪問見積もりに応じてくれるか確認してみましょう。
訪問見積もりをしないと料金がかさむことも
もし訪問見積もりをせずに作業に入ってしまうと、当日思わぬ追加請求などが発生する場合があります。
業者側も電話であなたが伝えた家財量より、実際の現場の物量が想像以上に多く、困ってしまうケースも発生しています。家にある家財がトラック何台分なのか自分で判断するのは難しいことでしょう。また電話やメールで情報を伝えた後に、押入れや庭の物置の中から追加で処分してほしいものが出てくるケースも考えらえます。
そのような想定外の出費を防ぐためにも前もって訪問見積もりをしてもらうと安心です。
見積もり費用を安くするコツは?
業者に依頼するのであれば、費用はなるべく抑えてお得に依頼したいものですよね。ここでは費用を抑えるコツをご紹介します。
① 処分品の量を減らす
遺品整理の料金は処分品の量に大きく左右されます。量が多いほど料金はどんどん高くなっていくのです。遺品整理業者はお金を払って廃棄物業者に処分を依頼しています。したがって処分するものが少ないほど業者の費用負担が下がるのです。
処分品の量を減らしておくためにも、自分でゴミ捨て場にもっていけるものや、粗大ごみにだせるものは、作業前に処分しておきましょう。
ただし家電については値段が付くものも多いため、処分する前に値段がつかないかチェックすることをおすすめします。
② 買取サービスやフリマアプリを使う
ただ処分するのではなく買い取ってもらえそうなものは買取にだすのも手です。自宅まで訪問してくれるリサイクルショップや郵送するだけで査定してくれるブックオフなどの業者もいます。
また最近ではネットオークション(例:ヤフオク)、フリマアプリ(例:メルカリ・ジモティー)や貴金属や着物・切手などを高く買い取ってくれる業者もありますので、処分する前に確認しておきましょう。
もし自分で売ったり、査定してもらうのが面倒な方は、買取までしてくれる遺品整理業者がおすすめです。遺品整理の見積もりと一緒に買取できるものを査定してくれるので便利です。
買取に対応した遺品整理業者は、リサイクルショップ事業や、家具家電・美術品・骨とう品を海外に高く売るリユース事業を行なっており、遺品の有効な使い道を持っています。また、買取金額は作業料金から値引きをしてくれるので費用を抑えて依頼することもできます。
③ 複数業者に見積もりをとる
3社を目安に相見積もりをとりましょう。料金とサービス内容を比較できるので、納得のいく依頼をすることができます。
また費用の相場を知ることができるので高すぎる値段を提示してくる業者を避けることもできます。
まとめ
遺品整理前に見積もりを取ることは非常に重要です。訪問見積もりや相見積もりで金額を把握したうえで依頼しましょう。
「みんなの遺品整理」では、信頼できる優良業者を紹介中です。豊富な実績をノウハウを持つ専門業者の利用をぜひご検討ください。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
はじめての遺品整理でも、専門知識が豊富な相談員が中立な立場で、無料アドバイスをさせていただきます。大切な人の生きた証を残しつつ、気持ちよく次の世代へ資産や遺品を引き継ぐために、私たちは、お客様一人一人に最適なお手伝いができる情報提供・業者をご提案します。