大掃除というと年末の印象が強いですが、実際のところいつからいつまでに取り組めばよいのか、迷う方も多いことでしょう。一般的な年末の大掃除にはメリットがいくつかあります。
ただ、年末に大掃除が実施できずとも、他にも適した季節はあります。ここでは大掃除の一般的なタイミングから、負担を軽減するために最適な時期、掃除のコツをご紹介します。

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大掃除はいつからいつまでに行うのが理想?
始めるタイミングは「12月13日」
開始時期は12月13日が通例です。12月13日は「事始め(ことはじめ)」といって新年の神様を迎える準備を始める日とされており、その中に現代の大掃除に該当する行為が含まれています。単なる掃除ではなく、新年の神様を迎えるにあたって厄を清める意味があります。
終わらせるタイミングは「12月28日」
終了時期は12月28日が通例です。ここには日本の習わしと、暮らしに身近な問題が関係しています。
古くから「八」という字は「末広がり」と言われ、縁起が良い数字です。そのため28日までに大掃除を終えて、その後にお正月の飾りつけをするのが、新年の神様をお迎えするのに良いタイミングだと考えられてきました。
また、一般ごみの回収は、多くの自治体で12月30日頃までです。しかし、資源ごみなどは週1回程度しか回収がないため、年末に近づくほど捨てづらくなります。そこで、28日頃までに段階的に片付けをすることで、年越しの際にごみを持ち超さずに済むのです。
大掃除を年末に行うメリット
年末の慌ただしい時期に大掃除をするのは大変に思えますが、実はこの時期だからこそ掃除が進みやすい理由があります。
世間の「大掃除ムード」が掃除の活力になる
年末になると周囲が大掃除ムードに包まれ、重い腰を上げるきっかけになります。年の瀬になると、テレビや店舗で大掃除特集が組まれ、近所でも窓拭きをする人を見かけるようになります。量販店でも「大掃除コーナー」が組まれたりと、日常的に掃除グッズが手に入りやすいですよね。こうした「みんながやっている」雰囲気に背中を押され、「私も始めよう」という気持ちが湧きやすくなります。
普段はできない場所のメンテナンスの機会になる
年末年始は休暇をとる方が多く、まとまった時間が確保できるため、普段手が回らない場所のメンテナンスを行う絶好のチャンスです。台所の換気扇やエアコン内部など、毎日使って汚れが蓄積している場所の掃除をすることができます。これらの場所は汚れを放置すると機器の性能低下や、逆に室内の空気を汚くしてしまう可能性もあります。年末にしっかりメンテナンスすることで、新年も快適に住み続けられるようになります。
気持ちよく新年を迎える準備ができる
一年過ごした家を年の瀬に丁寧に掃除することで、新しい一年に向けて気持ちのリフレッシュができます。気持ちの面以外にも、窓を開けて新鮮な空気を取り込み隅々に溜まったホコリやカビを除去することは、そこに住まう方の健康維持にも繋がります。年末の大掃除は、心も体も健やかな状態で新年をスタートするための準備といえます。
年末以外でおすすめの大掃除のタイミングとは?
大掃除は年末に限らず、自分に合った時期に行う方がかえってよいケースもあります。年末は何かと慌ただしく、来客対応に追われたり、寒い中で無理をして体調を崩してしまったりすることもあります。一方、年末以外での大掃除には「時間に追われずじっくり取り組める」「気候の良い季節は窓を開けた掃除が快適で汚れも落ちやすい」「混雑していない店舗でゆっくり掃除用品を選べる」といったメリットがあります。そこで、年末以外でおすすめの具体的な時期をいくつか紹介します。
秋(9月〜11月)
9月から11月にかけては気温が20度前後で安定し、湿度も低いため、窓を開け放ち換気しても快適に掃除を進められます。また、冬を迎える前に終わらせておきたい暖房器具の点検や交換、防寒対策の準備も同時に行えるため、「掃除をしてすっきり」だけではない実用的な効果も。また、この時期に完全に掃除を終えずとも、軽い仕上げ掃除を年末にプラスさせることで「きちんと年末大掃除をした」という満足感が得られます。
春(4月〜5月)
冬は寒さからついつい換気を怠りがちですが、暖かくなると蓄積したホコリや汚れが気になってくるものです。穏やかな気候なこともあり、掃除に対しても前向きな意識が向く傾向もあるでしょう。また、この時期は衣替えのタイミングでもあります。そのためクローゼットから冬物を出すついでに棚を拭いたり、カーテンを洗濯したり、「衣替え」に紐づいて普段は掃除をしない場所に手を伸ばすきっかけになるのです。
梅雨前(5月〜6月上旬)
梅雨前の5月から6月上旬にかけては、まだ湿度が低く掃除に集中しやすいタイミングです。梅雨が始まる前にカビが発生しやすい場所をきれいにしましょう。たとえば、浴室のゴムパッキンをカビ取り剤で掃除したり、エアコンフィルターを交換するだけでも、その後の快適さに違いがでます。
大掃除を効率化する3つのステップ
「大掃除」と聞いて、何から手をつけていいかと気が重くなってしまう方でも、ちょっとしたコツを押さえるだけで、大掃除はぐんと楽になります。その秘訣は、やみくもに始めるのではなく、順序立てて進めることにあります。
ステップ1:掃除場所のリストアップとスケジュール作成
掃除を行うべき場所を書き出して見える化しましょう。頭の中で「あれもこれも」と考えていると、どうしても漏れが生じてしまいます。「今日は浴室」「明日は洗面所」のように、日ごとに分担を決めてみてください。1週間や1日単位でスケジュールを細かく分けておくと、無理なく進められて達成感も感じながら大掃除を進められます。
<スケジュール例>1週間の場合
| 曜日 | 掃除する場所 |
|---|---|
| 月曜日 | 浴室 |
| 火曜日 | 洗面所 |
| 水曜日 | トイレ |
| 木曜日 | キッチン(1日目) |
| 金曜日 | キッチン(2日目) |
| 土曜日 | エアコン、照明器具、天井、各部屋 |
| 日曜日 | 窓、ベランダ、玄関 |
<スケジュール例>1日の場合(浴室掃除の日)
| 9:00~9:30 | 換気をしながら浴室内の備品を外へ出し、掃除道具を準備する。 |
|---|---|
| 9:30〜11:00 | 天井から壁にかけて洗剤を塗布し、カビ取りをしてこすり洗いを行う。同時に換気扇カバーを外して洗浄する。 |
| 11:00~12:00 | 浴槽全体に洗剤を広げて浸透させ、その間にシャワーヘッドや蛇口の水垢をクエン酸で落とし、最後に浴槽をスポンジで磨く。 |
| 12:00~13:00 | 休憩 |
| 13:00~14:30 | 床全体に洗剤をまきブラシで磨き、排水口は部品を外して漂白剤につけ置きしながらぬめりを除去する。 |
| 14:30~15:30 | 浴室ドアのパッキン部分にカビ取り剤を塗布して掃除し、シャンプーボトルやイス・桶などの小物を洗浄・漂白する。 |
| 15:30~16:00 | 浴室全体をシャワーでしっかりすすぎ、水滴をスクイージーやタオルで拭き取り、換気扇を回して仕上げに乾燥させる。 |
1日単位の細かいスケジュールを一から作るのはそれだけでハードルが高いことかもしれません。1週間単位と比べて項目が多くなりがちで、漏れや重複が起こりやすくなります。そんな時は「換気扇のホコリ」「排水溝のヌメリ」など、普段気になっている場所をリスト化して、ひとつずつ潰していく方法もおすすめです。
ステップ2:不用品の判断基準を事前に決める
大掃除で一番時間がかかるのが、不用品を「捨てる・捨てない」の判断です。事前にルールを決めておくことで、スムーズに進めながらも、大掃除が中断されるリスクを防ぐことができます。
判断基準としては、「処分・保留・残す」の3つに分けたり、「1年以上使っていない物は処分」といった使用頻度で線引きしてみてください。また、保管スペースに収まるかどうかや、代用品があるかどうかを基準にするのも迷いにくいコツです。ルールを作っておけば、感情に振り回されずに判断できます。
ステップ3:大掃除で出た大量の不用品・粗大ゴミの処分
大掃除の最後に頭を悩ませるのが大量に出てくる不用品ですが、実は通常の家庭ごみよりも量の多いゴミは通常の回収では対応してもらえないケースもあります。これらは「一時多量ごみ」と呼ばれ、事前に自治体のルールを調べたり家電リサイクル法の対象品目は購入店に相談したり、処分が難しいものは不用品回収業者に頼んだりする必要があります。
なお、まだ使用できる家電や家具については、売却するのもおすすめです。リサイクルショップやネットオークションに出品するのも手ですが、片付けを業者に依頼することであわせて買取対応をしてもらう方法もあります。これにより、片付け費用の相殺はもちろん、買取が多ければ持ち出しなしで依頼ができるケースもあります。
まとめ
年末に大掃除をすることで、清々しい気持ちで新年を迎えることができます。しかし大掃除は、無理をしてまで年末にやる必要はありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、心地よいタイミングで計画してみてください。
ただどうしても年内に掃除の問題を解決したかったり、ゴミの量が予想以上だったりする場合もあるでしょう。そんな時はご自身だけで解決しようとせず、プロの片付け業者に相談するのも手です。「みんなの遺品整理」サイト内で紹介している業者であれば、「部屋片付け」や「空き家片付けなどお困りの分野に特化した業者を探すことができます。大規模な大掃除をご検討中の方は、ぜひお近くの業者をチェックしてみてください。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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