「重くて大きい古いアルバムってどう整理したらいいんだろう」
「大切な写真だからちゃんと整理したいけど難しいな」
古いアルバムを整理する作業は、実際にやり始めるとなかなか大変ですよね。
写真の数が膨大でどこから手をつけていいか分からなくなっていませんか?
ご存知の方もいるかもしれませんが、古いアルバムの整理方法は
①新しいアルバムに移す
②データ化する
の2つしかありません。
2つの方法のどちらかを選ぶ、もしくは組み合わせることでスッキリ片付けられます。
ただここで難しいのは、具体的な写真の残し方や進め方がイメージできず、整理が手付かずになりやすいことです。
古いアルバムの整理に手を付けないまま放置していると、収納が圧迫されてアルバムごと処分しなくてはいけなくなったり、写真が劣化して綺麗な状態で残せなくなったりする恐れがあります。
そこでこの記事では、できるだけ悩まずに整理を進められるように、古いアルバムの整理方法から適切な作業手順まで詳しく解説していきます。
この記事で分かること
・古いアルバムを整理する具体的な方法
・どんな手順でアルバムを整理すればいいか
・古いアルバムのおすすめの整理方法
・古いアルバムの処分方法
この記事を読むことで、古いアルバムの写真をしっかり整理できるだけでなく、今より収納スペースを増やせますよ。
古いアルバムを整理して人生を振り返りながら、新しいカタチで思い出を残しましょう。
- 1.古いアルバムを整理する2つの方法
- 2.古いアルバムから新しいアルバムへ整理するやり方
- 3.古いアルバムの写真をデータ化するやり方
- 4.整理に悩んだら業者に全てデータ化してもらうのがおすすめ!
- 5.いらなくなった古いアルバムの処分方法
- 6.まとめ
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1.古いアルバムを整理する2つの方法
古いアルバムの整理方法は、新しいアルバムに移し替える方法と、データ化する方法の2通りあります。
古いアルバムは重くて大きく、収納スペースを圧迫しがちです。
写真を保管する方法を変えるだけでも、コンパクトでグッと見やすくなりますよ。
新しく移し替えるにしてもデータ化するにしても、それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらが自分に合うか考えてみましょう。
1-1.写真を新しいアルバムに移す
新しいアルバムに移すメリット・デメリット |
|
メリット |
デメリット |
・アルバムがコンパクトになる ・収納スペースが広がる ・気軽に見返しやすくなる |
・写真を移し替える手間がかかる ・保存状態が悪いと移し替えるのが難しい場合がある ・アルバムの購入費用が必要になる |
1つ目の整理方法は、写真を新しいアルバムに移す方法です。
古いアルバムの写真を見返して取捨選択を行い、新しいアルバムに保存し直します。
じっくり写真と向き合う必要があるので時間がかかりますが、今よりも写真の量もアルバム自体も大幅に減らすことができます。
収納スペースをスッキリさせつつ写真を手元に置いておきたい人におすすめです。
1-1-1.写真を新しいアルバムに移すメリット
新しいアルバムに移す大きなメリットは、今よりもコンパクトになり収納しやすくなることです。
これまでの古いアルバムは大きい上に厚みがあり、重たすぎるのが難点でした。
思い出が多ければ多いほどアルバムの数も多くなり、場所を取るので収納するのもひと苦労だったでしょう
必要な写真だけを残して今よりも薄くて軽いアルバムに保管し直すことで、収納がスッキリしますよ。
リビングや本棚に置いておけるので、押し入れにしまいこんでいた時よりも見返す機会が増え、たくさん写真を楽しむことができるでしょう。
1-1-2.写真を新しいアルバムに移すデメリット
デメリットとしては、写真を移し替えるのに手間がかかる点が挙げられます。
新しいアルバムへ移し替えるにあたり写真の棚卸しを行うため、数が多いほど取捨選択に時間がかかります。
とくに家族と写っている写真は自分だけでは処分するか判断できない場合もあるため、スピーディに作業を終わらせるのは難しいかもしれません。
さらに、古いアルバムの保管期間や環境によっては、台紙から写真が剥がれなかったり、湿気で丸まってしまったりして移し替えることが困難な場合も。
写真がボロボロな場合は、無理に剥がさずにデータ化した方が綺麗に保存できる可能性があります。
データ化の方法については次の項で説明します。
1-2.アルバムの写真をデータ化する
データ化するメリット・デメリット |
|
メリット |
デメリット |
・アルバム自体がいらなくなる ・鮮やかな状態で写真を残せる ・遠く離れた家族や友人と気軽に共有できる |
・データが消えるリスクがある ・写真をスキャンする必要がある ・綺麗にデータ化しようとするとお金がかかる |
2つ目の整理方法は、古いアルバムをデータ化する方法です。
古いアルバムの全体もしくは1枚1枚をデータとしてパソコンやスマホ、DVDなどに保管します。
写真をデータ化して整理する方法は、人気が非常に高いです。
実際、一般社団法人写真整理協会のアンケートでは、昔のアルバムや写真をデータ化したいと考えている人は9割という調査結果が出ています。
特に「場所を取らずに保管できるから」という回答が多いです。
データ化すれば収納スペースがなくても思い出の写真を残しておけるので、ぜひ活用しましょう。
1-2-1.アルバムの写真をデータ化するメリット
写真をデータ化する1番のメリットは、アルバム自体を断捨離できることです。
データとして保管することになるため、アルバム自体も不要になります。
収納する必要がなくなるので、極力モノを減らしたい方に最適です。
また、データ化した当時の状態で保存されるため、写真が今より色褪せる心配もありません。
データを写真としてプリントアウトしたり、スマホやパソコンで楽しんだり、遠くにいる親戚や友達と簡単に共有できる利便性が高いのも魅力です。
もしアルバム自体が不要であれば、データ化して写真を整理するのがおすすめです。
1-2-2.アルバムの写真をデータ化するデメリット
データ化するデメリットとしては、しっかり管理しておかないとデータが消えるリスクがあることです。
具体的に言うと、
・データを保管している機器が壊れる ・誤ってデータを消去してしまう ・データ自体を紛失する |
といった場合に、データ化した写真が消えてしまうことがあります。
そのため、定期的にバックアップを取ったり、複数の方法でデータ保管したりするなどの対策が必要です。
また、データ化するには写真をスキャンして取り込む必要があります。
1枚1枚取り込むのは大変なので、量が多い場合は業者に頼むことも検討してみましょう。
2.古いアルバムから新しいアルバムへ整理するやり方
古いアルバムを整理する方法が分かったところで、この章では新しいアルバムへ移し替える具体的な手順について解説していきます。
作業手順は以下の4ステップです。
新しいアルバムへの移行手順 |
【STEP1】 整理する写真を1ヶ所に集めて全体量を把握する 【STEP2】 残したい写真を取捨選択する 【STEP3】 新しいアルバムに写真を入れる 【STEP4】 アルバムの保管場所を決める |
古いアルバムを棚卸し・再編集することでコンパクトに整理していく作業だと考えてください。
一番時間がかかる作業は、SETP2の取捨選択する作業です。
時間がかかりやすいため、この記事で紹介すする選定基準を元に整理していくといいでしょう。
【STEP1】整理する写真を1ヶ所に集めて全体量を把握する
まずは、全体量を把握する作業から入ります。
古いアルバムやバラの写真、ネガフィルムなど、押し入れにしまいこんでいた整理したい写真を全て1ヶ所に集めましょう。
情報の一元化は、効率的に作業する上で欠かせません。
一元化されていれば、目的の写真は必ず見つけられます。
「そういえばこのアルバムの写真の余りをあそこの箱に入れていたような...」
なんて探し回っていると、それだけで時間がかかってしまいます。
まとめて作業を行った方が集中できる上に、終わったあとも達成感も得られやすいですよ。
まずは全体量を把握してからザックリと写真の劣化具合を確認し、どの程度残すか判断するといいでしょう。
【STEP2】残したい写真を取捨選択する
整理する古いアルバムを1ヶ所に集めたら、写真の取捨選択作業に入ります。
全て写真を残したいという方もいるかもしれませんが、ある程度は厳選しないと収納を圧迫してしまいます。
整理の基本は「不要なものを処分して残したものを使いやすくすること」です。
思い切って厳選した方がお気に入りの写真だけのアルバムが作れるので、見る時も楽しく見られますよ。
選別する際は、残す写真の選定基準を決めておくと悩む時間を減らせるでしょう。
選定基準は作業する前に自分で決めておくのが一番ですが、思いつかない場合は以下を参考にしてください。
◎写真の選定基準 1.人生の節目やイベントの写真は残す 2.似たような写真は1枚だけにする 3.感覚的に「良い」と思った写真は残す 4.ブレているなど写りが悪い写真は処分する 5.家族や親戚と複数人で撮った写真は残しておく |
選定のポイントは、見返したときに「こんなことがあったな」と思い出せるような写真を残すことです。
その当時に何があったかよく分からない写真や、理由もなくなんとなく取っておいた写真は、これを機に処分することを検討してみてください。
また、写真を剥がす時はゆっくりと丁寧に作業しましょう。長期間保存していると台紙から剥がれないことがあります。
うまく剥がれない時は、
・硬めのヘラ(ジラコヘラなど)でゆっくり端から剥がす ・ドライヤーの熱風を当てて浮いてきたらピンセットで慎重に剥がす |
といった方法も試してみましょう。どうしても剥がすのが難しい写真は、破れることもあるので、データにして保管する方法を併用します。
【STEP3】新しいアルバムに写真を入れる
剥がした写真は、新しいアルバムに入れていきましょう。
アルバムの種類は、大きく分けると以下の3種類あります。
アルバムの種類 |
アルバムの特徴 |
ポケットフォルダータイプ
|
・ポケットに差し込むだけで簡単 ・写真の枚数を管理しやすい ・金額が比較的安価なことが多い |
フリー台紙タイプ |
・外気を遮断するため写真が劣化しにくい ・自由に写真を配置しやすい ・目的や好みにより台紙を選べる |
スクラップブックタイプ |
・写真を自分好みに飾れる ・思い出をより鮮明に残しやすい ・自由度が非常に高い |
手軽さ重視ならポケットフォルダータイプ、しっかり保管したいならフリー台紙タイプ、自由に飾りたいならスクラップタイプがおすすめです。
長く使うことを想定しているなら、実際に実物を見て決めると後悔が少なくて済むでしょう。
以下のような場所に売られているので、色々見て気に入ったタイプを見つけることをおすすめします。
◎アルバムが売られている場所 ・カメラ専門店 ・ホームセンター ・文房具店 ・小売店 ・100円均一ショップ |
例えば無印良品だと、シンプルなアルバムがバリエーション豊かに揃っています。
種類が多いお店に行って目星をつけていくと、好みのアルバムが見つかりやすいでしょう。
あとはアルバムにひたすら写真を入れていくだけです。
写真はバラバラに入れるよりも、
・結婚式や入学式、成人式などのイベントと日常生活の写真を分ける ・写真を古い順に入れる |
など、ある程度規則性があった方が見やすくて綺麗です。
複数のアルバムになるようであれば、見返しやすいように、インデックスやラベルにどんな写真が入っているか書いておきましょう。
【STEP4】アルバムの保管場所を決める
アルバムに写真を入れたら、最後にアルバムの保管場所を決めます。
おすすめの保管場所はリビングの一角や本棚です。
すぐ手に取れる場所に置くことで、家族で気軽にアルバムを見返せますよ。
収納時のポイントは、風通しが良く、直射日光が当たらない場所に縦置きすることです。
写真は高温多湿や紫外線により、色褪せやベタつき、反り返りなどが発生します。
どの場所で保管するにせよ、写真の劣化を防ぐために、最低限湿気と紫外線の対策は行っておくといいでしょう。
◎収納時の工夫 【湿気対策】 密封できるボックスに除湿剤を入れるか、棚の下に乾燥・除湿シートを引いておく。 【紫外線対策】 窓から離れた部屋の奥に収納する。遮光カーテンやUVカットフィルムを利用するのも○ |
ただし、しっかり保管していても、現像写真は少しずつ自然に劣化していきます。
お気に入りの写真はアルバムに保管すると同時に、データ化しておくことも検討してみてください。
3.古いアルバムの写真をデータ化するやり方
続いて、古いアルバムの写真をデータ化するやり方についてご紹介します。
写真をデータ化する方法は、以下の4つあります。
データ化の方法
データ化の方法 |
メリット |
デメリット |
スマホで写真を撮る |
・写真を撮るだけで簡単にデータ化できる |
・1枚1枚写真を撮るので時間がかかる ・カメラ性能や手ブレで鮮明に映らないことがある |
自宅用のフォトスキャナーを使う |
・スマホより綺麗にスキャンができる |
・スキャナー性能により仕上がりが変わる ・台紙とくっついているとスキャンできないことがある |
コンビニのマルチコピー機を使う |
・家にスキャナーがなくてもデータ化できる ・1枚30円程度とリーズナブル |
・アルバムをコンビニに持ち込む必要がある |
専門業者に頼む |
・自分でスキャンする手間がない ・大量のアルバムもすべてデータ化できる ・DVD化してもらえる |
・1冊データ化するのに5,000円前後かかる ・業者によっては納期に半年程度かかる場合がある ・郵送の場合は送料も発生する |
それでは早速詳しくみていきましょう。
3-1.スマホで写真を撮ってデータ化する
アルバムの写真をデータ化する1つ目の方法は、スマホで写真を撮ってデータ化する方法です。
スマホに搭載されているカメラ機能を使って、写真を接写してデータ化します。
高性能なスキャナーに比べると色味や出来上がりも劣りますが、お金をかけずに数枚程度データとして保存したい方には最適な方法です。
◎スマホのカメラ機能でデータ化する手順 1.撮りたい写真を用意する 2.光の反射が少ない平らな場所に写真を置く 3.スマホが傾かないように気をつけながら、画面に綺麗に収まるように調整する 4.写真を撮る |
スマホで写真を撮るだけなら、正直誰でも簡単にデータ化できます。
しかし、スマホのカメラだと接写する時にブレや光の反射でうまく写真が撮れないことがあります。
そのため、できれば写真スキャナー専用のアプリを使うようにしましょう。
例えば、Googleの「フォトスキャン」は高解像度で取り込みできる上に、写真の光の反射を自動除去してくれます。
無料アプリでありながら、トリミングや補正なども行えるのが魅力です。
1枚につき1〜3分程度かかるため大量にデータ化するのには向きませんが、
「とりあえず手軽にデータにして残しておきたい」という方は試しに利用してみましょう。
3-2.自宅用のフォトスキャナーでデータ化する
アルバムの写真をデータ化する2つ目の方法は、自宅用のフォトスキャナーでデータ化する方法です。
スキャナー付き複合機を持っている方もいるかもしれませんが、写真をデータ化するには精度が低くなります。
写真をスキャナーでデータ化するなら、読み取り専用のフォトスキャナーがおすすめです。
これなら自宅で写真を自分好みにデータ化できます。
◎フォトスキャナーでデータ化する手順 1.スキャナーを用意する 2.台紙から写真を剥がしておく 3.パソコンで取り込み準備する 3.写真をスキャナーにセットする 4.写真を取り込んでいく |
費用面では新しくフォトスキャナーを購入する必要がありますが、一度手に入れてしまえばずっと使えるので、コスパの面で優れています。
フォトスキャナーには、以下のように様々な種類があります。
スキャナーの種類 |
特徴 |
フラッドベッドスキャナー ◎ |
ガラス面に写真をセットするタイプ。 ・読み取り方式はCCD方式とCIS方式の2種類。高価になるがCCD方式の方が精度が高くおすすめ。 ・A3サイズであればアルバムのままスキャンが可能。 |
シートフィードスキャナー ◯ |
1枚1枚手で差し込んでいくタイプ ・写真に特化した機器を選べば精度が高いのでおすすめ。 ・高速スキャンできるものが多い。 ・必ず写真を台紙から剥がして作業する必要がある。 |
オーバーヘッドスキャナー △ |
スタンド上部のヘッドでスキャンするタイプ ・アルバムのままスキャンできるが値段が高い。 ・画質が荒くなるため写真のデータ化にはおすすめできない。 |
ハンディスキャナー △ |
本体をスライドさせていくタイプ。 ・手動でスライドさせるため精度にムラがでる。 ・画質が荒く効率が悪いので写真のデータ化にはおすすめできない。 |
スキャナーの性能はピンキリで、値段も1万円弱~40万円程度まで様々です。
スキャンにかかる時間は、機器にもよりますが300dpiで1枚あたり10秒前後となります。
一番おすすめのフォトスキャナーの種類は、CCD方式のフラッドベッドスキャナーです。
価格は最低でも3万円代と高価な機器にはなりますが、精度が非常に高く、綺麗にデータを残せます。
A3サイズを選べばアルバムのままスキャンすることも可能です。ただし、剥がしてバラ写真でスキャンした方が高画質に残せます。
このように、フォトスキャナーは画質重視で精度の高いデータにしようと思うと、必然的に高価な機器を取り揃えなくてはいけません。
さらにフォトスキャナー自体が場所を取るため、収納スペースを確保しなくてはならなくなるのも難点です。
もしも古いアルバムを整理する以外でスキャナーを使う頻度が少ないなら、
次に紹介するコンビニのマルチコピー機か、業者に依頼してデータ化する方がおすすめです。
3-3.コンビニのマルチコピー機でデータ化する
アルバムの写真をデータ化する3つ目の方法は、コンビニのマルチコピー機のスキャナー機能を使ってデータ化する方法です。
この方法は「スキャナーを購入するほどじゃないけど、お気に入りの何枚かを高画質でデータ化したい」という方におすすめです。
コンビニのコピー機は写真サイズからA3サイズまで、幅広いサイズのスキャンに対応しています。
Lサイズの写真なら1回で最大9枚までスキャンできて、1回30円程度の安さで綺麗にデータに残せます。
◎コンビニでデータ化する手順 1.データ化したい写真をあらかじめ台紙から剥がしておく 2.容量に余裕のあるUSBを準備しておく 3.コンビニに行く 4.マルチコピー機でスキャンする |
アルバムごとスキャンすることもできますが、古い正方形のアルバムはA3よりも少し大きいので、コンビニのコピー機では見切れる可能性があります。
できれば写真をアルバムから剥がしてスキャンするようにしてください。
データ化したい写真が大量にあるとコピー機を独占してしまうことになるため、量が多い場合は、人の少ない時間を狙ってコンビニに行くといいでしょう。
写真を何枚か綺麗にデータ化して残しておきたいと考えている方はぜひコンビニのマルチコピー機を試してみてください。
注意点は、コンビニのマルチコピー機は、店舗によって機器が古い場合があることです。
古い機器だと性能が劣っていたり、経年劣化で画質が荒かったりして、綺麗にスキャンできない恐れがあります。
新しい機器が置いてあるコンビニを探すか、もしくはさらに綺麗に仕上がる専門業者への依頼も検討してみましょう。
3-4.専門業者に頼んでデータ化する
アルバムの写真をデータ化する4つ目の方法は、専門業者にアルバムを預けてデータ化してもらう方法です。
1番手間なく綺麗に写真をデータ化できるので、データ化作業をプロに丸投げしたい方におすすめです。
専門業者にアルバムをそのまま送るだけで、DVDにデータを焼いてくれるので、誰でも簡単にデータ化した写真を手に入れられます。
◎専門業者に依頼してデータ化する手順 1.業者にアルバムのデータ化を注文依頼する 2.古いアルバムを箱に詰めて業者に送る |
多くの業者がテレビ再生用DVDと、写真画像のデータDVDの2枚を焼いてくれるため、テレビで写真を楽しむこともできるのが嬉しいところ。
さらに、個別の写真とアルバムのページ単位の写真、両方のデータを提供してくれる業者が多いので、写真を剥がす手間も労力も省けます。
費用面は、古いアルバムをデータ化できることで有名な専門業者5つの金額を比較してみました。
専門業者 |
データ化する費用(2022年7月時点) |
富士フィルム |
写真スキャンサービス:1冊5,500円(税込) |
カメラのキタムラ |
アルバムそのままDVD:5,500円(税込)〜 |
フエルスキャンサービス |
スタンダードスキャン:基本料金1,100円+2,750円(税込)〜 |
節目写真館 |
アルバムのデータ化:基本料金1,000円+3,280円(税込)〜 |
smile sharing |
アルバム写真のデジタル化:1冊6,380円(税込)〜 |
専門業者ごとに多少のサービス差はあるにせよ、データ化費用は1冊5,500円程度でできることが多いです。
プロの業者ということで、自分でデータ化するよりも断然綺麗に仕上がります。
業者によっては無料で色調補正してくれるところもあるので、仕上がり重視の方にも最適です。
ただし、「大切な個人情報のアルバムを業者に渡すのが心配」という方は、手間がかかっても前述した他の方法を使う方がいいでしょう。
もし業者にアルバムを渡すことに抵抗がなければ、プロに丸投げして高品質なデータを手に入れましょう。
自分で作業する手間や労力を全てカットできるので、時間も体力も大幅に節約できますよ。
4.整理に悩んだら業者に全てデータ化してもらうのがおすすめ!
ここまで古いアルバムを整理する方法について、新しいアルバムに移す方法、データ化する方法の2つに分けて詳しくお伝えしてきました。
それでも「まだどちらで整理するか決められない」という方は、業者に頼んで全てデータ化することをおすすめします。
なぜなら時間をかけずに、最も綺麗な状態で、残す写真の選定に迷うことなく全て保存できるからです。
データにすることでアルバム自体を断捨離できるため、家の中の収納スペースも増やせます。
自分で古い写真を整理するのは、正直非常に時間のかかる大変な作業です。
お金はかかりますが、思い切って専門のプロに丸投げしてしまった方が、仕上がりも綺麗で満足度が高いですよ。
また、写真を整理するときに難しいのは、自分だけの判断だけでは処分できない場合があるということです。
なんといっても家族それぞれ、写真に対しての思い入れが異なります。
自分は不要だと思って処分した写真が、実は他の家族の誰かにとっては大切で取っておきたい写真だったとしたら取り返しがつきません。
捨ててしまうと写真は二度と手に入りませんが、一旦全てデータ化してしまえば、家族の誰もが自分のお気に入りの写真を楽しめます。
データ化すればその後の選択の幅も広がるので、
・スマホやパソコンで楽しむ ・お気に入りの写真でフォトブックを作る ・サイズを大きくして写真を壁に飾る ・写真サイズにプリントアウトして厳選アルバムを作る ・画像データを利用して動画を作る |
など、家族それぞれが自分の好きな方法で写真を利用できるのも魅力です。
家族の意向を聞きながら古いアルバムを整理する予定の方や、
整理方法に悩んでいる方は、ぜひ専門業者に頼んで大切な思い出をデータとして残してもらいましょう。
補足:写真をデータ化したら複数の方法でバックアップを! 写真をデータとして保存するにあたり、必ずやっておかなくてはいけないのがバックアップです。 間違って消してしまったり、機器の故障でデータが飛んでしまったりするリスクがあるため、取り扱いには注意しなくてはいけません。 バックアップの仕方としては、主に以下の方法が挙げられます。
絶対に無くしたくない思い出なら、上記のうち複数の保存方法を使ってバックアップを取っておくと確実です。 破損や紛失、不慮の事故などに備えておけば、万が一のことがあってもデータがこの世から消えずにすみます。 今は面倒でもいつか自分に助けられる時がくるので、面倒臭がらずに定期的にバックアップを取っておくことをおすすめします。 |
5.いらなくなった古いアルバムの処分方法
思い出のたくさん詰まったアルバムは個人情報の塊でもあり、どう処分するべきか悩む人もいるのではないでしょうか。
新しいアルバムに移し替えるにせよ、データ化するにせよ、最終的には古いアルバムを処分する必要があります。
古いアルバムの処分方法として挙げられるのは、以下の3つの方法です。
古いアルバムの処分方法3つ |
1.燃えるごみとして処分する 2.神社やお寺でお焚き上げしてもらう 3.遺品整理業者に依頼する |
価値観や考え方は人それぞれですので、自分が納得できる方法で処分するようにしてみてください。
5-1.燃えるごみとして処分する
古いアルバムを処分する一番手っ取り早い方法は、燃えるごみとして処分する方法です。
写真をごみとして捨てることに抵抗のない方におすすめです。
分別先は基本的には燃えるごみで問題ありませんが、アルバムに金属部分がある場合は解体するようにしてください。
しかし、写真の個人情報が心配という方もいるはず。
その場合は、手間はかかりますが
・はさみで切る ・シュレッダーにかける ・ガムテープで巻く ・見えないように新聞・色付きの袋に入れる |
といった方法で対策すると、安心して処分できます。
さらに、ごみの回収時間ギリギリを狙ったり、クリーンセンターに直接持ち込んだりすれば、ごみを持ち去られることもなくなるので安心です。
特にこれといって写真を捨てることにこだわりがない方は、燃えるごみとして処分しましょう。
5-2.神社やお寺でお焚き上げしてもらう
古いアルバムを処分する方法として、神社やお寺でお焚き上げしてもらう方法もあります。
「燃えるごみとして処分するのはちょっと…」と抵抗がある方におすすめです。
お焚き上げとは、思いのこもったものや大切にしてきたものを、神社やお寺で焼いて供養することを意味します。
写真は特に念が入りやすいものですので、写真を処分することに不安を感じるなら依頼した方がいいでしょう。
対応可否や料金については各神社やお寺に確認する必要があります。
写真のみ可、アルバム冊子のままでも可、金具は外すなど、各神社やお寺で決まりや対応も異なります。
近くにお焚き上げできる神社やお寺がない場合は、郵送対応しているところにお願いするのも手です。
写真供養の費用は、みかん箱程度の写真の量で2,000〜5,000円+送料程度が目安となります。
気になる写真を数枚だけお焚き上げすることもできるので、細かい対応も可能な神社・お寺を探してみるといいでしょう。
写真をそのまま捨てることに抵抗のある方や、思い入れのある写真だけ丁寧に処分したいと考えている方は、お焚き上げという方法を検討してみてください。
5-3.遺品整理業者に依頼する
古いアルバムのお焚き上げ依頼を、神社やお寺ではなく、遺品整理業者にお願いする方法もあります。
これは、現在家の中を色々と片付けていて、古いアルバム以外にも処分したい物がある方におすすめです。
遺品整理業者はお焚き上げの依頼だけでなく、生前整理として不用品の仕分けや回収も行ってくれます。
例えば、古くなってもう使わない家具や家電製品、身の回りの自分しか使っていない物を整理しているなら、遺品整理業者に依頼すると片付けが一気に終わりますよ。
古いアルバムの処分に関しても、神社やお寺を探してお願いする手間が省けるので一石二鳥です。
もちろん、アルバムの個別供養に対応している業者もあるので、見積もり時に相談してみましょう。
もし、「遺品整理業者に頼むのもいいな」と思ったら、ぜひ当サイト「みんなの遺品整理」をご活用ください。 当サイトは上場企業並の厳しい基準で掲載企業を厳選しており、遺品整理士が在籍している優良な業者のみをご紹介しています。 サイトを利用する方の中には、自分や家族が元気なうちに家の中を片付けたいと、生前整理で利用されている方も多くいらっしゃいます。 特に、家の中で片付ける物のうち、古いアルバムにはたくさんの思い出や大切な想いがこもっていることでしょう。 だからこそ、信頼して任せられる安心できる業者に頼むことは必須です。 当サイトを通して無料の見積もり依頼を行えば、一度に3社から見積もりが取れるので、業者比較も簡単にできます。 相場より著しく高い見積もりになっていないかどうかも、弊社でしっかりチェックしているので、安心してご利用いただけます。 古いアルバムや大切にしてきた品々を手放す予定なら、ぜひ当サイトにご相談ください。
|
6.まとめ
この記事では、古いアルバムの整理方法について解説しました。
最後に記事の内容を簡単にまとめます。
古いアルバムを整理する方法は、大きく分けると、新しいアルバムに移す方法と、データ化する方法の2つあります。
新しいアルバムに移すメリットとデメリットは以下の通り。
新しいアルバムに移すメリット・デメリット |
|
メリット |
デメリット |
・アルバムがコンパクトになる ・収納スペースが広がる ・気軽に見返しやすくなる |
・写真を移し替える手間がかかる ・保存状態が悪いと移し替えるのが難しい場合がある ・アルバムの購入費用が必要になる |
思い出の写真を棚卸しして、本当に残しておきたい写真だけを新しいアルバムに移し替えることで、アルバム自体をコンパクトに収納できます。
新しいアルバムへの移行手順は以下の4ステップで行います。
新しいアルバムへの移行手順 |
【STEP1】 整理する写真を1ヶ所に集めて全体量を把握する 【STEP2】 残したい写真を取捨選択する 【STEP3】 新しいアルバムに写真を入れる 【STEP4】 アルバムの保管場所を決める |
一番時間のかかる残したい写真の取捨選択は、選定基準を設けて取り掛かると比較的スムーズに進められます。
古いアルバムの状態や保存期間によっては写真が剥がれないことがあるので、どうしても剥がれない写真は、無理せずにデータ化する方法を併用するのがおすすめです。
古いアルバムをデータ化して整理するメリットとデメリットは以下の通り。
データ化するメリット・デメリット |
|
メリット |
デメリット |
・アルバム自体がいらなくなる ・鮮やかな状態で写真を残せる ・遠く離れた家族や友人と気軽に共有できる |
・データが消えるリスクがある ・写真をスキャンする必要がある ・綺麗にデータ化しようとするとお金がかかる |
アルバム自体を断捨離できるため、収納スペースを増やせるのが魅力です。
ただしデータが消える恐れがあるので、こまめに複数の方法でバックアップをとって対策しましょう。
写真をデータ化する方法は、以下の4通りあります。
1.スマホで写真を撮る 2.自宅のフォトスキャナーを使う 3.コンビニのマルチコピー機を使う 4.専門業者に頼む |
もし古いアルバムの整理方法で悩んでいるのであれば、専門業者に頼んでデータ化してもらうのがおすすめです。
時間と体力を使わず、楽に綺麗に思い出のアルバムを整理できます。
また、整理後の古いアルバムの処分方法は以下の3通りあります。
1.燃えるごみとして処分する 2.神社やお寺でお焚き上げしてもらう 3.遺品整理業者に依頼する |
写真をごみとして捨てるのに抵抗がなければ燃えるごみ、写真に思い入れがあるならお焚き上げがおすすめです。
アルバム以外にも家の物を整理する予定があれば、遺品整理業者に頼むと一石二鳥です。
その際は、信頼できる業者だけが掲載されている当サイト「みんなの遺品整理」をぜひご活用ください。
【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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