火事の匂い消しや後片付けの依頼先は主に特殊清掃業者になります。この記事では、専門業者による対応や費用相場について詳しく解説します。火災現場の消臭・復旧に必要な情報を把握して、安全で快適な生活空間を取り戻してください。

火災現場消臭とは
火災現場を復旧するには、残置物から貴重品などの必要なものと不要なものを分別、処分した後、建物の焦げや煤を除去し、消臭をすることが必要です。
火災後の現場に残る臭いを消臭することを火災現場消臭といいます。
家財道具が燃えると人体に悪影響を与える煙が発生するため、火災現場を片づけるには防毒マスクなどのし対策が必要です。
安全性への配慮も視野に入れると、火災現場の消臭をするためには特別な道具やノウハウを持つ、業者に依頼することが必要になります。
火災現場を消臭する業者とは
では、火災現場を消臭する業者には、どのような業者がいるのでしょうか。
主に、特殊清掃業者と消臭・脱臭専門の業者が、火災現場の消臭に対応しています。
特殊清掃業者とは、一般的には孤独死などによって長期間を経て遺体が発見された現場などの現状回復をする業者を指します。
また、火災や水害など災害の復旧など、業者に依頼しないと原状回復ができないような現場の清掃も行っています。
また、消臭・脱臭を専門に行なっている業者も、専門の道具やノウハウを持つ業者が多く、火災現場の消臭を依頼することができます。
火災現場消臭をする業者のサービス内容
火災現場消臭を行う業者は、主に4つの作業を行います。
1.残置物の撤去
まずは、残置物を撤去し、コンクリートが打ちっぱなしの状態まで壁や天井などの内装を解体します。
燃えた建材は強度が落ち、焦げた臭いを吸収してしまうため、少しでも燃えた壁や天井は解体する必要があります。
2.すすの除去
火災による上昇気流で、部屋中にススがついています。ススは人体に有害なため、安全に配慮した上で特殊な道具を使って完全に除去することが必要になります。
ススを除去する際、マンションやアパートなどでは一般的にケレンやスクレーパーという工具を使ってススを削ったあとに、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めます。
建物の強度によっては、グラインダーという電動工具を使用して削りとる場合もあります。
3.消臭、消毒
有害物質を完全に除去するため、消臭・消毒を行います。消臭には、有害物質も除去できるオゾン消臭という方法を使う業者が多いです。
部屋の広さにもよりますが、オゾン消臭には1週間~10日ほど時間を要します。また、オゾン以外にも専用の薬剤や消臭剤を使って、消臭・除菌をします。
4.内装工事
有害物質がなくなったことが確認されたら、内装工事に入ります。業者によっては、内装工事は専門の業者に頼む必要がある場合もあります。
火災現場消臭をする業者の費用相場
火災現場の消臭・復旧にはいくらかかるのでしょうか。ここでは、おおよその費用相場をご紹介します。
火災現場消臭にかかる値段は、部屋の大きさや状況・必要な作業によって異なります。
作業 | 料金 | |
---|---|---|
ススの除去 | 9,200円/㎡ | |
ススの防臭処理 | 4,800~6,500円/㎡ | |
ダイオキシン・臭気測定 | 250,000円/部屋 | |
初期のダイオキシン分解 | 50,000円/部屋 | |
オゾン消臭・除菌 | ~30㎡ | 36,000円/日 |
30~60㎡ | 65,000円/日 | |
60~120㎡ | 150,000円/日 | |
120~500㎡ | 210,000円/日 | |
壁紙剥がし・内装撤去 | ~30㎡ | 15,000円/日 |
30~60㎡ | 30,000円/日 | |
60~120㎡ | 45,000円/日 | |
120~500㎡ | 45,000円~ |
正確な料金が知りたい場合は見積もり
参考までに料金相場をご紹介しましたが、火災があった現場の状況によって、料金は大幅に異なります。
火災現場の消臭にいくらかかるのかを正確に知りたい場合は、見積もりを取るようにしましょう。
また、最低3社に相見積もりをとると、正当な値段を知ることができるだけでなく、安くて質の良い業者を選ぶことができるためおすすめです。
まとめ
火災現場の匂い消しや後片付けは専用知識と技術が必要とされる重要なプロセスです。記事内で紹介した情報をもとに、適切な対応策を見つけ、快適で安全な生活空間を再建しましょう。
信頼できる業者選びなどのサポートが必要な場合は「みんなの遺品整理」をご利用ください。依頼者の負担を軽減し、スムーズな復旧を実現するためにサポートします。
【監修者:一般社団法人事件現場特殊清掃センター】
特殊清掃業界の人材育成と料金体系の健全化に向けて設立された団体。「ゴミ屋敷」や「孤立死の現場」「新型コロナウイルスの除菌」など、特殊な対応が求められる現場において、適切な処置を実施できるよう「事件現場特殊清掃士」養成講座を通して正しい知識・理解を広める活動を実施。また、事件現場特殊清掃士が在籍する業者の法令順守や作業品質の監査も実施。全国各地の優良業者の紹介も担う。
公式HP:一般社団法人事件現場特殊清掃センター
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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