ソファーの処分は主に自治体の粗大ごみ収集、リサイクルショップ、業者による不用品回収が挙げられます。引っ越しや模様替えの際、捨て方に困るアイテムの代表例がソファー。個人で解体して廃棄処分するのは至難の業です。本記事では、ソファの処分方法を詳しくご紹介します。処分費用についても解説するほか、業者利用時のポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

ソファーの処分はなぜ大変?
新しくソファーを家具屋で買うと、多くの場合業者の方が組み立ててくれます。それは、ソファーには枠などの木材やコイルなどの金属、密度の高いウレタンなどが多く用いられているため、構造上とても重く複雑になっているからです。そのためソファーを自力で解体・処理するのは難しいのです。
ソファーは家具屋で引き取りしてもらえる?
多くの場合、家具屋では新しいソファを買った場合、古いソファを引き取ってくれるというサービスがあります。無料のところもあれば、有料のサービスになる家具屋もあります。
有料でも処分に困るようであれば。ついでに引き取ってもらえる方が便利だといえるのではないでしょうか。新しい家具の配達時に入れ違いで回収してもらうことができるのも嬉しいです。新しいソファを検討中なら参考にしてみてください。
ソファーのおすすめ処分方法
自治体の粗大ごみに出す
住んでいる地域によって多少の違いはありますが、粗大ごみを回収してもらうためには所定の手続きが必要です。まずは自治体に、電話やホームページなどで確認してみましょう。処分の金額を確認したら、スーパーのサービスカウンターやコンビニなどで粗大ごみシールを買い、決められた日にちに、ソファーを回収場所へ出しておきます。
自治体回収のメリットは、不法投棄などされずきちんと処分してくれることと、処分費用が安いことです。それに対し自治体に出すデメリットは、自分で回収場所まで運ぶ必要があるため、サイズによっては高齢な方の一人暮らしや女性には難しいということと、回収の日にちが指定されるため、それに合わせて運ぶ必要があるということです。
リサイクルショップを利用する
新品で購入したときは数万円したソファー。高く買い取ってもらえると期待しがちですが、よっぽどキレイに使用していたか、高級ソファでない限り、実際は処分してもらえるだけでもありがたい!と思う程度にしかなりません。それでも、出張買取や無料査定のサービスがあり、ソファを取りに来てくれます。引っ越しなどで他の家具や家電も一緒に処分したい場合はリサイクルショップがお得でしょう。
不用品回収業者へ依頼する
家庭の粗大ごみからオフィスの不用品まで回収してくれる業者さんです。まず連絡をすると処分するソファを見に来てくれ、見積もりを出してくれます。金額に納得いくようでしたら、正式に依頼し都合のいい日時を決めます。
ソファを回収してもらう際の費用相場
ソファを引き取ってもらうためにかかる費用を比べると、自治体の粗大ごみに出すのが一番安いようです。地域やソファの大きさによっても料金が変わりますが、ほとんどが1000円から2000円ほどで回収してもらえます。
回収業者に依頼した場合は、およその相場は7000円から12000円くらいのようです。ソファーだけでなく他の不用品もある場合は、割引がきく場合もあるので見積もりの時に相談してみるといいでしょう。
家具屋さんで新しいソファーを買って古いソファーを回収してもらうには、プラス3000円くらいかかると考えておくとよいでしょう。
このように費用で比べると、回収業者に依頼するのは高いように感じますが、自分で運ぶことの難しいソファーは、都合の良い日に運び出してくれるだけで助かるものです。
無許可の回収業者について
作業員の人が来てソファを運び出してくれるため、自分が手を出さなくても大丈夫なのがありがたいです。ただし無許可の業者や、無料回収とうたいながら物をトラックに積み込んでから高額を請求する被害も増えているため注意が必要です。
チラシやホームページで無料と記載のある回収業者もありますが、見積もりのみ無料だったり、回収のみ無料で処分費はかかるなど、完全に無料でないケースも見られます。このようなトラブルを避けるため、事前に細かく料金設定を提示している業者を選ぶことをオススメします。環境省では無許可の業者をつかわないようにと警告をだしています。
環境省:無許可の回収業者を利用しないでください。(外部リンク)
また、悪徳業者に騙されないよう複数の業者に相見積もりをとり、信頼のできる業者を選ぶことが大切です。相見積もりの際は、3社を目安として相見積もりを取りましょう。
相見積もりをとることで、料金の大体の相場を知ることができ、不当な料金を請求している業者を見分けることができます。国民生活センターでも多くの被害報告が入っており、呼びかけをしています。
国民生活センター:廃品回収を依頼したら高額な請求をされた(外部リンク)
まとめ
ソファーの処分は運搬作業を伴うなどするため、一人では難しいことも多いです。粗大ごみ回収やリサイクルショップ、業者を利用するのが一般的でしょう。体力的な負担をかけず迅速にソファを処分したい方は信頼できる業者への依頼がおすすめです。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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