本の処分方法は主に5つで、大量の場合は出張買取や専門業者を利用するのがおすすめです。方法ごとのメリットとデメリットを把握して最適な処分方法を見つけましょう。スッキリとした空間に整えるヒントに本記事をお役立てください。

1.ごみに出し、地方自治体に回収してもらう
もっとも一般的で安価な方法です。本や雑誌はゴミとして自治体の回収にだすことができます。出し方はエリアによって資源ごみの日、古紙回収の日など異なります。
捨て方としては紐でしばって出すなど、方法は各自治体のWebサイトなどで確認しましょう。新聞と同じように本や雑誌など種類ごとに分けてまとめて出すルールが多いようです。
【メリット】
・処分に費用がかからない。
【デメリット】
・本が大量だと体力も、時間も、手間も、かかる。
・回収してくれる曜日が週に1回など決まっているため、タイミングが悪いとすぐに処分することができない。
2.古本屋さんに持ち込む
どうせ処分するなら少しでもお金になる方法を選びたいですよね。もし車があるのであれば近くの古本屋さんに持ち込んでみましょう。
【メリット】
・その場で査定してくれる古本屋さんもあり、簡単に本を買い取ってもらえる。
・大型古本買取店舗では、買取金額はそこまで高くはないが、どのようなジャンルの本でも買取対象なので、融通がきく。
【デメリット】
・数が多すぎる場合や、お店が混んでいる場合は待ち時間が発生する。
3.宅配買取・出張買取
宅配買取
さらに便利なのが宅配での買取サービスです。
これは事前に段ボールで本を梱包して、買取業者に発送して本を買い取ってもらうサービスです。査定結果は一週間ほどでメールで確認でき、査定額に納得がいけば銀行口座に振り込んでもらうことができます。利用条件として10冊以上の書籍を買取に出すなど冊数に決まりがある場合が多くあります。宅配料金は買い取り業者さんが無料で対応してくれるケースが多いです。
しかし、査定額に納得がいかず、返送を希望する場合には返送料がかかってしまう業者さんが多いため、事前に返送料のかからない業者さんをチェックして選ぶことをおすすめします。
【メリット】
・やりとりや手間を省ける。
・自分のペースや予定に合わせることができる。
梱包を自分で行い、集荷の日時も自分で決められるので、好きなときに自分のペースで不要になった本を処分することができます。
・一度にたくさんの書籍を処分できる。
また、業者さんによっては書籍だけでなく、CDやゲームを買い取ってくれることもあります。ほかにも処分したいものがあれば、それらの買取も行っている業者さんを選ぶと手間を省けます。
【デメリット】
・時間や労力を使う。
梱包までは自分で行う場合がほとんどなため、どうしても自分で片付ける作業が必要となります。
・買い取ってもらえず、結局二度手間で本を捨てなければならないこともある。
種類や状態によっては買い取ってくれない業者さんもあります。その場合、ご自身で再度処分をしなければいけないことも。不安な場合は業者さんのホームページなどをあらかじめ確認してみると安心です。
例:教科書・参考書・古書・バーコードのないもの・書き込みのあるもの・付属品のないもの等
・返送を希望する場合、返送料がかかることがある。
査定額に納得がいかず、返送を希望する場合、返送料がかかってしまう業者さんがほとんどです。安心して利用するためには、返送料のかからない業者さんを探すとよいでしょう。
出張買取
宅配買取と似たような方法で、出張買取という方法があります。こちらは、査定員が自宅まで出張にきて、その場で査定をしてくれるサービスです。査定額に納得がいけば、その場で現金化してもらえます。100冊でも200冊でも回収してくれるのが魅力的です。
【メリット】
・重たい本を運ばずに済む。
車などが無かったり、大量の本を運ぶのが難しい方でも査定員が直接自宅まで訪問してくれるため、労力をあまり使わずに不要な本の処分ができます。
・その場で査定をしてくれる。
・即現金化できる。
・宅配買取と同様、一度にたくさんの書籍を処分できる。
【デメリット】
・雑誌などの買取ができない場合がある。
・業者さんが取りに来るタイミングが決まっている。
・冊数が少ない場合は対応してもらえないことが多い。
3冊など、冊数が少ない場合には対応してもらえないことがあります。事前に何冊から対応してもらえるのか確認をしてから、申し込みましょう。
4.ネットオークション・フリマアプリを使う
最も換金率の高い方法です。ヤフオクやメルカリなどのサービスを使って自分が決めた値段で販売することができます。価値のある本であれば数百円から数千円で売ることが可能です。
最近では本に特化したフリマアプリも出てきています。ビジネスマンに人気のビジネス書や、芸能人のお宝写真集などは、高値で取引されています。
【メリット】
・高く売れる。
・自分で値段を設定できる。
【デメリット】
・手間がかかる。
量がある場合は少し手間がかかります。ネットオークションやフリマアプリを利用する際には、売るための商品の説明や商品の品質状態を伝えるために写真撮影等が必要になります。大量の本を売りたい場合には、かなり手間がかかってしまうでしょう。
また、掲載してから購入されるまでに時間がかかります。さらに、1冊ずつ売る場合には1冊ずつ郵送する必要があり、大量の本を売りたい場合にはかなり手間がかかってしまいます。
5.専門業者にまとめて回収を依頼
本以外にも家具家電などの大量の処分品があり、かつ急いで片付けないといけない場合は業者に依頼するのも一つの方法です。特に亡くなった方の遺品整理や施設に入る前の生前整理をする予定のある方は片付け業者を検討してみてください。
【メリット】
・即時対応してくれる。
・本だけでなく家具家電など、不要なものを一気に片付けてくれる。
・自分で重いものを運ばなくて済む。
【デメリット】
・費用がかかる
専門業者さんに依頼をする場合、家具や家電などの買取や部屋の整理などいろいろなことを負担してくれるため、どうしても費用がかかってしまいます。
家具や家電の大きさや多さなどによって料金は異なりますが、だいたい1Kで最低でも一万円前後はかかってしまいます。本の処分のみを希望しているかたにはあまり向きません。
一方で、本以外にも自分では処分できないような大きくて大量の不要な家具や家電もあわせて処分したい場合には、専門業者さんにまとめて依頼することをおすすめします。
まとめ
本の処分にはさまざまな方法があり、状況や冊数に応じて最適な選択をすることが大切です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のペースで整理しましょう。大量の本や不用品をまとめて処分したい場合は、専門の片付け業者に依頼するのも有効な手段です。
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【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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