一家に一台、いや一人一台あるといっても過言ではない自転車。「この自転車どうしよう」というお悩みは、遺品整理や実家の片付けしていると必ず直面するのではないでしょうか。もちろん自分で使っていくことも可能ですが、スペース等の問題で引き取れない方もいらっしゃると思います。
いざ処分するとなると手間がかかる自転車。この記事では必要な手続きである防犯登録の抹消方法と、引取りや廃棄処分の費用、売却方法や買取について紹介します。放置自転車でお悩みの方でも手順を踏んでいけば簡単に理解できます。フロー形式でわかりやすく説明していきます。
防犯登録の抹消
自転車の処分や売却の前に必ず行ってほしいのが、防犯登録の抹消です。
「自転車屋さんに引き取ってもらうから大丈夫」「友だちにあげるから大丈夫」という方もいると思いますが、その自転車が不法投棄や犯罪の道具にされた場合、防犯登録者である貴方が不利益を被るかもしれません。
少しの手間ですので、必ず行うようにしましょう。
防犯登録抹消に必要な書類・持ち物
防犯登録の抹消に必要な書類等は、以下の3つです
・自転車本体
・防犯登録の控えカード
・身分証明書
防犯登録抹消に当たっては特別な書類はほとんど必要ありませんが、書類を失くしてしまっていることはあると思います。
防犯登録の控えカードの紛失した場合は、自転車の保証書や車体番号のわかる領収書を持って行くようにしましょう。必要な書類がない場合には、事前にお住いの都道府県の防犯登録協会に確認するようにしてくださいね。
防犯登録抹消の手順とどこでできるか
防犯登録の抹消は近所で行えることが多いです。
・交番や警察署
・自転車販売店
これらの場所で、必要書類を持っていくことで簡単に手続きが受けられます。街の自転車屋さんでは防犯登録の抹消と引き取りを両方できることも多いので、確認してみてください。
防犯登録抹消の費用
費用は都道府県によってマチマチだというのが現状ですが、おおよそ無料から200円くらいまでになります。
また防犯登録の有効期限は、10年間という自治体が多いです。そのため、10年経過した自転車では防犯登録の抹消が必要ないこともあります。(神奈川県は7年などエリアによって有効期限に違いがあります。)
廃棄・処分の方法や費用
いよいよ自転車の処分です。この項では捨てる場合について解説していきます。
自治体に引き取ってもらう
ほぼすべての自治体で、自転車は粗大ごみとして出すことができます。
例として、東京都千代田区を見てみましょう。
1.粗大ごみ受付センターへ申し込む
2.有料粗大ごみ処理券を、コンビニ等で購入する
3.有料粗大ごみ処理券を貼って、自宅前やマンション指定の場所に出す
この3ステップで回収してもらえます。費用は費用は自治体によって異なり500~600円程度です。
お住まいのエリアによって多少の違いはありますが、大まかな流れは同じです。まずはごみ処理センターや自治体に連絡をしてみてください。
自転車屋さんに引き取ってもらう
街の自転車屋さんでは多くの場合、不要となった自転車の引き取りをしています。
例えば
・サイクルベースあさひ
・セオサイクル
・イオンバイク(新車購入時のみ)
では、無料または有料で引き取りを行っています。大手の自転車販売店以外でも引き取り可能なところは多いので、問い合わせてみましょう。
買い取り・無料で引き取りしてもらう
友人等に譲る
状態の良い自転車であれば、友人や使いたい人に譲ることもできます。その場合には譲渡証明書を用意し、警察に届け出なければいけません。また、新規で防犯登録をするように新しい所有者に徹底しましょう。
リサイクルショップ
同じく自転車の状態が良い場合には、リサイクルショップに買い取りもしくは引き取りをお願いすることもできます。業者によっては出張買い取りや引き取りを行ってくれます。
地域掲示板やネットオークション・フリマアプリ
自転車がスポーツバイクや電動アシスト付き自転車等、比較的高価な場合に使える方法です。
地元掲示板やフリマアプリ、ネットオークション(例:ジモティー・メルカリ・ヤフオクなど)では郵送や直接会って商品の売買をすることができます。サイトやアプリで自転車やと検索すると、他の出品者の費用相場が買取価格がわかりますのでリサーチしてみましょう。
安くて評判のよい片付け業者をさがす方法
自転車の他にも処理したい家具・家電がたくさんある場合は、片付け業者がおすすめです。
自転車だけでなく家具家電やゴミなどもまとめてトラックに運んで回収してくれます。それに、回収した家具の買取やリユースなども行ってくれる業者もあります。
業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
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終わりに
いかがでしたでしょうか。自転車を処分する際には、必ず防犯登録の抹消を忘れないようにしてください。処分や買い取りでは手間がかかりますが、一つ一つはさほど大きな手間ではありません。他の整理と合わせて、少しずつやっていきましょう。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
東証プライム市場上場企業の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。
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