エンディングノートとは、ご自身の人生を振り返り、大切な人への思いを残すためのノートです。本記事では、エンディングノートの活用法や基本的な書き方をご紹介します。なにを書けば良いかわからないという方も必見の内容です。エンディングノートで自分らしい終活の第一歩を踏み出しましょう。

エンディングノートとは?書き方や目的、無料入手方法について

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エンディングノートの目的

エンディングノートとは、これまで自分が歩んできた人生や、親しい人たちへの思いを執筆したノートのことです。エンディングノートがあることで、遺された家族は故人の思いや葬儀に関する希望を知ることができます。

しかし、決して自分の死を見つめるためだけのものではなく自分自身のこれまでを振り返り、新たな気持ちで今後も生きていくための一つのきっかけにもなるものでもあるのです。

法的効果はない

遺言書と異なり法的な効果はありません。したがって相続に関しては遺言書に書くようにしましょう。しかし法的効果がない分、自分の思うように気軽に書くことができます。

エンディングノートの書き方 

エンディングノートには、自分のこれまでを振り返り、これからを見つめるという意味合いがあるので、幅広く様々なことを記入するのがおすすめです。一般的には次のような内容が含まれています。

①自分自身について

  • 生年月日、住所、本籍地などの基本情報
  • 学歴、職歴
  • 家族について、家系図

②これまでの人生について

  • 出生や学生時代それぞれのエピソード
  • 子育てや家族との思い出
  • 人生から得た学び

③大切な人へのメッセージ

  • パートナー、子供や孫、友人への思い、伝えたいこと

④医療、介護について

  • 介護時や病気になったときの希望

⑤葬儀について

  • 宗旨宗派、お墓、戒名の希望
  • 遺影に使ってほしい写真
  • 遺言について
  • 形見分けについて

⑥遺言について

  • 遺言書の保管場所や作成日

⑦連絡先

  • 友人や知人、親しい人の住所や電話番号等

⑧財産について

  • 預貯金口座、所有不動産について
  • ローンや借入金ついて
  • 生命保険やその他保険、年金について

無料のエンディングノートはあるの?

エンディングノートは文房具売り場などで販売されていますが、中にはダウンロード可能なものや無料配布しているものなど、無料で利用できるものもあります。

インターネット上でダウンロードする

インターネット上でダウンロードすれば、印刷をしたあとに手書きすることもできますし、ファイル形式によっては印刷せずにパソコン上で記入することもできます。

ただし製本されていないので、まとめて置かないとバラバラになってしまう、印刷環境がないと不便、という欠点もあります。

ここではダウンロードができるサイトを4つご紹介します。それぞれ作りが異なるので、デザインの気に入ったもの、自分にとって書きやすそうなものを見つけてみましょう。

①「自分史ムービー工房」

自分史ムービー(自分のこれまでの人生をまとめた映像作品)の作成サービスを提供している「自分史ムービー工房」のエンディングノートです。必要な部分だけを選択してダウンロードすることも可能です。

ダウンロードはこちらから

②「日刊葬儀新聞社」

葬儀に関する情報を扱っている日刊葬儀新聞社もエンディングノートを出しています。写真を貼るページもあり、アルバムのようにして使うこともできます。

ダウンロードはこちらから

③「株式会社インターリンク」

葬儀社のホームページ制作会社である株式会社インターリンクが出しているものです。解約して欲しい契約やブログ・SNSのアカウントに関するページもあります。色合いが白黒でシンプルです。

ダウンロードはこちらから

無料配布している冊子タイプを入手する

冊子になっているタイプのもので、無料で入手できるエンディングノートもあります。

①「小さなお葬式」

葬儀社や斎場を紹介・仲介している「小さなお葬式」では、資料請求した方に、パンフレットや希望する地域の葬儀場情報とあわせてエンディングノートを郵送してくれます。資料請求した場合の特典としてついてくる形式になっているので、資料請求が前提となります。

ホームページはこちらから

②市区町村窓口で配布している場合も

地域によっては、市役所等の窓口で入手することもできます。例えば堺市南区や厚木市の場合にはホームページ上で無料ダウンロードできる他、介護福祉課や地域福祉課といった福祉系の窓口でも配布しているそうです。

お住まいの地域で配布していないか、市役所に問い合わせてみるのも一つでしょう。

まとめ

エンディングノートは自分の思いを形にし、残されたご家族の負担を軽減する大切なツールです。近年では、冊子タイプからインターネットでダウンロードできるものまで、さまざまなエンディングノートが登場しています。ノートを通じてご自身の人生を振り返り、想いを残しておきましょう。

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