昨今、社会問題している高齢者の孤独死。しかし若者の間にも孤独死は広がっているようです。また、孤独死は「セルフネグレクト」という言葉とセットで考えられることが多いとも言われています。この記事では若者の孤独死に関連して、若者にも増加しているセルフネグレクトの原因と対策について解説していきます。
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セルフネグレクトとは?
セルフネグレクトとは、直訳すると「自己放任」、つまり自分自身に無関心になる状態を意味します。
セルフネグレクトに陥ると、社会とのつながりを疎かにする傾向が強くなります。結果として日常生活への関心が希薄になり、人間関係を拒絶して刹那(せつな)的な生き方を好むようになるのです。
詳しい統計データや対策チェックリストは下記記事をご覧ください。
セルフネグレクトになると…
セルフネグレクトに陥ると、食事を満足に取らない、部屋を掃除しない、お風呂に入らないなど日常生活全般に対して無関心になります。また、体調を崩して病気になっても、治療することに関心が向かないので受診しようともしません。
そして、最後は孤独死または自死(自殺)してしまうケースが多いと言われています。
若者にもセルフネグレクトが増えている理由
高齢者が孤独死する原因の約8割はセルフネグレクトと言われていますが、近年、若者のセルフネグレクトも増えているようです。それはなぜでしょうか。キーワードとして考えられるのが、「核家族化」「インターネット」「貧困」です。
① 進む核家族化
昔のように大家族の中で育ってくると、家族という小さな社会の中で対人関係を学ぶことができます。ところが、現代のように核家族化が進むとそれが難しく、一般社会の中で対人関係をいきなり学ばされることになります。
ここでうまく人間関係を築けず挫折してしまうと、自己評価が低くなりセルフネグレクトに陥りやすくなってしまうのです。
② ネット上でのコミュニケーション
そのような状況下においては、インターネット上でコミュニケーションを取れるSNSが彼らの居場所となります。しかしSNSという限られたネット空間での人間関係にも失敗してしまうと、さらにセルフネグレクトは深刻化してしまうのです。
③ 直面する貧困問題
若者がセルフネグレクトに陥って行く最大の要因は、なんといっても貧困です。今の日本社会では、最初に就職した会社が低賃金であったり自分に合っていないと感じて退職すると、再就職で正社員になることは至難の業です。というのも、非正規雇用の割合が約4割弱と高い割合で、再就職は非正規で雇用される確率が高くなるからです。
非正規雇用では給与は低水準に止まり、結婚して家庭を築き子どもを作って家族を増やすという昔なら普通に思い描いていた将来がイメージしにくい状況にあります。ですから、不満を持っていても会社を簡単に辞めることができず、低賃金でも我慢して働かざるを得ないという現実に直面することになるのです。
このように、自分の将来に行き詰まりを感じ、夢を描き難い状態で働き続けることになります。人間関係にも疲れ、常にストレスを感じているのが今の多くの若者の現状です。そして気が付かないうちに、セルフネグレクトに陥ってしまうのです。
ゴミ屋敷とセルフネグレクトの関係
仕事や人間関係で悩みセルフネグレクトに陥ると、心身ともに疲労困憊の状態が続くことになります。そして、日常的に処理すべきことが簡単にできなくなり、全てのことが億劫になります。部屋の中が乱雑になり、部屋に溜まったゴミもそのまま放置…ホコリが舞ったり異臭がしたりしてもさほど気にならなくなるのです。
このような状況が継続するとゴミ屋敷に至ってしまうのです。
ゴミ屋敷の片付けは業者依頼がおすすめ
ゴミ屋敷化してしまった部屋を自力で片付けるのは大変なことです。場合によってはネズミや害虫が潜んでいることもあるでしょう。そのようなときは、業者に片付けを依頼するのがおすすめです。短時間でゴミ屋敷をきれいに片付けてくれます。
孤独死とセルフネグレクトの関係
セルフネグレクトに陥ると、自分の住居をゴミ屋敷にしてしまう可能性が高くなります。ゴミ屋敷は、悪臭とゴミで溢れた異常な空間なので、たとえ親族であっても自分以外の人間を立ち入らせたくなくなります。
その結果、他者との関わりが希薄になってしまいます。たとえ体調を崩し病気になり重篤な状態に陥っても、誰にも知られることなくひっそりと孤独死してしまうことになるでしょう。
注意すべき傾向・陥りやすい人の特徴
セルフネグレクトに陥りやすい人には、「プライドが高く自分の殻に閉じこもりがちになる」という性格的な特徴が見られます。日常生活の中で「いつも好きな物ばかり食べる」「入浴や歯磨きを面倒くさがってやらない」「無造作になんでも物を重ねたがる」などの行動を取ると、セルフネグレクトの傾向があると言えます。
対処法
セルフネグレクトを防ぐには、孤独死につながる危険な状態であるということを本人に自覚させることが重要です。そのためには危険な兆候を感じ取った周囲の人間が地域の支援センターなどに支援を要請し、本人にカウンセリング受けさせるなどの対応を取る必要があるでしょう。
終わりに
セルフネグレクトという言葉はまだなじみが薄い言葉ではあります。しかし高齢者ばかりか若者にも広がりつつある孤独死の主要な原因の一つと考えられいますので、きちんとしか認識が必要です。今回の記事を参考に、セルフネグレクトについて理解を深めていただければ幸いです。
【監修者:一般財団法人遺品整理士認定協会】
遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。
遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。
法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。
【執筆者:みんなの遺品整理事務局】
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