ゴミ屋敷のリフォーム可否や費用について網羅的に解説します。ゴミ屋敷をリフォームしたいけれど、何から始めたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

実はゴミ屋敷状態のままだと、依頼を受けてもらえない場合がほとんど。本記事を参考に作業までの流れを把握しましょう。

ゴミ屋敷はリフォームできる?費用や清掃~リフォームの流れとは

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ゴミ屋敷はリフォームできる?

ゴミ屋敷は基本的にリフォームできません。リフォーム業者はゴミの対処ができず、物が散乱しているゴミ屋敷では十分な作業ができないからです。

そのため、まずはゴミ屋敷清掃業者などに片付けをして貰うのが先決。しかし、中にはリフォーム対応ができるゴミ屋敷の片付け業者もいます。

その場合は、片付け〜リフォームを一任できるでしょう。

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リフォームまでの流れ

1.ゴミの撤去

2.清掃

3.消臭・消毒

前述の通り、リフォーム前にゴミの撤去や部屋の清掃を済ませておく必要があります。リフォームまでの具体的な流れを順を追って解説します。

1.ゴミの撤去

初めにゴミの撤去を行います。

ゴミ屋敷には害虫が発生しているケースも考えられるため駆除対策や衛生面の管理も必要になりますが、専門の片付け業者であれば安心です。

また、ゴミ出しは自治体のルールに沿って行います。

2.清掃

ゴミを撤去した後は、清掃作業を行います。ゴミ屋敷の状態から完全に原状回復できるよう、入念な清掃が必要になります。

ゴミ屋敷のレベルによって、ハウスクリーニング業者やゴミ屋敷片付け業者に依頼します。

ゴミ屋敷のレベルについてチェックする

3.消臭・消毒

部屋の清掃が済んだら、消臭を行います。ゴミ屋敷は腐敗臭や生ゴミ、カビの臭いなど様々な悪臭が発生している場合があります。

また、ゴキブリなどの害虫による細菌も見逃せません。

専門の片付け業者に依頼すれば、持ち前の技術や機器で衛生面に最大限配慮しながら消臭、除菌を行ってくれます。

ゴミ屋敷のゴキブリがもたらす弊害とは?

リフォームの判断基準

・外壁、屋根

・壁、床

・キッチン

・浴室

・トイレ

ゴミ屋敷が片付いたらいよいよリフォームです。しかし、実際にどのレベルまで劣化したらリフォームを検討すべきかわからない方も多いのでは。

判断基準を部分別に解説します。

外壁・屋根

外壁や屋根に劣化が見られる場合はリフォームを検討しましょう。ゴミが庭やベランダにもあると、外壁に染みができてしまいます。

染みやひび割れ、塗装の剥離が見られる場合はリフォームを検討しましょう。屋根はコケやカビ、屋根材の剥がれや歪み、割れなどが目安。

放置すると雨漏りの原因にもなるでしょう。

壁・床

壁や床に大きな変形や腐敗が見られたらリフォームが必要です。ゴミ屋敷は、ゴミの重みや腐敗壁や床が変形しやすい傾向にあります。

ゴミを撤去しても、壁や床が傷んでいたら快適に生活できません。万が一、芯材まで腐食が進んでいる場合は大規模なリフォームが必要になります。

また、カビや液体の染みも要注意。壁紙や床を張り替えたり、畳を交換したりするケースもあります。

キッチン

蛇口から適切に水が出るか、シンクやコンロの汚れが取り除けるかなどがキッチンのリフォーム目安。蛇口の劣化や詰まって水が出なければ交換が必要です。

水が流れない場合は、排水管内に汚れが溜まっている可能性があるため、リフォームを検討しましょう。配管工事が必要なケースもあるでしょう。

浴室

浴室もキッチン同様、水が出なかったり排水できなかったりする場合リフォームが必要です。

また、過度な悪臭やカビも目安になるでしょう。日常のお手入れや清掃業者に依頼しても解決しない場合、リフォームが必要になることも。

トイレ

トイレも水の流れをチェックしましょう。便器の水が排水できなかったり、手洗い管から水が出てこなかったりする場合、リフォームが必要になることがあります。

また、トイレ内の壁や床の悪臭・汚れがひどい場合には張替なども必要になります。

費用

・片付け費用

・リフォーム費用

ゴミ屋敷をリフォームする際にかかるのは上記の費用です。それぞれの費用感について解説致しますので、ぜひ参考にしてください。

片付け費用

ゴミ屋敷をの片付けをご自身で行うのは難しいため、基本的には業者への依頼が必須となります。

業者へ片付けを依頼した場合の費用は、ゴミ屋敷の状態、ゴミの量、間取りなどの要素によって左右されます。

細かな費用感に関しては、下記の記事で詳しく解説中なので参考にしてください。

ゴミ屋敷の片付け費用を詳しく見る

リフォーム費用

リフォーム箇所 費用相場
屋根・外壁 80万円~150万円程度
壁紙 4万円~15万円程度
床(6畳) 7万円~30万円程度
キッチン 20万円~150万円程度
浴室 3万円~250万円程度
トイレ 3万円~100万円程度

リフォーム費用の相場を箇所別にまとめました。記載の通り、相場には大きな幅があります。リフォーム箇所の状態や交換の程度は1軒ずつ異なるためです。

ゴミ屋敷からリフォームする場合は、片付け費用なども含めて、一定以上の金額がかかります。

らかじめ全体的な費用を把握して、予算を決めておくことをおすすめします。

まとめ

ゴミの撤去・清掃をした後でないとゴミ屋敷はリフォームできません。リフォーム費用以外にも、片付けの費用が掛かることを念頭に置きましょう。

また、ゴミ屋敷の片付けは費用面を踏まえてもプロに依頼するのが効率的です。「みんなの遺品整理」では、確かな技術と金額面が明朗な優良業者を掲載中。

清掃からリフォームまで一貫して対応してくれる業者も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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【監修者:一般社団法人遺品整理士認定協会】

遺品整理業界の健全化を目的に2011年設立。

遺品整理士養成講座を運営し、認定試験・セミナー・現場研修などを実施している。

法令順守をしている30,000名を超える会員、1,000社を超える法人会員が加盟。法規制を守り、遺品整理業務を真摯に行っている企業の優良認定、消費者保護のための遺品整理サービスガイドラインの制定もおこなっている。

 

【執筆者:みんなの遺品整理事務局】

東証プライム市場上場の株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(ライフルシニア)が運営しています。2017年より業界最大級の遺品整理・実家の片付け業者の比較サイト「みんなの遺品整理」を運営し、全国で累計件数30,000人以上の皆様からご相談・ご依頼をいただいております。

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